August 31, 2006

K-Ci Hailey On Top Of Roppongi Hills

【歌うために生まれてきた男~ケイシー・ヘイリー】

熱血。

深夜、東京の夜景が一望できる六本木ヒルズ52階。最近、ここがラウンジになり、DJがはいってちょっとおしゃれなスポットになっている。この日は、2006年7月から2007年6月まで期間限定でオープンしている「マドラウンジ」で、熱血R&Bシンガー、ケイシー(K-Ci)のショーケースが行われた。

ケイシーは、日曜(8月27日)『ソウル・ブレンズ』に生ゲストで登場。新作ソロ・アルバム『マイ・ブック』がでたばかりで、約一週間そのプロモーションのために来日中だ。その一環でのショーケース。

夜11時過ぎ、ちょうど到着して、会場に入ると、前のシンガーが歌い終えていて、ケイシーの登場を待ち受けていた。

まもなく白いスーツに身を包み、帽子を被り、煽りMCにのってケイシー登場。新曲など3曲をトラックで熱唱。3曲目のボビー・ウーマックのヒット「イフ・ユー・シンク・ユー・アー・ロンリー・ナウ」では、ボディーガードに肩車してもらい、牛詰の観客の中に突進した。この渋いボビーの作品が、ケイシーの熱唱でより熱くなる。

どこでも、いつでも、そこに音楽があれば、何でも歌う。彼もまた、歌うために生まれてきた熱血歌大好き男だった。

ちなみにこのエリア、エレヴェーター代往復1500円を払い52階に上がれば、誰でも夜中の2時まで360度、東京の夜景を楽しめる。「マドラウンジ」はその一角にあるバー。東京タワーは夜中の12時に照明が消えるが、その瞬間を目撃できるか? 

Setlist

show started 23:23
01. Life
02. Conversation
03. If You Think You Are Lonely Now
show ended 23:38

(2006年8月27日日曜、六本木ヒルズ・マドラウンジ=ケイシー・ヘイリー・ショーケース・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>K-Ci
2006-166


投稿者 吉岡正晴 : 12:56 AM | コメント (0)

August 30, 2006

K-Ci Hailey On "Soul Blends"

【ケイシー・ヘイリー・ソロアルバム・リリース】  

復活。

地下駐車場からエレヴェーターに乗ると、1階でブラザー軍団が乗り込んできた。なんと、この日(8月27日)の『ソウル・ブレンズ』のゲスト、ケイシー(・ヘイリー)たちご一行様だった。ボディーガードはでかいが、ケイシーは細身で、しかも顔が小さい。

スティーヴィー・ワンダーの「レイトリー」がオンエアーで流れているちょうど、その時、ゲストのケイシーがスタジオのマイクの前に座った。そしてヘッドフォーンをつけると、まもなく、彼はスティーヴィーにあわせて歌いだした。もちろん、ケイシー自身もレコーディングしているので、歌詞など朝飯前だ。彼はいつでも、どこでも歌うという。かなりの「歌いたがり屋」らしい。

新作アルバムにして、初ソロ・アルバム『マイ・ブック』のプロモーションで来日。

マーヴィンの質問に答えてケイシーは語る。「ジョデシーの日々、ケイシー&ジョジョの日々、そして、ケイシーのソロ・・・。木がどんどんと大きくなっている、ただそれだけのことだよ。そして、今は新たなるケイシーの日。僕の本(マイ・ブック=アルバム・タイトルとかけている)は、僕がこれまで経験してきたこと、感じたこと、ジョデシー時代のこと、ケイシー&ジョジョ時代のこと、そんなことをケイシーが感じたことを歌っている。ひとつひとつ、テーマをピックアップしてね」

ケイシーはマイクを食べてしまいそうなほど、近づいてしゃべる。そして、とてもディープな声。「ケイシー本人のことを、その本を読むまで、決め付けないでくれ」とも言う。ちょっと南部訛りのある英語で、しかも早口でしゃべる。「オー、イエー」と発する声だけでさえ、かっこいい。

ケイシーが影響を受けたシンガー。「まず両親。ゴスペルを歌っていた。ずっと自分もゴスペルを歌っていた。それから、スティーヴィー、アンクル・ボビー・ウーマック、シャーリー・シーザー、グラディス・ナイト、シーシー・ワイナンズ、ニューバース・・・。ニューバースの『ワイルド・フラワー』を何年か前に歌った・・・」

日本も大好きだというケイシー。「ソロもやるし、ケイシー&ジョジョでもやる。そして、ジョデシーでもやってくるよ。ジョデシーのアルバムもレコーディングしている」 ほ~~、ジョデシーの復活か。これはニュースだ! 

それにしても、喋り声、曲紹介の声がかっこいい。思わず言った。「ラジオのDJやれば?」 ケイシーが笑いながら応えた。「DJの仕事くれ」

■ケイシー新作
K-Ci "My Book"
フォーミュラー・レコーディングスPOCE12002
2100円 2006年8月23日発売

(ケイシーの項続く)

ENT>MUSIC>ARTIST>Hailey, K-Ci

投稿者 吉岡正晴 : 04:58 AM | コメント (0)

August 29, 2006

Kiki Live: Deep Impact Since Aretha Franklin

【アレサ・フランクリン以来の衝撃】

が~~ん。

昨日、おとといのネタがまだあって、すでに下書きもすんでいるのだが、さっき見てきたキキ(Kiki)のライヴが、とっても衝撃的だったので、これを先に書くことにする。

ディス・イズ・ミー(期間限定スペシャル・プライス)日本でも2005年に「レット・ゴー」が大ヒットして、一躍シーンに踊り出たキキだが、一足先にブレイクしたエイメリーやリアーナあたりの後続としての立ち位置になるイメージを持つ。バイオを読むと、彼女がデトロイトのゴスペルの名門グループ、クラーク・シスターズのメンバーの娘だという。これはかなり本格派のシンガーらしいという匂いがする。

2枚でたアルバムは、けっこう今風の顔のアップ写真。アリシア・キーズとまではいわないが、まあ、綺麗系かなと思っていた。

バンド演奏が始まって、ダンサー2人が踊り、その中央に登場した人物は???? 第一声。「ええええっっっっ??? うっそ~~~~。まじ~~??? あれが、キキ? ホントですか?」 一体ソウル・サーチャーが目撃したものは? (ここで画面白黒反転)

中央で黒いTシャツを着て踊り始めていたのは、おそらく体重150キロはあるのではないかと思われる超巨漢の女性だった。が~~~ん。「いや、別に、ヴィジュアルで音楽を聴いてるわけではないですが・・・」と言い訳しつつも(なんで言い訳するんだ?)、なんだこれは、と感じたのも事実。あまりのその姿のインパクトに衝撃を受け、しばし呆然。しかも、2人のダンサーと同じように踊ろうとするが、なかなか身体がついていかない。ギャグかと思った。(笑) いっそのこと、ダンサーも150キロで揃えたら、徹底していいのではとも思った。かつてウェザー・ガールズなんてのもいたし。

歌は、さすがにしっかりしているが、彼女とバックコーラスの誰かと代えても、何も変わらないだろう。

ずっと彼女の姿を見ていて考えた。「彼女がゴスペル・シンガーだったら、誰も驚かないだろう。しかし、売り方が若手アイドル的なイメージだからギャップが大きすぎるのだ」と。

バックは、コーラス3人(比較的ほっそり綺麗系)、ベース(極小さなキーボード兼任)、キーボードとコンピューター、DJ(キーボードも)、キーボード、ドラムス、ダンサー2人の計10人。これにキキ。キキの歌はまあ、いいんではないだろうか。スロー(下記「オール・アイ・アム」あたり)は、聴かせる。

「しかし、なんでデビューできたんだろう」と思うと、「きっと、クラーク・シスターズの娘だから、デモテープの歌が超うまかった」とか「きっと、めちゃくちゃフレンドリーで性格がいいんだろう」などと想像してしまった。

別にヴィジュアルで音楽聴くわけじゃないんですけどね、でも、この大型のインパクトはかつてニューヨークで初めて「クイーン・オブ・ソウル」アレサ・フランクリンを見た時以来だ。

というわけで、キキ、僕にとっては「アレサ以来の衝撃」ということにしておきたい。

ただし(身体の大きさ)が。

Setlist

show started 19:14
01. You Are The Only One
02. You
03. War
04. Change
05. So Lone
06. All I Am
07. Sweetest Thing
08. (Band Solo)
09. Scream
10. Have What You Want
11. It Is What It Is
12. Yes
Enc. Let Go
show ended 20:36

(2006年8月28日月曜、渋谷デュオ=キキ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kiki
2006-167

投稿者 吉岡正晴 : 03:22 AM | コメント (0)

August 28, 2006

Takayam Hiroshi One Man Play: Portrays All Things In The Universe

(ネタばれになります) 

【高山広~正真正銘ワンマン・ライヴ】

森羅万象。

圧倒的なおもしろさで独自のひとり芝居の世界を繰り広げる高山広の月例ライヴ。彼もまたソウル・サーチャーということで、前の中野のゴスペル・ライヴから目黒へ直行。

前説(まえせつ)に続いてでてきた1本目の作品「76年目のリストラ」。いきなり高山は「星」になった。「星」と「リストラ」ということでピンと来たが、案の定、その星とは冥王星。つい最近、惑星からはずされた星だ。この点に的を絞り、おもしろおかしく、そして、物悲しく、ひたすら冥王星の気持ちになって演じる。このタイミングで、このネタ、なんと当日か前日にやることを決めたそうだ。お見事。

なんか、高山さんにかかると世情の森羅万象すべてが、ネタになりそうな気がする。例えば真面目な「7時のニュース」を全部、高山さんにちゃかしてやってもらいたいなどとも思ってしまう。

小編、中編、長編とさまざまなヴァージョンを披露。下記セットリストでは、3の「鉄道運転士 至福の食卓」は小編。笑える。「サイゴノイジメ」は、ずっといじめられてきた彼の元に届いた何十年かぶりの同窓会の通知から物語は始まる。その通知に印された日に会場に出向くと・・・。う~む、展開、構成が実におもしろい。

最後の「いっしゅんの夏」という作品は、彼の代表作ということで、もう10年以上前に作って、夏になると演じるという。大きな打ち上げ花火と、家庭用のセットになっている小さな花火との火花散るトークが30分近い長編にもかかわらず、楽しませる。特に後半の熱演が見事だ。

彼の素晴らしいところは、間(ま)とスペース(本質的には同じことかもしれないが・・・)の使い方が抜群にうまいところ。これに声色と口調のヴァリエーションがくる。間は、歌でも、演技でも、笑いでも、普通のおしゃべりでも、もっとも重要な要素。文字にしても何にもおもしろくないものが、彼の声色、口調、そして、ジェスチャー、顔の表情、そして完璧な間とスペースをもって表現されると、本当におもしろくなる。

この日は、音楽効果音(CD、MDの音出し)、照明の暗転・点灯などすべて一人でやっていた。これぞ、正真正銘・音楽照明までひとり芝居の証明!  

■低川狭(ひくかわせまし)のワンポイント・イングリッシュ・レッスン

[森羅万象=All Things In The Universe]

え~、本日のワンポイント・イングリッシュ・レッスンは、森羅万象を英語でどういうかで~す。森羅万象は、しんらまんぞうとも読みますが、普通はしんらばんしょうと読みます。「宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象」ということであります。で、それを英語に直すとAll Things In The Universeとなります。ま、宇宙におけるすべてのこと、ということですね。それでは、また来月まで、stay tune!  

■高山広オフィシャル・ウェッブ

http://schop.air-nifty.com/takayama/

■Setlist 高山広『ようこそおキモチ∞HANJOH』(ようこそ おきもち だいはんじょう) 今月のタイトルはなし。

show started 21:11
00. ますたべじゅんの前説
01. 76年目のリストラ
02. 男の流儀
1. 忘れてやるぜ!!
2. よっぽど...
3. 親友A君の生涯
03. 鉄道運転士 至福の食卓
04. 長距離トラック運転士な夜
05. サイゴノイジメ
06. 蚊も泣く、鱶(ふか)も泣く
07. セミリタイヤ
08. いっしゅんの夏
00. 後説(ごあいさつ)
show ended 22:51

(2006年8月26日金曜、目黒ミッドナイト・アワー=高山広ライヴ)

ENT>PLAY>Takayama, Hiroshi
2006-165

投稿者 吉岡正晴 : 06:13 AM | コメント (0)

August 27, 2006

1025 Gospel Choir Live: Audience & Singers Become As One

【舞台と観客席がひとつとなる瞬間】

一体感。

ソウル・サーチャーのひとり、マル(maru)の音楽仲間であり、キーボード奏者でもあるポチくん(林田裕一)が結成した大所帯ゴスペル・クワイアー、その名も「1025(イチゼロ[マル}ニーゴー)ゴスペル・クワイアー」が中野ゼロホールというところで、ライヴを行った。小ホールでキャパは550、この日は3-400人は入っていただろう。

緞帳(どんちょう)が上がると、そこに立っている70人ほどのシンガー、ミュージシャンたち。ゴスペル・クワイアーは見たことはあるが、日本でこうして若手のミュージシャンが若手のシンガーをまとめているのを見たのは初めて。圧倒的な迫力だ。若干、音がよくなかったが、その音の悪さを70人の人間の声の力が凌駕(りょうが)する。こうしたクワイアーを見ていつも思うが、「声の物量作戦」だ。

次々と登場するソロイストたちも、みな堂々と歌う。特に2曲目で歌ったマサヒロくん、次のタケオくん(毎度おなじみ)、さらにサカイ・ユーくん、ネネさんなどは印象に残った。マサヒロくんは初めて聴いたが、ジェイ公山ぶりの声で驚いた。(タケオくんがこれだけのバックで迫力ある歌を歌ったのを聴いて、もっとバンドでたくさん歌えばいいのではと思った)

「今日はここにはリスナーはいません。みんなも歌う人です」 ゴスペルのライヴは、ステージの歌い手のほかに観客席にも歌い手がいる。「ブライター・デイ」でクワイアー・ディレクターのミカさんが指導しての観客とのコール&レスポンスは、圧倒的な一体感をもたらした。

ポチくんが去年の10月25日からこのプロジェクトを始めた、ということでこうしたグループ名がついた。120人くらい歌う人がいるが、都合がつく人たちがこの日集結した。

バックは、キーボード2、ギター、ベース、ドラムスの布陣。人間の声の力は、まさに喜びを感じさせる。スローの「マイ・ライフ・・・」は、冒頭ネネさんがソロで歌い、途中からコーラスがかぶさる感動的な1曲だった。

それにしても、これだけのものをまとめあげたポチくんはすごい。これからもぜひともがんばってほしい。それと、あんまり宗教的にならずに、純粋に音楽的にフォーカスしている点が日本ぽくて、僕は好きだ。

■1025ゴスペルクワイアー・ブログ
http://blog.livedoor.jp/gospelchoir1025/

■次回のライブ
2006年9月16日(土曜)
くにたちjazz session2006
くにたち市民芸術小ホール
http://www.kuzaidan.com/

■メンバー

ポチ(林田裕一) (キーボード、ミュージカル・ディレクター)
有坂美香 (クワイア・ディレクター)
ソーシ=soshi= (内田壮志)(ベース)
天倉正敬 (ドラムス)
森孝人 (キーボード)
Swing-O=スウィング・オー (ギター)

■Setlist ( )=ソロシンガー

show started 19:15
01. Band Intro
02. I Will Bless The Lord (ケンボー maru)
03. Who Is Like The Lord  (maru 長谷川雅弘)

04. Faith - Yes, We Can Can(タケオ=keos= keyco サカイ・ユー)
05. You've Got A Friend - Precious Lord   (ミトモ・タカコ 菅波ヒロミ)
06. Revolution  (サカイ・ユー 有坂美香 長谷川雅弘 黒川沙織 maru他)(Dancers: MIHO BROWN, LIL'MIHO, KEI, YASU)
07. My Life Is In Your Hands (音音=ネネ)
08. Brighter Day (有坂美香)  
09. Sanctuary (maru)
Enc. Oh Happy Day  (maru Nazu)

(2006年8月26日土曜、中野ゼロホール・小ホール=1025ゴスペル・クワイアー・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>1025 Gospel Choir Live
2006-164

投稿者 吉岡正晴 : 05:57 AM | コメント (0)

August 26, 2006

Jino's Band At Kokusai Forum Square

【ジーノ・バンド野外ライヴ】

汗だく。

ソウル・サーチャーのひとり、ジーノ(日野賢二)からメールが来た。「今日、国際フォーラムの野外コンサートやります」 

これは、来週行われる「東京ジャズ」ライヴの一環のイヴェント。24日、国際フォーラムの広場で、無料ライヴが行われ、日野賢二バンドなどがパフォーマンスを繰り広げた。

この日は、普段は何もないが、広場一帯にいくつもの露店が並び、そこで食べ物や飲み物を買って、椅子に座り食べたり飲んだりできるようになっていた。そして、中央にステージができていた。

ちょっと蒸し暑いが、夜も深まっていくうちに、だんだんと気持ちよくなってきた。

演奏は、60分程度のいつものファンキーなファンキーなセット。しかし、エアコンがないだけに、パフォーマーたちはまさに汗だくの熱演。そういえば、マイ扇風機はどうしたんだ? (笑) 印象深かったのは、4曲目を始める前に、「ベーシスト青木智仁に捧げます」と言ったところ。先日亡くなったヴェテラン・ベース奏者で、ジーノの先輩にあたる彼に敬意を表した形だ。

アンコールでの「チキン」の踊り方講座(ダンス「チキン」の踊り方を観客に教えるお約束のコーナー)では、観客がみな「チキン」をやった。

ジーノは、その前の出演者サックスの小林香織ちゃんのバンドでもベースを弾いていたそうなので、大忙しだ。アンコールではその香織ちゃんが入った。

この広場に無料でこうして良質のライヴが聴かれるというのはなかなかいいもの。屋台でラムネを買って飲んだ。

■ジーノ・バンド、コットンクラブに登場

2006年9月1日CHARGE : ¥4,200 (税込)
SHOWTIMES : 7:00pm & 9:30pm
03-3215-1555
予約・お問い合せ受付時間 (11:00 a.m.~11:00 p.m.)

