May 28, 2008

Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times

(タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~昨日からの続き)

【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~『何か質問は?』~イミーリオはたびたび尋ねた】

質問?

「オンリー・ソー・マッチ・オイル…」が終わると、軽く再度メンバー紹介。やはり、その中でも、バリトン・サックスのドックの紹介は熱く、ちょっとしたフレーズを吹いた。

セットリストは続く。ミディアム調からアップテンポが多くを占める中、ところどころにスローバラードを挟む。「ウィリング・トゥ・ラーン」は、そんな1曲。「ジョニー・ギター・ワトソンが一緒に書いた曲」と言って次の「トゥ・セイ・ザ・リースト…」をご紹介。またまたのりのり。

時代はいつのまにか1974年まで進んでいる。アルバム『アーバン・リニューアル』からは4曲も選曲された。

イミーリオは、トークの合間で、「何か質問はあるかな Any questions?」と聞く。冒頭での紹介で、今日はこれまでのタワーの歴史を振り返りながら、曲のエピソードや裏話などを披露する、ついては、何か質問があったら、いつでも、何でも聞いてくれ、といったようなことを言っていた。そこで、MCで、何度か「Any questions?」とはさんでいた。一度、誰かが何かを言ったのだが、僕は聞き取れず、またイミーリオも聞き取れずで、彼は「何?」と聞き返した。だが、質問者は英語が通じなかったのであきらめたのか、再度質問はしなかった。

僕も彼が何度か「Any questions?」と聞くので、質問を考えはじめていた。だがなかなか勇気がでない。(笑)となりのカマサミ・コングさんも、考えていたようだが、なかなか言えないでいた。

「クリーン・ステイト」は、ロジャー・スミスのハモンドB3が迫力いっぱい。途中、メンバー間で言葉のやりとりがあったが、ちょっと僕にはわからなかった。だが、隣のケイリブには受けていた。

セットリスト22以降は、いつものタワー・オブ・パワー・ライヴ、後半の再現。「ディス・タイム…」「…ナイト・クラブ」、そして「…ハード・トゥ・ゴー」一気呵成だ。そして、「ハード・トゥ・ゴー」が終わったところで、またイミーリオが尋ねた。「Any questions?」 となりのカマサミ・コングさんが叫んだ。「What is Hip?(ヒップって何だ?)」 あああ、なるほど! これだ! (笑)

そして、「ホワット・イズ・ヒップ」へ。時計はすでに9時を8分ほど回っていた。2時間超だ。ジェームス・ブラウンの「ソウル・パワー」をはさみこんだ「ホワット・イズ・ヒップ」は、もうすっかりおなじみ。

しかし、ふと思った。もしショーの途中で「ホワット・イズ・ヒップ」という質問が観客から出たら、そこでこれを演奏してしまうのだろうか。これは、彼に質問しなければ。(笑) ”What if you asked “any questions” then audience answered “What is Hip” in the middle of the show, are you going to play “What is Hip?” or would you keep this song until the end of the show?”

これが終わり、メンバーは一度舞台を去る。そして、歓喜の拍手が続く。その炸裂する拍手の波の中、メンバーは再びステージへ。アンコールだ。コングさんが、僕に聞いてきた。「アンコールは何だと思う?」 僕は答えた。「まだ、『ユー・アー・スティル・ア・ヤング・マン』をやってないね。それから、『ノック・ユアセルフ・アウト』も」 するとケイリブが「おおっ、『ノック・ユアセルフ・アウト』だ、それそれ、大好きだ」 

始まったのは、「ユー・アー・スティル・ア・ヤング・マン」だった。途中のフレーズでフロントのメンバーがひざまずく。かっこいい。

初レコ。

僕が初めて買ったタワーのレコードがこれ(「ユー・アー・スティル・ア・ヤング・マン」)を含む『バンプ・シティー』だった。1972年5月リリースのこのアルバムを買ったのは、1973年11月25日のこと。1200円で購入した。ジャケットの中袋にそう書いてある。なぜ1200円なのかがもはや記憶が定かでない。中古でもなく、カットアウト盤でもない。当時の輸入盤の新作相場は、ヤマハだったら、2800円。メロディー・ハウスあたりで1950円とか2000円から2100円くらいだったと思う。だから、たぶん、どこかの輸入レコード店で売れ残っていたので安売りしていたのだろう。渋谷ヤマハか原宿のメロディー・ハウスか。僕はこの「…ヤング・マン」目当てで買った。


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なぜかその次の『タワー・オブ・パワー』(1973年5月発売)が見当たらない。何かで使ってそのままどこかに行っているのかもしれない。(涙) 絶対買ったはずだが…。次の『バック・トゥ・オークランド』は1974年3月5日に1800円で購入。おそらく2月末に全米リリースされたので、即買ったのだろう。ビルボードのアルバム・チャートを見ると、1974年3月9日付けで初登場している。しかし、それから30年以上経って、そのアルバムをひっぱりだし、こうして何かを書くなんて夢にも思わなかった。本当に継続は素晴らしい。

