March 31, 2007

Soul Searchin: The Session (Part 5): Everything Must Change

【変化するソウル・サーチン】


テーマ。

『ソウル・サーチン』も回を重ねるごとに、徐々に変化しているが、常にテーマとなっているのが、トークの部分。このイヴェントは、もともとトークがメインで始まったもので、最初はレコードをかけて、話をしていた。2回目から、ケイリブの弾き語りとトークが半々に。ケイリブはピアノですべてひとりで弾き語りでやった。その後、パーカッションやサックスなど若干の楽器が入り、徐々にライヴに重心を置くようになり、前回(ルーサー)からハウスバンド的に、ソウル・サーチャーズというバンドを作ってライヴ7、トーク3くらいの割合になってきている。

通常のライヴだけでは知ることができないそのアーティストの魅力を探るというのがこのイヴェントの最大のコンセプトだ。しかし、ライヴの迫力がでてくればでてくるほど、トークがその流れを切る感じになるのは否めない。だが、テレビのヴァラエティー・ショウというか、何でもありのオムニバス・ショウという捉え方をすれば、これはこれでありかなとも思う。

今回はトークパートを4箇所用意していたが、4回目の部分は、時間が押してしまったために、カットせざるを得なかった。ということで、尾臺さんも岡さんも、しゃべり足りないとこぼしていた。すいません。(笑) あるいは、トークを前半に集中し、後半はライヴ中心にするなどの方法も考えられる。このあたりのプログラム構成は、大きなテーマだ。

さて、ライヴで圧巻だったのは、いくつもあるが、特にブレンダ・ヴォーンが歌った「ドクター・フィールグッド」。しばらく前に、フィリップ・ウーのライヴでも彼女が歌っていたが、かなりブルージーな雰囲気で、見事だ。途中のフィリップのオルガンソロもすばらしかった。スイートベイジルがどこかのブルース・ジョイントになったような瞬間だった。

+++++

もし、当日いらした方でアンケートをお書きになられなかった方は、メールでもけっこうですので、お送りください。送り先は、
soul_searchin_the_session@yahoo.co.jp です。

SOUL SEARCHIN; THE SESSION VOL.2 A TRIBUTE TO ARETHA FRANKLIN 2007.3.26
本日はご来場ありがとうございました。アンケートにご協力ください。

1. ライヴはいかがでしたか
A 素晴らしかった B 良かった C 普通 D そうでもなかった

2. ABのお答えの方。特に良かったパフォーマンスは誰でしたか(複数回答可)


3. トークの内容はいかがでしたか
A 素晴らしかった B 良かった C 普通 D そうでもなかった

4. ライヴとトークのバランスはいかがですか
Aもっとライヴを B もっとトークを C ちょうどよい

5. このイヴェントは何でお知りになりましたか
A ソウルサーチン・ホームページB フライヤー C ラジオ番組(番組名は?) D 雑誌(雑誌名は?)     E 友人から F スイートベイジルから 
G その他

5. 会場はいかがでしたか
A ちょうど良い B もっと広いほうがいい C もう少しこじんまりと

6. 次回以降またいらっしゃいますか
A 必ず来たい B とりあげるアーティストによっては来たい      C わからない D もう来ない E その他

7. 値段はいかがでしたか 
A 高い B ほどよい C 安い 
A高いと書かれた方、いくら位が適当でしょうか

8. 次回以降とりあげて欲しいアーティストを教えてください(複数可)

9. その他(なんなりと)

お名前 年齢(よろしければ)
ご住所

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ENT>LIVE>Soul Searchin The Session

投稿者 吉岡正晴 : 02:54 AM | コメント (0)

March 30, 2007

Soul Searchin: The Session (Part 4): "Day Dreaming -- I'm Thinking Of You"

【高山広の演技に感動した人】

一人芝居。

「あの人は、なんなの?」 「ふだん、一人芝居している人」 「じょうずなのねえ。旅行かばん持って、出てくところなんか、ほんとそっくり」 「アレサのことを知らなくても、楽しめたかも」 「高山さんって、けっこうイケ面だったのよ」

いろいろなご意見が飛び交うおしゃれな街六本木25時。今回の高山広さんの芝居のタイトルは、\"Day Dreaming -- I'm Thinking Of You"。曲のタイトルそのままだ。謎の音楽評論家正岡吉晴が、アレサを見にはるばるニューヨークまで行くのだが、空港で飛行機が4時間遅れることになり、行くか行かないか迷うところから始まる。前日までほとんど寝ていなかった正岡は、うとうとと白昼夢(デイ・ドリーミング)を見始める、という趣向だ。

まあ、音楽評論家正岡という設定が、若干楽屋落ち的な部分もなきにしもあらずだったが(笑)、そこから夢にも思わぬ「村興し」という展開、さらに天国からルーサーが降りてきて、ルーサーからアレサへのメッセージを読むという構成には度肝を抜かれた。「夢」というところにキーワードを掘り起こした高山さんはどうも、泣かせの達人らしい。またまた、彼の演技を見ながら目頭を押さえていた方も何人もいらっしゃったようだ。

「デイ・ドリーミン」と「アイ・ドリームド・ア・ドリーム」の歌詞とその訳詞を教えてください、と言われたのは一週間ほど前。いろいろお渡ししたCDから、そこに目をつけたか、と興味津々になった。

何人の役を演じ分けたのか考えると、1)音楽評論家、2)村興しの村人、3)ルーサーが乗り移った音楽評論家ということかな。アレサ本人がでてこないところがミソか。

村興しの人の「(アレサの音楽は)言葉がわからないのに、感動する、っていうのは、相当すごい人なんじゃねえのか」というせりふは本質をついている。

「前回は、ビデオを見ると20分以上やってるんですよね~。今回はきっちり15分で終わりますから」と言っていた彼だが、終わってみるとやはり25分近くになっていた。(笑) 

高山さんから翌日メールが来た。ご本人の了承を得たので一部をご紹介する。

「昨日、そして準備期間のすべての時間あわせて本当にお疲れ様でしたm(__)m 夕べ、あの後六本木のホームで電車まちをしていたら良い感じで頬が赤らんだご婦人方数名と若い女性に「あのぉ、ソウル・サーチンに出てらっしゃった方ですよね」と声をかけて頂きました。「本当に楽しかった!」と喜んで頂けたようでした。特に年配の女性からは「ぐっときちゃって思わず…。私らぐらいの年齢になるとわかる部分があったわ」と有り難いお言葉を。

そこには、ショウ全体を心行くまで味わい尽くした心地良い疲労感と満足感に満ちたイイ顔たちがありました。その雰囲気から昨日のソウルサーチン:ザ・セッション全体の成功を確信できました。同時に、僕が理想とするライヴというものの在り方を目の当たりにすることができ、僕自身最高にハッピーな気分になれたのでした。いろいろとお気遣いありがとうございました。一言。今回もエキサイティングで楽しかった! やばい、くせになりそうです(笑) 時間延ばしたのも含め、いろいろ失礼をお許し下さい」

音楽ライヴの会場にまったく異業種・異端な一人芝居。僕はこのメルティング・ポット的なごった煮が気に入っている。あと2回「ソウル・サーチン」やったら、作品が全部で4本になって、「ソウル・サーチン:高山広の会」というのが1回出来るなあ、などと指折り数えた。(笑) 

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin: The Session Vol.2

投稿者 吉岡正晴 : 01:25 AM | コメント (0)

March 29, 2007

Soul Searchin: (Part 3): The Beauty Of Background Vocals

【バックコーラスの美学】

奥。

「ホワイ・ドンチュー、ホワイ・ドンチュー・・・」 「アウ~~、アウ~~」。

ここ2、3週間アレサ・フランクリンのCDばかりを繰り返し聴いていた。そこで思ったのが、彼女の作品のバックコーラスのすばらしさだ。「ホワイ・ドンチュー」は、木下航志くんが歌った「明日に架ける橋(ブリッジ・オーヴァー・トラブルド・ウォーター)」のコーラス、「アウ~~」は、ブレンダ、ユリ、マル、ケイリブで順番にリードを展開した「ナチュラル・ウーマン」のコーラスだ。

これらの曲のリハーサルで、コーラス部分を何度も聴いていて、その「アウー」とか、いろんなコーラスが頭の中でループするほどまでになってしまった。(笑) 寝ても覚めても、「アウー」である。

で、このコーラスがCDを聴いていると実にうまく、おもしろい。そして、奥が深い。アレサのことが大好きだったルーサーが、アレサの曲をヘッドフォンで繰り返し聴いていたなら、とうぜん、このバックコーラスに耳がいく。そして、ルーサーがバックコーラスが大好きになり、バックコーラスの達人となったことが、アレサの作品を聴き続けてわかった。これは、はまるわ。(笑) 

そんなコーラスを、マル、ユリ、ブレンダたちが見事にやってくれた。お互い自分がリードを取るときは、他のふたりがコーラスにまわって担当するという具合。

ガッツが歌った「ピープル・ゲット・レディー」のイントロには「アイ・ビリーヴ、アイ・ビリーヴ・・・」というコーラスが入る。これが入ることによって、もともと神聖な曲がより神聖に神々しい作品になっていく。これぞ、バックコーラス・マジックだ。

「チェチェン、チェ~~~ン」の「ェ」のあたりの伸ばし方など、実に気持ちいい。

アレサの1960年代の作品でバックコーラスを担当しているのは、スイート・インスピレーションズという女性3人組。そのうちのひとりはシシー・ヒューストンという。かのホイットニー・ヒューストンの母親だ。

