November 08, 2007Maru First Full Show At Blues Alley: With Surprise Guest【マル、ブルース・アレー・デビュー】 堂々。 これまで『ソウル・サーチン』などのゲストで目黒ブルース・アレーのステージには何度か立っているR&Bシンガー、マルが初めて同地で単独でライヴを敢行した。バンドはこのところすっかり固まってきているメンバー、そして、若干の新曲を加えマルの小気味よいステージ・パフォーマンスが繰り広げられた。観客は6-4くらいで女性が多い感じ。マルによれば「6.5対3.5くらいじゃないですか」とのこと。 安定感もあり、堂々とした歌いっぷり。ステージ裁き。ファーストで圧巻だったのは、バックコーラスの長谷川雅洋(はせがわ・まさひろ)くんとのデュエットで歌ったスティーヴィー作品「ノックス・ミー・オフ・マイ・フィート」。前回は彼女がひとりで歌い、ずいぶんと彼女にあっているという印象だったが、雅洋くんの声が、超ユニーク、ソウルフルで、実にいい出来だった。それにしても、この声は『声だけで顔になる』、相当すごい個性がある。前にも思ったが、バックシンガーとしては目立ちすぎるほどだ。22歳の現在大学生。 彼はセカンドの「カム・インサイド」でも歌を披露。どこかそのソウルフルな歌声がアンソニー・ハミルトンを彷彿とさせた。マルのお得意のマリーナ・ショウの2曲は、もうこれは毎回、笑いもとれるトークと抜群の歌で、すっかり自分のものにしている。メロディーをつけたMCは、ますます磨きがかかっている。また、今回初めて披露されたアース・ウインド&ファイアーの「シャイニング・スター」はどこかシャカ・カーンを思わせるアレンジでひじょうにマルにあっていた。シャカっぽいな、と思ったら春先に出た『アース・ウインド&ファイアー・トリビュート』のCDでのシャカのヴァージョンを元にしていた。今までありそうでなかったが、この1970年代ファンク風もマルにはかなりあっている。 マルは『日本のジル・スコット』とよく表現されるが、こういう曲を聴いていると『日本のシャカ・カーン』と言ってもいいかもしれないとも思う。マルはジャズもソウルもファンクもシャウト系コテコテも歌うしね。 「オーディナリー・ピープル」もいい表現力で、ジョン・レジェンドとは違う味わいを出す。うまい。そして、観客にtake it slow, babyを何度も歌わせる。観客も覚える。 そして、彼らが一旦ステージを去ると、観客の中からどこからともなくそのメロディー(take it slow, baby)のところが、「アンコール、アンコール、ベイビー」となって歌われ始めた。いやあ、びっくり。 さて本日のサプライズ。アンコールになってシークレット・ゲストがいるとマルが発表。なんと、マルがこの秋ソロ・ライヴでバックをつけたゴスペラーズの黒沢薫さんが、サプライズで登場。2007年7月1日の『ソウル・サーチン~ルーサー・ヴァンドロス』の回で黒沢さんとマルがデュエットした「ソー・アメージング」を歌うではないか。2人のデュエットは、スティーヴィーとビヨンセのヴァージョンを元にしているが、デュエット得意の黒沢さんとマルのコンビネーションはいい感じだ。さすがに黒沢さんはまずはトークで客をつかみ、そして歌で観客の心をぐっとわしづかみにした。曲最後のところでは、観客に『小さな声でマ~~~ル』(マ~~ル) 『今度は大きな声でマ~~ル』(マ~~ル!)と歌わせ、見事にコール・アンド・レスポンスを成立させた。しかも、これがリハもなし、その場で突発的にやったというのだから恐れ入る。 実は黒沢さんとセカンドを一緒に見ていたのだが、彼もバックコーラスの雅洋くんが気になったようで、「あれは、誰、何者?」とさかんに興味を持っていた。ということで、ライヴ後黒沢さんに雅洋くんを紹介し、今回は彼とゆっくり話をした。 マルは結局、ファーストとセカンドをあわせると2時間以上歌ったことになり、客席もほぼいっぱいになり、彼らを満足させ、十分第二回ができそうだ。歌うマルのほうも、観客との距離感が近すぎることもなく、でも、ちょうど近くて、またPAの音響もよくひじょうに歌いやすいということで、このブルース・アレーの会場を大変気に入った、という。マル、堂々のブルース・アレー、デビューだ。 ■マル過去関連記事 September 13, 2007 May 15, 2007 ■MARU バンドメンバー 林田“pochi”裕一(key) ■マル・オフィシャル・ページ ■セットリスト First Set Second set (2007年11月7日水曜、目黒ブルース・アレー=マルmaruライヴ) コメント
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