March 31, 2008

Finally Jero Came To The Studio

【ジェロ参上】

一期一会。

今年にはいってから「アメリカの黒人の演歌シンガー」として話題沸騰中のジェロが、『ソウル・ブレンズ』にやってきた。ジェロは、とてもソフト・スポークンの物静かな青年だった。しかし、一見ファッション的には、R&B、ヒップホップ系、でも歌う曲は「ど演歌」。このアンバランスがたまらない。

生放送前に、打ち合わせでちょっと話す機会があった。「(ジェロの)誕生日が、ビヨンセと一緒というのは知ってる?」 「知ってます」 1981年9月4日、月日だけでなく、年まで一緒なのだ。「2-3年前かな、雑誌かなにかで、(ビヨンセの誕生日が同じだということを)知りました。去年かおととしかな、ビヨンセ、ライヴ見に行きましたよ。でも、(武道館2階の)上のほうで、これっぽっちしか見えなかった」 指で小ささを表現する。「じゃあ、楽屋とかに行って、ビヨンセには会えましたか?」 「いやいやとんでもないです。まだ普通の人でしたから。よろしくお願いします」(笑) 

昨年1月のジョン・レジェンド(国際フォーラム)にも行ったという。「ジョンには会えましたか?」「いやいや、とんでもない。そういう機会があれば、よろしくお願いします」(低姿勢)

デビュー曲「海雪」は、宇崎竜堂さんが作曲、作詞は秋元康さん。最初のデモテープに仮歌でも入っていたのかと思ったら、「いやあ、はいってなかったです」とのこたえ。自分でニュアンスなどを吹き込んだという。これはおそれいった。

ちーちゃん、「(歌詞の中にある)出雲崎ってどこですか」 ジェロ。「新潟です」(一同爆笑) 日本人が知らないこと、知ってる。

ヴォイス・トレーニングにはデビュー前2年ほど通っていた、という。ただ演歌を歌うときと、アメリカのソウル・ミュージック、あるいはR&Bを歌うときでは発声が違うはず。「演歌のほうがいいですね。(ソウルは)苦手なんです」(笑) 「でも、もし5歳くらいからR&B歌っていたら、(今でも)R&Bを歌っていたと思う」 教会でゴスペルは歌っていない。

そんな彼が自分の曲以外で選んだのが、ルーサー・ヴァンドロスの「テイク・ユー・アウト」。ものすごく好きだそうだ。「R&Bで一番好きなシンガーです。亡くなられたことがすごくショックで、今でも昔の曲を聴いています」 日本語が流暢でペラペラだ。

将来、R&B、ソウルの方向性へ進む可能性はあるかという問いには、「今のところないですね。コラボくらいだったら(可能性はなくはない)。でも、まず、演歌で足固めをしてからですね」。

しばらく前まで埼玉県に住んでいて、仕事で東京に来るために電車に乗っていたという。さすがに今では電車に乗っていたら、人だかりができてしまうだろう。「何線に乗ってたんですか」 「南北線」。いちいち、おもしろい。

英語の曲紹介がさまになっていたので、ラジオやったらどうですか、というと、すでにニッポン放送でラジオのレポーターをやっているという。「それが難しくて、シンドイんですよ」(笑) これ、そのまま、ジェロが日本語で語ってるんですよ。

ブラックのマーヴィンと同じくブラックのジェロが、日本語でしゃべっている図。不思議だ。マーヴィンが訊く。「日本語で好きな言葉は?」 ジェロ。「一期一会(いちごいちえ)」 おもしろい。日本人でソウル・ミュージックを歌うシンガーがいるのだから、アメリカ人で日本の演歌を歌うシンガーがいたっておかしくない。まさに文化往来。アルバム出したときは、また遊びにきてください。

今年の紅白、出場まちがいない。ジェロを出さなくて、誰をだす? 

■今日3月31日『徹子の部屋』(テレビ朝日系・午後1時20分)に出演。

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投稿者 吉岡正晴 : March 31, 2008 04:15 AM
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