おそらく、コーラスがよくなればよくなるほど、リードのヴォーカルも、のってきていい歌を聴かせることになるのだろう。逆にコーラスが貧弱だと、リードものらなくなる。

返ってきたアンケートの中に、「バック・コーラスで初めて泣きました」というものがあった。その方は、「歌っている本人を見ながら、思いをくみとりながらコーラスをする姿に感動! 『ピープル・ゲット・レディー』の時、最高でしたよ~」と書いている。

まさにそのとおりで、リード・ヴォーカルを引き立たせるために黒子に徹しつつ、気持ちよいバックコーラスをつけるのは、本当に職人技だと思う。リハでも3人のソウル・サーチン・ドリームガールズたちが、「あなたは、どのパート?」などといいながら、ハモリの練習をしていたところがものすごく印象的だった。

アレサのバックは、スイート・インスピレーションズだが、フィラデルフィアには「スイートハーツ・オブ・シグマ」、「ジョーンズ・ガールズ」、またロスには「ウォーターズ」という名うてのバック・コーラス・グループがいる。

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin: The Session

投稿者 吉岡正晴 : 05:26 AM | コメント (0)

March 28, 2007

Soul Searchin: The Session(Part 2) : A Singer Inspired By Aretha

【アレサにインスピレーションをもらった日】

インスピレーション。

いくつも見所はあるのだが、ちょっとした飛び入りもおもしろかった。第一弾は、イクミ・ストリートが「シンク」を歌っているときにおもむろにアタッシュケースを持って登場した黒いスーツにサングラスの男二人。そう、ブルース・ブラザースだ。サム・ムーアのライヴで知り合った二人で、ブルース・ブラザースのコピーをする「3BCB(スリー・ビー・シー・ビー)」(ブルース・ブラザース・バンド、コピー・バンドの略)のナニワ・エルウッドとジェイク・ダモン。ぱっと出てきて、ちょろっと踊って、曲が終わったら、あっという間に舞台を去った。その去り際も見事。(笑) 

もうひとりが、アンコール曲「フリーウェイ・オブ・ラヴ」でステージに上がったマクサン。しばらく前の日記で紹介したが、もともと1970年代に活躍したブラックロックグループの先駆け的存在「マクサン」のリード・シンガー。ちょうど、2番から歌ったのだが、その声の迫力はすごかった。並大抵ではない。

曲を終えて僕がマクサンを紹介すると、彼女はマイクをとってこう話し始めた。「私はアレサに18歳の時に会ったことがあるの。(おそらく30年以上前のことと思われる) アレサの姉、アーマ(・フランクリン=2002年64歳で死去)が私の友達で、私の誕生日を祝ってくれる、っていうの。その時私はデトロイトのクラブでボビー・ブルー・ブランドのバンドにいて、ジョージ・クリントンのパーラメント/ファンカデリックの前座だった。アーマが『誕生日に何が欲しい?』というので、私は『あなたのお姉さんに会いたい』って言った。そしたら、彼女は『OK』といって、彼女の家に連れて行ってくれた。12月で雪が降っていた。大きなうちに行くと彼女がいて、私のひざはもうガクガク。アレサが『何か歌ってよ。ちょっと気分がブルーなので、私をハッピーにさせて』と言った。大きくて立派なベーゼンドルファーのピアノがあって、そこで私は『エヴリバディー・ウォンツ・トゥ・ノウ・ホワイ・アイム・シンギング・ブルーズ』を歌ったの。アレサはそれを聴いて、『いいわね、あなたは、ずっとプロとして歌い続けていくべきよ』と私に言ってくれた。私が人生の中でもっともインスピレーションをもらった瞬間だったわ。彼女がカリフォルニアに移ってからも、私のライヴがあると会いに来てくれたわ。私はそれ以来ずっと歌い続けてきて、今日、こうしてアレサのトリビュートで歌うことができて本当に光栄に思います。ありがとう」

すでにアンコールを終えての時点だったこと、終了予定時刻を大幅に押していたので、ゆっくり話ができなかったが、時間があれば、「アレサ話」をしてもらいたかった。いい話だ。

さて、ショーの中で、ブレンダ、ユリ、マルと3人が並ぶと本当にドリーム・ガールズだ。(笑) そして、今回のライヴで僕が個人的に感じたことは、バック・コーラスのおもしろさだ。この点については、また明日。

(この項つづく)

◎ソウル・サーチャーズ・メンバー関係のブログ、告知などは最後にまとめます。

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin: The Session

投稿者 吉岡正晴 : 01:42 AM | コメント (0)

March 27, 2007

Soul Searchin: The Session~A Tribute To Aretha Franklin (Part 1)

【「ソウル・サーチン~アレサ」無事終了(パート1)】

感謝。

『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』、無事終了しました。ご参加いただいたお客さま、そして、演奏してくれたミュージシャン、歌ってくれたシンガー、話してくれたパネリスト、舞台裏でいろいろ動いてくれた多くのスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

今回は、ライヴ当日一週間前に急に予約が伸び、見たくてもごらんになれなかった方がいらっしゃって大変申し訳ございませんでした。これはちょっと予想外でびっくり。まさにうれしい悲鳴でした。

ソウル・サーチャーズは、それにしてもきっちり間違いなくグルーヴしてくれました。女性ヴォーカルはみな、迫力満点だった。3人がコーラスで並んだり、歌ったりすると、まさに「ドリーム・ガールズ」のような存在感を放った。このガールズは、曲によっては、ひじょうにゴスペルっぽいコーラスをいれてきた。

ファーストの圧巻は、どれもみどころだったが、ブレンダと木下航志(きした・こうし)の「ブリッジ・オーヴァー・トラブルド・ウォーター」でのかけあい。なかなかすごかった。

歌あり、ビデオ映像あり、一人芝居あり、と盛りだくさんでとりあえずご来場いただいたかたは、アンケートを見ると満足されたようです。しばらく、「ソウル・サーチン・ネタ」が続きます。

SOUL SEARCHIN: THE SESSION VOL.2
A TRIBUTE TO ARETHA FRANKLIN
@SWEET BASIL, MARCH 26, 2007

Members:

Kaleb James & The Soul Searchers:

Kaleb James (Musical Director, Keyboards, Vocal)
Hara Takeshi (Bass)
Gats (Guitar, Vocal)
Jay Sticks (Drums)
Gary Scott (Sax, Percussion, Vocal)
Philip Woo (Keyboards)

Brenda Vaughn (Vocal)
Kamino Yuri (Vocal)
Maru (Vocal)
Ikumi Street (Vocal)(Tokyo Moutown Show)

Kishita Kohshi (Vocal, Keyboards)

Takayama Hiroshi -- One Man Play

Maruyama Kyoko -- Translator

Odai Junko -- Panelist
Oka Nobuaki -- Panelist
Yoshioka Masaharu -- Paneslist, MC

Set List

1st Set

show started 19:31
MC 1
M01 Respect- Brenda Vaughn
M02 Chain Of Fools- Yuri Kamino
M03 People Get Ready- GATS
M04 Spanish Harlem- KALEB
MC 2
VIDEO: Live In Montreaux 1971
(M05) Call Me (6:20)
(M06) Brand New Me (4:05)(11Mins.)
M07 Sweet Sweet Baby --IKUMI STREET
M08 Think (w/ Blues Brothers Dancers)
M09 Groovin'
M10 Bridge Over Troubled Water

Second Set

MC3
M11 Rock Steady- YURI
M12 'Til You Come Back To Me- KALEB

ONE MAN PLAY "Day Dreaming--I'm Thinking Of You"- TAKAYAMA HIROSHI

VIDEO: Rock & Roll Hall of Fame (March 12, 2007)
(M13) Don't Play That Song 
MEDLEY
M14 A) Angel- MARU
M15 B) Ain't No Way- YURI
M16 C) All The King's Horses- KALEB
M17 D) Natural Woman- BRENDA
M18 Dr. Feelgood- Brenda Vaughn
M19 Jump To It- MARU, YURI, BRENDA & KALEB
ENCORE
M20 Freeway of Love- ENSEMBLE (Maxayn)
show ended 22:40 

(2007年3月26日月曜、六本木スイートベイジル=ザ・ソウル・サーチン・ザ・セッション VOL.2)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin
2007.3.

