August 06, 2008

Charlie Wilson’s Peace : No Sweat, No Soul

【93分、汗だくファンクの真髄】

汗だく。

「トウキョー! パーティーの準備はいいかあ!」 ファンク・バンド、ギャップ・バンドのリード・ヴォーカル、チャーリー・ウィルソンの2007年4月以来、約1年4ヶ月ぶりの来日ライヴ。2日目セカンドはほぼ満員。

バンド編成などほぼ前回と同じ、そのエネルギーの爆発ぶりも同様。1曲目からいきなり観客は総立ち、ディスコ状態になった。ダンサー4人も実に激しく踊るので、熱い暑い。もちろんチャーリーのヴォーカルも熱くて厚くて暑苦しくなるほど。冒頭のにわとりの鳴き声から始まる「アーリー・イン・ザ・モーニング」は後半などチャーリーのシャウトとバック・コーラスのからみがこれでもかと盛り上げる。すべてこの調子だ。いけいけゴーゴー。

かと思えば、キーボードの弾き語りをしっとりと聴かせたRケリー作品「ノー・ワーズ」などはゴスペルで鍛えた歌声をじっくり聴かせて魅せる。

最初からチャーリーは汗だく。バンドメンバーは白一色のパンツとシャツ、さらに色違いのネクタイ。そしてところどころにほんのちょっとした小芝居が入ってエンタテインメントとして観客を飽きさせない。あちこちにはさまれる口笛のピューという音が心地よいアクセントに。チャーリーは1953年1月29日生まれ、ということで、現在55歳だ。それにしてもよく動き、踊る恐るべきおん年ゴーゴー。

ダンサーの激しいダンスも見所だが、例えば、7曲目タイムのカヴァー「クール」などは、まるでチャーリー・ウィルソンがタイムのモリス・デイになったかのよう。全身が映る鏡を持ち出し、自分を映し出すところなどはモリス・デイそっくりだ。そのダンサーを、彼は「チャーリーズ・エンジェル」と呼んだ。「このタオル、欲しいか?」と客に尋ねる。「イエ~~」、そして、客席に投げ入れた。

ニュー・ジャック・スイングのガイの大ヒット「レッツ・チル」をチャーリーがここでカヴァー。そして、ギャップ・バンドのヒットでガイがカヴァーした「イヤーニング・フォー・ユア・ラヴ」をチャーリーが歌う。ガイつながりだ。

アンコールでは、真夏なのに、真冬なみの白い長いコート風の衣装で登場、これみよがしに「どうだ」というポーズをとり、受けていた。そして、セクシーさを思い切り出す。ブラックネス!

「次の機会まで、ピース!」と言った後、「ホワッツ・マイ・ネーム?」と叫んだ。リアクションは「チャーリー!」。すべてが汗どろどろのブラック・エンタテインメントの真髄、真髄。「汗なしファンクにソウルなし」の堂々たる証明だ。93分に及んだライヴは前回よりも長くなっていた。そして、セカンドはライヴ後にサイン会。

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なお、バック・コーラス真ん中の女性、オードラ・アレクサンダーは、コンテポラリーなゴスペル・グループで2002年にアルバム『パム&ドディー』を出したパム&ドディーのドディーであった。このライヴのキーボード、コーデル・ウォルトンのプロデュースで初のソロ・アルバムを出すところだという。

いやあ、それにしても濃いソウル・ライヴだ。満足、満足。そんな後はソウル・バーにでもゴーゴー。

(ライヴ後、ソウル談義については明日へ続く)

■ 過去記事

April 25, 2007
Charlie Wilson: Hi Energy Live
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200704/2007_04_25.html

■ メンバー

チャーリー・ウィルソン / Charlie Wilson(Vocals)
コーデル・ウォルトン / Cordell Walton(Keyboards)
ローレンス・ワシントン / Lawrence Washington(Keyboards)
マイケル・アンダーソン / Michael Anderson(Guitar)
マーキス・ジョンソン / Marquis Johnson(Drums)
ヴィクトリア・ヴォーン / Victoria Vaughn(Background Vocals)
オードラ・アレクサンダー / Audra Alexander(Background Vocals)
オーブリー・スワン / Aubrey Swan(Background Vocals)
ダニエル・ブラウン / Danielle Brown(Dancer)
パトリシア・デュークス / Patricia Dukes(Dancer)
アリシア・フィアーズ / Alecia Fears(Dancer)
ラモント・トリヴァー / Lamont Tolliver(Dancer)

■ セットリスト 
Setlist : Charlie Wilson Of The Gap Band @ Billboard Live, August 5th, 2008

Show started 21:37
01. Intro
02. Beautiful [Snoop Dogg Featuring Pharrell, Uncle Charlie Wilson]
03. Early In The Morning ~ Signs [Snoop Dogg Featuring Charlie Wilson, Justin Timberlake]
04. No Words [R.Kelly]
05. Burn Rubber (Why You Wanna Hurt Me)
06. Cool [The Time]
07. Let’s Chill [Guy]
08. Yearning For Your Love ~ A Riff Of “Joy & Pain” ~ “Between The Sheets” ~ Yearning For Your Love
09. Outstanding
Enc. Magic [R.Kelly]
Enc. Supa Sexy (new)
Enc. Charlie, Last Name Wilson [R.Kelly]
Show ended 23:10

(2008年8月5日火曜、ビルボード・ライヴ=チャーリー・ウィルソン・ライヴ
ENT>MUSIC>LIVE>Wilson, Charlie
2008-132

投稿者 吉岡正晴 : August 6, 2008 06:07 AM
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