November 04, 2005

Eye To Eye Contact With Stevie

【通訳中は、スティーヴィーは手持ち無沙汰】

目線。

今回の記者会見は、通常どおり、質問は日本語で行い、通訳が英語に直し、スティーヴィーの答えを通訳が日本語に直すという手順で行われた。海外のアーティストの場合、通訳が日本語を話している間、手持ち無沙汰となる。

僕はステージに向かってセンターよりやや左に座って、彼らを見ていたが、アイーシャとスティーヴィーは時々、耳元で何かを話したりしているのが見える。実際にアイーシャを見るのは初めてだったが、実にかわいらしい。一時期はそれほどではなかったが、最近はかなり一緒にいることが多いという。

火曜日(1日)に行われた『ミュージック・フェア』の収録では、予定時間を大幅に越え、収録が終了したのは、夜中の12時くらいだったという。途中で曲を変えたり、また、変えた曲のトラックのアレンジを変えたりしたために、予想以上に時間がかかったそうだ。すでに録音してあるトラックのアレンジを変えるなど、完璧主義者スティーヴィーならではだ。

ここでは、結局「ポジティヴィティー」と「ソー・ホワット・ザ・ファス」をメドレーにして、さらに、「心の愛(アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー)」、「フロム・ザ・ボトム・オブ・マイ・ハート」を歌った、という。今回は5人ほどバンドが帯同している。

さて、今回は質問できる人が抽選で選ばれるということで、しかも15人まで。さらに、時間がなくなれば、たとえば、7番目か8番目で終るかもしれない、という制限だ。残念ながら、僕が会見場に着いた時には抽選は終っていて、僕は質問できない。

ちょうどインターネットデレビ「ギャオ」の取材で来ていた西任さんが、ラッキーなのかアンラッキーなのか14番目を引いていた。で、一緒に質問を考えてくれというので、考えた。というより、それ以前に14番目まで回ってくるか、かなり可能性が低いように思えたのだが。

スティーヴィーが来るまでたっぷり時間があったので、喧喧諤諤になったのだが、今回のテーマが「愛」なので、「愛に関する質問はどうか」ということになった。スティーヴィーは、今の時代にこそ、愛が必要だという。また、愛は永遠だ、君をずっと愛しつづけるというようなラヴソングもある。だが、実生活では最初の妻シリータとは離婚し、次のガールフレンドとも別れ、事実上「永遠」ではない。その彼に、「あなたは、愛は永遠だと歌っています。でも、実際はあなたの愛は永遠ではありません。本当に愛は永遠なのでしょうか」と質問したら、どうだろう、ということになった。これはけっこうおもしろい質問ではないだろうか。

そうして、質疑応答が始まったが5番目で一旦終りそうになり、あと3問ということで、結局14番目はとうてい届かないことになった。

さて、4番目の質問の答えを通訳が訳しているときのことだった。スティーヴィーはいつものように手持ち無沙汰だったのだが、ふと気づくとずっとこっちの方を見ていた。しっかりとこちらを見据え、僕の方を見ていたのだ。よく人から目を凝視されると、自分の目をそらす人がいるが、僕はじっくり相手に見られたら、目線をはずさずに見返すというか、視線を返すタイプ。だからここは、目をそらしてはいけない、と直感した。「ずっとスティーヴィー、こっち見てるよ」というと「ほんとだ」と西任さん。サングラス越しにずっと僕を見つづけるスティーヴィーをしばし僕も見つづけた。10秒以上あったような気がする。けっこう長かったような。今回の記者会見の最大の収穫であり、もっとも嬉しかったこと、それは、スティーヴィーと目があったことだ! 

ENT>MUSIC>ARTIST>Wonder, Stevie

投稿者 吉岡正晴 : November 4, 2005 03:42 AM
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