June 26, 2007

Midnight Star: It's Funky Midas Touch

【ミッドナイト・スター:彼らが触れるものすべてがファンクに】

宣言。

ケンタッキー州出身の大型シンセ・ファンク・グループ、ミッドナイト・スターの十数年ぶりの来日。初来日が1987年12月渋谷のライヴイン、その後、MZA有明に2回(1988年12月と1989年2月)、そして、横浜ベイサイド・クラブに1991年ごろに来ている。(ベイサイドの正確な来日年月は要確認) ベイサイド以来ということで約15-6年ぶり5回目の来日になる。

さて今回の来日は紅一点ベリンダ・リップスコム、ボー・ワトソン、ボビー・ラヴレイス、ビル・シモンズ、ケネス・ギャン、メルヴィン・ジェントリーの6人。いずれも1976年に結成されたときのほぼオリジナル・メンバー。キャロウェイ兄弟がグループを脱退したりと若干の入れ替わりはあるが、基本的には来日したメンバーは30年来のオリジナルということで、これはこれですごい。

ドラムス、ギター、ベース(キーボード・ベースも)、キーボード、ヴォーカル2人という編成。主たるヴォーカルは、ベリンダとボーがとる。全体的には、いわゆる「シンセ・ファンク」をそのまま生でやるので、実にのりがいい。コットンに来ている70年代から80年代にかけて活躍したファンク系バンドはみな期待を裏切らないが、彼らも十分盛り上げてくれた。

黒いマントのようなもので体全体を隠しステージに登場、音とともにマントを広げるとボー、ベリンダ、メルヴィンの3人が姿を現す。この瞬間一挙にファンク・ショーが始まる。

演奏し、かなりの曲に振り付けをし、客を巻き込み、徹底したエンタテインメントに仕上げている。「フリーク・ア・ゾイド」あたりのロボットダンスや体を震わすシェークなども実に楽しい。基本はアップテンポのヒット曲だが、スローでもクラシックとなっている「スロー・ジャム」は14分近くの熱唱でひときわ会場を熱くした。

ドラムスの音がどこまでがリアルな音なのか、プログラムされた音なのかときどきわからなくなるが、その他の音とともにグルーヴ感があるので、まったく問題ない。キーボードでプレイするシンセ・ベースの音がなんとも気持ちがいい。

アーティスト写真はみな髪の毛がふさふさだが、来日6人中3人までが、かっこいいスキンヘッドになっているあたりに、30年の歴史を感じさせる。キーボード・シンセサイザーと肩にかけるシンセ・ベースさらに通常のエレキ・ベースをプレイするケネス・ギャントが時折見せる大きく目を見開くギョロ目がものすごく印象的であった。

彼らが演奏すると、何でもファンクに様変わり。ファンクのマイダス・タッチだ。

ライヴ後、メンバー全員が着替えて戻り、ファン・サーヴィス。サインをしたりおしゃべりしたり。僕自身も過去2度ほどインタヴューしていたが、みんな仲がよさそうで、気のいい連中という印象は十数年経ってもまったく変わらなかった。ライナーもけっこう書いている。「次の来日までに15年の歳月がかかることはありません」と彼らはステージで宣言した。

■メンバー

ミッドナイト・スター
Belinda Lipscomb(vo), Bo Watson(vo,key), Melvin Gentry(vo,g), Bill Simmons(key), Kenneth Gant(b), Bobby Lovelace(ds)

■Setlist : Midnight Star @ Cotton Club, June 25, 2007
セットリスト ミッドナイト・スター コットンクラブ 2007年6月25日(月)

show started 21:34
01. Electricity
02. Headlines
03. Feels So Good
04. Wet My Whistle
05. Midas Touch
06. Operator
07. Caught Up In The Moment
08. Night Rider
09. Don't Rock The Boat
10. Curious
11. Slow Jam
12. Freak-A-Zoid
Enc No Parking (On The Dance Floor)
show ended 22:51

(2007年6月25日月曜、丸の内コットンクラブ=ミッドナイト・スター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Midnight Star
2007-85

投稿者 吉岡正晴 : June 26, 2007 02:45 AM
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