November 10, 2007Philip Woo With Maxyan: Philip Dedicates Show To His Father【フィリップとマクサンのライヴ】 適材適所。 東京一ファンキーなキーボードプレイヤー、フィリップ・ウーがいつものバンドでおよそ2ヶ月ぶりにブルース・アレーに登場。ジェイ・スティックス(ドラムス)、クリフ・アーチャー(ベース)、ハンク西山(ギター)、そして、フィリップのキーボード。これに、ゲストで小林香織ちゃんがサックス、もうひとりキーボードでガクシくんという若手が参加。フィーチャード・ゲスト・シンガーがマクサン・ルイス。 マクサンは比較的長い時間のライヴをするのはかなり久しぶりということで、若干最初は固めだったが徐々に暖まった感はあった。フィリップが言うように、彼のライヴは「常にジャム・セッション。時間と予算があれば、何度もリハーサルができるが、それがない中、ぎりぎりでやらなければならないので、ある意味で完全なライヴ・ショーというよりジャム・セッションという感じになってしまうんだ」というもの。 そういうわけで各セット冒頭の2曲は彼の好きなアーティストのインストゥルメンタル曲を配置する。バンドは本当にタイトでかっこいい。しかし、1曲が若干長すぎる嫌いはある。2曲でだいたい30分近い。 ファースト3曲目でマクサン登場。いきなりアン・ピーブルスの作品を。彼女にはこういう南部ソウル系、あるいはオールド・スクール系のものがあっている。またここから入ったキーボード奏者のガクシ(藤川学史)くんは初めて見たが、体でパフォームする実にファンキーなキーボード奏者で一目見てとても気に入った。帽子をかぶって、一見ラッパーのようないでたちで、頭を思い切り振りながらキーボードでリズムを刻む。ソウル系にはもってこいのキーボード奏者だ。 マクサンが歌った中で圧巻だったのは、セカンドセット5曲目の「アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー・トゥー・ロング」。フィリップは「この曲は、僕には涙が思い浮かぶ」と言った。マクサンはこう前置きした。「私 はたくさんのシンガーに影響を受けてきました。これから歌う曲は、私が影響を受けたシンガーのひとりの作品です。オーティス・レディング。彼に捧げます」と言って歌い始めた。さすがに歌いこんでるだけあって見事。この日彼女が歌った作品の中では一番の出来だった。途中、観客からもやんやの喝采を浴び、歌い終わるとスタンディング・オヴェーションまで。こういうディープな曲が彼女には絶対にあっている。この日の中ではレイラ・ハザウェイ、ブレンダ・ラッセル、シャーデーの曲などはちょっとあっていない。もちろん逆にそういう曲があうシンガーもいるのでシンガーにはそれぞれ向き不向きの曲があるということだ。適材適所だ。マクサンの歌で、アレサやグラディス、シャカ、パティー・ラベル、エタ・ジェームス、ミリー・ジャクソンあたりの作品を聞いてみたい。あるいは『ドリーム・ガールズ』の「リッスン」や「アンド・アイム・テリング・ユー・・・」あたりもどんぴしゃだろう。 さて、本編最後の曲をやる前にフィリップは言った。「この曲は僕が書いた曲です。この前シアトルで父に会いました。今夜を父、お父さんに捧げます。彼はこの地球上で最高の人です! (拍手) 今夜、この曲をお父さんに捧げます」 そして「ロード・トゥ・ゼア」。途中でフィリップは泣いていたようだ。後で聞くと「お父さんは86歳で、今病気で、とても心配しているから」とのこと。「じゃあ、今日の同録をお父さんに送ったら」と言うと「はずかしいから嫌だ」と言う。「いや、恥ずかしくても、絶対に送りなよ。Don’t be shy! 後悔するよ」と押す。「ちょっと考える」とフィリップ。フィリップは5人兄弟の末っ子。お母さんは30年くらい前に亡くなり、ステップマザーに育てられたそうだ。彼女はまだ元気だ。 ■ フィリップ・ウー・バンド・フィーチャリング・マクサン・ルイス次回ライヴ "FLASH Disc Ranch presents 25th Anniversary Party" ■ メンバー(@ブルース・アレー) Philip Woo (HAMMOND B-3/Harp), Maxayn(Vo), Hank Nishiyama (G/Vo), Cliff Archer(B), Jay Stixx(Ds), Gakushi Fujikawa(Key) Setlist : Philip Woo Band Featuring Maxyan Lewis, @Blues Alley, November 8, 2007 First set Second set (2007年11月8日木曜、目黒ブルース・アレー=フィリップ・ウー・バンド・ライヴ) コメント
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