August 06, 2006Dana Hanchard Live【デイナ・ハンチャード・ライヴ】 詩人。 前回のライヴを見たのが、ちょうど2005年10月ということで、ほぼ10ヶ月ぶりのモーションブルーでのライヴ。今回は、ギター、ベース、デイナ(ピアノと歌)というトリオ編成。第二部でパーカッションが一人加わった。基本的には、ピアノの弾き語りという雰囲気で、全体的に独特のデイナの世界を醸し出す。けっこう、モーションもお客さんが入っている。 彼女の歌のうまさ、音楽の教養の度合いは圧倒的。クラシック、ジャズ、ポップ、ソウル、R&B、ラテン系などさまざまなタイプの音楽を吸収し、それを自らの音楽の中にろ過しているところはあいかわらずすごい。ただし、シンプルでスローな曲が多く、今回は少し間延びする感じがあった。曲の並び方にもう一工夫いるかもしれない。 下記セットリストでわかる曲は「ニアネス・オブ・ユー」と「レット・イット・ビー」くらいで、あとは、ほぼ彼女のオリジナルゆえに彼女のライヴでしか聞けない作品ばかり。ポップでキャッチーな部分はないので、かなりの音楽好きか、相当音楽を聴きこんだファンでないと、なかなか親しめないかもしれない。カヴァー曲を各セット2-3曲ずついれると、だいぶちがってくるだろう。一番印象に残ったのは「ニアネス・オブ・ユー」だった。 全体的な感想は、前回のものと基本的には同じだ。(下記ブログに) これは大変高い評価をしているが、繰り返しになるが、やはり、もっとグルーヴ感を出せるミュージシャンとやるとデイナの歌がもっと引き立つような気がする。デイナの音楽的レベルがひじょうに高いだけに、それに拮抗するミュージシャンを日本で探すのは難しいのかもしれない。 流れを聴いていると、彼女はかなりの詩人ではないかと思った。そして、ストーリーテラーでもある。 ダイアン・リーヴス、カサンドラ・ウィルソン的なイメージが近いと思うが、その枠にとらわれない独自の世界を作れるアーティストだ。彼女をプロデュースできるプロデューサーなんて、アメリカでもそうそうはいないだろう。 ■過去関連記事 ■メンバー Setlist Second set (2006年8月5日土曜、横浜モーション・ブルー=デイナ・ハンチャード・ライヴ) |