東京JAZZ2006 MARUNOUCHI JAZZ CIRCUIT
日野\"JINO"賢二・ウィズ・JINO JAM
日野賢二(b),Zaindre Yarborouh(g), Bigg Boy "T"(key), Penny-K(key), J-Stixx(ds), Andy Wulf (Sax)

*SPECIAL GUEST VOCALIST ON 9/1
DANIEL MORGAN
GLYNISS MARTIN
ARGIE MARTIN
PAULA JOHNSON

■今日のメンバー

日野賢二 (ベース、ヴォーカル)
ザンドレ (ギター)
ジェイ・スティックス(ドラムス)
ノブ・ケイ (キーボード)
ペニーK (キーボード)
アンディー・ウルフ (サックス)

Setlist

show started 21:14
01. Intro
02. Deep
03. Aaliyah
04. Teen Town
05. Medley; Pops /L..E.S. / Shake
06. Da End - Face Da Funk
Enc. Come Together (Beatles)
Enc. Chicken (James Brown, Jaco Pastorius)
show ended 22:14

(2006年8月24日木曜、国際フォーラム・広場=日野賢二バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Kenji Band
2006-163

投稿者 吉岡正晴 : 05:25 AM | コメント (0)

August 25, 2006

Shaggy Live: Do You Feel The Heat Of Reggae?

【シャギー・ライヴ】

ヒート(熱)。

レゲエ! レゲエ! レゲエ! 横浜で行われていた「レゲエ・サンスプラッシュ」に出演していたシャギーが、2日間だけ丸の内コットン・クラブに登場。最初の3曲をレイヴォンが歌い、その後、シャギーがおでまし。僕は3年ぶりのシャギー。

全曲、あのレゲエのリズムで、ゆったり身体を揺らす。夏といえばレゲエ=レゲエといえば夏=みたいなまさに定番。観客をほぼ総立ちにさせて、どんどんと踊らせる。しかも、シャギーは、途中観客席にも下りてきて、お客さんの女の子と一緒に踊る。ステージでも盛んにセクシーな腰の動きを見せて、観客を挑発だ。最後は腰の振り方コンテストみたいのをやるために、何人もの女の子をステージにあげた。

曲の合間での顔の表情やジェスチャーなんかも、なかなかおもしろい。また、曲も古いソウルのヒットを使ったものや、サンプリングしたものもあって、キャッチー。マーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」を使った曲、ブッカーTの「グリーン・オニオン」をサンプリングしたような作品、また、マンゴ・ジェリーのヒット「イン・ザ・サマータイム」のカヴァーなど盛りだくさん。

「君は、レゲエの熱を感じるかあ??」 シャギーは叫ぶ。大ヒット「イット・ワズント・ミー」は、やはり大受け。な~んにも考えずに楽しめるライヴだ。

コットン・クラブから外に出ると、アジア特有の湿気たっぷりの夜の風が吹いてきた。こんな夜はクールなフルーツカクテルがいいにちがいない。

2003/08/14 (Thu)
It Wasn't Me Who Said That, Shaggy
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20030814.html
(2006年8月23日水曜、丸の内コットンクラブ=シャギー・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Shaggy
2006-161

投稿者 吉岡正晴 : 05:00 AM | コメント (0)

August 24, 2006

Gap Charity Live: Setlist

【ギャップ・ライヴ・セットリスト】

組合せ。

例えば、このギャップがスポンサーとなったチャリティー・ライヴのように、複数アーティストが一堂に会して行うイヴェントだとどのアーティスト目当てファンが来るかを把握することはかなり重要だ。

ポイントは、そこに登場するアーティストたちのファン層が重なれば、一番いいということになる。そういう視点から見ると、このライヴはどうだったのだろうか。

一番ファンが多そうだったのが、ケツメイシだ。みんなケツメイシ目当てだったように見受けられた。それに続いてデフ・テックか。デフ・テックとケツメイシはけっこうファン層が重なるような気もするが、どうなんだろう。ところが、彼ら二組のファンと、スウィートボックスのファン層がどうもまったく被らないような感じがした。同じく、アシャンティーとも被りそうにない。

よって、この4組のアーティストを出す順番だと、スウィートボックス、アシャンティー、デフテック、ケツメイシあたりがいいような気がする。でも、格から言ったら、グラミー賞受賞アーティスト、アシャンティーが最後になるのも当然と言えば当然だが・・・。

いろいろ調べてやっとセットリストが出来上がった。(笑) 

Setlist

#Sweet Box
show started 18:40
01. Everybody (From "Adagio"- 2004)
02. Chyna Girl (From "Adagio"- 2004)
03. Life Is Cool (From "Adagio"- 2004)
04. For The Lonely (From "Classified" -2001)
05. Don't Push Me (From "Jade" -2002)
06. Here Comes The Sun (From "Addicted" - 2006)
07. Addicted (From "Addicted" - 2006)
Enc. Everything's Gonna Be Alright (From "Sweet Box" - 1998)
show ended 19:13

#Def Tech
show started 19:27
01. Human Beat Box
02. Power in da Musiq ~Understanding
03. Lift Up feat.Lafa Taylor
04. My Way
05. Catch The Wave
06. Irie Got ~ありがとうの詩~
show ended 19:58

#Ketsumeishi
show started 20:16
01. はじまりの合図
02. 男女6人夏物語 (featuring MAO-d)
03. 願い
04. 三十路ボンバイエ
05. さくら
show ended 20:49

#Ashanti
lights turned down 20:55
show started 21:11
01. Intro~Unfoolish
02. Rock Wit U
03. Happy
04. What's Luv  
05. Still Down
06. I Don't Wanna Miss You Baby??
07. Turn It Up
08. Rain On Me
09. Foolish
10. (Inst=extension adlib of "Foolish")
11. Only U
show ended 21:54

(2006年8月18日金曜、東京国際フォーラム=ギャップ・チャリティー・コンサート、スウィートボックス、デフテック、ケツメイシ、アシャンティー・ライヴ)

ENT>MUSIC>EVENT>Gap Charity Concert
ENT>MUSIC>LIVE>Sweetbox
ENT>MUSIC>LIVE>Def Tech
ENT>MUSIC>LIVE>Ketsumeishi
ENT>MUSIC>LIVE>Ashanti
2006-157

投稿者 吉岡正晴 : 05:02 AM | コメント (0)

August 23, 2006

Sam Moore's First Solo Album In 34 Years

【サム・ムーア、34年ぶりの新作アルバムが豪華ゲスト入り】

奇蹟。

オーバーナイト・センセーショナルソウルマン」「ホールド・オン・アイム・カミン」などの大ヒットで知られるソウル・デュオ、サム&デイヴの片割れ、サム・ムーアが新録による新作アルバムを出す。タイトルは『オーヴァーナイト・センセーション』で、全米では8月29日発売、日本では9月13日発売。サム・ムーアは一度1972年にソロ・アルバム『プリティー・グッド・ラヴィン』を録音していたが、長く発売されずお蔵入り。これは録音から30年後の2002年に発売された。サム・ムーア・ソロとしては、リリースとしては4年ぶりの新作、録音ベースで言えば、34年ぶりのソロ作品となる。

今回は全12曲に、様々なスター・アーティストをゲストに迎えている。ワイノナ、ファンテイジア、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボン・ジョヴィ、スティーヴ・ウインウッド、スティング、マライア・キャリー、ヴァン・ハント、ビリー・プレストン、シーラE、エリック・クラプトンなどが参加、ゲストだけでも超話題盤となっている。プロデュースは、人気オーディション番組の『アメリカン・アイドル』の辛口審査員ランディー・ジャクソン。

ライナーノーツは、2002年の映画『ソウル・サヴァイヴァー(Only The Strong Survive)』をてがけたロジャー・フリードマンが書いている。(映画に関しては下記リンクを参照) この映画の中で、サム・ムーアのインタヴューやライヴが紹介され、フリードマンと接点がありライナーを書いた。

それにしても、このアルバムを聴くと、サム・ムーアというのはここまでディープなソウル・シンガーだったか、ということを思い知らされる。特にアルバム冒頭の「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」。重いバックに、サムの歌声、さらにワイノナの声がからむ。アン・ピーブルズやティナ・ターナーのヴァージョンもあるメンフィスソウルの名曲。この一曲を聴くだけで本アルバムの価値はある。

他にも珠玉の名曲が続々登場する。このアルバムを聴いていると、サム・ムーアが細身のスーツを着て、それぞれのゲストシンガーたちと一緒にステージで飛び跳ね、踊っている姿が目に浮かんでくる。

それにしても、これだけのアメリカ音楽業界の大物たちを勢ぞろいさせるサム・ムーアは、やはり「生きる伝説」だ。そして、彼も不遇の時代から見事にサヴァイヴした。来年のグラミーへの期待も高まる。

ソウル・マンがこうして奇蹟のアルバムを出すとなると、もうひとり、「ラスト・ソウル・マン」ことボビー・ウーマックはどうしているのだろうか、と気になるものだ。

■サム・ムーア 『オーバーナイト・センセーショナル』

¥2,580(税込) ¥2,457(税抜)
国内盤 CD 発売日: 2006/09/13
レーベル: ライノ
品番: WPCR-12433

TRACK LIST

01. I Can't Stand the Rain - with WYNONNA, Special guests BEKKA BRAMLETT & BEBE WINANS (vocals) & BILLY PRESTON (Hammond B-3)
02. Better To Have And Not Need - with BRUCE SPRINGSTEEN
03. Blame It On The Rain - with FANTASIA
04. Lookin' For A Love - with JON BON JOVI
05. Ain't No love - with STEVE WINWOOD
06. None Of Us Are Free - with STING
07. It's Only Make Believe - Special guest vocals by MARIAH CAREY & VINCE GILL
08. Don't Play That Song ( You Lied) - with BEKKA BRAMLETT
09. If I Had No Loot - with VAN HUNT & NIKKA COSTA, Special guest BILLY F. GIBBONS (guitar)
10. Riding Thumb - with TRAVIS TRITT, Special guest ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
11. We Shall Be Free - with PAUL RODGERS
12. You Are So Beautiful - with BILLY PRESTON ,Special guests ZUCCHERO (vocals), ERIC CLAPTON (guitar) & ROBERT RANDOLPH (pedal steel)

■関連過去記事

2004/02/17 (Tue)
Only The Strong Survive: The Soul Movie
映画内容紹介と映画評。

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040217.html

2004/06/24 (Thu)
Talk About "Only The Strong Survive" At Relocated Soul Bar Sugar Hill
日本での公開決まる。
http://www.soulsearchin.com//entertainment/soulbars/diary20040624.html

2004/11/07 (Sun)
"Only The Strong Survive": Some Questions & Answers
イヴェントでの質疑応答。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041107.html

ENT>MUSIC>ARTIST>Moore, Sam

投稿者 吉岡正晴 : 07:07 AM | コメント (0)

August 22, 2006

Sweetbox Live: Addicted To "Addicted"

【アンコールのアンコール】

目当て。

クラシックとディスコ、ポップスを融合したグループ、スウィートボックス。基本的にはヨーロッパ産の香りが強いアーティストで、シンプルなリズムとメロディアズなメロディーが特長。そして、リード・シンガー、ジェイドの歌声はどこかブリットニー・スピアーズを思わせる。金曜には、短いヴァージョンのライヴだったのが、今回は約100分の長尺ライヴ。

バックは、ドラムス、ベース、キーボード2台、ストリングス系4人、ダンサー4人にジェイド(リード)という布陣。ストリングス、ダンサー全員が女性なので、かなり女性のグループという印象が強い。観客の8-9割近くは女性だった。そして、会場AXは珍しく席をいれていた。

リズムはユーロビート的なものなので、シンプルでまったく黒くない。ジェイドは何度か衣装変えもする。途中、「グレイスランド」から着た黒と赤の日本の着物風衣装が印象に残った。タランティーノの映画に出てくるかとも思える衣装で、原宿の「オリエンタル・バザール」あたりで売っていそうな感じのもの。ジェイドによれば、ライヴの衣装はロンドンのデザイナーがデザインしていて、これもその一点だそうだ。

このライヴを見て思ったのは、ストリングスが4人入っていて、とてもアクセントになっているという点。ストリングス入りだと、僕は個人的には80年代のシックのライヴ映像で、「ル・フリーク」や「グッドタイムス」を演奏する時に、一見おしとやかに見える女性のストリングス奏者たちが髪を振り乱して演奏するシーンを思い出す。ドレスを着た女性が、一瞬にして髪振り乱して演奏するそのアンバランスがひじょうに面白かった。このスウィートボックスのストリングスたちは、髪は振り乱さなかったが・・・。

ところで、彼らの楽曲のタイトルって、以前に誰かでヒットし曲と同名なものが多い。これは何でだろう。「レディーズ・ナイト」「オン・ザ・レイディオ」「ヴァヤ・コン・ディオス」「プライド」「チャイナ・ガール」「ヒア・カムズ・サン」・・・。みんなスウィートボックスのオリジナル曲だ。

本編最後の「アディクテッド」は、このところ、やたら耳に残っていて、まさにアディクテッド(中毒)状態。この日は、ちゃんと本編終わったところで、観客から盛大なアンコールの拍手がきた。やはり、彼ら目当てに来ているお客さんがいたということだ。(当たり前ね) そして、アンコールのアンコールに応え、「フォー・ザ・ロンリー」をキーボード1本で歌ったが、意外とこれが一番よかったりして。(笑) 

また、グッズやCDを3000円以上買った人には、ちゃ~んとジェイドちゃんの握手会がある。えらいです。ちなみに、「ヴァヤ・コン・ディオス」とは、別れの言葉で「神とともに歩く、歩む」という意味。