投稿者 吉岡正晴 : 05:07 AM | コメント (0)

March 26, 2007

Soul Searchin: The Session Vol.2: The Moment Of Sparkle

【『ソウル・サーチン』いよいよ今日~それぞれのアレサへの思いがスパークする瞬間】


どきどき。

3回のリハを経て、本当は今ごろ、進行表が完全にできていないといけないのだが、まだ・・・。(苦笑)

ライヴ、ワンマンプレイ、トーク、ビデオと盛りだくさんで、アレサの魅力を探っていきたい。

2回目から参加しているケイリブは、この「ソウル・サーチン」についてインタヴューでこう答えた。「このソウル・サーチンのすばらしいところは、今につながるアーティストについて、いろいろと知ることができる点だ。今活躍しているたくさんのアーティストがいるが、そうしたアーティストたちは、たとえば、このソウル・サーチンでスポットをあてた、それこそ、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、レイ・チャールズ、ダニー・ハザウェイなどの影響を受けている。こうした過去の偉大なアーティストにふれることによって、今のアーティストをより深く知ることができる、というのはすばらしいことだ」

「これまで、ソウル・サーチンではすべて男性アーティスト、シンガーばかりだった。もし、女性アーティストをやるときには、彼女から始めるしかない。なぜなら、彼女は真の『クイーン・オブ・ソウル』であり、ソウルの第一人者だから。女性のソウルの歴史は、アレサ・フランクリンから始まったと言ってもいいだろう」(ケイリブ・ジェームス)

今年1月の『ソウル・サーチン・プレゼンツ・ザ・グレイト・ディーヴァ・グレイ・ショー』からソウル・サーチャーズの仲間になってくれたフィリップ・ウーは、インタヴューでこう答えた。「ソウル・サーチンはとても気に入っている。ひとつだけ言いたいことがあるとすれば、もっとリハーサルをしたいということだ。(笑) (実際にカヴァーを)歌うシンガーが、その曲を何度もやれば、その曲に対してどう感じ、どう表現していきたいのか、お互いに理解できていき、より深いものを作れるようになる。特にアレサのようなアーティストの作品は、いかに表現するかが大事だ」

「アレサのことを初めて知ったのは、7歳か8歳くらいだったと思う。ラジオから聴いたか、あるいは、僕には兄や姉がたくさんいるので、そうした兄弟たちがもっていたレコードだったかもしれない。最初は、僕はあまり女性シンガーは聴いてこなかった。(笑) 男性シンガーのほうが好きだったんだ。だが、大人になって自分がプロのミュージシャンになってアレサの作品のすごさをより知るようになった。彼女は楽曲にまさにストーリー(物語)を吹き込む。彼女がその曲を歌うことによって、曲が生き生きとしてくるのだ」(フィリップ・ウー) 

『ソウル・サーチン:ザ・セッション』では、今回は3人の日本人パネリストだけでなく、ケイリブ、ブレンダあるいはフィリップなどもひとことコメントに参加するかもしれない。

ENT>MUSIC>EVENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session


投稿者 吉岡正晴 : 03:41 AM | コメント (0)

March 25, 2007

Soul Searchin: The Session, Rehearsal Day Three

【ソウル・サーチン、リハ3日目】

緊張。

リハ3日目は、ヴォーカルとバンドの合同リハ。ところが土曜ということもあってか、みなさんお忙しい。まず、マルがモーションブルー出演のため、頭の20分くらいしかいられなくて、結局、「セイ・ハロー」するだけで。次にブレンダは夕方から結婚式のお仕事。ガッツは大阪でライヴ。そうこうするうちに、九州からはるばる木下航志くん登場。

最初、バンドの合同の演奏にびびったらしい。(笑) 「ちょ、ちょっとナーヴァスになってしまいました。へへ」 航志くんはキーボードを弾きながら歌うが、結局、それらの曲ではフィリップとケイリブもキーボードを弾くので強力な3人キーボードになる。特にフィリップのハモンドB3風の音のいれかたにはまいった。2曲目の後半では、ブレンダと航志のかけあいがある。航志くんやブレンダ、というか、ここに来ているみんなは、リハと本番の区別がなく、その場でのってくると、気軽にやればいいと思うのに、本気になってしまうところがすごい。

ゆりさんは、夕方から打ち合わせがはいり、6時過ぎに退出。それまでに、歌うべき曲をしっかりやっていく。彼女の声は、ディープで英語もネイティヴ、ちょっと格が違う迫力だ。この強力バンドにまったく負けることなく堂々とした歌いっぷり。

やはり最初、他流試合に緊張気味だったイクミ・ストリートも、歌った後、すっかりメンバーと打ち解けていた。

はやりブレンダのヴォーカルは圧巻だ。歌いだすまで、「今年から花粉症か、アレルギーになっちゃったのよ」と言っていたのに、ひとたび、マイクを握ると人間が変わる。

リハが終わった後に、残っていたメンバー何人かに、インタヴューした。テーマは「マイ・ファースト・アレサ」と「ソウル・サーチンについて思うこと」。これは番組として編集するときに、インサートしてお見せできるのではないかと思う。なお、インターネットでの配信についてはまだ最終的にOKがでておらず、しかし、一応収録はするので、なんらかの形でどこかで露出できるようにしたいと思っている。

今、最大の悩みは見たいという人がさらに増え、そこをどう断るかということ。いやあ、こんなことで悩むなんて、まいりました。一週間前だったらまったく問題なかったのだが・・・。入場できないかた、本当に申し訳ございません。あと、もうひとつの悩みは、前回同様、ショー自体の長さ。かなりびっちりタイムテーブルを決めないと・・・。頭の中の120%、月曜のことで、これぞいっぱいいっぱい、だ。

ところで3月26日の月曜は、スイートベイジルから目と鼻の先の「六本木ミッドタウン」の一部関係者向けのレセプションが行われる。堂々と「ミッドタウンのレセプション」にぶつけた「ソウル・サーチン」(実は、こちらはアレサの誕生日翌日を選んだだけ(笑))、いらっしゃる方は、どうぞご期待ください。いやあ、それにしても毎回感じる、ステージにいるより、客席で彼らの演奏をじっくり楽しみたいとつくづく思う。

ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session

投稿者 吉岡正晴 : 02:33 AM | コメント (0)

March 24, 2007

Norah Jones: Show Case Live At Ebisu

【ノラ・ジョーンズ・ショーケース・ライヴ】

理由不明。

ノラ・ジョーンズがプロモーションで来日、恵比寿ガーデン・ホールでショーケース・ライヴを行った。ショーケースとはいえ、ドラムス、ギター、ベース、パーカッション、ノラ本人(ピアノ、ギターも)という編成で、たっぷり1時間歌声を聴かせてくれた。

まあ、何度も来日しているので、すっかりおなじみだが、やはり、彼女の声がよいというのに尽きる。全体的な雰囲気が、どこを切り取ってもノラ・ジョーンズというところは、本当に個性豊かだ。また、カントリー調ながら、ノラのこの声だから許せるという空気もある。(カントリーは許せないのか、というつっこみもありそうですが。(笑)) 

シンプルで素朴で純粋で、良質の音楽を音楽仲間と奏でている。ほとんどおしゃべりもなく、淡々と音楽が進む。会場は肩を寄せ合うカップルが多かった。

おもしろかったのが、「ドント・ノウ・ホワイ」の部分。ギタリストとともに、イントロを始めたのだが、すぐにギタリストが間違えてしまった。笑いながら二人でもう一度仕切りなおしてスタート。しばらくすると、今度はギターのカポタスト(弦のところにつけて、音程を調整するもの)がぽろっと落ちた。「まるで、ギャグのようね」とノラは言い、笑いながら3度目の「ドント・ノウ・ホワイ」に進んだ。3度もこの名イントロを聴けたのだから、これはラッキーと言えるかもしれない。(笑) 

なぜか予定されていたアンコールはやらずじまい。「ドント・ノウ・ホワイ」のせいだろうか。理由不明。英語というと~I don't know why.

Setlist : Norah Jones Showcase at Ebisu Garden Hall
セットリスト ノラ・ジョーンズ

show started 19:03
01. Until The End
02. Long Way Home
03. Wish I Could
04. Little Room
05. Sinkin' Soon
06. Thinking About You
07. Not My Friend
08. Not To Late
09. Sun Don't Like You
10. Rosie
11. Be My Somebody
12. Don't Know Why
13. My Dear Country
14. Come Away With Me
show ended 20:01

(2007年3月21日水曜、恵比寿ガーデン・ホール=ノラ・ジョーンズ・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Jones, Norah
2007-35

投稿者 吉岡正晴 : 03:55 AM | コメント (0)

March 23, 2007

Luther Ingram Dies at 69

【R&Bシンガー、ルーサー・イングラム69歳で死去】

不倫。

1970年代初期に南部を中心に活動を続けていたソウル・シンガー、ルーサー・イングラムが去る2007年3月19日、イリノイ州ベルヴィルの病院で死去した。69歳だった。ずっと糖尿病、腎臓病、それらから来る視覚障害を患っていた。最後は人工透析を拒否していたらしい。

ルーサー・イングラムは、1937年11月30日南部テネシー州ジャクソンに生まれた。1947年に北部イリノイ州アルトンという街に移住。1971年、メンフィスのスタックス・レコード傘下ココ・レコードと契約。当初はソングライターとして活躍、同レーベルのサー・マック・ライスとともに「リスペクト・ユアセルフ」を書き、これはステイプル・シンガーズの大ヒットになった。

彼は無名時代にアイク・ターナーと共演したり、ニューヨーク時代にはジミ・ヘンドリックスとルームメートだったりしたこともある。ルーサーの最大のヒットは1972年の「イフ・ラヴィン・ユー・イズ・ロング、アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ライト」という不倫ソング。「君を愛すことが間違っているなら、僕は正義なんかいらない」というもの。その後、ミリー・ジャクソン、またロッド・スチュワートらがカヴァーしヒットさせた。

1972年にその「イフ・ラヴィング・ユー・・・」を録音、ヒットさせ、一躍表舞台にでた。これ以降、「エイント・ザット・ラヴィング・ユー」、「アイル・ビー・ユア・シェルター」、「ユー・ネヴァー・ミス・ユー・ウォーター」などのヒットが生まれた。

「彼はソフトスポークンで、静かな人物だった。しかし、ひとたび歌となると完璧を求めて徹底的にやっていた」とスタックスで働いていた人物が振り返る。

ルーサー・イングラムは1972年8月ロスアンジェルスのワッツ地区で行われた大イヴェント『ワッツタックス』にも出演している。

彼は1980年頃までは、「ルーサーと言えば、このルーサー・イングラム」だったが、以後、ルーサー・ヴァンドロスが有名になり、影が薄くなってしまった。また彼の作品はスタックス傘下ココ・レコードから出ていたが、同レーベルの発売権が日本にはなく、輸入盤でしか入手できなかったために日本における知名度は残念ながら低かった。

