August 11, 2006Sheila E's New Band: C.O.E.D Debut(ネタばれになります。これからご覧になる方は、あなたのリスクにおいてお読みください) 【シーラEの新バンドお目見え】 年代記。 今、パーカッション奏者シーラEがもっとも力を注いでいるプロジェクト、それがひじょうに実験的なC.O.E.Dと名乗る女性4人組だ。発音は普通にシー・オー・イー・ディー。これは、クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァの略。すなわち、あらゆるディーヴァ(女声アーティストたち)の年代記、物語というもの。今回は、このC.O.E.Dとしての初来日。 シーラは「女性アーティストが自信をもって、すべてをやること。それがコンセプト」と一言で言う。彼女によれば、音楽業界などは、やはりいまだに男性中心で、女性だけですべてをやろうとするとなかなかうまくいかない。そんなところで、女性だけで自信を持ってやりたいことをやりましょう、という思いを込めてこのバンドを作った、という。よって、前回来日時(2004年)には男性ミュージシャンもいたが、今回はシーラ以外のキーボード、ベース、ギターと全員女性。しかも、メンバーはプリンスのバックバンドにもいたキャット(前回も参加)、ロンダ、ベイビーフェイスなどのバックもやってきたというカサンドラという強力な布陣だ。このグループはまだこの2月にライヴハウスでデビューしたばかり。その後何回かやっただけ。 ということで、今回(木曜)見た限りでは、バンドとしてはまだまだ発展途上、試行錯誤中という感じが強かった。個々のミュージシャンの力量はかなりのものがあるが、まとまった時にバンドサウンドがまだ確立していない雰囲気。シーラは前回同様、今回もほとんどドラムス。また、いずれアルバムを制作するという話しだが、それ用の新曲なども交えてやっているが、そのあたりの楽曲はまだまだ「仕事」が必要な段階だ。 ファンにとってなじみのあるのは2曲目の「ラヴ・ビザール」と最後の「グラマラス・ライフ」。もっとも、1曲目の「クロニクル・・・」の中ではブラック・アイド・ピーズの「レッツ・ゲット・スターテッド」などをうまく織り込んでいたり、他の曲の中でもちょっとヒット曲のリフをいれたりはしている。 また、ノラ・ジョーンズでおなじみの「ドント・ノウ・ホワイ」をキーボードのカサンドラが歌ったり、キャットがインディア・アリーの作品「ヘデッド・イン・ザ・ライト・ディレクション」をカヴァーしたりと、いろいろと実験している感じだ。果たしてこのあたりの選曲が、COEDにとって、必然性があるのか、これから試行錯誤だ。 前回のライヴが素晴らしかっただけに、今回の新バンドへの評価は、まだできたばかりのバンドということで、保留しておこう。 今後彼女たちは女性アーティストたちをどのように、クロニクル(物語化、年代記化)していくのか、興味深い。 ■シーラE過去記事 2004/04/10 (Sat) 2004/04/11 (Sun) ■メンバー Setlist show started 21:34 (2006年8月10日木曜、丸の内コットンクラブ=C.O.E.Dライヴ) |