August 28, 2006Takayam Hiroshi One Man Play: Portrays All Things In The Universe(ネタばれになります) 【高山広~正真正銘ワンマン・ライヴ】 森羅万象。 圧倒的なおもしろさで独自のひとり芝居の世界を繰り広げる高山広の月例ライヴ。彼もまたソウル・サーチャーということで、前の中野のゴスペル・ライヴから目黒へ直行。 前説(まえせつ)に続いてでてきた1本目の作品「76年目のリストラ」。いきなり高山は「星」になった。「星」と「リストラ」ということでピンと来たが、案の定、その星とは冥王星。つい最近、惑星からはずされた星だ。この点に的を絞り、おもしろおかしく、そして、物悲しく、ひたすら冥王星の気持ちになって演じる。このタイミングで、このネタ、なんと当日か前日にやることを決めたそうだ。お見事。 なんか、高山さんにかかると世情の森羅万象すべてが、ネタになりそうな気がする。例えば真面目な「7時のニュース」を全部、高山さんにちゃかしてやってもらいたいなどとも思ってしまう。 小編、中編、長編とさまざまなヴァージョンを披露。下記セットリストでは、3の「鉄道運転士 至福の食卓」は小編。笑える。「サイゴノイジメ」は、ずっといじめられてきた彼の元に届いた何十年かぶりの同窓会の通知から物語は始まる。その通知に印された日に会場に出向くと・・・。う~む、展開、構成が実におもしろい。 最後の「いっしゅんの夏」という作品は、彼の代表作ということで、もう10年以上前に作って、夏になると演じるという。大きな打ち上げ花火と、家庭用のセットになっている小さな花火との火花散るトークが30分近い長編にもかかわらず、楽しませる。特に後半の熱演が見事だ。 彼の素晴らしいところは、間(ま)とスペース(本質的には同じことかもしれないが・・・)の使い方が抜群にうまいところ。これに声色と口調のヴァリエーションがくる。間は、歌でも、演技でも、笑いでも、普通のおしゃべりでも、もっとも重要な要素。文字にしても何にもおもしろくないものが、彼の声色、口調、そして、ジェスチャー、顔の表情、そして完璧な間とスペースをもって表現されると、本当におもしろくなる。 この日は、音楽効果音(CD、MDの音出し)、照明の暗転・点灯などすべて一人でやっていた。これぞ、正真正銘・音楽照明までひとり芝居の証明! ■低川狭(ひくかわせまし)のワンポイント・イングリッシュ・レッスン え~、本日のワンポイント・イングリッシュ・レッスンは、森羅万象を英語でどういうかで~す。森羅万象は、しんらまんぞうとも読みますが、普通はしんらばんしょうと読みます。「宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象」ということであります。で、それを英語に直すとAll Things In The Universeとなります。ま、宇宙におけるすべてのこと、ということですね。それでは、また来月まで、stay tune! ■高山広オフィシャル・ウェッブ ■Setlist 高山広『ようこそおキモチ∞HANJOH』(ようこそ おきもち だいはんじょう) 今月のタイトルはなし。 show started 21:11 (2006年8月26日金曜、目黒ミッドナイト・アワー=高山広ライヴ) |