August 25, 2005Kishita Kohshi Live At Duo: Power To The Listener【聴く者に元気を与える木下航志・ライヴ】 第3回。 今年の4月以来の正式なワンマンライヴ。ソウル・サーチン・ダイアリーをお読みの方には、「ソウル・サーチン・トーキング」(6月26日)以来のライヴということになる。フルライヴは、僕は3回目。いやあ、書きたいことはいっぱいあるなあ。どこから行こうか。渋谷デュオ、この日は1階も2階もテーブルを全部はずし、椅子だけ。300近くは入っているのではないか。次回あたりは、このクラスで2デイズできるような気がする。 今回は、前半がカヴァー曲、休憩をはさんで第二部がオリジナル中心となっている。やはり、圧巻は前半。「重大発表があります」って、この日は二度も言った航志くん。MCおもしろすぎ。この親父のりのMCは、誰譲りなんだろう。重大発表1で、歌われたのが、なんと、山下達郎の歌「潮騒(しおさい)」。もちろん、オリジナルも何度も聴いたが、航志ヴァージョンはもちろん初めて。これは、きっと何度かやってるうちに、彼の「もの」にするな。間違いない。 「レイ・チャールズ、昨年お亡くなりになって、映画が出たり、本がでたり。『わが心のジョージア~レイ・チャールズ物語』が出て、大ベストセラーになって・・・多くの方に読んでいただいて・・・。(少し笑) 僕が書いたんじゃないんですけど (笑)」 宣伝、ありがとう、航志くん。(笑) ヴォーカル・テクニックでも、今回はちょこちょこ裏声を使うようになっている。まだまだ音程的にはあまいところがあるが、何度もやるうちに、かなり確固たるものになるだろう。「ジョージア・オン・マイ・マインド」あたりは、ずいぶん歌いこんできているので、前回よりぐっと密度が濃くなっている。 「ユーヴ・ガッタ・ア・フレンド(君の友達)」は、元々キャロル・キングが書いて、ジェームス・テイラーの歌で1971年に全米ナンバー1になった歌である。しかし、キング、テイラーの歌だけを聴いたのでは、こんなにソウルフルに魂が込められた歌にはならない。航志くんが下敷きにしているのは、ソウル・シンガー、故ダニー・ハザウェイのヴァージョンだ。航志くんのファンになられた方は、ぜひ、彼がカヴァーする作品のオリジナルに耳を傾けて欲しいと思う。スティーヴィー・ワンダー、レイ・チャールズ、ダニー・ハザウェイといったアーティストたちだ。 そして、今回のカヴァーの最大の目玉は、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」。「いやあ、それにしても歌詞を覚えるのが本当に大変でした。2番なんてやっと覚えました」と言っていたのがこの曲。そして、曲紹介をした。「それでは、マーヴィン・ゲイで『ホワッツ・ゴーイング・オン』!」 キーボードのイントロが流れ出した。すると、これまたダニー・ハザウェイ・ヴァージョン! いや、確かにマーヴィンの曲ですが。(笑) 航志くんも、これを歌いこめばどんどん深みのある作品にしていくことだろう。 オリジナルの中では、前回ライヴでも、また、「ソウル・サーチン」でも歌った「通り雨」が10月5日、九州限定でシングル発売される、という。ただ、インターネットでの通販はあるので、結局はどこでも買えるということになる。これが重大発表2だった。 「午前4時」という曲は、なかなかソウルフルな感じの曲で、僕にはちょっとボビー・ウーマック風の曲のように思えた。また、やはり、バンドとの曲だけでなく、彼のキーボード単体でのソロがもう少し聴きたい。アンコールの「絆」はベースとドラムスだけになり、次の「竹田の子守唄」は彼ひとりになったが、この他にも彼ひとりのものをセットの途中にいれてもいいだろう。 それにしても、航志くんの名司会ぶりはおもしろい。メンバー紹介で、自分で自分を紹介したり、「疲れてしまいました。年のせいではないと思いますが」とか、かなり笑える。 そして、航志くんは何よりも、キャラが明るいからいい。あの明るさと元気さを見ていると、見ている側もほんとにがんばらなくちゃ、というような感じで元気をもらう。音楽的にどうのこうのというより、彼のあのキャラクター、存在そのものが、聴く者に元気を与えるという点で、すばらしい。 木下くんを初めて見た尾臺順子さん(NHKの『ソウル・ミュージック』のDJ担当)は、かなり興奮、感激した様子。「『サムデイ・ウイル・オール・ビー・フリー』なんか、ほんとすごいですね。天才ですね! ぜひ、年末のライヴ特番に出て欲しいわ」。 アンコール2曲目の「絆」について、木下航志くんは言った。「バラードの王様とも言える典型的な曲です。(笑) これは僕とおかあさんの絆をテーマに作った曲です。みなさんも、人と人との絆を大切にしながら聴いてください」 航志くんのソウルから生まれた曲は、間違いなく人の心を打つ。 ■木下航志くん、『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1MHZ、日曜午後2時~5時)にゲスト生出演 木下航志くんが、来る8月28日、インターFMの日曜午後の定番番組『ソウル・ブレンズ』に生ゲストで出演する。当日は、キーボードをスタジオに持ち込む予定なので、生演奏が聴かれるはず。番組へのおたよりは、marvin@interfm.co.jp 。メッセージ、ライヴの感想などがあれば、メールをお送りください。出演は、2時40分前後から約15分ほどの予定。
2002/10/20 (Sun) 2002/10/21 (Mon) 2002/10/22 (Tue)
木下航志・アンド・ヒズ・フレンズ・ライヴ2005「クリアー・セイリング」 show started 19:06 live started 19:10 --break-- back on stage 20:21 Encore 1. 赤とんぼ show ended 21:28 ■メンバー 木下航志 (ヴォーカル、ピアノ、キーボード) ■木下航志君についてのソウル・サーチン・ダイアリー (木下航志君とは何者かと興味をお持ちの方は、日付順にダイアリーをご覧ください) 2003/12/29 (Mon) 2004/04/30 (Fri) 2004/08/14 (Sat) April 02, 2005 June 27, 2005 June 28, 2005 August 22, 2005 +++++ (2005年8月24日水曜、渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジ=木下航志ライヴ) コメント
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