August 13, 2006What Is Like World Of Darkness【真っ暗闇の世界とは】 暗黒。 目が見えないということはいったいどういうことなのだろうか。航志くんと話をしていて、いろいろと考えさせられた。例えば、何かものを食べるとき、飲むとき、普通、僕たちはお皿にのっている食べ物を箸やフォークなどで持って、それを口に持ってくる。あるいは、飲み物だったら、コップなどを口に近づける。ところが、彼らは自分の口のほうをお皿のほうに持っていく。そのほうが、安心できるのだ。 時間の感覚というのは、どのようにわかるのだろうか。例えば、僕たちは昼か夜かを、目から見る情報ですぐに知る。ところが、彼らにはそれがない。しいていえば、外に出て暑ければ、「昼間」で、涼しければ「夜」だということが、少しはわかることもあるらしい。我々はすぐに時計を見る。だが彼らは見ない。 よく言われるのは、スティーヴィー・ワンダーには時間の感覚がない、という事実だ。彼の生活は、朝起きて、ゴハンを食べて、夜寝るという普通のパターンではない。寝たいときに寝て、起きたいときに起きる。 では彼らにとって、寝てるときと、起きているときの差はどんなものなのだろう。きっと、意識が起きているということが、起きているときだ。 そうしたことを考えると、我々が日々の生活の中で本当に多くの情報を視覚から得ていることがわかる。そして、おそらく彼らは音を左右だけでなく、前後、上下というひじょうに立体的に捉えているのだ。我々は音がする方向くらいしか認識しない。だが彼らはその方向とおそらく音源への距離、その高さなども認識しているのだ。 航志くんは、会場で「客がのっているか、のっていないか、客が多いか少ないか」はよくわかる、という。僕らはたいがいそうした状況を目で見てわかるが、彼は音と空気、ひょっとしたら温度などで認識するのだろう。 そんな話をしていたら、航志くんのプロデューサーでもある永島さんが、今、青山で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイヴェントをやっている、と教えてくれた。これは、普通の人に、まったくの闇の世界を体験してもらおう、というもの。約1時間半、ナヴィゲーターの導きだけで、暗闇体験をするのだ。一度すでに体験した彼によると「時間の感覚さえなくなる」と言う。 ダイアログ・イン・ザ・ダーク・オフィシャル・ウェッブ 予約状況をみたら、かなりいっぱいになっている。僕も一度トライしてみて、その感想文をいずれ書いてみることにする。 +++++ |