July 02, 2005

(速報)ルーサー・ヴァンドロス死去

(速報)ルーサー・ヴァンドロス死去

Luther Vandross Died At 54

繊細。

R&Bシンガーとして、70年代から活躍し、80年代に入り爆発的人気を獲得したルーサー・ヴァンドロスが、2005年7月1日(金)夜(日本時間2日午前)、ニュージャージー州エディソンのジョン・F・ケネディー病院で家族、友人に見守られながら静かに死去した。54歳だった。

ヴァンドロスは、2003年4月16日、マンハッタンの自宅で脳梗塞で倒れ病院に運ばれ緊急手術をし、その後リハビリをしていた。ヴァンドロスが倒れた後、その直前までレコーディングしていた『ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー』がリリースされ、大ヒット。同曲はグラミー賞「ソング・オブ・ジ・イヤー」などを獲得。2004年2月のそのグラミー賞授賞式では、ビデオテープでメッセージを寄せた。

そのメッセージは、弱々しかったが、声はあのルーサー節だった。彼は"Remember, when I say goodbye it's never for long, Because ... I believe in the power of love.(万一、僕がさよならを言っても、覚えておいてくれ。僕は愛の力を信じている)\"という彼の大ヒット「パワー・オブ・ラヴ」の一節を歌った。

声明を発表した医師によると、倒れた後、ルーサーはほとんど回復しなかったという。

ルーサー・ヴァンドロスは1951年4月20日ニューヨークのマンハッタン、ローワー・イーストサイド生まれ。ルーサー・ロンゾーニ・ヴァンドロス・ジュニア。74年、デイヴィッド・ボウイのバックコーラスとして抜擢され、ボウイのアルバム『ヤング・アメリカンズ』(75年3月全米発売)に登場。以後、音楽シーンで徐々に頭角をあらわすようになった。76年、グループ「ルーサー」を結成、アルバム2枚を出しヒットを出すが、レーベルが自然消滅し、81年9月、ソロ・シンガー、ルーサー・ヴァンドロスとして『ネヴァー・トゥ・マッチ』で再出発。以後、出すアルバムをすべてヒットさせ、80年代から90年代を代表するR&Bシンガー、ヴォーカリストとなった。

ルーサーは、それまでの男性R&Bシンガーが、男らしさを強調するスタイルが主流だったのに対し、男性でも弱さがあること、時には女々しいとされることなどを実に繊細に歌に託し、女性ファンからも、また男性ファンからも圧倒的な支持を受けた。また、その瞬間でわかる独特のクラス(品)のある声と歌唱は、多くのルーサー・フォロワーを生み出した。

20年以上の親交があり、現在日本ツアー中のロバータ・フラックは、「彼は持っているものすべてをさらけだして、与えてくれるシンガーです。彼は本当に音楽をするために生まれてきたような人物でした」と述べた。

ルーサーの母、メアリー・ヴァンドロスにとって、ルーサーは4人の子供の末っ子。そして、上3人がすでに他界しており、ルーサーは「最後に残された子供」だった。

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(詳細はまた後ほど)

ENT>OBITUARY>Vandross, Luther/2005.07.01(54)

投稿者 吉岡正晴 : July 2, 2005 03:21 PM
コメント

今朝ルーサーの訃報を知り、動揺のあまり、吉岡先生のBBSに書き込んでしまいました。嘘であってほしかった。もう彼のライブを見ることも叶わないのですね。私はグラミー授賞式を見ていないのですが、\"Remember, when I say goodbye....."のくだりを読んで涙が出てしまいました。続報心待ちにしております。

Posted by: snowdrop : July 2, 2005 09:01 PM