February 04, 2008

Fukamachi Jun Talks About Three Degrees

【スリー・ディグリーズ・レコーディング秘話】

秘話。

土曜日(1月26日)、深町さんとライヴ前に「来月の定期演奏会(毎月最終土曜日)はどうするんですか」みたいな話をしているうちに、スリー・ディグリーズの話題になった。2月の定期演奏会は、ちょうどその日にスリー・ディグリーズのライヴが北九州であるために、できない。そこで定期ライヴは翌日24日の日曜になった。深町さんはライヴ本番に向けて、前2日間現地でリハがあるそうだ。そして、当日は帰れないので、計4日拘束になる、という。日曜(24日)に帰ってきて、FJズで自分の即興ライヴだ。なかなかあわただしい。

さて、1970年代中ごろに話を戻そう。深町さんが、スリー・ディグリーズのヒット「にがい涙」のアレンジをしたことによって、彼は続くアルバムのアレンジ、バンドの仕切り一切などを任されることになった。レコーディングのプロデューサーは、リチャード・バレットだった。バレットは、名実ともにディグリーズを発掘し育てあげた人物。しかも、彼はアメリカ音楽業界でかなりの実績を積んできた相当な実力者、やり手。バレットは1933年生まれなので、1974年でも41歳。深町さんは1946年生まれなので、13歳も年上ということになる。

深町さんがそのレコーディングのときのことを思い出す。「あのレコーディングは、(今はなくなってしまった)六本木のソニーのスタジオでやったんだ。でね、そのスタジオの照明が蛍光灯だったんだよ。そうしたら、リチャード・バレットが『スタジオで蛍光灯なんて、ダメだ』って言って、全部、白熱灯に変えさせたんだ。そのほうがムードが高まるってね。そして、レコーディングも、関係者以外一切立ち入り禁止。関係者っていうのは、ミュージシャンとスリー・ディグリーズのメンバーだけで、レコード会社のディレクターなんかも入れなかったんだよ。ま、それだけ言いたい放題だったってことなんだけどね。アレンジは僕がやったけど、実質的なプロデューサーは、バレットだったね。彼がすべてを仕切ってた。そのとき使った(日本の)ミュージシャンは僕が選んだ。アルバムには僕が書いた曲も2曲かそこら入ったんじゃないかな。彼女たちなんかもう歌がうまくて、本番、びしっと決めてくるから、歌唱指導なんてのもそれほどしなかった」

「それで、リチャード・バレットに誘われて、そのレコーディングの後にフィラデルフィアに行ったんだ。あの有名なシグマ・サウンド・スタジオに行った。そうしたら、そこで何かレコーディングをしているから、弾いてけって言われてその場で弾いたよ。でも、ミュージシャンたちはおもしろくて、『楽譜、いる人?』って聞いて、楽譜がいる人は楽譜を見るんだけど、けっこうみんな楽譜を使わない、ていうか、読めないんだよね。だから、アレンジャーが口で説明して教えていくんだ。いわゆる口アレンジ。当時はあんなやりかた日本にはなかったからねえ。日本のスタジオは、みんな楽譜があって、きっちりちゃんとやるっていう感じだった。ものすごく勉強になったね。そのときのレコーディングしたシンガー、誰だったかはっきり覚えてないんだけど、バニー・シグラーっている? それかもしれない。でも、僕の名前がクレジットされているかはわからないな。(ちょっと調べてみたが、深町さんの名前はでてこなかった)」

「去年だったか、前回(スリー・ディグリーズが)来日したときにケントスに見に行ったよ。アメリカのああいうソウルのグループっていうのは、本当にエンタテイナーに徹してるよね。いくつになっても、どんな場所でもしっかりやってくるからねえ。たいしたものだ」

今回の北九州のライヴは、東京ケントスでのライヴの出張版みたいなものらしい。ケントスにはハウスバンドがいるが、北九州ではそのケントスのバンドを使えないために、深町さんらのミュージシャンたちが起用された。

■ スリー・ディグリーズ前回のケントスでのライヴ

February 18, 2006
Three Degrees Live At Kentos:
http://blog.soulsearchin.com/archives/000839.html

■ ベスト・アルバム

ベスト・イン・スリー・ディグリーズ I
スリー・ディグリーズ
ソニーレコード (1993/01/21)
売り上げランキング: 26417

スリー・ディグリーズの北九州、ケントスでのライヴは次の通り。

■スリー・ディグリーズ 北九州ライヴ

日時:2008年2月23日(土)18:15開場/19:00開演会場:福岡県福岡市・北九州芸術劇場・中劇場
チケット:前売6,000円/当日6,500円
問い合わせ フロム・ワン:093-962-5011

出演:スリー・ディグリーズ
演奏: 深町純(Pf)/正木五郎(D)/井島正雄(B)/田部俊彦(TS)/神野成紀(G)/上村麻虎斗(key)/山野哲正(Tp)/山下逸郎(Per)

■スリー・ディグリーズ 東京ライヴ

東京は2008年2月13日~19日ケントス・グループにて。ケントスでのライヴのバックは、ケントスのハウスバンドが担当します。

http://www.kentos-tokyo.jp/special/threedegrees/index.php

開催日 会場 公演時間
2月13日(水) 新宿ケントス 第一部 18:00 ~ 20:30 [開演19:20]
第二部 21:00 ~ 23:30 [開演22:00]
2月14日(木) 新宿ケントス 第一部 18:00 ~ 20:30 [開演19:20]
第二部 21:00 ~ 23:30 [開演22:00]
2月17日(日) 銀座ケントス 第一部 18:00 ~ 20:30 [開演19:20]
第二部 21:00 ~ 23:30 [開演22:00]
2月18日(月) 銀座ケントス 第一部 18:00 ~ 20:30 [開演19:20]
第二部 21:00 ~ 23:30 [開演22:00]
2月19日(火) 六本木ケントス 第一部 18:00 ~ 20:30 [開演19:20]
第二部 21:00 ~ 23:30 [開演22:00]

※同時出演はケントス・レギュラーバンド【ハイジャック】。18:50~、第二部 21:30~

【値段】
新宿ケントス
Music fee 男性 \ 1,890女性 \ 1,260
Guest charges \ 5,250
Service charges 10%
銀座ケントス
Music fee 男性\ 1,995女性\ 1,680
Guest charges \ 5,250
Service charges 10%
六本木ケントス
Music fee 男性\ 1,890女性 \ 1,575
Guest charges \ 5,250
Service charges 10%

ご予約・お問い合わせ

新宿ケントス 03-3355-6477
銀座ケントス 03-3572-9161
六本木ケントス 03-3401-5755

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投稿者 吉岡正晴 : February 4, 2008 03:47 AM
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