■過去関連記事

2004/02/26 (Fri)
Everything's Gonna Be Alright: Sweetbox's Gonna Be OK
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040226-1.html

Setlist
show started 19:17
01. Don't Push Me
02. Bold & Delicious
03. Pride
04. Chyna Girl
05. Vaya Con Dios
06. For The Lonely: Officially Starts (New Version)
07. After The Lights
08. On The Radio
09. Killing Me D.J.
10. Life Is Cool
11. Every Step
12. Read My Mind
**. (Cello Solo)
13. Graceland
14. Crown Of Thorns
15. Hate Without Frontiers
16. Human Sacrifice
17. Liberty
18. Everybody
**. (Battle of Strings Section Vs Rhythm Section)
19. Cinderella
20. Ladies Night
21. Here Comes The Sun
22. Boyfriend
23. (Intro: Vivaldi Strings) Addicted
Enc. Everything's Gonna Be Alright
Enc. Time Of My Life
Enc. For The Lonely (Acoustic Version)
show ended 21:06

(2006年8月21日月曜、渋谷アックス(AX)=スウィートボックス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sweetbox
2006-160

投稿者 吉岡正晴 : 04:14 AM | コメント (0)

August 21, 2006

Japanese New Soul Diva; maru's Live: Band Members Share The Same Image

【イメージの共有】

ミュージシャンシップ。

7月1日の『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でも、ゴスペラーズの黒沢薫さんと見事なデュエットを聴かせたマル(英語表記は、小文字でmaru)が自らのバンドとともにライヴを行った。「マル&キム・プレゼンツ・ディーヴァ・ライヴ」という複数アーティスト(4組)が登場するイヴェント。彼女のフルライヴを見るのは2月末以来。結論から言うと、「お見事」「素晴らしい」, I'm proud of you っていう感じだ。今まで見た彼女の中で一番よかった。声もよくでているし、いい声でうまい。そして、トークも曲にのせた語りもおもしろい。

マルというシンガーを一言で言えば、「日本のジル・スコット」あるいは、「日本のニュークラシック・ソウル系ディーヴァ」など。こういうタイプを徹底的に追及している日本のシンガーってほかにいるのかなあ。ここまでできれば、このジャンルのシーンの牽引車となって欲しいと思う。

バンドも相変わらず素晴らしいグルーヴを出している。スロー・グルーヴ、アップ・テンポの曲、どれも飽きない。音がソウルなのに、日本語が実にうまくはまっている。

このバンドの良いところは、ミュージシャンたちが基本的には自分たちが進む音楽的方向性へのイメージをかなりのレヴェルで共有している点だ。ヴェクトルがグルーヴ感を持って一つの方向に向いている。だから、タイトになっていく。イメージが共有できるミュージシャン同士の間には、真のミュージシャンシップが生まれる。そして、真のミュージシャンシップからリアル・ミュージックが創造される。

ドラムス、ギター、ベースのリズム隊がとてもよく、それを音楽ディレクターのポチくんがうまくまとめている。ところで、ナイル・ロジャースばりのカッティングを冒頭から聴かせるギターは誰だろうと思ったら、エイドリアナ・エヴァンスでバックをつけていたロス在住のタクくんだった。エイドリアナの時よりはるかによいパフォーマンスを見せていた。ソウシくんのベースとあわせて、ナイル&バーナードか。(笑) 

日本語のオリジナルもどれもいいが特に圧巻は、うまく語りをいれている「少しだけ」。彼女のテーマが「女性上位」だそうだが、恋した女心を描いた作品で、バックコーラスが「I'm just a woman」と入るところが実にソウルフルでいい。これを聴いて彼女はまず女性ファンを獲得すると思った。

ジル・スコット~マリーナ・ショウ~アリシア・キーズのカヴァー・メドレーも見事。今、これを書きながら、マリーナ・ショウ・ヴァージョンをひっぱりだして聴き返した。アリシアはちょっとだけテンポが早かったような気がしたが、これにのせてのメンバー紹介もよかったので、よしとしよう。歌いっぷりの堂々。しゃべりっぷりの堂々。存在感の堂々。どど~とシーンをひっぱってってください。

■ライヴ情報など

次回、このバンドで青山でやるので、興味ある方はぜひ。なお5アーティストが出るいわゆる「対バン形式」なので、タイムスケジュールはまだわかりません。40分から60分くらいはやると思われます。

2006年9月7日(木) 
会場: 月見る君想う http://www.moonromantic.com/
開場18:00開演18:30
イヴェントタイトル 「SHAKE EVERYTHING YOU'VE GOT!!!」
出演者:さかいゆう/maru/13 SOULS/DOPE NOTES/Rustic Renaissance
前売り¥2000 当日 ¥2500(共にドリンク代別)

■マル・ブログ

http://plaza.rakuten.co.jp/marumusicvox/

2006年8月19日にオープンの彼女の新しいウェッブ↓
http://www.marudiva.com/
今後のライヴ予定などは、こちらで。

■過去関連記事

February 22, 2006
Jeffrey Osborne Live At Cotton Club
マルとの初遭遇。「まりこ」がマルのこと。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_02_22.html

March 03, 2006
Maru's Live: "Ooh Ooh Song" To Her Own Show
マルのフルライヴ。セットリストもあり。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_03.html

■メンバー

maru (ヴォーカル)
Pochi 林田裕一 (キーボード、音楽ディレクター)
Tak 田中拓也 (ギター)
Soshi 内田壮志 (ベース)
Hiroki 村上広樹 (ドラムス)
Nene音音(ねね) (コーラス)
Kayo 青山佳代 (コーラス) 

■Setlist (# denotes Maru and friend's original)

show started 20:19
01. Intro (A riff of "Survivor")
02. Can't Stop This Love (including "Black Wannabe") #
03. Walkin' #
04. 少しだけ #
05. Medley(5-7): Long Walk (Jill Scott)
06. Lovin' You Was Like A Party (Marlena Shaw)
07. How Come You Don't Call Me (Prince, Alicia Keys)
08. Fly # (With guest singer Takemoto Keiichi)
09. 守りたいから #
show ended 21:19

(2006年8月19日土曜、渋谷プラグ=マル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>maru
2006-159

投稿者 吉岡正晴 : 04:23 AM | コメント (0)

August 20, 2006

Philip Woo & Shanti At Cotton Club: From Ashanti To Shanti

【アシャンティーからシャンティーへ】

実験。

毎度すっかりおなじみフィリップ・ウーとシャンティーが夢のコラボレーション。しかも舞台は、丸の内のおしゃれなコットンクラブ。国際フォーラムで『ギャップ・チャリティー・コンサート』でアシャンティーを見て、歩いて5分のところでシャンティーを。

今回のバンドは、ドラムスに東京ジャズシーンではおなじみのトミー・キャンベル、ギターが石成さん、ベースに岡さん、そして、キーボードにフィリップという布陣。ベースの岡さん、初めて見たが、これまたいいのりで、さすがフィリップの目に狂いはない。

選曲もひじょうにヴァラエティーに富んでいて、なかなか楽しめる。フィリップによれば、「いろいろエクスペリメンタル(実験的)でしょ。なんとなく、いろいろやってみる」という。フィリップの「なんとなく」は、なんとなく口癖で、これがけっこうゆる~くてなんとなくおもしろ~い。

僕が入ったのは、下記セットリストで4曲目の「ポエトリーマン」から。ちょうど、座って1曲終わるあたりで、「イエーッ」という聞き覚えのある声が。声の方向を見ると、なんとソウルメイトのM氏。しばらく前に、携帯に留守録が入っていた。コットンに来てたんだ。(笑) 

それにしても、セットリストを見ると、マニアックな曲を選んでいる。さすが、エクスペリメンタル。圧巻だったのは、ガーシュウィンのスタンダード「サマータイム」。ギター・ソロ、ドラム・ソロ、キーボード・ソロなどをいれたかなり長尺のもの。一気に集中が高まった。僕はトミーのドラムスが前から好きだが、特にこうやって誰かシンガーのバックを、控え目にやるときが最高だ。自分がリードだと、出すぎて、ちょっとうるさくなってしまう。(笑) 話しによると、この日はドラムスの数も減らしているという。だから、地味だったんだ。(笑) これがちょうどいいです。石成さんのファンキーなワウワウ・ギターとか、かなりいい。

シャンティーはステージ上でグルーヴ感がある曲だととてものっていて、楽しそう。またスローの曲は情感を込めて歌う。最後のアンコールで、シャンティーのお父さん、トミー・スナイダーさんが登場し、ドラムスを叩いた。彼も陽気な人だった。

■今後のライヴ情報

◎シャンティー

シャンティーは来月22日、横浜モーションブルーで、松本圭司さんらとアコースティック・ライヴを行う。

2006年9月22日(金) ▼Rock / Pops
SHANTI(vo)
シャンティ

Shanti(vo)、松本圭司(p)、木原良輔(g)、田邊晋一(per)
charge:\3,675(税込)
※Showtimes_6:30pm & 8:30pm (open_5:00pm)

◎フィリップ・ウー

フィリップはライヴが多数ある。
フィリップのオフィシャル・ウェッブで情報が入手できる。

http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html

【2006年】

♪9/3 Philip&Brenda Vaughn @LaCana in 下北沢
♪9/7 With Donyale @Ark Towers
♪9/8 Philip Woo Band @Blues Alley
♪9/10 Philip Woo Band "Mugen Night" @Velfarre
♪9/11 Philip Woo Band @Mobius with Donyale
♪9/17 Albert Martin Live @CHA CHA HOUSE
♪9/19 Soul Singer "Brenda Vaughn" @Blues Alley
♪10/1 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/4 Philip Woo Band @Mobius
♪10/14&15 Soy Soul Live @Blues Alley
♪10/20 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/25 Philip Woo Band @Mobius
♪10/29 Philip Woo Band "Mugen Night 2" @宮崎
♪12/1 Philip Woo's "Tribute To Billy Preston" Live @Blues Alley  (←It's New!!!)

■ メンバー

Philip Woo (Keyboard, Harmonica)
Tommy Campbell (Drums)
Ishinari Masato (Guitar)
Oka Yuzo (Bass)
Shanti (Vocal)

■ Setlist ( )内にオリジナル・アーティスト、またはアーティストが参考にしたヴァージョン

01. Butterfly (Herbie Hancock)
02. Summer In The City (Lovin' Spoonful, Quincy Jones)
03. As God Loves You (Shanti original)
04. Poetry Man (Phoebe Snow)
05. Black Bird (Dionne Farris)
06. Partido Alto (Airto Moriera)
07. Summertime (George Gershwin)
08. The Road To There (Philip Woo original)
Enc. Spooky (Classics IV, Dusty Springfield)

(2006年8月18日金曜、丸の内コットンクラブ=フィリップ・ウー、シャンティー・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip / Shanti
2006-158

投稿者 吉岡正晴 : 03:06 AM | コメント (0)

August 19, 2006

Gap Charity Live:

【ギャップ・チャリティー・ライヴ】

震度6。

ファッションのギャップがスポンサーとなったライヴ・イヴェント。出演アーティストは、アメリカのポップ・グループ、スウィートボックス、日本のラップ・グループ、デフテック、同じく日本のラップ・グループ、ケツメイシ、そして、アメリカのR&Bシンガー、アシャンティーの4組。スウィートボックスとアシャンティーはかつてライヴを見たことがあったが、デフテックとケツメイシは名前は聞いたことはあったが、ライヴを見るのは初めて。

デフテック、ケツメイシは、ビートがJポップ的、黒いグルーヴ感ではなくややユーロビート的、ディスコ的な打ち込み系ビートだけに、ひじょうに日本人受けする感じがした。とにかく立てのり、会場がまるで震度6の地震に襲われたかのように揺れる揺れる。この揺れに酔ってしまいそうなほど。それに比べると、アシャンティーはベースが黒人のR&Bのグルーヴ感のあるリズムで、Jポップを聴く一般のファンには受けないような気がした。

4組で一番印象に残ったのは何か、というと初体験ケツメイシであった。MCが言った話がおもしろかった。大体こんなことを言っていたと思う。「ものすごく傷ついて落ち込んでいるとする。そんな時、『大丈夫?』と言ってくる奴がいる。『大丈夫なわけねえじゃねーか』 だが、心と裏腹に『大丈夫だよ』と言ってしまう自分がいる。そんなことを言ってくる奴も、そして、心と口がかけ離れて『大丈夫』と言ってしまう自分も、とても嫌いです」 「今日のギャップのチャリティー・コンサートで集まった収益金はカンボジアで学校を作るために寄付される。日本では、教育を受けようと思っても受けられないなんてことはない。だから、カンボジアで教育を受けようと思っても受けられないなんて状況を、(ここに来ているみんなは)わかるはずがないにもかかわらず、俺たちはここで歌って踊っている。そんな自分がイヤだ。だが、しかし! 今日の収益金はカンボジアで学校を建てるために使われる。俺はそこに何かがある。そう思う。俺たちは歌うことしかできない。でも、そこから何かを感じて欲しい」 

この彼(大蔵かな?)は言うことがおもしろい。彼をDJにした番組をやってみたいと思った。

アシャンティーは、前2組が相当盛り上げてしまった後だけに、なかなか厳しかった。こうなると、アーティストを出す順番はやはりむずかしい。可哀相だったのがスウィートボックス。本編が終わり、彼らは舞台そでに引っ込んだ。観客の拍手も終わった。ところがライトはつかず暗転のまま。すると、彼らが出てきたのだ。アンコール曲のために。そして歌ったのは、最大のヒット「エヴリシングス・ゴナ・ビー・オールライト」。アンコールされずに歌ったアンコール曲。複数アーティストがでるイヴェントはアンコールなしにしておいたほうが無難なようだ。

(セットリストは後日の予定)

(2006年8月18日金曜、東京国際フォーラム=ギャップ・チャリティー・コンサート、スウィートボックス、デフテック、ケツメイシ、アシャンティー・ライヴ)

ENT>MUSIC>EVENT>Gap Charity Concert
ENT>MUSIC>LIVE>Sweetbox
ENT>MUSIC>LIVE>Def Tech
ENT>MUSIC>LIVE>Ketsumeishi
ENT>MUSIC>LIVE>Ashanti
2006-157

投稿者 吉岡正晴 : 05:16 AM | コメント (0)

August 18, 2006

Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay

【日野伝説かくありき】

伝説。

世界の日野が、番組のゲストに登場。その収録に立ち会った。

世界の日野は、とってもきさくな面白い人であった。

世界の日野は、プロモーションにやってきた新作は何枚目のアルバムですかと問われ、「僕はいつも3枚目」だと言っていた。

世界の日野は、駄洒落が大好きだった。

そして世界の日野は、自分がインタヴューされ書かれた記事や、オンエアーされたものを決して読んだり、聞いたりしないと宣言していた。

世界の日野は、めちゃくちゃ潔かった。

表現者たるもの、自分が人前で表現したもの、公開したものについては、何を言われ、何を書かれても、それを甘んじて受け入れるだけの度量がないとだめだ。誉められるのもけなされるのも、表現者の宿命。世界の日野は、表現者の何たるかを完璧に知っていた。

収録が始まる前に軽く雑談をしていたのだが、その段階からざくざく財宝のような言葉、コメントがでてきた。あわててメモしたもの、記憶に残ったものをアットランダムにご紹介しよう。

「選曲? なんでもいいよ。好きな曲、選んでよ。(僕にとっては、完成したアルバムは)もう終わったものだから。古い作品、レコーディングを終えた作品は一切聴かない。過去は振り返らない。(録音した)曲というのは、まさに今日のドキュメント。今日、演奏家がやったことの証拠。若干の間違いがあっても、ミスっても、それはその日の自分のドキュメントだからいいじゃない。それをかっこよく直そうなんて変な考えを出しちゃいけないよ。人生自体がやり直しがきかないだろ。それと同じだ。潔く、勇気を持って、成功も失敗も受け入れる。それも人生ということだ」

