January 23, 2006Luther Number 1 Ichimura: The Way He Was...【ルーサー・ナンバーワン・イチムラ・ライヴ】 最低音歌手。
首都高に乗り、一路府中へ。雪は降り続け、車はのろのろ運転気味。途中カーヴで見事に滑ったが、冷静に車をたて直し大事には至らなかった。 場所はすぐにわかった。しかし、なんでまた府中などで? ルーサーさんはステージで言明した。「なぜ府中か、と。それはうちが近いからです。雪でも、私は、自転車でここまで来れます! (その姿は)あんまり人にはお見せしたくはありませんが・・・(笑)」 ほぼ定刻にオープニングのキョウコさんが登場。ファンキー・ビューローの「クラップ・ユア・ハンズ」からスタート。アリシアの「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」(2004年1月のヒットでした、キョウコさん)、そしてなんと日本人シンガー、アイ(AI)の「ストーリー」を歌った。 彼女が退いてから披露されたのが、ルーサーさんの秘蔵映像。なんとかつてルーサーさんがクラシックシンガーだった時代に出演したテレビ番組『題名のない音楽会』(司会・黛敏郎、テレビ朝日系)の映像だ。黛氏の名調子の司会があり、『ウエストサイド・ストーリー』の中の「トゥナイト」が歌われた。ルーサーさん、ちゃんとソロを取り、そのときには「市村宏」という名前もテロップで出た。髪の毛もたくさんあるその顔がアップになった瞬間、会場は爆笑。ルーサーさんの使用前の姿・・・。 映像が終わり、ライヴが始まった。ルー・ロウルズの「ユール・ネヴァー・ファインド・・・」からだ。歌い終えて、ルーサーさんはルーの死去に触れこう語った。「私の夢は、『モノマネ王座決定戦』で自分が歌っている後ろからご本人に登場してもらうというものでしたが、それは叶わぬことになりました」 (笑) それにしても、曲間に入るトークがことのほかおもしろい。「間」の取り方が抜群にうまい。 それはさておき、オープニング3曲は、よく考えてみると、奇しくもみな故人となっている人たちの作品だ。(2曲目ジョニー・テイラー、3曲目ブルック・ベントン) 4曲目、ライチャス・ブラザース(2人組)も1人は故人だ。オープニングは「ご愁傷様シリーズ」か?(笑) 「重低音歌手」と呼ばれるルーサーさん。ネットなどでは、しばしば「重低温」と書かれてしまう、というネタ。おもしろい。クラシックの世界では、「最低音(バス)」を担当。時に、「音」が落ちて「最低歌手」と書かれたこともある、という。さらに、それに輪をかけて「最高の最低歌手」とも。最低なんだか、最高なんだか、どっちなんだ。受ける。 そこで、その最低音歌手氏は、このライヴでテンプテーションズの「ゲット・レディー」を通常より2オクターブも下げて歌ってみた。しゃべり声も低いが、歌声も低い。選曲がどれも重低音歌手向けで、なかなかあった選曲をしてるなと思った。その中で、コステロの「シー」や「ビューティフル・サンデイ」は意外だった。 今回のチケットは、みなルーサーさんの手作り。すごく凝っていた。チケットにちゃんと名前が入っているのだ。こだわりの人、ルーサーさんならではのライヴだった。前回のソロライヴの時は雨だったそうだ。そして今回は雪。では次回は? 雷か、雹(ひょう)か、はたまた地震か? 何かが起こるルーサーさん、ソロライヴ! 次回は都心でいかがですか? (笑) Setlist (original artist) Opening Act: Kyoco show started 18:31 Video footage: 『題名のない音楽会』 show started 19:00 ルーサーさん、ウェッブページ (2006年1月21日土曜、府中・ライヴ・シアター・フライト=ルーサー・ナンバーワン・イチムラ・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>Luther "No.1" Ichimura |