March 01, 2006En Vogue: Whatta Girl, Whatta Girl【アン・ヴォーグ・ライヴ】 鎖。
スプリームスがいて、スリー・ディグリーズがいて、ポインター・シスターズがいて、アン・ヴォーグがでた。 TLC、ディスティニーズ・チャイルドの前に、アン・ヴォーグがいた。 彼らのパフォーマンスは、まさに、ガールズ・グループの歴史の鎖を切らずに、過去、現在、未来を結ぶ線にこのアン・ヴォーグもいることを、堂々と証明していた。 オリジナル・メンバー、ちょっと小柄なテリー・エリス、金髪のマキシン・ジョーンズに3年ほど前から加入した背の高いローナ・ベネット(2001年にエピック/ダークチャイルドからアルバム『ローナ』を出したシンガー)の3人は、いずれもが、思い切り歌えるシンガーだ。そして、このトリオは、リードをバランスよく3人が取るので飽きない。 ニュー・ジャック・スウィングのガイの持ち歌で知られる「ピース・オブ・マイ・ラヴ」でのローナの迫力あるヴォーカルは、見事。かと思えばテリーから歌い始める「ドント・レット・ゴー」などは、テリーから3人へとコーラスを自由自在に操る。 バックはドラムス、キーボード、ベースの3人だが、実に固くしかも、思い切りグルーヴ感のあふれる演奏を聞かせる。ベースは、シーラE、フランク・マッコムなどで来ているレイモンドだった。 この日は、同郷のブレンダ・ヴォーンが客席にいた。テリーとマキシンは、ブレンダと旧知の仲。マキシンがステージで宣言した。「私が、今日、こうしてこのステージに立っていられるのも、そこにいるブレンダのおかげ。私が彼女のバック・コーラスをして、彼女が私に人前で歌える自信を与えてくれたの。みなさん、ブレンダ・ヴォーン! ステージに来て!」 ちょっと躊躇したブレンダだったが、手を引かれステージへ。「ピース・オブ・マイ・ラヴ」の中で、いきなりものすごい歌声を聴かせた。本当に、このブレンダは実力者だ。こうした本気で歌った時のブレンダは、すごい。彼女がマイクを握り、一声歌いだしただけで、またまたコットンの空気が変わった。おそらく、観客の誰も、ブレンダが何者か知らないだろう。ただ、ぱっとステージに上がって、ものすごくめちゃくちゃ歌がうまいシンガーだというくらいだ。だが、一気につかんだ感じだ。 さらにこの曲に続いては、「ディーヴァ・メドレー」。これは、いい。アン・ヴォーグのヒットを知らない人でも、誰でも楽しめる。いきなり観客も立ち上がり、盛り上がった。 歌もうまく、踊りもかっこいい。なんと言うガールズだろうか。(Whatta girl) ちょっとオールド・スクールだが、ガールズ・グループ好きなら必見だ。 ■アン・ヴォーグ・ライヴ、3月5日(日)まで、毎日2ショウ。 ■アン・ヴォーグ・メンバー Terry Ellis(vo), Maxine Jones(vo), Rhona Bennett(vo), Reginald "Wizard" Jones(key), Raymond McXinley(b), Tony Royster(ds) Setlist show started 21:33 (2006年2月28日火曜、丸の内コットンクラブ=アン・ヴォーグ・ライヴ) |