実にいいシンガーだったけに、残念。ご冥福をお祈りする。

ENT>OBITUARY>Ingram, Luther, Nov 30, 1937 - March 19, 2007 (69)

投稿者 吉岡正晴 : 12:25 AM | コメント (0)

March 22, 2007

Soul Searchin: The Session, Rehearsal Started 

【『ソウル・サーチン』リハーサル始まる】

リハーサル。

今回もケイリブの仕切りで3回にわたってリハーサルが行われる。ヴォーカル陣のリハ、バンドのリハ、そして、全員のリハ。とはいうものの、みんな売れっ子の忙しいメンバーばかり。なかなか全員がそろうと言うことができない。

月曜にはヴォーカル陣リハがあった。ブレンダ、マル、神野ゆりさん、ケイリブにゲイリー。本当はガッツとイクミ・ストリートも参加予定だったが、ガッツはお葬式があり急遽不参加に、イクミは風邪で喉をやられ、熱もあるということで大事をとって休みに。しかし、この5人のリハもかなり強力だ。本当に集中力がある。それだけでリスペクトである。

彼らがコーラスの練習、曲によってはリードの練習をするが、各曲ごとにみなそれぞれがMDに録音しておく。そして、それをまた持ち帰って練習する。この日、不参加だったイクミ、そして、まだ九州にいる航志くん用にMDをダビングして、全員に送った。

アレサの曲のバックコーラスは、実に多彩でおもしろい。今回改めてコーラスのおもしろさを知った。航志くんは彼が歌う曲のコーラス隊のそのMDを聞いて、「さすがすばらしいコーラスをありがとうございます。本場はすごい。気合いれてやります」とメールをくれた。アレサの曲は、どれも徐々にゴスペルっぽくなっていくので、このあたりがおもしろい。

さて、リハを終えてそのMDをガッツに渡すために目黒のミッドナイト・アワーで待ち合わせ。お葬式から帰ってきたところ。ガッツは、今年2月に家が火事になったが、僕は彼に「今年はガッツに火がつくんだよ」と宣言した。そんなところに一人芝居の高山広さん登場。いくつかアイデアがあるんですが、こんな感じにやりたいと思っているんです、とプレゼンを受けた。いやあ、まいった。まったく予想だにできない切り口。おそれいった。もう、大丈夫です。おまかせします。客席でたっぷり楽しませていただきます。

前回同様、僕は彼にアレサのベストを3枚、各種紙資料などを渡してあるが、ルーサーほどの量は行ってない。しばらく前に、「オー・ミー・オー・マイ」と「アイ・ドリームド・ア・ドリーム」の歌詞カードと訳詞を教えてください、と連絡があったので、すぐに歌詞と簡単な訳詞をして送り返した。これらの2曲がとくにアレサの声が印象に残ったという。訳詞を読んで、いたく納得したとのこと。

ところで、昨日(21日)午後、スイートベイジルから予約数がここ1日、2日で急にのびて満席になった感じです、との連絡が。フライアー効果だろうか。あと尾台さんの渋谷FMで強力プッシュしていただいているという。感謝、感謝です。うれしい悲鳴というか。ますますいいものを作らなければという気持ちが強くなる。セットリストがだいたい固まり、若干の微調整。金、土のリハで大体全体像は完成するのだろう。いらっしゃる方は、お楽しみに。というよりも、僕が一番楽しみです。当日券はでないと思われますが、とりあえず、キャンセル待ちに名前をいれておかれるといいかと思います。すいません。

ENT>MUSIC>EVENT>ANNOUNCEMENT>The Soul Searchin: The Session

投稿者 吉岡正晴 : 10:48 AM | コメント (0)

March 21, 2007

【お知らせ】Soul Searchin: The Session : Be On The Waiting List

【お知らせ】Soul Searchin: The Session : Be On The Waiting List

【『ソウル・サーチン』キャンセル待ちに】

陳謝。

大変、申し訳ございません。来る3月26日の『ソウル・サーチン:・ザ・セッションVOL.2~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』は現在定員となり、キャンセル待ちになってしまいました。なお、昨日までに本ホームページにご予約をいただいき、こちらから確認メールが送られている方は席がすべて確保されております。ご安心ください。ただ、今後の入場に関しては、直接、お店にお電話をしていただき、恐れ入りますが、「キャンセル待ち」にご登録ください。また、ご予約をされて、行けそうもなくなったという方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡いただけると幸いです。また、万一予約メールをいれたが、確認メールが来ていないなどがありましたら、soul_searchin_the_session@yahoo.co.jp までご連絡ください。


六本木 スイートベイジル139 
東京都港区六本木6-7-11(地下鉄日比谷線「六本木」3番出口徒歩2分) 電話03-5474-0139 (予約専用)
03-5474-1395 (店舗)

ソウル・サーチン・ザ・セッション実行委員会


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投稿者 吉岡正晴 : 06:02 PM | コメント (0)

Playaz Gotta Play: Maxayn's Event

【マクサンのイヴェント】

ジャム。

ブルースアレーでジェイ公山さんのライヴ後、すぐに六本木のバロンズへ。この名前は初めて聞いたが、なんと、元GQ。昔、よく来た。バロンズになってから、約1年とのこと。このバロンズの店内の一部を防音にし、ステージを作っていた。せいぜい30人くらいでいっぱいになりそうな広さ。このところ、よくあちこちで会うマクサンが、ちょっとしたイヴェントをやっているというので顔をだした。

イヴェントのタイトルは、『プレイヤーズ・ガッタ・プレイ(プレヤーは演奏しなきゃ)」。いいネーミングだ。マクサンが友人のミュージシャンたちに声をかけて、この場所で適当にジャムセッションするというコンセプト。ひじょうにゆるい感じで、歌がうまかったり、楽器が上手だったりしたら、誰でも飛び入りで参加できる。言ってみれば、ソウルミュージックのオープンマイク。

このセッションに参加していたのは、順不同でドラムス、デニス・ブラッドフォード、ギターにハンコ屋さん、ベースがローレンス・ダニエルズ、キーボードにレディーヨー、ヴォーカルはウォーネル・ジョーンズら。そう、吉祥寺チャチャ・ハウスなどでやっているソウル・エキスプレスのメンバーが主となっている。チャチャ・ハウスで会ったサックスのアンドレなんかも遊びに来ていて、けっこうサックスを吹いていった。マーティー・ブレイシーも遊びに来ていた。超久しぶり。

そして、マクサンが彼らをバックに歌う。マクサンは、彼女がバックを担当したというギャップバンドの「アウトスタンディング」を歌った。バンドの演奏はタイトでかなりいい感じ。特にベースのローレンスが気に入った。こういう誰でもが参加できるジャム・セッションの場があるというのがいい。

このオープンマイクのイヴェントは毎月第一と第三の日曜にやっていこうと考えているそうだ。4月は1日と15日の予定。チャージは2000円。来月はミュージシャン友達に声をかけてみようかな。

Setlist At The Baron, Nishi Azabu

show started 22:10
01. Lovely Day
02. Sex Machine
show ended 22:28

show started 22:57
01. Outstanding
02. What's Your Flavor
03. We're Gonna Be The One
04. English Man In New York
05. What's Going On
06. Whenever You Are, Someone Like You (Maxayn)
07. Jam
show ended 23:40

(2007年3月18日日曜、西麻布バロン=マクサン&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maxayn
2007-34

投稿者 吉岡正晴 : 02:10 AM | コメント (0)

March 20, 2007

Thin Line Between Soul And Enka: Jaye Kouyama Live

【超マニアックな選曲で東京ソウルに挑戦状】

だけどね。

(→)話がおもしろすぎなんだよ。さすが関西のコテコテのソウルマン。昨年、ジェイ&シルキー・ライヴの日付を手帳に書き間違えて見逃した痛い思い出のあるジェイさんのソロ。ホーンセクションを3人いれてのフルバンドでのソウル・ショー。下記セットリストを眺めるだけで、そのマニアックぶりがうかがえる。しかし、これらの曲をジェイさんの熱いヴォーカルで聴けるというのは、ソウルマニアとしてはかなり楽しめる。だけどね、ソウルマニア、日本に何人いる? (笑) 2000人くらいか。

OVライト、ジェームス・カーだったら1万人くらいの人が知ってるかなあ。でも、キップ・アンダーソンを知ってるのはせいぜい200人くらいか。だけどね、こうやってジェイさんが歌えば、その数は徐々に増えていくね。この曲は僕は知らなかったが、なかなかよかった。日本広しと言えども、キップ・アンダーソンを人前で歌う歌手は、彼ひとりだろう。(拍手) これを彼が歌っている時に、舞台の後から本物のキップがでてきたら、本人は驚くだろうなあ。(笑)

個人的には第二部のサザン・ソウル系の作品がひじょうに楽しめた。ジェイさんはステージで言った。「ソウルと演歌は紙一重なんです」 その通り。特に「プレシャス・プレシャス」など、日本語の語りをいれたせいもあるのだろうが、見事に熱い演歌になっていた。

ジェイさん、その昔、六本木芋洗い坂のほうにあったソウルバー、今は赤坂に引っ越してしまいましたが、そのマスターに感想を聴いたところ、「ジェイ、うまいんだよなあ~~、だけどね、~~~鼻につくんだよなあ」と言われて、衝撃を受け、2年ほどその言葉に悩みつづけたそうだ。(ちなみにそのマスターとは、赤坂のソウルバー、ミラクルの川畑オウナーと推察されます=(笑))

