November 22, 2006

Eric Clapton Live At Budokan: Sit Down Please, Everybody

【エリック・クラプトン~お座りくださいませ】

余裕。

まさに王者の風格というか、余裕というか、ギター1本あれば、いつでもどこでも、演奏します、という感じの世界一有名なギタリストのライヴ。エリックはほとんどしゃべらず、話す言葉は「サンキュー、ありがとう」だけ。あとは、ひたすら演奏しまくる。超シンプルなライヴだ。昔のライヴは、みんなこうだったなあ、と思った。(笑) 

ドラムス、キーボード2、ギターはクラプトンを含めて3、ベース、コーラス2というシンプルな編成。ショーアップされているのは、背面の最新式と思われるLEDを使ったモニターパネルのようなもの。ここに映像というかちょっと動くデザインの絵などが映し出されたりする。観客の年齢層は圧倒的に高く、平均40代後半か。50-60代の人もいたように思える。男女比は6-4か7-3でかなり男性が多い。

それにしても、自分が好きな音楽(例えばブルーズ)、自分が好きな曲を、これほどの大音量で、しかもこれだけたくさんの人の前で演奏できて、さぞかし嬉しい、楽しいだろうなと思う。ライヴショーとしては、エンタテインメント性など過剰な演出はまったくなく、ただひたすら演奏を聴かせるだけ。本来だったら、小さなライヴハウスあたりでやるべきなんだろうが、いずれにせよ、クラプトンは有名になりすぎて大きな箱(会場)でやらなければならない。しょうがない。このミュージシャン一徹のところは、さすがだ。彼にとっては年間何十本か何百本やるライヴギグの1本なのだろうが、何も考えずにひたすらギターを弾く姿に「生涯一ギタリスト魂」を感じた。

全体的に見ると3部構成。前半バンドで、途中で座ってアコースティックっぽい編成でやり、最後はおなじみの曲ばかりをバンドで。一番盛り上がるのは、「アフター・ミッドナイト」以降の最後のところ。観客とのやりとりはまったくないが、「コケイン」の最後、曲終わりのところで、観客が「コケイン!」と叫ぶところが、唯一のコール&レスポンス。みんな知ってるんだ。

彼らのライヴなら、口パク、ミュージシャンのあてぶり(演奏している振りをして、音はプログラムされたものがでている)も、ないだろうなと確信した。(笑) そういうのとまったく無縁の、昔ながらの「ミュージシャンは、楽器を弾いてなんぼのもの、それを見せてなんぼのもの」という当たり前のライヴ・パフォーマンスが繰り広げられた。

「ノーバディー・ノウズ・ユー」という曲(1970年のアルバム『レイラ』から)、「横浜ホンキー・トンク・ブルーズ」っていう曲に似てるような気がした。たぶん、「横浜・・・」のほうが後だと思うが。(未確認) 松田優作、エディ藩、藤竜也、原田芳雄らが歌った曲だ。

しかし、1曲目からアリーナの観客は立ち上がっていたが、まあ、最初はいいとしても、2曲目以降とか座ってみればいいのに。(笑) クラプトンのライヴなど、別に踊れる曲をやってるわけじゃないんだから。

Eric Clapton Setlist @ Nippon Budoukan, 11/20/2006
エリック・クラプトン セットリスト (incomplete)

show started 19:11
01. Tell The Truth
02. Pretending
03. Got To Get Better In A Little While
04. Old Love
05. Motherless Children

-Accoustic Set
06. Drifting Blues (Solo)
07. Key To The Highway
08. Outside Woman Blues
09. Nobody Knows You When You're Down and Out
10. Running On Faith

11. After Midnight
12. Little Queen of Spades
13. Before You Accuse Me
14. Wonderful Tonight
15. Layla
16. Cocaine
Enc. Crossroads
show ended 21:14

(2006年11月20日月曜、日本武道館=エリック・クラプトン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clapton, Eric
2006-214

投稿者 吉岡正晴 : 02:11 AM | コメント (0)