February 27, 2009

Marvin Gaye's Another Masterpiece "Let's Get It On"

【マーヴィン・ゲイのもうひとつの傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』】

詩人。

マーヴィン自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』翻訳作業は遅々としてなんとか進んでいるが…。カンパケ作業が36章中18章まで一応終わった。ページでは340ページ分の185ページまで。

しかし、この18章がたぶん全36章中最大の難関だった。時代はマーヴィンが『レッツ・ゲット・イット・オン』を出した1973年。著者のデイヴィッド・リッツが、マーヴィンのこのエロティック・ソウルの傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』を16世紀あたりの詩人たちと比較するのだ。これがやっかいで、普段、詩などを読まない僕には超難易度高い。(苦笑)

最初はイタリアの詩人・哲学者ダンテ(1265年~1321年)。その詩集『新星』から1行引用。また、ダンテの『神曲』の一部。次がT.S.エリオット(1888年~1965年)。そして難解なイギリスの17世紀の詩人、アンドリュー・マーヴェル(1621年~1678年)。彼の「To His Coy Mistress(内気な恋人に贈る、はにかむ恋人へ)」という詩から6行ほど。続いて、イギリスの詩人トマス・カリュー(1595年~1640年)の『ラプチャー』(アニタ・ベイカーではありません)という詩から2行。イギリスの詩人ジョン・ダン(1572年~1631年)は1610年頃の作品『ホリー・ソネッツ(聖なる14行詩)』から4行ほど。

なんとなく雰囲気でわかるところもあるのだが、単語自体が辞書にでてなかったり、おそらく、古い英語なんだろう、わけわからない。(笑) いろいろ調べているのだが、邦訳がでているものも少ないか、絶版だ。ものによってはヤフオクで何万円もする全集みたいのがあった。あとは大きな図書館に行くしかないかな。

興味深いのは、13世紀、ダンテが9歳のときに、同じ年の美少女ベアトリーチェ(ビーチェ)と出会い、一目惚れする。それは創作の大いなる原動力となるのだが、マーヴィンは33歳のときに16歳の美少女ジャンと出会い、衝撃を受け一目惚れする。著者デイヴィッド・リッツは、これを結びつけて論じるのだ。そして、マーヴィンもそれに興味を持っていく。このあたりが、デイヴィッドらしい。

どなたか、英文学に精通されている方でひょっとしたら手助けできるかもしれないという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。大感謝いたします。

アドレスは ebs@st.rim.or.jp です。

それにしても、ここを訳しながら、ずっと『レッツ・ゲット・イット・オン』をかけていたのだが、改めていいアルバムだという思いを新たにした。

■ レッツ・ゲット・イット・オン(2枚組み)(デモ・ヴァージョンなども収録されているお勧め盤)

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投稿者 吉岡正晴 : February 27, 2009 06:48 AM
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