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『オークランド』のジャケットは、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジだと思うが、向こう側から車が5車線で来る。こんな5車線を見たことがなかったので、なんで、逆方向の向こう行きがないのだろう、と疑問に思った。普通往復2車線ずつに分けるのではないか、この橋は一方通行なのか、と。行ったはいいが、帰る時はどうするんだ。せいぜい見たことがあったのは、首都高でそれでも片道2車線だ。そして、実はこれは橋が二階建てになっていて、逆方向に行く車線はこの階下にある、なんてことは随分と後になってから知る。アメリカの道というのは、すごいんだなあ、ということをそうして覚えた。

さて、そんな思い出も走馬灯しつつ、もう1曲アンコールを。ケイリブのお気に入り「ノック・ユアセルフ・アウト」だ。途中には、デイヴィッドのドラム・ソロ、そして、サム&デイヴの「アイ・サンキュー」も挟み込み、抜群のグルーヴを出す。イミーリオがデイヴィッドのドラムスを紹介するいつものセリフが僕は大好きだ。

“Often imitated, Never duplicated, One and Only…David Garibaldi!!” (しばしば、真似られる、しかし、決して同じようには再現されない、唯一無比の~~デイヴィッド・ガルバルディー!!) 

もはや、このキャッチフレーズはタワー・オブ・パワーそのものにも付けられる。1968年に結成された彼らはその歴史40年。偉大なる「オヤジバンド」だ。熱い拍手と歓喜によって、2時間半を超えるタワー・オブ・パワーの歴史に残るブルーノート・ライヴは幕を閉じた。

■ 関連リンク

東京メットポッド(ポッドキャスト=英語)
http://www.metropolis.co.jp/podcast/
2008年5月26日付け、27日付けで、メンバーのちょっとしたコメントが聞かれます。10日間程度でアーカイブは消えるようです。

■ 過去関連記事

May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002535.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。

May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002536.html

March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html

2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html

2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html

February 24, 2006
Tower Of Power Live: It's Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html

■ メンバー

イミーリオ・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドッグ”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
マイク・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル) Mike Bogart(tp,flh,vo)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
マーク・ハーパー(ギター)Marc Harper(g)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)

■ セットリスト タワー・オブ・パワー @ブルーノート東京
Setlist : Tower Of Power @ Bluenote Tokyo, May 25,2008
( ) indicates album song included
→denotes medley to next song

Members on the stage 19:04
Performance started 19:08
01. We Came To Play (“We Came To Play” 1978)
02. And You Know It (“Back On The Street” 1979)
03. Oakland Zone (snippet) (“Oakland Zone” 2003)
04. So I Got To Groove – A Riff & Rhythm Of “Super Bad”[James Brown] (“Rhythm & Business” 1997)
05. Diggin’ On James Brown (“Souled Out” 1995)
06. Soul With A Capitol “S” (“T.O.P.” 1993)
07. How Could This Happen To Me (“Monster On A Leash” 1991)
08. Stroke 75 →
09. Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now  (“Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now 1976) →
10. You Ought To Be Havin’ Fun (“Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now 1976)
11. Can’t Stand To See Her Slaughter (“Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now 1976)
12. As Surely As I Stand Here (“In The Slot” 1975)
13. You Strike My Main Nerve (“Bump City” 1972) →
14. Just Enough And Too Much (“In The Slot” 1975)
15. Only So Much Oil In The Ground (“Urban Renewal” 1974)
---- Doc plays few notes upon introducing member
16. Willing To Learn (“Urban Renewal” 1974)
17. (To Say The Least) You’re The Most (“Urban Renewal” 1974)
18. It’s Not The Crime (“Urban Renewal” 1974)
19. Can’t You See (You Doin’ Me Wrong) (“Back To Oakland” 1974)
20. Time Will Tell (“Back To Oakland” 1974)
21. Clean Slate (“Tower Of Power” 1973)
22. This Time It’s Real (“Tower Of Power” 1973)
23. Down To The Night Club (“Bump City” 1972)
24. So Very Hard To Go (“Tower Of Power” 1973)
25. What Is Hip → Soul Power [James Brown] → What Is Hip (“Tower Of Power” 1973)
Enc.1. You’re Still A Young Man (“Bump City” 1972)
Enc.2. Knock Yourself Out → I Thank You [Sam & Dave] → Knock Yourself Out (“East Bay Grease” 1971)
Show ended 21:37

(2008年5月25日日曜、東京ブルーノート=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2008-85


投稿者 吉岡正晴 : May 28, 2008 04:54 AM
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