「取材されたもの、書かれたもの、絶対読まないね。こうやって収録されたものも、後からオンエアーとか絶対聴かない。もし、自分の作品が酷評されているのを読んだら、頭来るじゃない。自分が言ったことと違うことを書かれたら、それでもまた『この野郎』と思う。自分は、自分が言ったことに責任を持っている。だから、発言には自分が全責任を負う。だけどそれが後で(ライターによって)どう書かれるかは、関係ない。昔は、結構そういうの読んで、頭来たら、今度会った時に殴り倒してやろう、なんて熱くなってたけど(笑)、最近は読まないから、そうはならないね。取材した後は、どうぞ(ライターの方)お好きにお書きください、って感じだね」

「自分が舟だとするじゃない。そうすると、世界中を航海するうちに、その舟には藤壺がくっついて、舟が重くなっていく。でも、その重さがいい。深みが出てくる。一緒にやるミュージシャンからも刺激を受け、いいサウンドを作る。藤壺が重くなればなるほど、(バンドの)サウンドも重くなっていく」

「ミュージシャン、アーティストは、自分が一番強いんだということを吐いて、それを多くの人に受け入れて欲しいとは思ってる」

「ミュージシャンっていうのは、例えばレコーディングの日が決まるとなると、その日まで毎日一日24時間、ずっとそのことばかり考えている。で、全然曲なんか書けなくて。悶々として。でも、自分のエゴとかをどこかにぱ~と全部捨てて、気持ちをニュートラルにしていると、誰かの力によってやらされることになるんだ。曲が書けたり、演奏ができたり。自分の力とかじゃなくて、誰かの力にやらされている、って感じになる。神経をニュートラルにして、集中していると、力が抜けていい演奏ができたり、いい曲がふと書けたりするものなんだ。欲みたいなものがなくなるといいんだろうね」

「スキーは59歳で1級を取った。始めて7年位かな。やりだすと徹底的にやってしまう。結局ね、僕は負けず嫌いなんですよ。加山雄三さんも言ってたけど、彼も負けず嫌いなのね。だから、見えないところで努力する。自分に課すんだね」

「この前、伊万里焼やってね。そこに絵を描いたんだけどね。それから絵の個展なんかもやるのよ。コテンコテンなんてね。(笑) でも、絵もデフォルメしないと気がすまないんだ」

「子供の頃、親父にタップダンスをやらされてね、で、やって。それも好きで、トランペットもずっと好きで、今でも吹くのが大好きでね。この前、何日か吹かなかった日があって、久々に吹いてみたら、音はひどいんだけど、トラペット吹くの楽しい、なんて思ちゃってね。まあ、(自分の人生は)線路引かれてて、その線路の上を歩いているっていう感じかな」

「結局、ミュージシャンも人間同士のコミュニケーションなんだよ。自分が若手のミュージシャンからインスパイアーされていい演奏ができることもあるし、僕も若手に影響を与えていることもきっとあるのだろう」

「音楽はピュアかそうでないかだけで判断する」

実にスリリングで面白い語録だった。

世界の日野は、最高だった。

そして、世界の日野はおそらくこの文章を読むことはない。 

(なお、番組はすでにKMIX、FM横浜で放送されました)

ENT>MUSIC>ARTIST>Hino, Terumasa

投稿者 吉岡正晴 : 03:55 AM | コメント (0)

August 17, 2006

Looking For An Echo: A Street Musician Under A Girder Bridge

【ガード下のミュージシャン】

エコー。

近くのツタヤによった帰りに、車を走らせていると五反田駅のガード下で、なんとサックスを吹いている黒人がいた。夜の12時半くらいか。最初は通り過ぎたのだが、瞬間、なんでこんなところでと思い、車をバックさせてみた。(普通はバックなんかさせない。物好きだ) こんなところ、終電終ったら誰も通らないぞ。(笑) 

確かにそこはちょうどガード下なので音が響く。昔、アカペラ・コーラス・グループがエコーがいいので、ガード下、橋下などで練習したが、彼のサックスもけっこう響いていた。

僕が車を寄せると、彼が近寄ってきた。彼に尋ねた。「毎日、ここでプレイしているの?」 「ああ、11時半くらいから1時くらいまでかな。毎日、やってるよ」 「どこ出身?」 「元々はジャマイカだ。その後、ニューヨーク、ロスアンジェルス。でも、ロスアンジェルスはあんまり好きじゃない」 「普段は何をしてる人?」 「作家(writer)だ。映画の脚本を書いている。今も日本人俳優の脚本、書いてるんだ。原宿、表参道、代官山、渋谷、そんなところが舞台の映画だよ」 「へえ~~」 

しばらく雑談していると彼に名刺があるかと言われたので、ちょっと躊躇したが渡した。そして、「僕はメルヴィンだ。よろしく」と言う。ところどころ、日本語をまじえ、少し訛りのある英語だ。そんな彼がこう尋ねてきた。「映画『グリーンマイル』って知ってるか?」 「もちろん、知ってるよ。スティーヴン・キングでしょ」 「あれは俺が書いたんだ。でも、やつらが盗んだ。ハリウッドのプロデューサーたちが、俺のアイデアを盗んだんだ」 「へえ、じゃあ、訴えったらどうなの?」 「そう弁護士に聞いたが、大きなスタジオ、有名なライター、彼らは巨額のマネーを持っていて、こっちも金を持ってないと、まったく勝てないって言われたよ。でも、俺はいいんだ。アイデアはいくらでもあるからな。書いて書いて書きまくるのさ。ははは」

まあ、話半分というか、どこまで本当かまったくわからないのだが、こういう胡散臭い(うさんくさい)、怪しげな人物の話って、けっこう茶飲み話題におもしろい。例えば、日本で言えば、そうだなあ、松本清張の『点と線』、あれ、俺が書いたんだよ、と言うようなものだもんなあ。なかなか言えないよねえ。あるいはすっごく有名なヒット曲、例えば「およげたいやき君」をして、あれ、俺が書いたんだ、みたいな話。

しかし、なんであんな人通りも少ないガード下で毎日演奏してるんだろう。もっと人が集まりそうなところでやればいいのに。ガード下ゆえに、上に山の手線が走ると、音は聴こえなくなるのだ。彼もまた、エコーを求めているのかな。演奏はちゃんとは聴いてないんだが、今度そっと聴きに行ってみようかな。

ENT>MUSIC>ESSAY

投稿者 吉岡正晴 : 03:44 AM | コメント (0)

August 16, 2006

Silly Love Letters: Postcards Of Summer of 87 (Part 2 of 2 Parts)

夏休み、お盆スペシャルとして、昨日と今日に分けて、二人の大学生のとある夏の物語をお送りします。ノンフィクションですが、登場人物は仮名です。

【「シリー・ラヴ・レターズ」パート2】 

87年夏。二人の大学生が2ヶ月の夏休みの間にアメリカ本土全州制覇をする計画を立てた。そのうちの一人が、ガールフレンドに毎日絵葉書を描き綴り各地から送った。一体どのような旅になったのか。その絵葉書は、どうなったのか。とあるサマー・オブ・87の物語・・・。

■登場人物

イチロー=日本からの大学生
チューイ=イチローと同じ日本の大学からやってきた大学生
アイリス=イチローのガールフレンド

+++Postcards Of Summer Of 87

感動。

旅を続け、そこで触れる大自然は素晴らしかった。どの国立公園も景色が異なり、新たな国立公園に到着するときはいつも期待で胸が高まった。国立公園以外でも大自然は常に二人を魅了した。

ナイアガラの大瀑布(だいばくふ)、エメラルド・グリーンの海を走るキーウエストへのまっすぐの道、遥か谷底をメキシコとの国境を成すリオ・グランデ河が流れる絶壁、カリフォルニアの猛烈な砂漠の暑さ、地球上とは思えない不思議で壮大な景色が続くユタの巨石群、樹齢2000年以上でその周囲が20メートル以上のセコイア杉が無数に佇む森、ワイオミングの雄大な山々をバックに動くバッファローの大群、巨大な地下ドームが突然現れる洞窟とその入口を守る無数のコウモリ、標高4000メートル以上まで車で登り夜明けを迎えたロッキー山脈の神々しい山々。夜、国道でヘッドライトを消すと真っ暗闇になり、夜空に数え切れないほどの星が瞬いた。アメリカの大きな自然を彼らは感じ続けた。

イチローは、そんな大自然の感動を一枚一枚アイリスへの絵葉書にしたためた。全米の自然の雄大さがイチローが綴る絵葉書に載ってアイリスの元へ届いた。

街を抜けるとしばらくは砂漠のど真ん中にある道をひたすら走るだけで、景色はほとんど変わらないこともしばしばあった。国立公園でトレッキングしたりする以外は、毎日1日12時間以上走ってほとんどの時間を車の運転で過ごしていた。次第に二人は話すこともなくなってきた。

タイアが一度もパンクしなかったことが奇蹟だった。エンジンも、丈夫でエンストすることは一度もなかった。しかし、まずはパワーウインドウが効かなくなり、窓の上げ下げは手動になった。やがてエアコンも壊れ、そしてパワーステアリングがだめになり、ハンドルを回すのにも大変な力が必要になっていた。オイル漏れもひどかった。ガソリン・スタンドで直せるものは直してもらった。一度はそれでもだめで、イエローページで自動車工場を探し、訪ねたこともあった。2000ドルの中古車で全米を制覇するなどというのが、もともと無謀だったのだろうか。車の悩みは尽きなかった。旅の間中、決して壊れることはなかったカーラジオからは、ハートの「アローン」が何度も流れていた。

+++Keep On Driving, Sleeping In The Car

走行。

ある街ではこの車を売って新しい車にしようかとも考え、中古車の店に行ったが、いくらかつくかと思ったら、「置いてってもいいよ」としか言われなかった。つまり、値段は付かないのだ。捨てる費用がかかるが、それはいらないという程度のものだった。フリーウェイをまっすぐ走るだけだったら、何も問題はなかったし、余分なお金もなかったので、そのまま旅を続けた。ただ駐車するときや、細い道でハンドルを細かく切らなければならないときなどは汗だくの重労働だった。

食事はガソリン・スタンドやコンビニのようなところで、3本1ドルのホットドッグを買ったりしてすませた。レストランなどでの外食はせずにほとんど自炊だった。チューイの持参した自炊セットで、お湯を沸かしインスタント・ラーメンを作ったり、スーパーで買ったパンとハムで作ったサンドイッチが主食となった。最初はキャンプ場でテントを張って泊まっていたが、やがてはテントを張ることも面倒になり、かつ僅かなキャンプ場の使用料も節約するために、車の中で寝ることが多くなった。

「遅番」がまだ寝ているうちから「早番」が先に起きて運転を始め、やがて「遅番」が起きて朝食の用意をし、昼過ぎからは「遅番」が運転をして、夜は「早番」が先に寝て、「遅番」は自分が眠くなるまで運転して、眠くなったら車を道端に停めて寝る。いつの間にかそんなパターンの毎日となった。幸い、危ない目には一度も遭わずにすんだ。車もおんぼろの中古車だったし、二人とも日焼けして汚い格好だったせいか、周囲に気をとめられることもなく、悪い連中からもからまれることはなかった。彼らは走り続けた。スターシップの「ナッシングス・ゴナ・ストップ・アス・ナウ」は、春先からヒットしていたが、夏の間中も、全米どこの地域へ移動してもラジオから流れてきた。「何も俺たちを止めるものはない」。まさに二人のテーマと重なっていた。

街と街の間で、ラジオの電波が入らない場所がいくつかあった。そういうところでは、チューイはボブ・ディランをかけたり、イチローはジャクソン・ブラウンのテープをかけたりもした。二人のお気に入りのポール・サイモンやブルース・スプリングスティーンのテープも何度も聴いた。こうした曲は彼ら二人の、87年夏の思い出の曲となっていった。それらの曲を今聴くと、瞬時に彼らを87年のあの夏に連れ戻してくれるのだ。

+++Hey Mr. Postman

ポストマン。

アイリスはその「シリー・ラヴ・レター」を毎日、楽しみに待った。日々、イチローたちがどこの州の何という街にきているのか、何をしたかなどが刻々と報告されてきた。絵葉書に書かれているイチローたちが聴いている同じ曲をラジオで聴いたり、時にレコードをかけながら絵葉書を読んでいると、彼女自身もイチローたちと一緒に全米を旅しているかのような気になった。彼らは同じアーティストの同じ曲でもつながっていた。

Eメールも、ファクスもなかったその頃の唯一のコミュニケーションの手段。それが肉筆の手紙、しかもコピーも存在しない世界でたった一通のイチローからアイリスへの絵葉書だった。アイリスは毎日ポストマンがやってくる時間になると、自宅のポストの前で待ち構えることもあった。やがて、やってくるポストマンの顔も覚えた。

ある時、アイリスが買い物にでかけた時、街中(まちなか)でいつものポストマンが郵便配達をしているところを見かけた。前々日から「シリー・ラヴ・レター」が来ていなかった。そこで、思い切って彼女はそのポストマンのところに駆け寄って尋ねてみた。「私はモンティセロ通りに住んでいるアイリスです。今日、私宛の絵葉書はないかしら?」 

するとそのポストマンは最初怪訝そうに彼女を見つめたが、ふと何かがわかったような顔をして言った。「君は『シリー・ラヴ・レター』のことを話してるのかな?」 ポストマンも見て知っていたのか、あるいは毎日のように届くその絵葉書を見るでもなく覚えてしまったのか。 「そうよ!(苦笑) 今日は来てないの? 私宛の『シリー・ラヴ・レター』!」  

彼はものすごく残念そうな顔をして彼女に言った。「I’m so sorry.(ごめんなさい)」。それを聞いてアイリスは今日もまた来ていないのかと落胆して肩を落としつぶやいた。「OK…Thank you…(わかりました。ありがとう)」。だが、その後すぐにポストマンがにっこりしながら付け加えた。「Today, I have only 3 Silly Love Letters !(今日はシリー・ラヴ・レターはたったの3通しか来てないよ !)」。そして、ポストマンは黒いバッグから3通の絵葉書を取り出しアイリスの手に渡した。アイリスはポストマンに抱きついた。

+++Wall Of Iris

壁。

結局、イチローとチューイの旅は約2ヶ月と2週間続き、出発地のアイオワに戻ってきた時、全48州を横断したダッジ・オムニの走行距離は5万マイル(8万キロ)を超えていた。軽く1日1000キロ以上走った計算になった。

イチローが書き綴った最後の「シリー・ラヴ・レター」はちょうど60通目となり、シカゴでアイリスがイチローに再会した数日後に到着した。だが、1通だけアイリスの元に届かなかった絵葉書があった。イチローとチューイのアメリカ本土全州制覇の旅は無事終わり、3人は再会し59通のシリー・ラヴ・レターはアイリスの壁に貼られたが、1通のシリー・ラヴ・レターの放浪の旅はまだ続いている。

彼らがシカゴに戻ってきた時、イチローとチューイの「サマー・オブ・87」は終ろうとしていた。ロス・ロボスの「ラ・バンバ」が彼らの帰還を陽気に迎えているかのように、はしゃいだサウンドをラジオから流していた。ジグゾー・パズルのピースが一枚だけ欠けているアイリスの壁は、87年夏の3人にとって大切な宝物のような思い出になった・・・。

(おわり)

(名前はすべて仮名です)

ENT>MUSI>ESSAY>Silly Love Letters

投稿者 吉岡正晴 : 12:04 AM | コメント (2)

August 15, 2006

Silly Love Letters: Postcards Of Summer of 87 (Part 1 of 2 Parts)

夏休み、お盆スペシャルとして、今日と明日に分けて、二人の大学生のとある夏の物語をお送りします。ノンフィクションですが、登場人物は仮名です。

【「シリー・ラヴ・レターズ」パート1】 

87年夏。二人の大学生が2ヶ月の夏休みの間にアメリカ本土全州制覇をする計画を立てた。そのうちの一人が、ガールフレンドに毎日絵葉書を描き綴り各地から送った。一体どのような旅になったのか。その絵葉書は、どうなったのか。とあるサマー・オブ・87の物語・・・。

■登場人物 

イチロー=日本からの大学生 
チューイ=イチローと同じ日本の大学からやってきた大学生 
アイリス=イチローのガールフレンド

【シリー・ラヴ・レターズ~87年夏の絵葉書物語】

+++Conquer.