ジェイさんがよく行く大阪のレコードショップ「サムズ」のマスターの話もおもしろかったなあ。ジェイさんの迫力あるヴォイスはなかなか貴重だ。それにしても、ジェイさん、歌、うまい。だけどね・・・(この文の冒頭(→)のところに戻る)

■メンバー
(Vo)JAYE公山 (Ds)JIMI橋詰 (B)江口弘史 (G)米川英之 (Key)吉弘知鶴子
(Tb)小坂武己 (Sax)竹野昌邦 (Tp)Luis Valle

Setlist: Jaye Kouyama @ Blues Alley, March 18, 2007
セットリスト ジェイ公山 ブルースアレー
( )=original artist

First Set

show started 18:42
01. I Want You (Marvin Gaye, 1976)
02. More Than A Woman (Tavares, 1977)
03. Superstar (Leon Russell, Carpenters, Luther Vandross)
04. If I Ain't Got You (Alicia Keys, 2004)
05. Holy Love (original)
06. Singapole Night (original)
07. Happyで行こう (original)
show ended 19:45

Second set

show started 20:12
01. Jaye's Blues (original)
02. A Nickel And A Nail (O.V.Wright, 1971)
03. A Knife And A Folk (Kip Anderson, 1967)
04. I Love You Darlin' (original)
05. Let Me In (Sensations, 1962)
06. Just Because (Johnnie Taylor, 1986)
07. Take Me To The River (Syl Johnson, 1975)
08. Pouring Water On A Drowing Man (James Carr, 1966)
09. Still Called The Blues (Johnnie Taylor, 1985)
Enc.1. Precious, Precious (Otis Clay, O.V.Wright, 1978, Jackie Moore, 1971)
Enc.2. Members Only (Bobby Bland, 1985)
show ended 21:39

(2007年3月18日日曜、目黒ブルースアレー=ジェイ公山・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kouyama, Jaye
2007-33

投稿者 吉岡正晴 : 02:07 AM | コメント (0)

March 19, 2007

What's The Destiny For Mori Shinichi's "Mother" (Part 2)

【森進一がなすべきこと】

魂。

さて、ポイントは、オリジナル楽曲の冒頭に何かを付け加えていいのか、という点。これを「改変」ととるか、新作の別楽曲かという見方は大きく別れる。追加部分の歌詞は別の作家が書き下ろした。メロディーはオリジナルと同じ猪俣氏。今回の場合は改変にあたる。

改変というのは、オリジナル曲があって、そのメロディーや歌詞を変えること。著作権上は、第三者が歌う場合、作者の許可なく改変はできない。替え歌も、自分で録音し、一般発売することになれば、オリジナル作者の許可が必要になる可能性が高い。改変物をオリジナル作者が認めないとなると、歌手はそれを録音したり、ライヴで歌ったりはなかなかしづらくなる。

では、例えば、今までイントロで歌われてきた歌詞をタイトルにし、「いつも心配かけてばかり」というタイトルの新曲を作ったとしたら、どうなるか。その新曲と「おふくろさん」をメドレーに歌ったら? これは誰も文句は言えない。「いつも心配かけてばかり」と「おふくろさん」をメドレーにして歌うことは論理的には自由だ。もちろん、感情的に川内氏は怒る。

しかし、現状は改変で、「おふくろさん」のイントロにいくつかの歌詞メロディーが付け加えられているという感じだ。こうなると、オリジナル作詞者の許諾が必要になる。川内氏がクレイムをつけるのは当然だ。いわゆる同一性保持(オリジナルに忠実に歌うことなどを規定すること)を尊重しなければならないからだ。

ただし、その改変がなされたのが30年以上前だと今ほど著作権に対する認識も高くなかったのだろう。森側もそれほどことが重大だとも思っていなかったのだろう。以来、ずっと歌ってきて大衆からの支持もあり、この曲は「自分の歌だ」と思った。

「おふくろさん」を森は森のものだと思い、川内氏も自分のものだと思う。

そこがそもそも大きな問題だと思う。川内氏と猪俣氏が作り、森が歌ってヒットさせ大衆の支持を集めた「おふくろさん」という楽曲は、もはや大ヒットした時点において、「一人歩き」が始まり、極論すれば森のものでもなくなり、川内氏のものでもなくなり、「大衆のもの」になったのである。

だから、僕は川内氏がこの曲に限らず、どのような歌手に対しても、自分の曲を歌うな、というのは感情論的には大変理解できるが、無理があると思う。自作曲を世間に発表した以上、それはもう世間のもの、人々のものなのだ。つまり川内作品をカラオケで「市井(しせい)の人(一般人)」が歌うことを誰も禁じることなどできない。大衆歌は、それを必要とする大衆のものなのだ。人に歌われたくなければ、世に出さなければいいだけの話になる。

しかし、僕は森の味方をしているわけではない。森側は川内先生に対して十分失礼なことをしてきた。人として大きな過ちを犯した。それまで先生に大きなお世話になってきたにもかかわらず、飼い犬が手を噛むようなことをしてしまった。よって、先生が弟子に対して激怒し、絶縁し、自分の曲を歌わせない、と主張するのはもっともなことだ。

たぶん、この「おふくろさん」の問題は、川内氏も、最初のうちに筋を通して話をしておけばまったく問題なく「イントロの付け加え」を了承していたことだろう。だが、森はあまりに先輩に対してリスペクト感がなかった。放置しすぎた。その全体的な尊敬の気持ちのなさに対して、川内氏は怒っているのだと思える。つまり、イントロどうのという小さな問題ではなく、「心の問題」として、川内氏の怒りの原点があり、それはそれで大変もっともなことなのである。

ところで、長い音楽の歴史の中で、「著作権」という概念が出来上がったのはほんの100年ほど、19世紀になってから、つまりつい最近のことである。もともと今で考えられる著作権などという概念はなかったのだ。楽譜や音盤が簡単に複製できることによって、「著作権」が大きなビジネスになり、その「権利」が大きくクローズアップされるようになった。しかし、そうした著作権が今度は「一人歩き」し始める。

そして、あまりの技術革新の早さゆえに、さらに新しい考え方が生まれた。「コピーレフト=[コピーライト=著作権=]の逆。直訳としては非著作権」の発想だ。これはしかし、著作権の概念がしっかりしたベースとしてあっての、次の段階の発想である。だが著作権がなかった時代から比べれば、原点回帰なのかもしれない。

コピーレフトの発想でいえば、グレイトフル・デッドもそれを踏襲した。コンピューターの世界でのリナックスもまさにコピーレフト。最近使いかってがよいウィッキペディアもコピーレフトだ。

「おふくろさん」は誰のものか、と問われれば、その歌を必要とする大衆のものなのだ。そして、「おふくろさん」は日本人の大衆から必要とされている。

結論。このままでいると、森進一は「おふくろさん」など川内作品を道義上歌うことができない。

そこで、森進一は、「おふくろさん」を必要としているそうした大衆のためにこそ、何が何でも、手段も選ばず川内先生の許しを乞うべきなのだ。今、命を懸けて、歌手生命を懸けて彼がやるべき仕事はそれしかない。著作権うんぬんという話ではない。「魂(ソウル)」の問題として、解決しなければならないのだ。

■過去、著作権関連記事。(下記3本は、いずれも「著作権」という考え方に対しての興味深い観察です)

2003/09/20 (Sat)
Lyrics Belongs To Whom It Needs, Not To Whom Wrote It
「詩は誰のものか」、映画『イル・ポスティーノ』における見事な論理
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/essay/diary20030920.html

2003/09/21 (Sun)
How To Give Him/Her A Standing Ovation?
クリエイティヴに対する拍手の仕方のお手本
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/essay/diary20030921.html

2003/02/01 (Sat)
Stop! In The Name Of Law
法律の元にコピーは止めて
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030201.html


ENT>MUSIC>ESSAY>Mori, Shinichi's "Mother"

投稿者 吉岡正晴 : 03:04 AM | コメント (0)

March 18, 2007

What's The Destiny For Mori Shinichi's "Mother"(Part 1)

【森進一の「おふくろさん」の運命やいかに】

運命。

先日、松尾潔さんとヴァラエティーに富んだ雑談をしている中で、森進一の「おふくろさん」の一連の騒動の話題になった。僕も、ワイドショーや新聞などで報道されているほどの情報しか知らないが、いろいろと興味深いので僕なりの感じ方、感想などを書いてみたい。

そもそもの問題は森進一の代表曲のひとつ「おふくろさん」(作詞:川内康範=かわうちこうはん=、作曲:猪俣公章=いのまたこうしょう=) のイントロ部分に、新たなメロディーと歌詞(「いつも心配かけてばかり」といった部分)を付け加え、それから「おふくろさん」につないで(メドレーにして)ライヴで歌い始めたことに起因している。

川内氏は、この付け加えた部分に関して何も知らされておらず、森側はしたがって川内氏の許可も得ていない。そこで、これを知った川内氏は森に10年ほど前から止めるように、また、説明をするように求めていたが、その会合の当日に森が体調不良を理由にキャンセルしたところ、川内氏が激怒し大騒動になった。森の事務所のスタッフが川内氏に電話していたその背後で森の元気そうな声が聞こえたために、激怒したという話も伝わっている。

では、ここで要点を整理してみよう。(『行列の出来る法律相談所』風に)

1)森進一は、川内康範作詞の「おふくろさん」を1971年以降歌ってきて代表曲のひとつとなっている。

2)30年以上前から、森はライヴのステージでオリジナルの「おふくろさん」の冒頭(イントロ部分)に、独自のせりふを付け加え、メドレーにして歌っていて大変好評を博していた。

3)スタジオ録音のものはないが、イントロが付け加えられたヴァージョンがライヴ録音され、一時期商品化された。ただし現在は廃盤。

4)森進一は川内氏に対しこの「付け加えた部分」についての説明をしていない。

5)川内氏は、これはオリジナルに対する「改変」だから止めろと主張。

6)森はこれに対し、「おふくろさん」はもはや「森進一の歌になっている」と主張。この発言にも川内氏は激怒した。

7)川内氏は、自作曲を森に歌わせないようにJASRAC(=ジャスラック=日本音楽著作権協会)に通達、JASRAC側もこれに沿った発表を行った。

8)森は、川内作品をライヴなどで歌うことを自粛することにした。

さあ、あなたの真実は?

