October 20, 2006Gats Live; Soulful Wonderer Gats【全国をギター1本で回る流離のソウル・シンガー、ガッツ】 流離(さすらい)。 「ソウル・サーチン」でもおなじみのシンガー、ガッツが全国ツアーを開始。その第2日目を目黒ブルースアレーで見た。なんと今回のツアーは10月17日の仙台を皮切りに、12月28日、29日の横浜モーションブルー2デイズまで、約3ヶ月にわたって計34本! すごい本数のライヴだ。これを全部自分でブッキングしたという。この他に何本かイヴェント出演などもあるという。(ツアー予定などは、ガッツのホームページを参照) 全国ツアーの多くは、基本的にはひとりアコースティック・ライヴだが、この日のブルースアレーはドラムス、キーボード、ベースとガッツという4人組バンド。 前半がカヴァー多め、後半がオリジナル中心のライヴだった。この日、彼の歌うカーティス・メイフィールドの名曲の数々(「メイキングス・オブ・ユー」、「ピープル・ゲット・レディー」、「トリッピン・アウト」)を聴いていると、次の「ソウル・サーチン:ザ・セッション第二回」は、カーティスかなあ、などと心が傾く。 ガッツは何より声がよく、歌もうまいので、しっかりしたバンドとともにライヴがそつなく進行する。今回初めて聴いた作品では、ブラッド・スゥエット&ティアーズの「スピニング・ホイール」のアレンジが実にかっこよくてよかった。また、「トリッピン・アウト」の途中では、「アーニー・アイズレー風ギターをやってみたいと思います」と言ってギター・ソロを聴かせた。「ソウル・サーチン」、次回アイズレーも候補なんだよなあ・・・。(笑) 一緒に見ていた岡”アフロヘアー”伸昭さんが、「これって、ソウル・サーチンへの挑戦状じゃあないんですかあ?(笑)」ともらした。ははは。 日本語のオリジナル楽曲も、かなりこなれており、ライヴで何度か聴いているうちに覚えてしまう。全国各地に行く時、1曲なにか決めて、ガッツ、有線放送も周るといいよ。 最後のアンコールは、ガッツとも旧知の鈴木桃子さん、また、ダンスマンのいとこ(実はダンスマンが素顔で登場!)らが登場して、スティーヴィーの「スーパースティション」を歌った。 ところでガッツは、この30本以上のライヴをすべて自分の車で運転して移動する。宿が取れないときには、車の中でも寝られるようになっているという。また、全国各地のライヴハウスに行くと、何人か同じようなライヴハウス・ツアーをしているミュージシャンの名前を見かけるようになる。あちこちの店で、よく見る名前を覚えていくわけだ。そんな放浪のミュージシャンたちと基本的にはなかなか会えないが、たまに会うと「あちこちでてるねえ」とお互い、旧知の仲のように思えてくるという。 また、あちこちで歌うと必ずその土地その土地に何人かガッツの音楽をものすごく気に入ってくれるミュージシャンやファンがいて、そうした人たちのネットワークから、次はこっちへ来て歌ってくれ、などと声がかかるそうだ。ガッツの音楽なら、一歩一歩ゆっくりでいいので、ちゃんと人に聴かせれば、聴く人は確実に増えていくはず。 ギター1本で全国を周るガッツは、まさに流離(さすらい)のソウル・シンガーだ。現代版ソウル寅さんなんてイメージもおもしろいかもしれない。(笑) ++++ ガッツのライヴは都内で近いところでは10月27日(金)表参道・音楽室で、鈴木桃子&ガッツ&ゲイリー・スコットがあります。 また、ガッツは来る11月4日(土)NHK-FM『ソウル・ミュージック・ライヴ』(放送は午後6時から午後10時まで)に出演します。この日は他にカリフラワーズ、ガッツとともに有坂美香、ズーコ、村上てつやなども出演する予定。 ■ガッツ関連記事 2003/06/27 (Fri) 2004/11/18 (Thu) 2004/11/24 (Wed) 2005/03/04 (Fri) July 12, 2005 『車窓を奏でるメロディー』(3) July 12, 2005 March 16, 2006 July 03, 2006 ■メンバー GATS(Vo/G) 坂本竜太(B) PENNY-K(Key) 杉山賢一郎(Ds)
1st set 2nd set (2006年10月19日木曜、目黒ブルースアレー=ガッツ・ライヴ) コメント
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