制覇。

1986年夏。アメリカ・アイオワ州。

日本からアメリカ中西部の大学に1年間交換留学で勉強しにいくことになったイチローとチューイ。それぞれ進む大学は違っていたが、最初の一ヶ月間だけはアイオワ州の片田舎にあるサマースクールで、他の留学生たちと基本的な英語などを学びながら共に過ごしていた。二人は同じ大学出身ではあったが、学部が異なっていたため初対面だった。しかし、次第に意気投合し、一年の留学を終えた翌年6月の再会を約束した。アメリカの学校の夏休みは6月末から9月末くらいまで、約3ヶ月ある。そこで日本に帰る前のその夏休みに一緒にアメリカを見て周ろうという話になった。

イチローは、かつて訪れたことがあったいくつかのアメリカの国立公園の素晴らしさをチューイに話した。「じゃあ、夏休みを利用して、アメリカ全土の国立公園を制覇しようではないか」というアイデアが生まれた。国立公園について調べてみると、ほとんどの州に最低ひとつはあったが、一方でひとつもない州もいくつかあった。そこで、どうせなら、ハワイとアラスカを除くアメリカ本土全48州を訪れ、すべての国立公園を車で走破しようということになった。目標期間は約2ヶ月。二人はその計画を胸に秘めて、それぞれの留学先の大学へ向かった。

+++Departure

出発。

1987年初夏。

それから一年は瞬く間に過ぎた。各々がそれぞれの地で勉強をし、アメリカでの生活にも慣れ、英語も日常会話なら困らない程度にはなっていた。

アイオワ州で再会したイチローとチューイは、中古車屋を回りおんぼろのダッジ・オムニを2000ドルで買った。それほどお金に余裕がない学生には一人1000ドルでもぎりぎりだった。そのダッジ・オムニに荷物を全部積み込んでアイオワを出発した。イチローがアメリカ本土全48州とそこにあるすべての国立公園を経由する綿密な予定ルートを立て、時計回りにアメリカ大陸の旅を始めた。イチローが留学先で出逢ったガールフレンドのアイリスも彼女の実家があるシカゴまでは一緒に行くことになった。

車ではカーラジオをつけたり、ラジオが聞こえなくなる地域では、音楽が大好きなイチローが各州にちなんだ曲を集めて作ったテープが旅のお供になった。ラジオからはU2の「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」などがよく流れてきた。

出発地アイオワ州からシカゴまでの1週間はイチローとチューイがかわるがわるに運転をしながら、アイリスも含めて和気あいあいだった。大小の湖が次から次へと現れるミネソタ州。ここを走る車のナンバーには、「一万湖の国(Land Of 10000 Lakes)」と書かれていた。そんなミネソタを北上し、キャンプをしながら旅は進んだ。ミネソタの東に位置するウイスコンシン州に入り、そこからイリノイ州へ南下、やがてシカゴに近づくにつれて、イチローとアイリスの表情に曇りが見えるようになった。アイリスをシカゴまで送った後は、アイリスと別れいざ男二人旅になるからだ。

++Silly Love Letter.

手紙。

シカゴを出発するときイチローはアイリスに約束した。「毎日、いや、最低でも州ごとに一通ずつ絵葉書を出すから」と。イチローとチューイはアイリスに別れを告げて、さらに東へ向かった。

イチローとチューイのアメリカ本土全州制覇は、ちょっとした珍道中となった。毎日毎日ただひたすら次の目的地へ向けて車を走らせた。都市はやがてどの都市も同じに見えるようになってきた。ビル街のあるダウンタウン、そして郊外に行けば、見慣れた田園風景。田舎の町並みもどれも同じになった。どこへ行ってもおなじみのファースト・フード店が並び、同じチェーン店のガソリン・スタンドがあり、大きなスーパーやドラッグストアも大差はなかった。1日2回ガソリン・スタンドへ寄って、ガソリンをセルフサーヴィスでいれ、そこで食料を調達する以外は走り続けた。たいくつな風景にベリンダ・カーライルの「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」がよきサウンドトラックになった。

イチローが運転している間、チューイはぼーっと外を眺め、ほとんど静止画像のような景色を眺めていた。一方、チューイがハンドルを握っているときは、イチローはよくアイリスへの絵葉書を書いていた。新しい州や国立公園に到着するたびに絵葉書を買って、揺れる車内で彼はいつも何かを書いていた。そして、この絵葉書に彼はタイトルをつけたのだ。

それは、「シリー・ラヴ・レター(Silly Love Letter)= 愚かなラヴ・レター」というものだった。ポール・マッカートニーの「Silly Love Song(シリー・ラヴ・ソング)」という曲のタイトルをもじったもので、そして、彼は一通ごとに書いた順に「通し番号」を打った。Silly Love Letter #3 とか Silly Love Letter #35 といった具合に。

イチローは手紙を書き終える度にその絵葉書をポストに投函したが、おもしろいことに郵便事情で、アイリスの元にはその絵葉書は通し番号順には到着しなかった。#3の次に#5がきたり、#20の次に#21が来たかと思えば#19がその後に来たりといった具合だ。イチローは毎日「シリー・ラヴ・レター」を書いては投函していたが、アイリスの所には毎日1通ずつきっちり届くかというとそうでもなく、1日1通の時もあれば、2-3日まったく来ないでその後3-4通一緒に来てしまうこともあった。シカゴで受け取るアイリスはいつしかその葉書を通し番号順に並べて壁に貼るようになった。

日ごとに壁を埋め尽くしていく全米各地からの絵葉書たち。アイリスの全米の壁は、アメリカ中のもっとも美しい景色ばかりを彩る壁になっていった。ジグゾーパズルのピースがひとつひとつ埋められていくように、毎日のように届く一枚一枚の絵葉書が少しずつその壁を埋めていった。


(続く)

ENT>MUSIC>ESSAY>Silly Love Letters

投稿者 吉岡正晴 : 12:39 AM | コメント (0)

August 14, 2006

Ladysmith Black Manbazo Live

【ステージの向こうにアフリカの大地が見える】

アフリカ。

南アフリカの8人組アカペラグループ、レディスミス・ブラック・マンバーゾのライヴ。一般のポピュラー・ファンの間ではポール・サイモンのアルバム『グレイスランド』に参加したことで、世界的に知られるようになったグループ。僕が彼らの存在を強く意識したのは、スパイク・リーの『ドゥ・イット・アカペラ』だった。来日は2度目ということだが、見るのは初めて。

グループ名は、直訳すると「レディスミス村の黒い斧(おの)」。アフリカのずールー族では、この「ブラック」は「黒い牛」を意味し、これはそこでは最高級に強いものとされる。転じて最高級、もっとも強いもの、を意味する。この斧は、競争相手などを次々となぎ倒すことができる斧を意味する。まとめると、レディスミス村の最高に強力な斧、といったニュアンスだ。そして、彼らはアカペラ・コーラスで聴衆をばっさばっさと切り裂くというわけだ。

アフリカの衣装に身を包んだ8人の足元は白いスニーカー。次々とステージにあがり、声と身体の動きだけですべてを表現する。いわゆるアカペラ・グループだが歌にあわせて、腕を動かしたり、足を動かしたり、実に忙しい。彼らを見ているとアフリカの音楽は、まさにダンスと密着しているということをつよく感じる。足をぱ~んと頭のほうに蹴り上げて、両腕を頭のところに持っていくその一連の動きはなんなのだろう。なにか意味がありそうだ。

基本的には現地の言葉で歌うが、ものによって歌詞の一部が英語だったりする。そうすると、なんとなくよくわかってくるからおもしろいもの。特に4曲目の「ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム」などは、自由になった南アフリカへの賛歌としてひじょうに感動的だった。

8人のアカペラだけで作られる音。まさにステージの向こうにアフリカの大地を彷彿とさせるサウンドだ。言葉とか、動き(曲にあわせたちょっとした動き)を誰かに解説してもらいたい。そうすれば、もっと理解度が深まること請け合いだ。フライヤーに映っているアーティスト写真が実に楽しそう。本当にハッピーで楽しくなるライヴ・パフォーマンスだった。

■8月16日(水曜)までブルーノート東京

http://www.bluenote.co.jp/art/20060813.html


Setlist

show started 21:00
01. Awu Wemadoda
02. Hello My Baby
03. Kwathatha
04. Long Walk To Freedom
05. Nomathemba
06. Homeless
07. Phansi Emiodini (Deep Down In The Mines)
Enc. Amazing Grace - Nearer My God to Thee
show ended 22:15

(2006年8月13日日曜、ブルーノート東京・セカンド=レディスミス・ブラック・マンバーゾ・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Ladysmith Black Manbazo
2006-155

投稿者 吉岡正晴 : 04:24 AM | コメント (0)

August 13, 2006

What Is Like World Of Darkness

【真っ暗闇の世界とは】

暗黒。

目が見えないということはいったいどういうことなのだろうか。航志くんと話をしていて、いろいろと考えさせられた。例えば、何かものを食べるとき、飲むとき、普通、僕たちはお皿にのっている食べ物を箸やフォークなどで持って、それを口に持ってくる。あるいは、飲み物だったら、コップなどを口に近づける。ところが、彼らは自分の口のほうをお皿のほうに持っていく。そのほうが、安心できるのだ。

時間の感覚というのは、どのようにわかるのだろうか。例えば、僕たちは昼か夜かを、目から見る情報ですぐに知る。ところが、彼らにはそれがない。しいていえば、外に出て暑ければ、「昼間」で、涼しければ「夜」だということが、少しはわかることもあるらしい。我々はすぐに時計を見る。だが彼らは見ない。

よく言われるのは、スティーヴィー・ワンダーには時間の感覚がない、という事実だ。彼の生活は、朝起きて、ゴハンを食べて、夜寝るという普通のパターンではない。寝たいときに寝て、起きたいときに起きる。

では彼らにとって、寝てるときと、起きているときの差はどんなものなのだろう。きっと、意識が起きているということが、起きているときだ。

そうしたことを考えると、我々が日々の生活の中で本当に多くの情報を視覚から得ていることがわかる。そして、おそらく彼らは音を左右だけでなく、前後、上下というひじょうに立体的に捉えているのだ。我々は音がする方向くらいしか認識しない。だが彼らはその方向とおそらく音源への距離、その高さなども認識しているのだ。

航志くんは、会場で「客がのっているか、のっていないか、客が多いか少ないか」はよくわかる、という。僕らはたいがいそうした状況を目で見てわかるが、彼は音と空気、ひょっとしたら温度などで認識するのだろう。

そんな話をしていたら、航志くんのプロデューサーでもある永島さんが、今、青山で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイヴェントをやっている、と教えてくれた。これは、普通の人に、まったくの闇の世界を体験してもらおう、というもの。約1時間半、ナヴィゲーターの導きだけで、暗闇体験をするのだ。一度すでに体験した彼によると「時間の感覚さえなくなる」と言う。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・オフィシャル・ウェッブ

http://www.dialoginthedark.com/

予約状況をみたら、かなりいっぱいになっている。僕も一度トライしてみて、その感想文をいずれ書いてみることにする。

+++++

投稿者 吉岡正晴 : 03:27 AM | コメント (0)

August 12, 2006

Kishita Kohshi Live: Audience shouted "All" For Encore

(ネタばれになります。これからライヴをごらんになる方は、あなたのリスクにおいてお読みください)

【観客、アンコールに「全部~」と叫ぶ】

全部。

絆\先日『とくダネ!』に出演して話題を集めた木下航志くんの恒例夏休みツアーが始まっている。その第二日を見た。

開演予定のちょうど7時。吉田美奈子の「音楽の言葉」という曲がCDで流され、それが終わって、航志くんが舞台中央のキーボードの前に座り、いきなり「アメイジング・グレイス」を歌い始める。「音楽の言葉」は、そのメッセージが航志くんの気持ちと近い、似ていることから、航志くん自身も気に入ってこれをかけてから始めるというスタイルにしたという。

最初の一言目で、その声の太さ、強さのようなものが直撃してくる。息のあったバンドメンバーとともに繰り広げられる木下ワールド。オリジナル、カヴァー、新曲などをとりまぜての2時間20分、たっぷりたっぷりだ。

今回の名古屋のクワトロは僕も初めて。バンドの音がとてもクリアによく聞こえた。またバンドも、何度もやっているせいか、ひじょうにまとまりがある音になっている。

今回ソウル・サーチャー的に注目したのは、「スーパースター」の再演、また、スティーヴィー・ワンダー・メドレーの部分。なんと、「リボン・イン・ザ・スカイ」にチャレンジだ。このメドレーを聴いていて、航志くんがこうやってスティーヴィー曲をやっている途中に、後ろから本物のスティーヴィーが登場したら、最高におもしろいどっきりになるな、などと思ってしまった。『スーパースター」は、今までより少しテンポが速くなった感じがしたが、どんどんすごみを増してくる。また、聴きたいと切実に思わせられる。すごいものだ。はるばる来た甲斐があった。

新曲のひとつ「ヴォイス」は、藤井さんのサックスもはいったかなり大人っぽい曲。また前回も披露した「午前4時」は、ちょっとボビー・ウーマック風の、2曲とも「ダーク」っぽい曲調の作品だ。このあたりは、ある意味で新しい航志くんの世界かもしれない。

それにしても、声がよく出ていた。ライヴ前に食べたうなぎのせいなのか。と、スタッフ間では話題になっていた。だが、それとは関係なく、彼の声は日々成長しているということを実感する。良いシンガーがよく形容される「声だけでお金が取れるシンガー」の声をしている。

おもしろかったのは、アンコールのところ。今回は、航志くんが3曲候補を言って、観客の拍手が一番大きかった作品を歌うという予定で、そのことを説明した。彼が3曲の曲名を言うと、どこからともなく、「全部やって~~」とか「全部~~」などの掛け声が。で、結局、その場ののりで全3曲やることになってしまったのだ。大阪では「ひまわり」だけをやったということなので、名古屋のファンはずいぶんと得した感じだ。

果たして東京は、どうなるか。結局全22曲2時間20分。航志くんはでずっぱり。ライヴ・アーティストとしての体力もついてきた様子だ。

航志くんはよく水を飲む。声をよく使うせいだ。そのためかおしっこが若干近くなる。そこで、今回のアンコールの3曲目「ホワッツ・ゴーイング・オン」の時にはかなりトイレに行きたかったそうだ。けっこう我慢してやっていて、そのため、本来だったら足を伸ばしてキーボードのペダルを踏むのだが、おしっこをしたくてペダルが踏めなかったそうだ。スタッフから「アンコール前に一度引っ込んだときに、トイレに行かないと」と言われていた。おもしろく明るい航志くんならではの、秘密ネタでした。ばらしてごめん、航志くん。(笑) 

(東京は8月13日渋谷デュオで午後4時から。当日券も若干あるようです)

■過去記事一覧

ここに過去記事一覧があります。
August 08, 2006
Kishita Kohshi On "Toku Dane"
http://blog.soulsearchin.com/archives/001190.html

■メンバー

木下航志 (ヴォーカル、ピアノ、キーボード)
名村武 (ベース)
藤井康一 (サックス、ハープ、パーカッション、コーラス)
ドクター・キョン(Dr. KyOn) (キーボード)
河合マイケル誠一 (ドラムス)
末松一人 (ギター)
シオリ (コーラス)
セイ (コーラス)