(明日に続く)

■関連記事

タイムリーに毎日新聞2007年3月15日付け夕刊「とっておき」コーナーで特集が組まれました。

「名曲…誰のもの 「おふくろさん」封印、七つの?」
(毎日新聞2007年3月15日付け夕刊2面夕刊とっておき~特集ワイド)
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070315dde012200027000c.html

◎ウィキペディアの「川内康範」の項目にも詳しい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%BA%B7%E7%AF%84


ENT>MUSIC>ESSAY>Mori, Shinichi's "Mother"

投稿者 吉岡正晴 : 03:50 AM | コメント (0)

March 17, 2007

Tower Of Power Live: Continuation Makes Power

【タワー・オブ・パワーの熱い夜】

継続。

大阪で何本かライヴをやってきて、東京にきたベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの東京初日。このところ毎年のようにやってきているが、僕も約1年ぶり。金曜セカンドは、超満員で立ち見もでて最初から熱気にあふれる。彼らがステージに進み、音を出した瞬間、総立ちになった。

5人のホーンセクションは、まさに圧巻。そして、ドラムス、ギター、ベース、キーボードが繰り広げる強烈なリズム隊はもう非の打ち所なし。彼らは、本当にソウルがある連中だ。

リーダー、エミリオはメンバー紹介の時にスティーブンなどは、「39年の仲間」と言って紹介する。ここまでタイトな演奏になるには長い年月の積み重ねを経てのこと。そこそこの実力のあるミュージシャンが何度か練習すれば、ある程度のライヴバンドになる。しかし、ここではかなりの実力派が20年から40年近くも、同じ曲を同じように演奏しているのだ。これで、強力にならないわけがない。「継続は力になり」ということが見事に証明されている。

アップテンポとミディアム、スローの構成も見事。この日は「ホワット・イズ・ヒップ」にジェームス・ブラウンの「ソウル・パワー」を挟み込んだ。彼らのJBへのリスペクトはとどまるところをしらない。これだけのパフォーマンスを見せても、彼らにとってはこんなのは「朝飯前」なんだろうなあ。

■過去関連記事

2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html

2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html

February 24, 2006
Tower Of Power Live: It's Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html


■お勧めアルバム

ヴェリー・ベスト・オブ・タワー・オブ・パワー
タワー・オブ・パワー
ワーナーミュージック・ジャパン (2001/08/22)
売り上げランキング: 16274
おすすめ度の平均: 5.0
5 何がヒップなのか知りたいんだ、教えてくれ!


■メンバー

エミリオ・カスティーヨ(ボーカル、サックス)、
ラリー・”LB”・ブラッグス(ヴォーカル)、
トム・ポリッツァー(サックス)、
スティーブン・マッケンジー・クプカ~\"ファンキー・ドクター"(バリトン・サックス)、
マイク・”ボギー”・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル)、
アドルフ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)、
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)、
ブルース・コンテ(ギター)、
フランシス・ロッコ・プレスティアー(ベース)、
デイヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)

Emilio Castillo(vo,sax) ,
Larry Braggs(vo),
Tom Politzer(tenor sax),
Stephen "Doc" Kupka(bariton sax) ,
Mike Bogart(tp,flh,vo),
Adolfo Acosta(tp,flh),
Roger Smith(key,vo),
Bruce Conte (Guitar)
Francis Rocco Prestia(b),
David Garibaldi(ds)

■Setlist: Tower Of Power @ Blue Note, Tokyo; March 16, 2007
セットリスト : タワー・オブ・パワー
[transcribed by yoshioka.masaharu]

show started 21:41
01. We Came To Play
02. And You Know It
03. You Strike My Main Nerve
04. Get Yo' Feet Back On The Ground
05. This Time It's Real
06. To Say The Least You're The Most
07. Time Will Tell
08. Medley08-11: Oakland Stroke
09. Ain't Nothin' Stoppin' Us Now
10. You Ought To Be Fun
11. Don't Change Your Horses
12. Only So Much Oil In The Ground
13. Down To The Night Club
14. So Very Hard To Go
15. What Is Hip -- Soul Power -- What Is Hip
Enc. Knock Yourself Out
show ended 22:51

(2007年03月16日金曜、ブルーノート東京=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2007-32

投稿者 吉岡正晴 : 04:06 AM | コメント (0)

March 16, 2007

"Soul Searchin" Flyers: Delivered & Was Delivered

【フライヤーを配りに行き、フライヤーをもらうの巻】

配達。

『ソウル・サーチン:ザ・セッション~アレサ・フランクリン』(2007年3月26日六本木スイートベイジルで開催)のフライヤーが出来上がった。当日、パネリストの一人として話していただく岡さんデザインの渾身の一枚だ。現在ウェッブとブログのトップページに表面(おもてめん)をアップしているが、これをいくつかのソウルバーに置いていただこうと、ソウルバー宅配便をやった。できるだけ効率よくあちこちに配達したいのだが、なかなかそうもいかない。(ほんの数店しか行けていないので、まだのお店の方、すいません)

恵比寿のブラウンシュガー。ビルをあがり、3階のエレヴェーターの扉があくと「おおっ、吉岡さん」とマスター。「今まで、OOさんがいたんですよ」 「ああ、XX社の。おしいなあ。実は、今度の『ソウル・サーチン』のフライヤーができたんで、置いていただきたく参上いたしました」 すると、その横に、なんとジェイ公山さんではあ~~りませんか。おや、東京に? 「そうなんですよ、18日(日曜)、(目黒の)ブルースアレーなんですよ。来てください」と言って、ジェイさんのフライヤーを、逆に渡された。これを人呼んで「フライヤー返し」と言う。(←そんな言葉はない) 

「オープニングは、キップ・アンダーソンですよ」とジェイさん。「ひええっ、そんなマニアックな曲から?」 (キップは60年代に活躍したサザン・ソウル・シンガー。チェッカー、エクセロなど多くの小さなレーベルからシングルを出している。1992年イチバン・レコードからアルバムを出した) 鈴木啓志氏に電話しなきゃ。(笑) 横からブラウン・マスターの白河さん。「僕も、ファースト行きますよ。来るなら、フライヤー、置いてあげようかなあ・・・。(笑)」 「行く、行く・・・。ファーストとセカンドは同じ曲?」 「いや、違います。ダブりません」(ジェイさん) 「ファースト終わったら、すぐ店開けなきゃいけないんでね。その後(打ち上げ)、お店でお待ちしてま~す」(白河マスター)

ということで、ジェイ公山さんライヴ告知。

■Jaye's Singin' Power & Emotion! シンガーデビュー30周年
OTOPUSOUL 設立1周年記念ライヴ!

◎東京セッション
2007年3月18日(日)目黒ブルースアレー
http://www.bluesalley.co.jp/
目黒区目黒1-3-14 ホテルウィング地下1階
予約03-5740-6041 問い合わせ 03-5496-4381
ファースト18時半~、セカンド20時~
チャージ前売り4500円、当日5000円(他にテーブルチャージ525円)
出演:(Vo)JAYE公山 (Ds)JIMI橋詰 (B)江口弘史 (G)米川英之 (Key)吉弘知鶴子(Tb)小坂武己 (Sax)竹野昌邦 (Tp)Luis Valle

◎大阪セッション
2007年3月24日(土)大阪堀江 KNAVE 
http://www.knave.co.jp
大阪市西区南堀江3-11-21 南堀江Tall Valley 地下1階
ファースト19時~ セカンド20時半~
前売り 3500円 当日 4000円
JAYE公山(Vo)/浅川ジュン(Ds)/山本まーさん正明(B)/Guuti谷口(Gt)/中村正史(Key)/United Soul Hornz[武井務(Ts)、堂地誠人(As)、房原忠弘(Tp)]
ゲスト:清水 興(B)
問い合わせ 06-6535-0691

しかしなあ、オープニングがキップ・アンダーソンですか。濃い。ジェイ濃い山だ!

ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session

投稿者 吉岡正晴 : 02:25 AM | コメント (0)

March 15, 2007

"Summer Time" Is Coming: Donny's Soul Is Coming: Ty Stephens Live

【ダニーの魂が降り立つ~タイ・スティーブンス・ライヴ】

飛び入り。

P1420197.jpg前日、フィリップ&ブレンダ・ショーへタイ・スティーブンスが飛び入りしたが、この日は赤坂Bフラットにてそのタイ本人のライヴ。そして、このタイのステージには、前日ブレンダたちのライヴにお客さんで見に来ていたマクサンが飛び入りした。マクサンは1970年代からロス・アンジェルスを本拠に活躍しているヴェテランR&Bシンガー。日本と長い間行き来していて、ここ1年ほどはディーヴァ・グレイと同じ音楽学校でヴォイス・トレーニングの先生をしている。ディーヴァのショーにも、また、昨年の『ソウル・サーチン~ルーサー・ヴァンドロス』も見に来ていた。マクサン名義で1970年代に3枚のアルバムをカプリコーンから出している、という。(僕は1枚しか持っていない)

本編最後の曲が終わり、アンコールの1曲目も歌いきり、それに続いてタイはメロディーにのせて、いろいろ話した。そして、観客席にいたマクサンをステージに招き入れた。「ファンキーな曲をやりたいんだ」とタイ。そして、受けるマクサン。「何でも~~」。歌われ始めたのは、ジョージ・ガーシュインのスタンダード「サマータイム」。これがかなりファンキーなアレンジで二人によって歌われた。マクサン、見事な声と歌だ。まるで現役ではないか。さすが、歌の先生だけのことはある。しかも、練習もなく、いきなりだ。こうした飛び入りができるシンガー、アーティストって本当に素敵。春をとび越えて、夏がやってきた。

タイのショーは、ファーストとセカンド、若干曲を入れ替えていたが、セカンドで歌われたダニー・ハザウェイの2曲は本当に圧巻だった。特に、「ソング・フォー・ユー」はまさに会場を凍りつかせるショー・ストッパー。フィリップのアコースティック・ピアノともじつに息があう。さらに続いて神野ユリさんと一緒に歌った「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」。この二人のヴァージョンも見事。この2曲で、ライヴの空気を完璧に自分のものにした。この会場のBフラットは、ステージのバックがレンガになっている。あのダニー・ハザウェイの名盤『ライヴ』のジャケットもこんなレンガをバックにしていた。しかし、フランク・マッコムとタイの二人にダニー特集でもやってもらったら、卒倒しそうだ。(笑) 本当に、タイの元にはダニーのソウルが降り注いでいる。

ライヴが終わり、マクサンと前日に引き続いてちらっと話をした。「ソウル・サーチン、アレサの行くわ」とマクサン。「あなたは、アレサの曲は歌える?」 「お~、もちろんよ(笑)」と「あたりまえよ」風。「なんでも、歌えるわ、アレサなら」と言って、いきなり「ナチュラル・ウーマン」をその場で歌い始めた。う~む、何か歌ってもらいたいなあ・・・。

この日、喉が若干かすれ気味だったタイは、翌日朝ニューヨークに戻る。

■タイ・スティーブンス・ウェッブ
http://www.tystephensmusic.com/

Members:

Ty Stephens (Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Clifford Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Isamu "Sam" Umatani (Guitar)
Kamino Yuri (Vocal)
Reddyo (Vocal)

Setlist: Ty Stephens, At B-Flat, Akasaka, Tokyo
March 14th, 2007
セットリスト タイ・スティーブンス 

First Set

show started 19:42
01. Love Planet (Original)
02. That Girl - My Cherie Amour (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. I Love You More Than You'll Never Know (Donny Hathaway)
05. Just The Two Of Us [Ty & Kamino Yuri] (Grover Washington Jr. ftg. Bill Withers)
06. What Can I Do For You (Original)
07. You Should Be [Kamino Yuri-solo] (Kamino Yuri: Original)
08. Ghetto (Instrumental) (Donny Hathaway)
09. Sucker (Original)
10. Found (Original)
11. I'm Just Here To Be Loved (Original)
show ended 20:57

Second Set

show started 21:18
01. Love Planet (Original)
02. Higher Ground (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. A Song For You (Donny Hathaway)
05. The Closer I Get To You [Ty & Kamino Yuri] (Donny Hathaway & Roberta Flack)
06. Sucker (Original)
07. Found (Original)
08. I'm Just Here To Be Loved (Original)
Enc. What Can I Do For You (Original)
Enc. Summertime [Ty & Maxayn] (George Gershwin)
show ended 22:39

(2007年3月14日水曜、赤坂Bフラット=タイ・スティーブンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty
2007-31

投稿者 吉岡正晴 : 02:29 AM | コメント (0)

March 14, 2007

Philip Woo & Brenda Vaughn With Ty Stephens: Soul, Soul, Soul!

【フィリップ&ブレンダ、そして、タイ~歌で押しまくり】

ソウル。

フィリップとブレンダのライヴ。昨年9月はブレンダのライヴがここブルースアレーであったが、今回はフィリップのバンドのゲストにブレンダという形。

ファーストではインストを3曲演奏してから、おもむろにブレンダ登場。いきなり、マイケル・ジャクソン曲から。途中のフィリップのローズがいい感じ。そして、驚いたのがフィリイス・ハイマンのヴァージョンの「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」。これが、実にフィリス風になって見事。ブレンダは、どちらかというとアーシーな泥臭い歌唱が得意と思っていたが、こうした洗練されたニューヨーク風都会的なものも味わい深く歌えることを発見。本当にすばらしい。そして、アリシア・キーズで知られる「ハウ・カム・・・」。オリジナルのステファニー・ミルズ・ヴァージョンときた。これもうまい。「独身の男性はいる?」 「独身の男で、仕事をしている人はいる? 電話して」 観客とのやりとりも、手馴れたもの。

そして、アレサ・フランクリンの「ドクター・フィールグッド」。これはアレサのライヴ・ヴァージョンをもとにしたという。このブルーズの雰囲気はフィリス、ステファニーとも違い、本当にブレンダのシンガーとしての多様性があるところを見せつける。まさに「レディー・ソウル・ナンバーワン」だ。この迫力で、アレサを歌ってくれれば、『ソウル・サーチン』でも大喝采を集めること間違いない。

さらにファーストの最後、よく歌う「ゲット・ヒア」は、オリジナルをさらにゴスペルちっくにした見事なヴァージョン。あのさっぱりした曲が、ぐっと熱く教会ぽくなる。最後のエンディング部分など最高だ。

セカンドでは、翌日赤坂Bフラットで歌うタイ・スティーブンスがスペシャルで登場。まず、ラムゼイ・ルイスの「サン・ゴッデス」でウォームアップし、いきなり、フィリップの「僕が世界で一番好きなアーティストの一番好きな曲を歌ってもらいます」といってダニー・ハザウェイ作品が登場。スティーヴィー曲をはさみ、もう一曲。なんども聴いているが、タイのこの「ア・ソング・フォー・ユー」は、本当に見事としかいいようがない。もし、ダニー・ハザウェイが生きていたら、きっとこういう風に歌うのではないかと思う。歌い終えた後、フィリップが「心が痛い」と言ったがまさにそのとおり。そして、タイとブレンダのデュエットで、ダニー&ロバータの「ホエア・イズ・ア・ラヴ」。

ブレンダは、最後のアンコール前に「ソウル・サーチン」の告知をしてくれた。「3月26日、アレサ・フランクリンのトリビュートをします。私は大きなアフロヘアのウィグをかぶって、70年代のファッションで歌います。ぜひ、来てね」 すると、フィリップが「4月19日、ここで、ビリー・プレストンのトリビュートをします。このオルガンを使って。ぜひ、来てね!」と告知応戦。「ウィザード・オブ・オズ」から「ホーム」を歌った。ブレンダ、そうとう「ソウル・サーチン」に力、はいっています。うれしい。

それにしても、これほどまでに良質なR&B、ソウル・ミュージックのライヴが手軽に聴ける東京とは、ブルースアレーというライヴハウスもすごいものだ。しかし、残念ながら集客がそれほどでもなく、満員にはなっていない。内容的にはどこにも負けない見事なライヴショーだけに、もっと多くの人に見てもらいたいと痛切に思う。これほどソウル、ソウル、ソウルというライヴもなかなかない。

一度告知したタイ・スティーブンスの明日のライヴも、歌、それもソウルをじっくり聴かせるすばらしいライヴになることは請け合いだ。お時間ある方は、赤坂Bフラットへどうぞ。

■ 関連記事

◎タイ・スティーブンスの今日のライヴ告知

March 03, 2007
Ty Stephens Will Sing Day And Night In Tokyo, Next Week
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_03_03.html

2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分~ セカンド 21時15分~ 
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00~23:00)
チャージ5000円+ドリンク代など
http://www.bflat.jp/home/index.html

地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html

メンバー

Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archer (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、

■Members: (ブルースアレーでのライヴ・メンバー)

Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Clifford Archer (Bass)
Hankoya Nishiyama (Guitar)
Brenda Vaughn (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)

■ Setlist: Philp Woo & Brenda Vaughn with Ty Stephens
At Blues Alley, Meguro, March 13, 2007
[today's singer] (original acts or act who made song famous)

show started 19:46
01. Sunshine Alley (Inst) (Stanley Turrentine)
02. Sham Time (Inst) (Eddie Harris)
03. Freedom Jazz Dance ((Inst) (Eddie Harris, Miles Davis)
04. I Can't Help It [Brenda Vaughn] (Michael Jackson)
05. Betcha By Golly Wow [Brenda Vaughn] (Philis Hyman Version, Stylistics)
06. How Come U Don't Call Me [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills Version, Alicia Keys)
07. Dr. Feel Good [Brenda Vaughn] (Aretha Franklin Live Version)
08. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
show ended 20:59

