March 26, 2006

Drummers & Percussion Player's Night: What A Rhythm

【パーカッションに彩られた夜】

打楽器。

音楽「孤高のピアニスト」深町純第63回ピアノ・パーティー。この日は、いつになく、なぜか大勢のパーカッション奏者が遊びに来ていた。ゲストにゴスペルシンガーとして有名な亀淵由香さん。亀淵さんは、インターFMで番組をお持ちで、それを車などで何回か聴いたことがある。それ以前に、ゴスペル・クワイアーをお持ちだという話は何度も聞いていたので、それを聴けるというのは超ラッキーだった。

トークネタは、先日深町さんが行って来たオランダ、ロンドンなどのお土産話。オランダは、マリファナ、買春、尊厳死などが認められているというひじょうに特異な国だそうで、特にマリファナ話はおもしろかった。ロンドンでは、赤信号は、「気をつけて渡れ」だと聞いて、大変感心したそうだ。その他に、桜をテーマにした俳句ネタも。

第一部では、着メロが鳴り、それにあわせて1曲即興でやった。また、下記セットリストで3にあたる「2006年3月25日20時14分の作品」は、特に前半が実にメロディアスで素晴らしかった。何度も聴きたくなる作品だ。

第二部は、いきなり亀淵さんがピアノの前に登場し、日本の佳曲を歌った。「花」(春のうららの墨田川~)~「おぼろ月夜」~「荒城の月」~「さくら」をメドレーで、しかも、途中にアドリブを存分に交えながらの歌唱だった。特に「荒城の月」はなぜか妙に個人的に哀愁を感じている曲なので、ひじょうに嬉しかった。以前から一度深町ピアノでこれを聴いてみたいなと思っていただけに、ここで歌われたのはよかった。

亀淵さんは、「深町さんは、音楽が本当の意味でできる人なので一緒にやって楽しいです」という。「さくら」では、後半に会場にいたパーカッション奏者をひき入れて大セッション大会になっていった。歌、音楽への真摯な姿勢が観客に伝わってくる。「私はゴスペルを歌っています」というと「あなたはクリスチャンですか」と問いがでて「そうです」とのお答え。

深町さんも即興でピアノを弾くが、なんとこの亀淵さんも即興で歌を歌うという。そこで観客から御題をもらって、その言葉から1曲歌うことになった。観客からでた言葉は、「勇気」。しばし、考えながら、深町さんと二人で、即興演奏、即興歌唱を繰り広げた。これはすごいな。即興歌唱というのは、ラップの世界ではフリースタイルで、ビートにあわせて好きにラップを繰り広げるというのがよくあるが、メロディーをつけた歌ではあまりなじみがないので、新鮮だった。しかも、演奏とあわせてだから、なおさらそのシンクロ具合がおもしろかった。亀淵さんは、途中でドラムの成り立ちを軽く紹介しつつ、パーカッション奏者を呼び込んだ。ゴスペルあり、アフリカンあり、すごいのりになってしまった。

この日偶然にも集合していたパーカッション奏者は、セネガルからやってきたブバ・カー・ガイさん、先月もはるばる京都から来てジャンベを叩いていった山下正樹さん、セネガルやギニアに伝わるボロンというひじょうにユニークなパーカッションを叩いた中村達也さん、そして同じくジャンベの藤川清さんだ。これだけ、パーカッションの音が炸裂すると、さすがの深町ピアノも押され気味になる。深町さん、一体どこで終わればいいのかさかんに中村さんの方を見るが、中村さんは、叩くことに熱中していて終わろうという気配がない。このあたりがライヴの醍醐味。

それにしても、この日はまさにパーカッション・ジャックという感になった。その熱さのせいか、珍しく深町さん、アンコールまでやってしまった。なにが、素晴らしかったかというと、第二部の音楽比率は、史上最高の92.7パーセントを記録。これは盛り上がる。おつかれさま~。

Setlist

1st Set

show started 19:39
01. 2006年3月25日19時39分の作品 (13.38)
02. 2006年3月25日19時57分の作品 (携帯着メロから)(1.05)
03. 2006年3月25日20時14分の作品 (12.28)
04. 2006年3月25日御題拝借作品1. (2.00)
05. 2006年3月25日御題拝借作品2. (1.58) 
06. 2006年3月25日御題拝借作品3. (1.38)
07. 2006年3月25日御題拝借作品4. (1.51)
show ended 20:47
(approximately performing time: 34.38 of 68 minutes show)(.509)

2nd Set

show started 21.13
01. メドレー:花~おぼろ月夜~荒城の月~さくらさくら(亀淵由香さんとともに。「さくらさくら」からパーカッション奏者も)(16.13)
02. 勇気(亀淵さんの即興+パーカッション奏者も)(6.06)
03. 2006年3月25日21時44分の作品 (中村さんを迎えて)(7.09)
04. 2006年3月25日21時52分の作品 (13.37)
Enc. 2006年3月25日22時08分の作品(6.25)
show ended 22.14
(approximately performing time: 56.33 of 61 minutes show)(.927)

■ゲスト

亀淵由香 
ブバ・カー・ガイ
山下正樹
中村達也 
藤川清 

■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%) 

2005年11月 第一部 41.70 第二部 51.82
2005年12月 第一部 39.86 第二部 58.91
2006年01月 第一部 58.81 第二部 67.23
2006年02月 第一部 38.4  第二部 49.7
2006年03月 第一部 50.9  第二部 92.7

(2006年3月25日土曜、恵比寿アートカフェ=深町純ライヴ) 

ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2006-57

投稿者 吉岡正晴 : 05:09 AM | コメント (0)