■Setlist

木下航志&ヒズ・フレンズ・ライヴ2006 サマー

show started 19:00
00. 音楽の言葉(吉田美奈子=CD)
01. Amazing Grace
02. 月ふたつ
03. 響け僕のうた
04. あかとんぼ
05. Tell Me Lies (新曲)
06. Superstar
07. Ribbon In The Sky
08. My Cheri Amour
09. You Are the Sunshine Of My Life
10. 僕ひとりになってしまうよ (新曲)
11. 通り雨
12. 午前4時 (新曲)
13. Voice (新曲)
14. You've Got A Friend
15. 心の島 (新曲)
16. マグノリア
17. 太陽の道、風の道
18. 竹田の子守唄
Enc.1 Georgia On My Mind
Enc.2 ひまわり
Enc.3 What's Going On
Enc.4 絆
show ended 21.20
00. Stir It Up (Bob Marley =CD)

(2006年8月11日金曜、名古屋クワトロ=木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Koushi
2006-154

投稿者 吉岡正晴 : 02:01 AM | コメント (0)

August 11, 2006

Sheila E's New Band: C.O.E.D Debut

(ネタばれになります。これからご覧になる方は、あなたのリスクにおいてお読みください)

【シーラEの新バンドお目見え】

年代記。

今、パーカッション奏者シーラEがもっとも力を注いでいるプロジェクト、それがひじょうに実験的なC.O.E.Dと名乗る女性4人組だ。発音は普通にシー・オー・イー・ディー。これは、クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァの略。すなわち、あらゆるディーヴァ(女声アーティストたち)の年代記、物語というもの。今回は、このC.O.E.Dとしての初来日。

シーラは「女性アーティストが自信をもって、すべてをやること。それがコンセプト」と一言で言う。彼女によれば、音楽業界などは、やはりいまだに男性中心で、女性だけですべてをやろうとするとなかなかうまくいかない。そんなところで、女性だけで自信を持ってやりたいことをやりましょう、という思いを込めてこのバンドを作った、という。よって、前回来日時(2004年)には男性ミュージシャンもいたが、今回はシーラ以外のキーボード、ベース、ギターと全員女性。しかも、メンバーはプリンスのバックバンドにもいたキャット(前回も参加)、ロンダ、ベイビーフェイスなどのバックもやってきたというカサンドラという強力な布陣だ。このグループはまだこの2月にライヴハウスでデビューしたばかり。その後何回かやっただけ。

ということで、今回(木曜)見た限りでは、バンドとしてはまだまだ発展途上、試行錯誤中という感じが強かった。個々のミュージシャンの力量はかなりのものがあるが、まとまった時にバンドサウンドがまだ確立していない雰囲気。シーラは前回同様、今回もほとんどドラムス。また、いずれアルバムを制作するという話しだが、それ用の新曲なども交えてやっているが、そのあたりの楽曲はまだまだ「仕事」が必要な段階だ。

ファンにとってなじみのあるのは2曲目の「ラヴ・ビザール」と最後の「グラマラス・ライフ」。もっとも、1曲目の「クロニクル・・・」の中ではブラック・アイド・ピーズの「レッツ・ゲット・スターテッド」などをうまく織り込んでいたり、他の曲の中でもちょっとヒット曲のリフをいれたりはしている。

また、ノラ・ジョーンズでおなじみの「ドント・ノウ・ホワイ」をキーボードのカサンドラが歌ったり、キャットがインディア・アリーの作品「ヘデッド・イン・ザ・ライト・ディレクション」をカヴァーしたりと、いろいろと実験している感じだ。果たしてこのあたりの選曲が、COEDにとって、必然性があるのか、これから試行錯誤だ。

前回のライヴが素晴らしかっただけに、今回の新バンドへの評価は、まだできたばかりのバンドということで、保留しておこう。

今後彼女たちは女性アーティストたちをどのように、クロニクル(物語化、年代記化)していくのか、興味深い。

■シーラE過去記事

2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html

2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: "River God" Makes Her Tears
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html

■メンバー

C.O.E.D(クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)フィーチャリング・シーラ E、ロンダ・スミス、キャット・ダイソン & カサンドラ・オニール

Sheila E(ds,vo), Rhonda Smith(b), Kat Dyson (g), Cassandra O'Neal(key)

Setlist

show started 21:34
01. Chronicles Of Every Diva
02. Love Bizarre
03. (I Am Not Your) Hair
04. Quote (Instrumental)
05. Mother Earth
06. I Need Real Man
07. Don't Know Why (Nolah Jones)
08. Headed In The Right Directions (India.Arie, From Album "Voyage To India")
09. Weird World
10. Waters Of Life
11. Glamorous Life
show ended 22:44

(2006年8月10日木曜、丸の内コットンクラブ=C.O.E.Dライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>C.O.E.D.
2006-153

投稿者 吉岡正晴 : 04:42 AM | コメント (0)

August 10, 2006

"Planet Earth": The Great Documentary Programme

【NHKのドキュメンタリー『プラネット・アース』】

圧巻。

たまたま月曜日の夜、めずらしくうちにいて何気なくテレビをつけていたら、NHKで『プラネット・アース』という自然ドキュメンタリーをやっていた。直訳すると『惑星・地球』というタイトルで、地球で繰り広げられる様々な動物たちの生態、自然の様子などを、まったく考えられないほどの映像でこれでもかと見せつける作品。全11本、それが3シリーズにわたって放送される予定で、今回のは第1シリーズ分「生きている地球」「淡水」「洞窟」「砂漠」の4本、しかも再放送だった。2006年5月に初回放送されていた。

これが素晴らしい。カメラワークも、映像も実に綺麗で、一言で言うとテレビの小さな画面ではもったいない、もっと大きなスクリーンでじっくりと見たいと思ったほど。DVDが出たら、即買いだという感じだ。4-5年かけて、イギリスのBBCと共同で最新技術を導入した機材を使い、実に美しい映像を撮影していた。どのシーンを見ても、一体どうやって撮影したのだろう、と考えてしまうようなシーンが続出する。で、その一部はナヴィゲーター役の緒形拳が、撮影している部分を紹介してくれたりする。この種明かしがまたおもしろい。

やはり、徹底的に時間とお金と魂を込めて作ると素晴らしいものができる。

空から撮った映像が実になめらかだなと思っていたら、最新の衝撃吸収の技術でぶれがなくなっているという。狼のような動物が別の動物を一時間も全速力で追いかけて、ついには仕留めるという映像はずっと空からその様子を撮っていた。

空から、海の中から、地上から、洞窟の底から、あらゆるところから撮影する。ピラニアの群れの中にカメラマンが入って、ピラニアが川の魚を食いちぎるシーンなどもあるが、撮影者はかごに入ったり、防御服など何も着ていない。通常のウェットスーツだけで、カメラのファインダーなどを扱う指はそのままだ。指でピラニアを「シッシッ」と軽く追い払ってるのだ。なんで? あれで、大丈夫なの? 

膨大な撮影映像から、厳選に厳選して1時間に編集しているのだろう。映像は圧巻だ。こういうものが作れるNHKは、やはりすごいと思う。制作者や撮影者に会って、じっくり話を聴いてみたいとも思った。

たぶん、さらに再放送されるだろうから、その際にはぜひ。また第2シリーズはこれから初回放送になるので、自然派ドキュメンタリーなどお好きな方はご覧ください。(今日も7時半から第一シリーズの4回目があります)

■プラネット・アースのウェッブ(NHK)

http://www.nhk.or.jp/special/onair/planet.html

第一シリーズ (2006年5月放送、8月再放送)
第1集「生きている地球」
第2集「淡水に命あふれる」
第3集「洞窟 未踏の地下世界」
第4集「乾きの大地を生きぬく」

第2シリーズ(2006年10月放送予定)
第5集「高山の輝き」
第6集「果てしない草原」
第7集「渚 あふれる命」

第3シリーズ(2007年1月放送予定)
第8集「凍った世界 極地」
第9集「樹木の小宇宙 森林」
第10集「ジャングル」
第11集「知られざる海」

ENT>TV>DOCUMENTARY>Planet Earth

投稿者 吉岡正晴 : 03:47 AM | コメント (0)

August 09, 2006

DJ Osshy Setlist After Long Deliberation

【クラブ・シック2006セットリスト~熟考の末に】

選曲命。

去る8月4日に六本木のホテル・グランド・ハイアットで行われたディスコ・イヴェント「クラブ・シック2006」でのDJオッシーのプレイした曲の全容が判明した。

本番の一週間以上前から、「何をどういう順番でかければいいのか」という相談をされ、「流れで、流れで・・・大丈夫ですよ」と何度も言ったのだが、「いや、完パケにしたいです」とまで言い出すほど。「だって、完パケにしても、前のDJがそこに入ってる曲かけたら、もうイチコロでしょ。(笑) 大丈夫、大丈夫。客ののり、見ながら、いつも通りやれば問題ないですよ」と安心させようとしても、根っから完璧症なのか、全部流れを作りたいという。

そこで、激論熟考の末、スタートのパターンが約4種類ほど用意された。が、案の定、なんとそのうちの3パターンは前のDJ(ニック岡井氏、DJアトム氏)らがかけてしまい、結局、その時点での未使用「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」から始まるパターンになった。ここからテンプス、ジェームス・ブラウン、ジョー・クォーターマンへ。70年代初期までのファンク・サウンドだ。ちなみに、ジェームス・ブラウンの「コールド・スウェット」は、実はニックさんが9時台にかけていたのだが、それは「ライヴ・ヴァージョン」。ここでは、オリジナルのスタジオ・ヴァージョンをかけたので、問題はなし。

そして、ファンキー・ビューローで少し新しくなり、マイケル・ジャクソンからはオッシーが目をつぶってでもできる70年代後半のダンス・クラシック系の流れに。

僕は、自分がまれにDJをする時には(基本的にはしませんが)、かけた曲をメモる。しかし、一時間分の選曲を、すべて覚えているのだから、オッシーおっそるべし~。すばらし~。あれ、よく見ると、悩んでたチークタイム選曲はなくなったのかなあ。チークも2-3パターン、作ってなかったっけ。(笑) しかし、選曲の流れ、構成でここまで徹底的に話し合うというか、話し込むっていうのは、すごいな。(笑) まさに「選曲命」ですね。

DJ Osshy Setlist Club Chic 2006 @ Grand Hyatt August 4th, 2006

00:00~
01. Play That Funky Music / Wild Cherry
02. I Can't Get Next To You / Temptations
03. Cold Sweat / James Brown
04. I've Got So Much Trouble In My Mind / Joe Quarterman & Free Soul
05. Clap Your Hands / Funky Bureau
06. Don't Stop Till You Get Enough / Michael Jackson
07. I Don't Wanna Lose Your Love / Emotions
08. Do You Wanna Go Party / KC & Sunshine Band
09. Funtime / Peaches & Herb
10. Boss / Diana Ross
11. That Lady / Isley Brothers
12. Back Stabbers / O'Jays
13. It Only Takes A Minute / Tavares
14. Armed Extremely And Dangerous / First Choice
15. Working My Way Back To You ~ Cupid / Spinners
16. Celebration / Kool & The Gang
17. Got To Be Enough / Con Funk Shun
1:00

ENT>MUSIC>EVENT>Club Chic 2006

+++++

投稿者 吉岡正晴 : 02:55 AM | コメント (0)

August 08, 2006

Kishita Kohshi On "Toku Dane"

【木下航志、『とくダネ!』を席巻】

進化。

絆\昨日(8月7日月曜)、フジテレビ系列で毎朝放送されている生情報番組『とくダネ!』(毎週月曜~金曜午前8時から9時55分)に、木下航志君が出演し、2曲を生演奏で披露した。歌った曲は、「スーパースター」のショート・ヴァージョン、そして、オリジナルの「絆」。アコースティックのグランドピアノを弾きながらの熱唱だった。9時19分頃からCMを2度はさみ約20分。これは強烈な露出になった。放送中から、ネット上でも話題になっているようだ。

「スーパースター」は元々はレオン・ラッセルが書き、カーペンターズでヒットした作品。木下君のヴァージョンは、ソウル・シンガー、ルーサー・ヴァンドロスがカヴァーしたヴァージョンを下敷きにしている。7月1日、ルーサーの一周忌に行われたイヴェント『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でルーサー・トリビュートの一環で初めて歌われた。また、「絆」は今年2月に発売された彼のメジャー・デビュー・アルバム『絆』のタイトル曲。

やはり、歌そのものを聴かせることによって、彼のすごさ、素晴らしさというものが、圧倒的に、そして、ストレートに伝わる。今回は時間に余裕があり、カヴァー1曲、オリジナル1曲というコンビネーションもよかった。また、楽曲を歌っている間、お母さんとの写真なども適度にはさみこまれ、テレビ視聴者にもインパクトを与えた。なによりも、あの声だ。声がすばらしい。変声期を経て、より太く、強くなった声。これは万人の魂(ソウル)を撃ち抜く声である。

テレビの音楽番組で言えば、将来的には『ミュージック・ステーション』、『ミュージック・フェア』などにも出演していくことになるだろう。

本編のインタヴューでプロデューサーであり航志君バンドのベース奏者でもある名村さんが、「彼は現在も発展途上」と言ったが、まさにその通り。司会の小倉さんも以前にNHKの番組などで彼の歌声を聴いたことがあったようで、「(以前より)ぐっとよくなったね、歌」とコメントしていた。

ちなみに「スーパースター」は、先日の航志君の『ソウル・ブレンズ』での生ライヴを聴いた番組プロデューサーが、あのように一部をファルセットで歌って欲しいとリクエストしたらしい。

木下君に関しては、やはり、歌を見せる、聴かせる、という基本的なことをやっていけばいいのだろう、とつくづく思う。彼は17歳の若き才能あるシンガー・ソングライター、それだけで充分だ。そして、彼にとっては、「音楽の力」こそが「彼の力」になるのだ。

それにしても8月13日(日曜)の渋谷デュオでのライヴがどうなるか楽しみだ。昨日見た、彼よりも、またさらに一歩進化した航志君を見せてくれるだろう。何しろ、日々現在進行形で進化している彼だから。(ライヴなどについては、下記オフィシャル・ウェッブをごらんください)

■木下航志君についてのソウル・サーチン・ダイアリー

(木下航志君とは何者かと興味をお持ちの方は、日付順にダイアリーをご覧ください)

2003/12/29 (Mon)
Stevie Gave Love & Courage To Everybody
スティーヴィーのライヴで見かけた少年。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031229-1.html

2004/04/30 (Fri)
Kishita Koushi: 14-Year-Old Genius, I'd Call Him "Little Koushi"
木下君のNHKでのドキュメンタリー。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040430.html

2004/08/14 (Sat)
Kishita Koshi Live: The Live Performance I Really Desired To See
木下君の初ライヴ体験。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200408/diary20040814.html

2004/08/15 (Sun)
Talent Of Musicians VS Talent Of Listeners
ミュージシャンの才能、聴き手の才能
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200408/diary20040815.html

April 02, 2005
Kishita Kohshi Live: First Heisei-born Super Star
初の平成生まれのスーパースター
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_04_02.html

June 27, 2005
Soul Searchin’ Talking Vol.4; What’d I Write (Part 1)
「ソウル・サーチン・トーキング」にゲストで登場
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_06_27.html

June 28, 2005
What’d I Write (Part 2): Soulful Joint On "What’d I Say"
「ソウル・サーチン・トーキング」にゲストで登場(パート2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_06_28.html

August 22, 2005
After Kohshi's Rehearsal Is Over, Soul Food Is Waiting
リハの後にはソウルフードが待っている
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_08_22.html

August 25, 2005
Kishita Kohshi Live At Duo: Power To The Listener
リスナーに力を与える航志パワー
http://blog.soulsearchin.com/archives/000472.html

August 30, 2005
Kishita Kohshi At "Soul Blends": Blind Ain't Nothing, But A Word.
『ソウルブレンズ』にゲスト出演
http://blog.soulsearchin.com/archives/000477.html

