December 22, 2007Stylistics : Take Me Back To The 70s【スタイリスティックス・ライヴ~70年代のあのころへフラッシュバック~】 フラッシュバック。 次々と歌われる大ヒット曲の数々。イントロが流れ出しただけで巻き起こる歓声。びしっときまった振り付け。ラヴ・ソングで回るミラー・ボール。一人のリード・シンガーが歌うとき、両手をクロスさせ直立不動のバックの3人。微動だにせず、石像のように固まっているかと思った次の瞬間、激しく踊りだす白いスーツ。動と静、高音と低音がバランスよく紡ぎだされる83分。結成39年と語るスタイリスティックスの12月時期のライヴ、今年は六本木ミッドタウン、ビルボード・ライヴだ。 たまに入る少な目のMC(語り)をするのがオリジナル・メンバーのひとりハーブ・マレル、低音だ。ここまでヴェテランになりヒット曲が多い音楽ショーのMCは短いほうがいい。彼の声は「クワイエット・ストーム」のDJさえできそうなほど魅力的だ。僕は個人的には、もっとハーブがリードを取る作品があってもいいような気がする。 ガラス越しに見える赤坂方面のビルの夜景にカーテンが引かれると、いよいよショータイムの始まりだ。1974年以来何十回と来日しているスタイリスティックスの今回のセットリスト(演奏曲目)は、しいて言えば、「クリスマス・ロマンティック・ヴァージョン」か。バラード、ラヴ・ソングを軸にスイートにとろけるように、ロマンティックに演出する。 2年前のライヴ評でも書いたが、初来日から30年以上も月日が流れて、それでもまた彼らのライヴに足を運ばされている、というところが、彼らの恐るべき吸引力だろう。初代ファルセット・リード・ヴォーカル、ラッセル・トンプキンスに代わる二代目ファルセット・リード・ヴォーカル、イーバン・ブラウンは、若いということもありそのファルセット(裏声)が実に力強く、こうしたスイート・ソウル・ヴォーカル・グループを牽引する上で、ひじょうにいい。 なによりも、これだけのヒット曲が次々と歌われると、否が応でも当時のことを思い出させられる。ところが、40代、50代も多かったが意外ともっと若い層のファンもいたので興味深かった。ギャツビー効果か。 日本慣れしていて、ところどころ、「ハクシュ」「モウイチド」「ドウモッ」などといった言葉が挟み込まれる。そして、初期のヒットに付けられた振り付けが、王道のそれで楽しい。 「ファンキー・ウイークエンド」で本編を終え、アンコールで3曲ものクリスマス・ソング。12月ならではの余裕の大サーヴィスぶりだ。そして、最後のアンコールがギャツビーでおなじみ「愛がすべて(キャント・ギヴ・ユー・エニシング・バット・マイ・ラヴ)」。そして、ライヴ後、4人揃ってしっかりサイン会。最後の最後まで盛り上げてくれた。 ■ スタイリスティックス関連記事 April 14, 2005 April 15, 2005 スタイリスティックス 『スタイリスティックス登場』ライナーノーツ November 08, 2006 November 09, 2006 November 10, 2006 ■ スタイリスティックス・ファースト スタイリスティックス登場 posted with amazlet on 07.12.22 ザ・スタイリスティックス ビクターエンタテインメント (2001/10/24) 売り上げランキング: 60794 やっぱり、スタイリスティックスはファースト! ■ メンバー ◎スタイリスティックス エアリオン・ラヴ/Airrion Love(Vocals) ◎バンド ジェノ・メイヤー/Jeno Meyer(Keyboards) ■ Setlist: Stylistics @ Billboard Live, Tokyo, December 21,2007 Show started 21:34 (2007年12月21日金曜、六本木ビルボード・ライヴ=スタイリスティックス・ライヴ) コメント
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