December 17, 2007David T Walker Stood Up 8 Times While His Performance【デイヴィッドは、ライヴ中8回立ち上がった】 まさにミュージシャンズ・ミュージシャン。ギタリスト中のギタリスト、デイヴィッド・T・ウォーカーが、今年の5月に続いて一年のうちに2度も来日。しかも、前回のコットン・クラブより少し大きいブルーノートでのライヴだ。 聞けば初日のファースト・セットでは弦が切れるというアクシデントがあって若干中断したそうだが、セカンドはその分を取り返すかのごとく後半とくに良くなっていった。 今回は前回のメンバーに加え、さらに強力なキーボード、ジェリー・ピーターズが参加。さらにサウンドに厚みを持たせた。クラレンス(ピアノ、キーボード)、バイロン(ベース)、ンドゥグ(ドラムス)、ジェリー(ピアノ、キーボード)といずれもロスアンジェルスでのもっとも売れっ子の超一流ミュージシャンたちばかり。息のあったお互いのミュージシャンシップがすばらしいの一語に尽きる。 デイヴィッドは、最近は基本的には座ってプレイするが、ときどきのり始めると立ち上がる。ということで、いったい彼がライヴの間、何回立ち上がるか数えた。(こんなことをしたのは、プリンスのライヴで、プリンスが何回『メイシオ!』と叫ぶかをカウントして以来のことだ=(笑))一応、最初の立ったまま演奏した「立ち」とアンコールの演奏始めの「立ち」はカウントしていない。 さて何回立ち上がったか。本編で8回である。そして、アンコールで1回。彼が立ち上がるときは、見ていればわかるが、どんどん乗ってきた瞬間だ。 日曜セカンドで、僕が大きく流れが変わったと思ったのは「ラヴィン・ユー」あたりから。もちろんこの曲が日本人の間で人気が高いこともあるが、その反応の良さにデイヴィッドが敏感に反応し、パフォーマンスがどんどんあがっていった。ここで彼は4回目の立ち上がりを見せる。しかも、エンディングは完璧な一人アドリブに突入。バックのミュージシャンたちは、デイヴィッドが弾くがなすままを見ていた。こういう自由なプレイは本当にリアル・ミュージシャンならではのもの。僕は「一体、最後どうやって終えるのだろう」と思ったら、意外とあっさり、デイヴィッドが曲をさらっと止めたので拍子抜けしたほど。(笑) だが、これでデイヴィッドにも観客にも火が付いた。きっと、「ラヴィン・ユー」を聴いていて、あるいは見ていて、涙した人も多いのではないか。 「サイド・ウォーク・トゥデイ」からメドレーで「ホワッツ・ゴーイング・オン」になだれ込むところなども、いっせいに歓声と拍手が巻き起こった。 彼のギターの音色を聴いていると、本当に彼の人柄がそのままギターの音色に反映している。いつも言うことだが、音楽はそのミュージシャンの人生そのものを如実に反映するのだ。彼の音色からは、デイヴィッドの真摯で紳士な、そしてまじめで控え目な姿が浮き彫りにされる。アメリカのミュージシャンは「俺が、俺が」でどんどん前にでてくる人が多いが、デイヴィッドは常に一歩後ろに引いて弾いている。そのあたりの謙虚さも実に美しく、それも日本人好みの要因かもしれない。 ライヴ後、着替えた彼らは全員が揃ってサイン会にのぞんだ。5人がこうやって全員仲良くそろってサインや写真撮影に応じている姿もひじょうに気持ちがいいものだ。大人で紳士だ。 ◎ 水曜(19日)までブルーノート、木曜と金曜に横浜モーション・ブルー。 ■過去関連記事(前回のデイヴィッド来日ライヴ評) May 11, 2007 May 12, 2007 May 13, 2007 May 14, 2007 ■ メンバー David T. Walker (g) デイヴィッド・T・ウォーカー(ギター) ■Setlist: David T. Walker @ Blue Note Tokyo, December 16, 2007 Second Set; show started 21:15 【2007年12月16日日曜、東京ブルーノート=デイヴィッド・T・ウォーカー・ライヴ】 David T. Walker の表記はデビッド・T、デイビッド・T、デヴィッド・T、デイヴィッド・Tなどいろいろあります。ソウル・サーチンでは、「デイヴィッド・T・ウォーカー」を使用します。\n コメント
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