December 25, 2005
"Soul Music Live Vol.5"(Part 2)
『ソウル・ミュージック・ライヴ』にゲスト出演
http://blog.soulsearchin.com/archives/000725.html

December 30, 2005
Kohshi: Video Shooting Session
ビデオ撮影用ライヴセッション
http://blog.soulsearchin.com/archives/000735.html

February 03, 2006
Kishita Kohshi New Album Release Live
木下航志、新作アルバム『絆』リリースライヴ
http://blog.soulsearchin.com/archives/000808.html

March 28, 2006
Kishita Kohshi Live At Yamano Jam Spot
山野楽器でのアコースティック・ライヴ
http://blog.soulsearchin.com/archives/000920.html

July 19, 2006
Kishita Kohshi: The Moment Time Freezed
木下航志、時を凍結させた瞬間
http://blog.soulsearchin.com/archives/001147.html

July 02, 2006
Big Big Thanks For Joining "Soul Searchin': The Session Vol.1"
『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でのライヴ
http://blog.soulsearchin.com/archives/001111.html

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木下航志・オフィシャル・ウェッブ
http://www.kishitakohshi.com/
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ENT>MUSIC>TV>Tokudane
ENT>MUSIC>ARTISTS>Kishita, Kohshi

投稿者 吉岡正晴 : 05:12 AM | コメント (0)

August 07, 2006

Groovy Performance For Groovy People: Kubota Toshinobu Live

【グルーヴィー・ピープルのための久保田ライヴ~セットリストとともに】

グルーヴ。

久保田利伸は、2006年8月6日(日曜)名古屋レインボーホールでのライヴを最後に、今回の『ウイ・フォー・リアル』のツアーを終了。筆者が見た7月29日のセットリストをご紹介する。

デビュー20周年となる今回のツアー。久保田は盛んに「グルーヴ」という言葉を使う。11曲目の「シャドウズ・オブ・ユア・ラヴ」を終えてのMC(おしゃべり)の時、彼はこんなことを言っていた。「この曲は、こんなにテンポが遅いんですよ。ズン、タッ、ズン、タッ~。これで立って身体を揺らせる、あなたたちは、ほんとにグルーヴ・ピープルだ!」 

それにしても、2時間半、コンパクトにまとまっているライヴだった。しかも、「ソウル度」がとても高い。正直に言うと、邦楽にうとい僕としては、知らない曲もあるのだが(たぶん熱心なファンの人は全曲ご存知だろう)、知らなくてもエンジョイできるショウというところがすごい。海外のアーティストのライヴでも、全曲知ってるライヴなどはなかなかない。それでも、楽しめるということは、その瞬間の演奏、歌などのパフォーマンスが素晴らしければ、一楽曲を初めて聞くとしても、問題ないということだ。2時間半途切れることのないいいグルーヴの連続が、飽きさせない秘訣だろう。これだけのショウをまとめあげるという点でも、久保田は立派な「ライヴ・ショウ・プロデューサー」だ。

それにしても、3年ぶりに全国ツアーをやり、それがすべて満席になる。なんというアーティスト・パワーか。レコードだけでなく、ライヴがしっかりできるアーティストというのは、やはり息が長くなるということ。

最後、本編とアンコールが終わり、最後に何か彼は言おうとしていた。だが結局、「もう20年、よろしくお願いします」とだけ言った。たぶん、もっといろいろ言いたかったのかもしれない。だが、これで充分だ。

29日と30日のライヴの様子はNHKが収録していた。8月26日BS-2で放送される。

■スーパーライブ 久保田利伸”
・8/26 NHK BS2((24:30)
・9/15 NHK BS-Hi (21:00~22:30)

■ライヴ直後・ライヴ評

July 30, 2006
Kubota Toshinobu Shouted "You Are My Soul" At The Center Of The Stage
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_30.html

■メンバー Members

Philip Woo (Keyboard)
Kakizaki Youichirou 柿崎洋一郎 (Keyboard) 
Ishinari Masato 石成正人 (Guitar)  
Ralph Rolle (Drums)
Carlos Henderson (Bass)
Felicia Graham (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
Kamino Yuri 神野ゆり (Vocal)
Warner (Dancer)
Masako (Dancer)

■Setlist

久保田利伸コンサートツアー2006 "We For Real"

DJ show started 18:00
live show started 18:17
01. Dr. Party
02. Dance If You Want It
03. 君のそばに
04. It's Time To Smile
05. U Drive Me Crazy
06. 夏の子午線 (A riff of "That's The Way Of The World" on intro)
07. Riding To The Sight
08. Missing
09. DJ ~ Never Too Much (Band members)
10. Breaking Through
11. Shadows Of Your Love
12. Keep Holding U (With Sun Min)
13. You Were Mine
14. La La La Love Song
15. Club Happiness (A riff of "Clean Up Woman")
Enc. Cry On Your Smile
Enc. Oh, What A Night (Okamura of 99)
show ended 20:43
00. I Want You (Marvin Gaye) (CD)

(2006年7月29日土曜、国立代々木競技場第一体育館=久保田利伸ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
2006-148

投稿者 吉岡正晴 : 12:05 AM | コメント (0)

August 06, 2006

Dana Hanchard Live

【デイナ・ハンチャード・ライヴ】

詩人。

前回のライヴを見たのが、ちょうど2005年10月ということで、ほぼ10ヶ月ぶりのモーションブルーでのライヴ。今回は、ギター、ベース、デイナ(ピアノと歌)というトリオ編成。第二部でパーカッションが一人加わった。基本的には、ピアノの弾き語りという雰囲気で、全体的に独特のデイナの世界を醸し出す。けっこう、モーションもお客さんが入っている。

彼女の歌のうまさ、音楽の教養の度合いは圧倒的。クラシック、ジャズ、ポップ、ソウル、R&B、ラテン系などさまざまなタイプの音楽を吸収し、それを自らの音楽の中にろ過しているところはあいかわらずすごい。ただし、シンプルでスローな曲が多く、今回は少し間延びする感じがあった。曲の並び方にもう一工夫いるかもしれない。

下記セットリストでわかる曲は「ニアネス・オブ・ユー」と「レット・イット・ビー」くらいで、あとは、ほぼ彼女のオリジナルゆえに彼女のライヴでしか聞けない作品ばかり。ポップでキャッチーな部分はないので、かなりの音楽好きか、相当音楽を聴きこんだファンでないと、なかなか親しめないかもしれない。カヴァー曲を各セット2-3曲ずついれると、だいぶちがってくるだろう。一番印象に残ったのは「ニアネス・オブ・ユー」だった。

全体的な感想は、前回のものと基本的には同じだ。(下記ブログに) これは大変高い評価をしているが、繰り返しになるが、やはり、もっとグルーヴ感を出せるミュージシャンとやるとデイナの歌がもっと引き立つような気がする。デイナの音楽的レベルがひじょうに高いだけに、それに拮抗するミュージシャンを日本で探すのは難しいのかもしれない。

流れを聴いていると、彼女はかなりの詩人ではないかと思った。そして、ストーリーテラーでもある。

ダイアン・リーヴス、カサンドラ・ウィルソン的なイメージが近いと思うが、その枠にとらわれない独自の世界を作れるアーティストだ。彼女をプロデュースできるプロデューサーなんて、アメリカでもそうそうはいないだろう。

■過去関連記事

October 08, 2005
Dana Hanchard Live: PP=Perfect Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/000566.html

■メンバー

THE DANA HANCHARD (vo,p) GROUP
デイナ・ハンチャード・グループ
Dana Hanchard(vo,p)、道下和彦(g)、Winter Spencer(per)、大坪和也(g)

Setlist
First Set
show started 18:30
01. Don't Take Your Love From Me
02. Tombo
03. Deep Down Into The Well
04. Infinity Song
05. Holy Water
06. Who Is Crazy
07. Nearness Of You
08. Come Sally Come
09. Fix Me Jesus
10. Never Mind
show ended 19:32

Second set
show started 20:41
00. Happy Birthday To Dana
01. Sweet Lorraine
02. I Care For You
03. Let It Be
04. October Victory
05. Invitation
06. Black And Blue Lake
07. Right Here
08. Mystery
Enc. Back This Way Again
show ended 21:49

(2006年8月5日土曜、横浜モーション・ブルー=デイナ・ハンチャード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hanchard, Dana
2006-151

投稿者 吉岡正晴 : 03:26 AM | コメント (0)

August 05, 2006

Club Chic 2006 @ Grand Hyatt

【ハイアット宴会場がディスコに】

巨大。

DSC05983-2.jpgこのところ、ホテルのボールルームを使ってのワンナイト・ディスコのイヴェントが盛んに行われるようになっているが、昨日(2006年8月4日)は、六本木のホテル・グランド・ハイアットで、「クラブ・シック2006」というワンナイト・ディスコが開かれた。

DJには、ヴェテラン、ニック岡井氏、アトム氏、そして、DJオッシーなど。麻布のディスコ「キサナドゥー」とのタイアップで、かつての「キサナドゥー」でかかるようなディスコヒットを中心にDJがプレイ。約2000人の参加者を集めた。客層は、30代から40代が中心。もちろん、若干の20代とおそらく50代と思われる人々もいた。普段、青山キサナドゥーなどで遊んでいる人たちが中心とみられる。

それにしても、これだけ広いと本当に大変な迫力。ハンディカメラがダンスフロアの様子を撮影し、それを巨大なモニターに映し出す。またある曲がかかると、そのジャケットなどもモニターに映し出される。

ダンスフロアーの上には、無数の大小さまざまなミラーボールが20個以上つる下がっていた。

DJオッシーは前日まで、何をどういう順番でかけたらいいか悩んでいたようだが、当日はまったく問題なくプレイしていたようだ。会場でケイ・グラントさんにばったり。ケイさん曰く「これがディスコですよね。みんなが笑顔で踊ってる。これですよ、これ。そこがいわゆる『クラブ』と違うんだよなあ」。確かにクラブでは、みんながニコニコしながら踊ってるのはあまり見たことがない。

2006.08.04(Fri)
CLUB CHIC 2006 summer
greatest 70's disco hits and classics

■日時: 2006年8月4日(金) 20:00-02:00(最終入場 01:00)
■場所: ホテルグランドハイアット東京 グランド ボールルーム(3F)
■入場料:
  前売券: 男性\10,000  女性\6,000  ※1ドリンク付

  当日券: 男性\12,000  女性\8,000  ※1ドリンク付

■DJ 20:00 AKIRA
   21:00 ニック岡井
22:30 ATOM
   24:00 OSSHY
   1:00 KOUTARO

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投稿者 吉岡正晴 : 04:25 AM | コメント (0)

August 04, 2006

Announcements: Kaleb's Phate At Yokosuka Base, Kishita On "Tokudane"

【告知もの、まとめて】

お知らせ。

■ケイリブのフェイト、横須賀ベースでライヴ

「ソウル・サーチン」関係者のライヴ情報をいくつか。ソウル・サーチャーズのリーダーでもあるケイリブ・ジェームスが参加するロック系バンド、フェイトが来る8月5日(土曜)横須賀の基地内でライヴを行う。この日は、基地が一般の人に開放される日(フレンドシップ・でイ)で、普段は基地関係者の付き添いがないと入れない基地の中に、だれでもはいれる。ライヴは午後4時半過ぎくらいからの予定。

件名: Phate: Live at Yokosuka Military Base
開始日: 2006 年 8月 5日 (土) 午後 4:30
終了日: 2006 年 8月 5日 (土) 午後 7:30
一覧: http://www.kalebjames.com
Saturday, August the 5th

This is going to be a great day. Friendship Day is a FREE event where Yokosuka Base opens their gates for the public to come in and enjoy all the music and special events that will go on all day long. Phate will perform music from the new mini CD, "Rubberman" as well as new unreleased music from our next CD. The band Phate (myself, Dickey Fukuda, Lenzie Crosby & Armin Linzbichler) is a musical mix of culture and genre. We're gonna slam it out for the crowd at Yokosuka Base. Come down and enjoy the day!

またケイリブとベースの日野賢二さんは、この秋から再びAIのバックバンドメンバーとしての全国ツアーが始まる。

AIのツアーは次の通り。



11/13(月)渋谷公会堂、11/17(金)盛岡市民文化ホール、11/19(日)仙台サンプラザ、
11/22(水)広島郵便貯金ホール、11/24(金)福岡サンパレス、11/26(日)鹿児島市民文化第一ホール、11/29(水)グランキューブ大阪、12/1(金)石川厚生年金会館、12/4(月)札幌市民会館、12/8(金)名古屋センチュリーホール、12/10(日)静岡市民文化会館

■木下航志くん、「とくダネ!」に登場

毎回、「ソウル・サーチン」で素晴らしい歌を聴かせてくれる木下航志くんが8月7日(月曜)のフジテレビ系『とくダネ!』に生出演する。番組は8時からだが、航志くんの出番は9時15分過ぎくらいから20分程度らしい。生放送なので、突発的なニュースなどによっては、出演時間なども大幅に変更になる可能性もあるが、一応、ライヴで2曲聴かせてくれることになっている。


2006年8月7日(月) 午前8時~10時 『とくダネ!』(フジテレビ系)

木下航志・ライヴ

8月10日(木) 大阪 開場18:30 開演19:00
会  場: 大阪市中央公会堂
前  売: 3000円 (税込)
チケット: チケットぴあ:0570-02-9999&9966(Pコード:231-633)
電子チケットぴあ:http://pia.jp/t/kansaiローソンチケット:0570-084-005(Lコード:59783)
e+:http://eee.eplus.co.jp
お問合せ: 大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506

8月11日(金) 名古屋 開場18:00 開演19:00
会  場: クラブクアトロ
前  売: 3000円 (税込)
チケット: チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:231-430)
ローソンチケット:0570-084-004(Lコード:45047)
e+:http://eee.eplus.co.jp

8月13日(日) 東京: 開場15:00 開演16:00
会  場: DUO MUSIC EXCHANGE
チケット: チケットぴあ:0570-02-9999※オペレーター対応
0570-02-9966(Pコード:231-589)※音声ガイダンス
ローソンチケット:0570-06-3003(Lコード:38758)※音声ガイダンス
e+:http://eee.eplus.co.jp
お問合せ: オデッセー 03-3560-3930(平日11:00~18:00)

8月16日(水) 仙台 : 開場18:00 開演18:30
会  場: 仙台市シルバーセンター・交流ホール 仙台市青葉区花京院1-3-2
チケット: 全席自由 2,800円(税込)
お問合せ: 申し込み/お問い合わせ:022-773-2858(藤良子)

■シャンティー

シャンティーのライヴもある。フィリップ・ウーとのコットン・クラブ2日間のほか、横浜モーションブルーでのライヴも決まった。「ソウル・サーチン」でファンになられた方はは、ぜひどうぞ。

「フィリップ・ウー・バンド・フィーチャリング・シャンティー」

2006年8月18日(金)、19日(土)丸の内コットンクラブ 午後7時、9時半 チャージ4200円
Philip Woo Band featuring Shanti with Philip Woo (keyboards/harmonica) Masato Ishinari(guitar) Tommy Campbell(drums)
On the 19th, Philip Woo, Hank Nishiyama(guitar) Jay Stixx (drums) Other members to be announced.

