November 08, 2006

Linda Creed: Great Lyricist

【フィリーサウンドの偉大な作詞家リンダ・クリード】

乳がん。

Round 2スタイリスティックスの初期のアルバムのライナーノーツを頼まれ、いろいろ調べたりして書いている。今回書くのは2作目の『ラウンド2』(1972年)と3作目『ロッキン・ロール・ベイビー』(1973年)。1枚目のライナーも書いているし、またスタイリスティックスについては他の雑誌や来日時のプログラムなどにもかなりまとまったものを書いているので、今回はちょっと今まで書いたことがないネタを掘り起してみた。

Rockin' Roll Babyそこで、これらのアルバムをプロデュースしたトム・ベルの作詞パートナー、リンダ・クリードにちょっとスポットを当ててみた。リンダは、1986年4月、わずか37歳で亡くなっている。なんとミニー・リパートン同様乳がんだった。26歳くらいで最初に発見され、それから約10年以上闘病生活を送った。

彼女は1948年生まれ。1972年に結婚。その時の喜びを歌に託して出来上がったのが、あの名曲「誓い(ユー・メイク・ミー・フィール・ブラン・ニュー)」だったそうだ。

そして、1976年、彼女はマイケル・マッサーから頼まれて詞を書く。それが「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」となってジョージ・ベンソンが歌い1977年にヒットする。それから7年後1984年、この曲は新人シンガーによって録音される。そう、ホイットニー・ヒューストンだ。アルバムが1985年2月に発売され、シングルが徐々にヒット。この「グレイテスト・・・」は1986年3月になってやっとシングルカットされチャートを駆け上った。

しかし、大ヒットし始めた矢先の1986年4月10日、リンダは乳がんのために他界。彼女はホイットニーのヴァージョンが全米ナンバーワンに輝くところを見ることなく天国へ行ってしまった。

この曲はマイケル・マッサーにとってもソウル・サーチンの作品だったが、リンダにとっても生涯の1曲となった。

■過去関連記事 


スタイリスティックスのライナーノーツ 『スタイリスティックス登場』
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/linernotes/stylistics20011024.html

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投稿者 吉岡正晴 : November 8, 2006 06:55 AM
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