October 23, 2005

Studying "A Time To Love" Part 2

【『ア・タイム・トゥ・ラヴ』研究・第2弾】

人類愛。

音楽>研究・第2弾。アルバムのオープニングを飾る「イフ・ユア・ラヴ・・・」と対になっている「ア・タイム・トゥ・ラヴ」。この愛は、広い愛、人類愛だ。宗教が違っても人間として相手に対し尊敬の念を持ち、愛をもてれば、戦いは起こらない。いつのまにか9分を越える超大作になっていた。

オープニングで、愛の必要性を訴え、同じくエンディングで同テーマを繰り返す。見事な構成だ。アルバム・タイトルは、『人類愛の時代』とでも表現できるかもしれない。

この曲は「イフ・ユア・ラヴ・・・」ほどの難解さはなかった。しかし、改めて、歌詞の作り方のうまさに驚嘆させられた。we have time から始めそれを効果的に繰り返したり、韻を踏んだり、曲作りのテクニックとしては当たり前なのだろうが、やはりうまいな、と思う。

この曲ではないが、「ポジティヴィティー」などは、まさにラップも同然。しかも、ミニー・リパートンとハーフフルの話も入っていた。訳詞見るまで気づかなかった。

「ア・タイム・トゥ・ラヴ」は、何度も歌詞を読みながらCDを聴いていると、早くこの曲を生で聴きたいという強い欲求にかられた。ライヴをするときは、これが1曲目か、ラストなのか、あるいは、アンコールか。

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【お知らせ】

10月23日(日曜)『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1、午後2時~5時内「山野ミュージックジャム」=午後4時半から)で、スティーヴィーの新作をご紹介します

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【アルバム・ライナーで訂正】

1)ライナーの中で、「可愛いアイシャ」の冒頭の赤ちゃんの声がアイシャのものではないという旨の発言のニュアンスが微妙に違うので訂正します。2004年6月の『オプラ・ウインフレー・ショウ』で初めて明らかになったようなニュアンスの表現がありますが、実際はそれ以前にスティーヴィーが明らかにしていました。よって、次のように直します。「この曲のイントロで聞かれるベイビーの泣き声は長い間アイシャのものと思われていたが、実は違っていたことが同番組の中でも語られた。」(rayさん、ご指摘ありがとうございます)

2)ライナーの中で、アルバムトップの「イフ・ユア・ラヴ・・・」を「アリシア・キーズとの共作」と書きましたが、クレジットにはアリシアの名前はないので、削除します。当初、デュエットの相手候補としてアリシアの名前がでていたものですが、発表されたCDはキム・バレルになりました。

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A Time To Love (Featuring India.Arie)
Music: Stevie Wonder
Lyrics: India.Arie and Stevie Wonder

(I)はインディア・アリーが歌う箇所。

今、僕たちは人種差別主義の時代に生き、
批判主義の風にさらされ、
ありとあらゆる種類の「主義」に囚われる暇はあるのに
いったいいつになったら
この世界に人類愛が満ちあふれる時代が訪れるのだろうか

(I)私たちはさかんに宗教の是非を議論したり、
(I)法律を決めたり、刑務所を作ることを話し合ったり、
(I)いかに富を生み出すか、意見を交換したりすることには
(I)いくらでも時間を費やすが
(I)いったいいつになったら
(I)愛について語りあう時代が訪れるのだろうか

人類の歴史の中で、今こそ、僕たちは選択しなければならない
(I)&(S)人類愛が満ちあふれる道を歩むのか、
あるいは、憎しみの連鎖で(人間が)かたわになっていく道を進むのか

今、僕たちは公害を引き起こし、
混迷の時代に生きている
(それらは)すべて僕たちの幻想のなれの果て
いったいいつになったら
この世界に人類愛が満ちあふれる時代は訪れるのだろうか

今、僕たちは他国を征服したり、石油のために利権争いをして、
憎しみ、暴力、無差別テロを生み出している
いったいいつになったら
(S)&(I)この世界に人類愛が満ちあふれる時代は訪れるのだろうか

(I)今この瞬間こそ、私たちは決断しなければならない
僕たちがこの母なる地球をいかに痛めつけているかを
神様はちゃんと見ているのだ
なんと恥ずかしいことだろうか
若者や老人や貧しい者には充分なお金が行き渡らないのに、

戦争には莫大な資金が投入される
いったいいつになったら
この世界に人類愛が満ちあふれる時代は訪れるのだろうか

(I)私たちは税金を納め、日々の生活費を払い、
(I)時には身分や社会的地位さえもお金で買う
(I)だがもし、今私たちが人類愛について真剣に考える時間を作らなければ、
(I)その痛烈な代償も払うことになるでしょう
(I)&(S)そう、今こそ人類愛が必要な時代

(訳詞・ザ・ソウル・サーチャー)

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A Time To Love (Featuring India.Arie)
Music: Stevie Wonder
Lyrics: India.Arie and Stevie Wonder

We have time for racism
We have time for criticism
Held bondage by our ism's
When will there be a time to love

We make time to debate religion
For passing bills and building prisons
For building fortunes and passing judgment
When will there be a time to love

At this point in history we have a choice to make
To either walk the path of love or be crippled by our hate

We have time to cause pollution
We have time to cause confusion
All wrapped up in our own illusions
When will there be a time to love

We have time to conquer nations
Time for oil excavation
Hatred, violence and terrorism
When will there be a time to love

At this moment in time we have a choice to make
Father God is watching while we cause mother earth so much pain
It's such a shame

Not enough money for
The young, the old and the poor
But for war there is always more
When will there be a time to love

We make time for paying taxes
For paying bills and buying status
But we will pay the consequences
If we don't make the time to love
Now's the time to pay attention
Yes now is a time to love

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ENT>MUSIC>ARTIST>Wonder, Stevie
ENT>MUSIC>SONG>A Time To Love

投稿者 吉岡正晴 : October 23, 2005 05:09 AM
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