「シャンティー・ライヴ」

2006年9月22日(金)横浜モーションブルー 6時半、8時半 

Shanti with.... Matsumoto Keiji(Piano) Kihara Ryousuke(guitar) Tanabe Shinichi (percussion) Motion Blue

■フィリップ・ウー

2006年9月8日(金) 目黒ブルースアレー
(Key/Harp)Philip Woo (G)西山“はんこ屋”史翁 (B)Clifford Archer (Ds)Jay Stixx 
(Vo)Brenda Vaughn
★Special Guestあり
前売券 テーブル席(指定)\4,000
当日券は\500UP (各税込)

2006年9月10日(日) 六本木ヴェルファーレ
フィリップ・ウー・バンド

■ブレンダ・ヴォーン
2006年9月19日(火) 目黒ブルースアレー
SOUL SINGER BRENDA VAUGHN

(Vo)Brenda Vaughn、Robbie Danzie、Diva Gray (Key)Philip woo
(Key/Vo)Kalib James (B)Clifford Archer (Ds)David Brown (G)Masato Ishinari


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投稿者 吉岡正晴 : 02:58 AM | コメント (0)

August 03, 2006

Tonight Is Ty Night: Philip Woo & New York All Stars Final

【フィリップ・ウー&ニューヨーク・オールスターズ・ファイナル】

寂しい。

昼間、タワーレコードS氏より「今日フィリップに行こうとおもったのですが、お店にかけたら立ち見でぎゅうぎゅうとのこと。来月もあるので、来月にしようかと思っていますが、アドヴァイスをください」とのメール。来月のコットンのとはメンバーが違って、今日のメンバーは今日が最後だから見たほうがいいですよ、と連絡。結局、来ることになった。

DSC05956.JPGもともとは、シンガー、タイ・スティーブンスとキーボードのフィリップ・ウーのふたりか3人のアコースティックセットで行うはずだったこの日のライヴ。タイ自身がどうしてもバンドでやりたいということで、結局、いつもと同じ「ニューヨーク・オールスターズ」が勢ぞろいした。フィリップとオールスターズの最後のライヴ。彼らはご存知のように、久保田利伸のバックバンドで来日中。しかし、久保田ライヴもあと2本、8月6日で終了する。そして彼らは7日には帰国の途につく。

30人も入れば満席の四谷メビウス。立ち見も含め超満員。60人以上集まったのではないか。3セット、16曲、たっぷり楽しませてもらった。

今回初めて聴いたのは、ファーストセットの6曲目。「ウィズ・ユー・アイム・ボーン・アゲイン」。タイとフェリシアのデュエットは見事だった。まるで、ソープオペラを見ているようなドラマティックなパフォーマンス。しかも、これ、今日2人でやるのは初めてだという。いやあ、まいった。

セカンドとサードで、タイは自身のアルバム『アクエリアン・マインド』から2曲、オリジナルを披露した。「ファウンド」と「オール・ザ・ラヴ」。ともに観客から喝采を浴びた。

タイの歌う姿を見ていて思った。彼の歌声や歌い方が今は亡きカール・アンダーソンを思い出させる、と。横から見る風貌なども近いのかもしれない。カールや、あるいは、アル・ジャロウ、また、ジョージ・ベンソン的な雰囲気も醸し出す。

サードセットのトップは、「ムーン・ダンス」という曲で、僕は知らなかった。今日、同行S氏が、ヴァン・モリソンの曲で、ボビー・マクファーリンやアニタ・ベイカーのヴァージョンもありますよ、と教えてくれた。さすが。僕はやはりこのあたりの「白人系」は弱い。(笑) (調べてみると、アニタのヴァージョンは、『ラプチャー~ライヴ』に収録。ほかに、フィリップ・ベイリー、ラムゼイ・ルイスなどもやっていた) 

今夜の圧巻は、やはり最後の最後になったサードセットでのタイの「サムデイ・ウィル・オール・ビー・フリー」とフェリシア、ユリ、タイによるアレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」だろう。タイは本当にダニーものが似合う。ダニーがいたら、きっとこんな風に歌うのではないかとさえ思ってしまう。タイとフランク・マッコムのコラボを見てみたいな。サードセットが始まる前にフェリシアに「今日は『エイント・ノー・ウエイ』を歌わないの」と尋ねると、喉の調子があんまりよくないので、今日は『ナチュラル・ウーマン』にしておくわ」との答え。彼女にとっては「エイント・ノー・ウエイ」より「ナチュラル・ウーマン」のほうがイージーらしい。それにしても、3人の「ナチュラル・ウーマン」は見事だった。

こういう小さい店で目の前でライヴをやってくれるとほんとに、身近に音楽がある感じがする。彼らも楽しみでやって、それをお客さんもエンジョイできる。いい雰囲気だ。こういう店におけるしっかりしたライヴが多数あれば、もっともっと音楽人口も増えるような気がするのだが・・・。

これにて、ニューヨーク・オールスターズのライヴはしばしおあずけ。フィリップがさかんに「寂しい、寂しい」を連発していた。それはみんな同じ思いだ。

■フィリップ・ウー・ライヴ予定 (「ソウル・サーチン・ザ・セッション」でおなじみシャンティーとフィリップのコラボが実現!)

◎フィリップ・ウー&シャンティー
2006年8月18日(金)、19日(土)
丸の内コットンクラブ 

フィリップ・ウー・バンド・フィーチャリング・シャンティ
8.18.friのみ
Philip Woo(key,hca), Shanti(vo), 石成正人(g), Clifford Archer(b), Tommy Campbell(ds)
8.19.satのみ
Philip Woo(key,hca), Shanti(vo), 'Hank' Nishiyama (g), Clifford Archer(b), Jay Stixx(ds)
4200円 7時と9時半の2ステージ

予約・お問い合せ03-3215-1555受付時間 (11:00 a.m.~11:00 p.m.)


◎フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン・デュオ
2006年9月3日(日) 開場6時、演奏6時半、8時(2ステージ)
下北沢 ラカーナ(La Cana)
03-3410-0505 チャージ2500円 プラス1ドリンク500円

◎フィリップ・ウー・オフィシャル・サイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html
■メンバー Members

Philip Woo (Keyboard)
Nishiyama "Hankoya" Fumio (Guitar)
Ralph Rolle (Drums)
Carlos Henderson (Bass)
Felicia Graham (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
Kamino Yuri (Vocal)

■Setlist ( )=singers, [ ]=original artist

First Set
show started 20:09
1. Sunshine Alley (Instrumental) [Stanley Turrentine]
2. That Girl (Ty) [Stevie Wonder]
3. Dindi (Ty) [Antonio Carlos Jobin]
4. Let's Stay Together (Ralph) [Al Green]
5. I'm Going Down (Felicia) [Rose Royce]
6. With You I'm Born Again (Felicia & Ty duet) [Syretta & Billy Preston]
show ended 20:50

Second Set
show started 21:25
1. Shadows (Instrumental) [Dean Brown]
2. Flying Easy (Ty) [Donny Hathaway]
3. Found (Ty) [Ty Stephens]
4. I Can't Stand The Rain (Yuri) [Ann Peebles]
5. Closer I Get To You (Yuri & Ty) [Roberta Flack & Donny Hathaway]
show ended 22:05

Third Set
show started 22:42
1. Moon Dance (Ty) [Van Morrison]
2. All The Love (Ty) [Ty Stephens]
3. Someday We'll All Be Free (Ty) [Donny Hathaway]
4. You Make Me Feel Like A Natural Woman (Felicia, Yuri, Ty) [Aretha Franklin]
5. Superstition (Felicia, Yuri, Ty) [Stevie Wonder]
show ended 23:27

(2006年8月2日水曜、四谷メビウス=フィリップ・ウー・ウィズ・ニューヨーク・オールスターズ)

ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip & New York All Stars
2006-150

投稿者 吉岡正晴 : 04:35 AM | コメント (0)

August 02, 2006

Masters Of Groove Live

【グルーヴの達人たちのライヴ】

集中。

超ヴェテランのジャズ・ミュージシャンたち3人が、ファンク要素のあるジャズを演奏。それが「マスターズ・オブ・グルーヴ」のライヴだった。オルガン、キーボードのルーベン・ウィルソン(1935年4月9日生まれ)、そして、ギターのグラント・グリーン・ジュニア(1950年代半ばの生まれか?)、ドラムスは60年代後期にジェームス・ブラウンのJBズに参加していたクライド・スタブルフィールド(1943年4月18日生まれ)。2人は60歳を超え、グラントも50代と思われる。

トリオだけにシンプルな音。まあ、グルーヴもあるが、ちょっと地味と言えば地味。確かにマスター(達人)たちが、そつなくグルーヴを生み出す。下記セットリストの3の「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」はアイズレーのヒット、5はテンプテーションズ。ここではグリーンが歌ってみせたが、これは愛嬌といったところか。インストばかりだと若干間延びもするので、ここらあたりでヴォーカルいれましょう、という感じ。ミュージシャンのお遊びのヴォーカルというところ。雰囲気はでるけどね。

そして、ミュージシャンたちが俄然乗り出したのが次の「オータム・リーヴス(枯葉)」。これは、ぐぐっと集中力が高まってきた。みんな職人だけに、いつでもどこでも、なんでも弾けてしまう。彼らに普段以上のパフォーマンスを見せてもらうには、なんらかの「モチヴェーション」を与えないといけないのだなあ、などと思ってしまった。それは観客のリアクションだったり、それ以外の何かだ。

観客が集中して聴いている。それをミュージシャンが感じる。そして、ミュージシャンの集中が高まる。さらに観客がその素晴らしい演奏にのる。という良循環が生まれる、というわけだ。「枯葉」あたりで、何か流れをつかんだのかもしれない。きっかけはなんだったんだろう。ところで、ジェームス・ブラウンの曲なんかをやる選択肢はないのかな。 


マスターズ・オブ・グルーヴ 
フィーチャリング・リューベン・ウィルソン, グラント・グリーンJr. & クライド・スタッブルフィールド 
Reuben Wilson(org,key), Grant Green Jr.(g), Clyde Stubblefield(ds)


Setlist (Incomplete) (不明曲は彼らのオリジナルと思われます)  

show started 19:00
01. ?
02. ?
03. For The Love Of You
04. Flipity Flop
05. Just My Imagination
06. Autumn Leaves
07. Mercy Mercy Mercy
Enc. ?
show ended 20:23

(2006年7月28日金、丸の内コットン・クラブ=マスターズ・オブ・グルーヴ・ライヴ) 
ENT>MUSIC>LIVE>Masters Of Groove
2006-147

投稿者 吉岡正晴 : 03:55 AM | コメント (0)

August 01, 2006

Soul Power Tokyo Summit 2006: A Leader Said "Thank You" To Another Leader

【リーダーからリーダーへの感謝】

架け橋。

原宿駅の方から、人の流れが代々木競技場に向かっている。入口広場には、グッズ売り場、そして、話題の黒沢カレー店も。どちらも長蛇の列がつらなっている。

入口に進むとこの日は、ふだん関係者に配られるセットリストが「事前の先入観なくご自由にお楽しみいただきたいということで」なかった。アーティストの大体の出演時間が書かれた紙が1枚だけ。そこに「今回、関係者の皆様にも充分に楽しんでいただくために内容に関しては控えさせていただきます」とかかれてある。あ~、こりゃ大変。忙しくなるぞ。(笑) 

3121そこで僕は必死にメモを取ることになった。(笑) ほぼ定刻、暗転となり、エナメル・ブラザースのビデオがスクリーンに上映された。BGMは、プ、プ、プリンスの最新作『3121』から「ゲット・オン・ザ・ボート」! マーチンさん気に入っていたもんなあ、新作。ブラザー・スズこと鈴木雅之、そして、ブラザー・クロこと黒沢薫。2人あわせてエナメル・ブラザース! こういう遊び心たっぷりのユニットを作らせたら、マーチンさんの右に出るものはいない。大阪のFM局のイヴェントかなにかで、たまたま2人揃って歌う企画があり、その時2人ともエナメル靴を履いていたことから、このネーミングがついたそうだ。「ソウル・イヴェント」の「前座(オープニング・アクト)」としては、うってつけ。

来年このイヴェントがあるなら、エナメルたちは、2番目のオープニング・バンドになって、一歩出世するなんて、いいんではないだろうか。6回目くらいには、ついに大トリを飾るとか。(笑) 

エナメル以降は、ソイ・ソウル、ゴスペラーズ、スクープ・オン・サムバディー、ゴスペラッツ、全員でアンコールという流れ。基本的なバックバンドは、大阪を本拠とするソウルバンド、ナニワ・エキスプレス。ただソイ・ソウルは、スクープたちのバンドをバックに独自のファンクバンド路線を、ゴスペラーズはマイペースでゴスペラーズ路線を、スクープはスクープでセルフ・コンテインド・ソウル・ユニット路線を、その合間をぬって、ダンスマンがソウル空耳路線を、そして、ゴスペラッツは徹底したエンタテインメント路線を、突っ走った。立ったり、座ったり、泣いたり、笑ったりの3時間40分弱。

ちょうど10年前、ゴスペラーズの村上たちはラッツ再集結をこの同じ代々木の会場で一観客として見ていた。その彼がまさか十年後にこんな形で同じ会場のしかも同じステージに上ることなど予想だにしなかった。観客席の一人から、ステージ上への一人へ。その距離は100メートルもなかったかもしれないが、それを渡り切るには10年の歳月がかかったともいえる。村上の少し後方には彼らを見出してくれた恩師・佐藤善雄(シャネルズ、ラッツのベース・ヴォーカル。今回のゴスペラッツのベース・ヴォーカル)が横にいて成長した子供たちを静かに見守っている。着実に努力し、歩み続ける者たちには、確かに音楽の神様が微笑む。

最後、ゴスペラッツの本編も終わり、アンコールあたりで鈴木雅之が横にいる村上てつやに言った。「生涯ラッツ&スターのリーダーとして、ゴスペラーズのリーダーに一言言っておきたいんだ。『どうもありがとうな』 (しばし間、この間に拍手) このセリフ、かっこいいところで言いたいなと思ってて、この場はまさにうってつけでした」(笑) そして、手を差し伸べた。マーチンがこのイヴェントの中で一番おいしいところ持って行った瞬間だった。

だが、この熱い握手は、来年への架け橋となるにちがいない。

Setlist

show started 18:30

【エナメル・ブラザース】
00. Get On The Boat (Prince)=CD
01. Soul Sister, Brown Sugar (Sam & Dave)
02. ロンリー・チャップリン
00. Get On The Boat (Prince)=CD
【ソイソウル】
03. Can't Stop
04. Samurai Funk
05. とこしえの花
【ゴスペラーズ】
06. ウルフ
07. 一筋の軌跡
08. 風をつかまえて
09. 星屑の街
10. ミモザ
11. Dance If You Want It
12. (ナニワエクスプレス・メンバー紹介)
13. Love Light
14. Five Keys
【ダンスマン】
15. ダンスマンのテーマ
【スクープ・オン・サムバディー(Skoop On Somebody)】

16. ぼくが地球を救う
17. Nice 'n Slow
18. Song For You (Donny Hathaway)
19. Soul River
【ダンスマン】
20. 赤ちゃんこんにちは21 (Zapp's "Dance Floor")
【ゴスペラッツ】
21. ハリケーン
22. 街角トワイライト
23. バレンタイン・キッス
24. リンダ
25. ドゥ・ワップ・メドレー

Blue Moon (Marcels)
Fools Fall In Love (Drifters)
星空のサーカス(「スパイス・ソング」入り)(ラッツ&スター)
26. シャネルズ・メドレー
ランナウェイ
憧れのスレンダー・ガール
トゥナイト
27. まさか赤坂Show Time
28. 時間飛行
アンコール
29. The Voice
30. 夢で逢えたら
31. め組のひと
show ended 22:07
00. My Girl (Temptations) (CD)

(2006年7月26日水曜、国立代々木競技場第一体育館=ソウル・パワー・東京サミット2006=エナメル・ブラザース、ソイソウル、ゴスペラーズ、ダンスマン、スクープ・オン・サムバディー、ゴスペラッツ・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Tokyo Summit 2006
ENT>MUSIC>LIVE>Enamel Brothers
ENT>MUSIC>LIVE>Soysoul
ENT>MUSIC>LIVE>Danceman
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
ENT>MUSIC>LIVE>Skoop On Somebody
ENT>MUSIC>LIVE>Gosperats
2006-145

投稿者 吉岡正晴 : 04:51 AM | コメント (0)