November 11, 2008

Ray Parker Jr. Live At Cotton Club

【レイ・パーカー・ライヴ@コットン・クラブ】

最後。

「今夜は、最後の夜だ。だから、門限もなければ、何の縛りもない。徹底してやるぞ~~」とレイ・パーカーが叫ぶ。ヘッドフォーン・セットをつけたレイは実に身軽にあちこち動き、ハグしてキスして、大サーヴィス。観客の一部は1曲目から立ち上がって踊っている。

進行は比較的ゆったりまったり、レイが自身のヒット曲を歌っていくのだが、やはりバックがしっかりしているだけに、それなりの演奏になる。ドラムス、オリー・ブラウン(オリー&ジェリーのヒットあり)、ギター、ランディー・ホール(ソロ作品あり)、キーボード、ケヴィン・トニー(元ブラック・バーズでヒット多数)、ベースのフレディー・ワシントンもロスのファースト・コールで多数のセッションをこなす。

はっきり言って、選曲を固め、正しい曲順でノンストップで間髪いれず曲をやっていくスタイルで作りこめたら、すぐ90点くらいのライヴにはなる。なにしろ、曲自体はいいものが多いのだから。今は曲間にだらっとしたレイのトークがあるので、それはそれでのんびりしていいのだが、どうしても間延びしてしまう。そこが実に惜しい。

セットリスト、中盤で、前回来日時にはほんのワンフレーズだったそれぞれのミュージシャン関連の曲を各曲フルサイズで演奏した。例えば、フレディーがベースを弾いたパトリース・ラッシェンの「フォーゲット・ミー・ノッツ」。レイ曰く「例えば、ギターの音や、キーボードの音をこの曲から消してみよう。そして、そこに彼のベースの音だけが残るとする。するとこれだけで、ファンキーなグルーヴが出てくる。フレディー・ワシントン!」

これがなかなかいい企画で、どれも楽しい。僕などは、ブラックバーズの「ウォーキング・イン・リズム」が生で聴けただけで、けっこう嬉しい。このあたりもノンストップでやったら、相当盛り上がるはず。

この日は本編終わったあと、通常だったら、アンコールで「ゴースト・バスターズ」になだれ込むところだが、「ほとんど今回はリハーサルしていないが、ちょっとやってみよう」と言って「ジャック&ジル」を演奏。途中の「ジャック~~」の後、観客が「ジャック~~」と反応し、さらに、「ジル~~」で「ジル~~」と反応するところなど、実に盛り上がった。そして、「ゴースト・バスターズ」では、観客からのりのいい女性たちを舞台に上げ、コーラスまでやらせた。そして、これで終わりかと思いきや、なんと、一度客電もついたが、再び、メンバーが戻ってきて、「これも、全然リハやってないけど…」といいぶっつけ本番で「ジ・ア・ザー・ウーマン」を披露。かなりのサーヴィスぶりだった。

あと、日本で人気の高い「ザット・オールド・ソング」、「ホット・スタッフ」、「トゥ・プレイセス・アット・ザ・セイムタイム」、プロデュース曲でシェリル・リン関係(「イン・ザ・ナイト」)などうまくまぜれば、もっと密度の濃いショーになることまちがいない。

ライヴ後、前回も来ているキーボード、ケヴィン・トニーと再会。彼は元ブラックバーズのオリジナル・メンバー。最近はソロ活動に重点を置いていて、自らの新作をもって来ていた。そのケヴィンとの話は明日以降にご紹介しよう。

■ 過去記事

October 24, 2006
Ray Parker's Raydio Show: Family Reunion
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200610/2006_10_24.html(前回来日時ライヴ評)


■メンバー

レイ・パーカー Jr.
Ray Parker Jr.(vo,g), Mark Felton(sax,fl), Kevin Toney(p), Randy Hall(g,vo), Fred Washington(b), Ollie Brown(ds)

■セットリストレイ・パーカー  2008年11月10日(月)コットン・クラブ
Setlist : Ray Parker Jr. @Cotton Club, November 10, 2008

show started 21:32
01. Them Changes [Buddy Miles]
02. You Can't Change That
03. I'm So Into You
04. Mr. Telephone Man
05. After Midnight (Instrumental)
06. A Woman Needs Love
07. Breakin'...There's No Stoppin' Us Now (Ollie Brown) [Ollie & Jerry]
08. Forget Me Nots (Freddy Washington) [Patrice Rushen]
09. Walking In Rhythm (Kevin Tony) [Blackbyrds]
10. It's Your Night (Party Night)
11. It's Time To Party Now
Enc.1. Jack & Jill
--. A Riff of "The Past"
Enc.2. Ghost Busters
Enc.3. The Other Woman (including a riff of Love Roller Coaster)
show ended 23:11

(2008年11月10日月曜、丸の内コットン・クラブ=レイ・パーカー・ジュニア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Parker, Ray, Jr.
2008-184

投稿者 吉岡正晴 : November 11, 2008 04:07 AM
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