April 25, 2006

Atlantic Starr Live; They Always Play "Always" As Encore

【アンコールはいつも「オールウェイズ」】

いつも。

音楽アトランティック・スターを初めて見たのは85年8月、横田基地の飛行機格納庫だった。音がワンワン響いて、劣悪な状況だったことを覚えている。その後87年12月、横浜にできた「ベイサイド・クラブ」の柿落としでやってきた。この時は、「シークレット・ラヴァーズ」をデイヴィッド・ルイスとバーバラ・ウェザースがワイングラスの置かれている小さなテーブルを挟んでなかよく歌ったのが印象的だった。これはよかった。

さて、その後も何度か来て、最近だと恵比寿のガーデン・ホールで見たのが最後か。2003年9月に大阪ブルーノートに来日していた記録があったが、その後はあまり記憶なし。自分のライヴ評を探してみたが、とりあえずないので、2002年の6月より前の来日かなともおもってみたりして。(確信はありません) 98年8月の東京来日があった。ま、何度も来てるということで、来日履歴、だから何。(笑) 

全体的には比較的スローからスロー・ミディアム系でまとめたライヴ構成だ。大人が座って聴くライヴという印象。おもしろかったのは、中盤の「フォール・イン・ラヴ」(比較的新しい作品、99年)から「ラヴ・クレイジー」「アム・アイ・ドリーミング」「シークレット・ラヴァーズ」「センド・フォー・ミー」まで、ちょっとばかりストーリー性をもった展開にしていたこと。つまり、「愛に落ちて、その愛に狂って、でも、これって夢? と迷ったりして。で、じつは二人はシークレット・ラヴァーズだった。そして、別れるなんて耐えられない(センド・フォー・ミーの歌詞)」といった流れになっている。

ここまでラヴソングで徹底されると、やはりこのライヴはカップル向けなのかなあと思う。バンド編成は、ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、ヴォーカル3人、これにスペシャル・ゲストでサックスのコリン・ダニエルズという以前グループに参加していたという人物がいた。僕は個人的には「スタンド・アップ」「レッツ・ロックン・ロール」とか「フリーク・ア・リスティック」なども聴きたかったが。

この日は松尾潔夫妻と一緒にライヴを見たのだが、松尾さん、かなりアトランティック・スターが好きらしく、ほとんどの曲、イントロ・ドンで曲名を言う。「サム・ディーズの曲とか好きでねえ」と松尾さん。サム・ディーズはヴェテランのソングライターで、実にいい曲を書く人。有名どころでは、ロリータ・ハロウェイの「クライ・トゥ・ミー」、また、本人名義の素晴らしいアルバム『ショウ・マスト・ゴー・オン』もある。ロリータのほか、グラディスなど多数のソウル・シンガーが彼の作品を選んでいる。アトランティック・スターの場合、「アム・アイ・ドリーミング」のほか、「センド・フォー・ミー」も彼の作品。

「サム・ディーズは面識はあるの? 彼の曲、何か日本人シンガーに書いてもらえば」 「そうですねえ、でも面識はないですねえ」 「じゃあ、彼ら(アトランティック・スター)はけっこうディーズの曲をレコーディングしてるから、ウェイン・ルイスあたりに電話番号、聞けばいいんじゃない?」

松尾氏、耳元で語る。「アトランティック・スター、ミッドナイト・スター、そして、スターポイント。ま、これがソウル界3大スター・グループです」 この日のライヴがスローが多いですねえ、という僕の言葉に「結局、どうやって『オールウェイズ』に着地するかってことなんでしょうね」との分析。そして、アンコールにまんま「オールウェイズ」。ひょっとして、お客さんの中でもほとんどの人はこの「オールウェイズ」しか知らなかったかもしれない。それにしても、彼らのアンコールはいつでも(always)、「オールウェイズ」なのかな。「オールウェイズ」、87年3月からの大ヒット。ブラックチャート、ポップチャートともにナンバーワン。

ちなみに、アトランティック・スターの女性リード・シンガーはちょくちょく変わる。調べてみると順にシャロン・ブライアント(84年まで)、2代目バーバラ・ウェザース(89年まで)、ポーシャ・マーティン、レイチェル・オリヴァー、アイシャ・タナー、そして、現在は6代目メリサ・ピアースとなる。だから何? (笑) 

+++

渋谷のソウルバー、バー・ルームの樫井さんがアトランティック・スターのライヴに行った時のことを書いています
http://ameblo.jp/bar-room/day-20060424.html


■アトランティック・スター メンバー
Jonathan Lewis(key,vo),Wayne Lewis(key,vo),L'john Epps(vo),Melessa Pierce(vo),Derek Churn(key),Adrian Boston(g),Shawn Wynn(b),Daniel Atherton(ds)

Setlist
show started 21:39
01. Silver Shadows
02. When Love Calls
03. If Your Heart Isn't In It
04. Touch A Four Leaf Clover
05. Masterpiece
06. I've Fall In Love
07. Love Crazy
08. Am I Dreaming?
09. Secret Lovers
10. Send For Me
11. Circles
Enc. (Piano Jam) -- Always
show ended 23:01

(2006年 4月24日月曜、丸の内コットンクラブ=アトランティック・スター・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Atlantic Starr
2006-83

投稿者 吉岡正晴 : April 25, 2006 05:31 AM
コメント