November 15, 2007

Ledisi Tokyo Live

【ギブスをはめたソウルシンガー、レデシー・ライヴ】

ギブス。

日本盤はまだ出たばかりでほとんど輸入盤リリースだけなのに、異様に玄人筋に人気が高いベイ・エリア、オークランドのブラック・シンガー、レデシーの東京・初ライヴ。来日はかつて大阪ブルーノートに来ているので2度目となる。僕は2003年、サンフランシスコのピアニスト、サヤからレデシーのことを聴いた。彼女のアルバム『デスティネーション・ファーアウェイ』で1曲歌っている。その前後にレデシーのファーストアルバムを聴いて印象に残った。

ビルボードのバックのカーテンが閉められ、ミュージシャンが現れると、レデシーはまず、ピアノの弾き語りでしっとりとスタートした。驚いたことに右手に白いギブスをしている。一見、レイラ・ハザウェイのようないでたち、容姿。レイラよりかなり迫力のあるR&B系シンガーという感じだ。驚いたのは、話し方や歌い方がずいぶんとわがソウルシスター、ブレンダ・ヴォーンと似ていること。「みんなそういうわね、まあ、同じオークランドだからかしら」とブレンダは笑う。

バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボード2、コーラス1という6人編成にレデシー。ファンキーなR&Bとジャズ的要素を適度に混ぜ合わせた音楽性。レイラとブレンダをあわせて2で割ったような感じだ。このバンド編成で約3ヶ月とのことだが、けっこうまとまっていてタイトだ。こういうストレートなR&Bバンドが最近少ないだけに嬉しい。

個人的に印象に残ったのは、ビリー・ホリデイの「ゴッド・ブレス・アワ・チャイルド」をほぼピアノをバックにソロで歌いあげたところ。この日は事前にセットリストをもらったのだが、実際はまったくセットリストとは違っていた。この「ゴッド・ブレス・・・」はリストにも載っていなかった。この曲を歌う前、彼女はピアノのトニーのところに行き、ちょっと話をしていたので、その場で歌うことを決めたのだろう。おそらく変幻自在に楽曲を裁けるものと見た。

ショーの後、ブレンダがレデシーを紹介してくれた。「そのギブスは?」「4週間前からやってるの、ちょっと怪我してしまって。あと4週間くらいかしら。ははは」えらく人懐っこい。

口でDJスクラッチみたいなのをやったり、スキャットを連射でやってみたり、女版アル・ジャロウの趣も。前日にやったらしい、アース・ウインド&ファイアーの「デヴォーション」のカヴァーは聴きたかったなあ。

■ レデシー最新作『ロスト・アンド・ファンウド』

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■ メンバー

Ledisi (Vocal)
Anthony Walker (Keyboards,Musical Director)
Alvin White  (Guitar)
Ken Friend (Bass)
Joe Tate (Drums)
LaGerald Norman (Background Vocal)

■セットリスト
Ledisi setlist : Billboard Live, November 13, 2007
レデシー セットリスト 

Show started 21.32
01. Lost And Found
02. Let Go Let Love
03. Think Of You
04. Feeling Orange/Portuguese Say Love
05. Alright
06. God Bless Our Child
07. Joy
08. Take Time
Enc. Good Lovin’
Show ended 22.42

(2007年11月13日火曜、六本木ビルボード・ライヴ=レデシー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ledisi
2007-154

投稿者 吉岡正晴 : November 15, 2007 01:27 AM
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