November 19, 2006

Sam Moore Talks: I Am Proud Of You, I Love You

【サム・ムーアかく語りき】 

誇り。

前日(11月17日)のサム・ムーアの最終日ライヴの余韻も残る午後、ゴスペラーズの『ソウル・コネクション』へのサムのゲスト出演が急遽決まり、録音を行った。ゴスペラーズは昨日に引き続き、全員集合。スタジオにはメンバー5人、サム本人、通訳の方、そして僕が入り、大変な熱気に。(この模様は、即日=11月18日土曜=に生放送内でオンエアした)

番組で使える時間は約12分程度だが、なんとサムは昔ながらの友達に会うのを懐かしむように、40分を超える収録となった。その後には、東京FMの生放送(スペイン坂で行われる番組)への出演が控えていて、かなりあわただしかった。

サムは、こんどの新作『オーヴァーナイト・センセーショナル』をレコーディングするにあたり、ゴスペラーズとのコラボレーションも考えていたという。いきなり、収録前の雑談では「バックストリート・ボーイズの曲をやろうかと思っているんだが、君たち一緒にどうだい」みたいな話まで飛び出した。さらに、「実はな、僕のバックバンドのメンバーが君たちのことをずいぶんと気に入って、君たちのバックをやりたいとか言ってるんだよ(笑)」 

サムは、こんどの新作が始まった経緯、最近のアメリカの音楽業界の状況、日本での反応、声量の秘密、シンガーとしての心構え、若いミュージシャンとの交流について、など縦横無尽に語った。

後半で村上さんが、かつてサムからもらった言葉、「ソウルとは、汗と涙と叫びだと言われたこと、さらに『マイ・ニュー・ベスト・フレンド』とサインを書かれたこと」を胸に秘め、ずっと今日までやってこれましたというと、サムも「よく覚えておいてくれたな」と感激。「その音楽がソウルであれ、カントリーであれ、ジャズであれ、心を込めてお客に対して歌えば、お客も感じる。最近では大規模な仕掛けいっぱいのショー(プロダクション=作品)も多いが、別にそれはそれでもかまわないが、お客さんをそのショーに参加させないとだめなんだ。仕掛けもいいが、なによりもそのショーで大事なのはお客さんなんだよ」と語った。

ゴスペラーズのメンバーがサムに会ったときは、まだゴスペラーズはブレイクしておらず、スターにはなっていなかった。しかし、その後ヒットし、名前が知られるようになった。サムはそんな彼らの成功を大変喜んでいるようにみえた。

そして最後に彼はこう言った。「I'm proud of you(僕は君たちを誇りに思うよ) 君たちをファミリーと呼んでいいかな」 「もちろん」 そしてメンバーから拍手・・・。

大急ぎで記念写真を撮影し、サムご一行は、急ぎ足で次の生放送の現場に向かった。後片付けをして家に戻る車中で、今そこにいたばかりのサム・ムーアの声がFMから流れてきた。

ENT>MUSIC>ARTIST>Moore, Sam

投稿者 吉岡正晴 : November 19, 2006 02:04 AM
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