September 21, 2006

Madonna Confessions Tour: Have You Confessed?

(ネタばれになります。これからご覧になる方はご注意ください)

【マドンナ・コンフェッション・ツアー・ライヴ】

大規模。

コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア~ジャパン・ツアー・スペシャル・エディション(DVD付)マドンナの87年3月、90年4月、93年12月以来約13年ぶりの4度目の来日ツアー。今年の5月、ロスを皮切りにスタートしているもので、世界を回る。ステージの規模など、超大掛かりで、ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー級のステージだ。

オープニングでは、宙から降りてくるミラー・ボールの中からマドンナが登場。なかなかの演出だ。全体的には最新作『コンフェッションズ』からの作品が多く歌われるが、若干の新旧の大ヒットも披露。

僕は個人的には、90年代以降のマドンナの打ち込み系の無機質なパーティー・ミュージック風のものへの関心が薄いので、そのあたりにはなかなかはいりこめない。これだけ正確なビートのものだと、生身のバンドはいらないで、トラックでも充分だろうと思ってしまう。

とはいうものの、ほぼ全曲になんらかのビデオ映像がついて、楽曲とシンクロし、歌を見せるあたりはたいしたもの。また、さまざまなトリックやダンスなどが、仕込まれていて、けっこう楽しめる。ダンサーたちは、ダンサーである以前に優れたアスリートのようだ。まるで『筋肉番付』でも見ているかのような錯覚に陥る。

「リヴ・トゥ・テル」では、バックにものすごい勢いで数字が増えていく映像が映し出されるが、これが1200万のところでぴたりと止まる。アフリカでエイズに犯されている人間の数だと説明が入る。また、2000万人の子供たちが親がいない、そういう人たちにあなたたちの愛の手を、というメッセージをなげかける。

マドンナは別に歌がうまいとか、踊りがうまいということで売ってきているわけではない。彼女が優れているところは、全体的なプロデュース能力だ。ちょうど流行の半歩くらい先のものをうまくつかまえ、自分なりにアレンジし、提供しそれを大ヒットさせる。そして、ステージでもいかにエンタテインメントに徹することができるかを考え抜く。

後半「ミュージック」あたりからのたたみかけるようなディスコ・セクションは観客も熱狂。それにしても、82年のデビューから20年以上にわたって第一線で活躍しているマドンナはすごい。まさに継続は力なり。ただ、1万4000円、5万円のチケットはちょっと高すぎる。1万円くらいが妥当な線のような気がする。

■Set List

show started 19:56
01. Future Lovers
02. I Feel Love (Donna Summer)
03. Get Together
04. Like A Virgin
05. Jump

06. Live To Tell
07. Forbidden Love
08. Isaac
09. Sorry
10. Like It Or Not

11. I Love New York
12. Ray Of Light
13. Let It Will Be
14. Drowned World/Substitute For Love
15. Paradise(not for me)

16. Music
17. Erotica
18. La Isla Bonita
19. Lucky Star
20. Hung Up
show ended 21:53

(2006年9月20日水曜、東京ドーム=マドンナ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Madonna
2006-176

投稿者 吉岡正晴 : September 21, 2006 03:59 AM
コメント