Second Set

show started 21:24
01. Betty Boo (Inst) (Charles Earland)
02. Sun Goddess [Ty Stephens] (Ramsey Lewis, Earth Wind & Fire)
03. I Love You More Than You'll Ever Know [Ty Stevens] (Donny Hathaway)
04. If You Really Love [Ty Stephens] (Stevie Wonder)
05. A Song For You [Ty Stephens] (Donny Hathaway, Leon Russell)
06. Where Is The Love [Ty Stephens & Brenda Vaughn] (Roberta Flack & Donny Hathaway)
07. I'm Going Down [Brenda Vaughn] (Rose Royce, Mary J Blige)
Enc. Soon As I Get Home [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills)
show ended 22:40

(2007年3月13日火曜、目黒・ブルースアレー=フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン・ライヴ
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip & Vaughn, Brenda
2007-30

投稿者 吉岡正晴 : 01:16 AM | コメント (0)

March 13, 2007

Sixty Million Dollar...Dubai...Investment...Umm

【6000万ドル、ドバイ、インヴェストメント・・・】

要注意。

昨日(月曜)昼過ぎ、ケイリブと打ち合わせのために都内某所のカフェで待ち合わせた。彼が30分ほど遅れるというので、その間ひとりでサンドウィッチを食べつつコーヒーを飲んで、「ソウル・サーチン」の曲順でも決めるか、などと思っていたのだが、ま隣に座った男性二人の会話に思わず聞き耳を立ててしまった。

一人は中東系の外国人、年の頃30代半ばか、向かいに座っている若い男の子はちょっとだけ英語はしゃべれる20代半ばの日本人らしき人物。基本の会話は英語。聞こえてくる単語は、「シクスティー・ミリオン・ダラー」「マイ・ブラザー」「ライト(権利)」「インヴェストメント(投資)」「ドバイ」などなど。おや~~っ? 

よく頻繁に外国から来る詐欺メールのような話じゃないか。(笑) 曰く「私の兄弟が、だれそれの知り合いで、その知り合いの親戚が死んだ。その人物が銀行に、シクスティー・ミリオン・ダラー(6000万ドル=70億円以上)口座にあるが、その権利を取るのに、1万ドル必要だ。もし、ここで投資すれば、10パーセントの手数料を支払う」などなど。

若い男の子は、片言の英語はしゃべれるようなので、どこかに留学でもしていたのかもしれない。だが、どう考えても頭はよさそうには見えない。英語が出来るのと、頭がいい悪いというのはまったく別の話だ。(笑)

「シックス・ミリオン?」と日本人若者。「ノー、シックスティー・ミリオン」と中東系。「シックスティー・ミリオン...ナナジュウオク・エン?」 「そうね」と中東系。少し、日本語しゃべれるらしい。

「その彼のこと、君は知ってるの?」(英語)と日本人若者。「いや、知らない。僕の兄弟がよく知ってるんだ」(英語)と中東系。ますます怪しい。(笑) 

しかし、この中東系の男は本気で彼をだます気なのかなあ。「シックスティー・ミリオン・ダラーの話」なんて、ほんとに信じるかなあ。

そうこうしているうちに、おもむろに大きなケイリブ登場。彼らもいつのまにか消えていた。

大体曲は決まって、セットリストにあがったアレサ曲を1枚のCDに焼いて、メンバー全員に送った。さて、順番を決めればいい感じだが。果たしてどうなるか。このCDには19曲入っていて、70分程度なのだが、何度も聴いていて、アレサ気分を盛り上げている。もし『ソウル・サーチン』に来られるために予習をしたいという方は、アトランティックからでている2枚ぐみのベスト、アリスタから出ているベスト1枚あたりを聴いていればとりあえずはいいのではないだろうか。。もちろんこれらに入っていないユニークな選曲もある。

The Very Best of Aretha Franklin, Vol. 1
Aretha Franklin
Rhino (1994/03/22)
売り上げランキング: 4322
おすすめ度の平均: 5.0
5 アレサをクイーン・オブ・ソウルの座に押し上げた傑作集
5 クィーン・オブ・ソウル
5 凡庸なラヴソングも、奥行きの深い表現に変えてしまう声


The Very Best of Aretha Franklin, Vol. 2
Aretha Franklin
Warner (1994/03/22)
売り上げランキング: 5406
おすすめ度の平均: 5.0
5 アレサフランクリン入門
5 水もしたたるベスト盤

グレイテスト・ヒッツ(1980-1994)
アレサ・フランクリン ジョージ・マイケル ルーサー・ヴァンドロス
BMG JAPAN (1996/04/24)
売り上げランキング: 53577
おすすめ度の平均: 5.0
5 永遠のクィ-ン・オブ・ソウル


ところで『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』は3月26日(月)に六本木スイートベイジルで行われるが、今回は会場が広いのでまだ座席にも余裕がある。ただし、今回はお店の方針で立ち見は出さない。遅くなったが、明日、フライアーが出来てくるので、何ヶ所かのソウルバーなどに配ってくる予定だ。


ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin

投稿者 吉岡正晴 : 01:06 AM | コメント (0)

March 12, 2007

The Soul Searchin: The Session; Songs Are Concreted

【ザ・ソウル・サーチン~アレサ・フランクリン徐々に選曲決まる】

徐々。

ちょうど今から2週間後に迫った『ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』の選曲が徐々に決まりつつある。今のところ、16-18曲のライヴ演奏、2曲か3曲ほどビデオで紹介する予定だ。

7時半スタートなので、どうしても3時間以内には抑えたいと思っているのだが、果たしてどうなるか。(笑)

それぞれのシンガーのみなさんが歌う曲もほぼ決まり、大体の全体像も出来つつある。これに一人芝居(高山さん)、さらにビデオ映像(2曲か3曲)、そして、3人のトーク、という感じだ。

こういうのを煮詰めていくと、これもいれたい、あれもやりたいとどんどんと企画が広がっていってしまい、本当に困ったものだ。(笑)

今度こそ、タイムテーブルをきっちりきめて、しっかりした進行を心がけてみたい・・・。(いや、前回もきっちり決めましたが・・・)

また最終確定はしていないのだが、今回の『ソウル・サーチン』はビデオ収録がされるかもしれない。撮影されたものをインターネットで配信しようという試みだ。正式に確定したらば、ここでお知らせしたい。

ところで、アレサ・フランクリンは来る3月12日(月曜=日本時間、13日)にニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで行われる『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロック殿堂)』の授賞式で、昨年亡くなったアトランティック・レコード創始者であるアーメット・アーティガンのトリビュート・シーンがあり、1曲歌うことになっている。その模様の映像が入手できたら、これも『ソウル・サーチン』でご紹介したいと思っている。(訃報記事は下記に)

December 16, 2006
Atlantic Founder Ahmet Ertegun Dies At 83
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_12_16.html

イヴェントの詳細、予約方法などは、ブログトップをごらんください。
http://blog.soulsearchin.com/

ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>The Soul Searchin:The Session

投稿者 吉岡正晴 : 01:22 AM | コメント (0)

March 11, 2007

Vanessa Bell Armstrong Talks:

【ヴァネッサ・ベル・アームストロング・インタヴュー】


ミラクル。

「ねえ、ねえ、あそこの女の子が着てるコート、どこで買ったのか聞いてきてくれる?」 ヴァネッサは、インタヴューが始まる前に、ホテルのロビーにいた親子連れを見て言った。「私には5人の子供がいて、9人の孫がいるの。(孫は)もうすぐ10人目が生まれるのよ。全員の名前? そうね、大体覚えてるわ。でも、時々間違えてしまう・・・。(笑) (孫のための)ショッピングするのが待ちきれないわ(笑) もうね、みんなが集まるとうちなんか動物園といっしょよ。でも、いまや娘たちはうちを出て行ってしまっているので、home alone(私は家にたったひとりよ)、home alone!」  その「ホーム・アローン」という響きが、もう、リズミカルでメロディーが乗っているかのようだった。

ヴァネッサは、すでに7回のグラミー賞ノミネート歌手。それまでのジャケット写真から想像するとかなりの体格を思い浮かべるが、実際は身長150センチくらいの小柄な人だ。1953年10月2日、デトロイト生まれ。昭和28年、蛇年です。現在53歳であることは彼女は別に隠さない。

ヴァネッサは、週末はほぼどこかに巡業にでている。一年のうち2-3週は自宅にいるが、それ以外はどこかに旅にでている。「で、私はセレブリティー・ママだから(笑)、私が家にいると、みんなが押し寄せてくるのよ。でも、旅が多いから、その前の週にどこの街にいたかも忘れるわよ。ある時は、前に宿泊していたホテルの鍵を持ってきてしまって、次の日のホテルの部屋に差し込んだこともあったわ。(笑)」

ゴスペル・シンガーとして知られるヴァネッサを僕はジャイヴ・レコードから出たアルバムで知った。

http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:e25m965o3ep6

これが出ることになったのは、ジャイヴの社長クライヴ・コールダーが、どこか南の島にヴァケーションに行った時にラジオで聞いた作品がきっかけだという。これより前に、インディで一枚出していて、それがかかっていて、彼はすぐにそのレコードを手にいれ、そこに書かれている住所・電話に連絡してきた。

「ジャイヴに来てからは、すばらしい人生を過ごせたわ」 彼女はジャイヴで6枚のアルバムを出した。

好きなシンガーはの問いに彼女は答える。「アレサ・フランクリン、マヘリア・ジャクソン、グラディス・ナイト、パティー・ラベール・・・。アレサのうちに行ったことがあるわ!」 

彼女が初めて教会で歌った時のこと。「たぶん、5歳くらいだったと思う。父親の教会でのことだった。私は、ピアノのスツールの上に立たされて、それで歌った。歌詞の意味なんかわからなくて、でもなんとなく歌った。それ以来、今日までずっと歌い続けているわ」

そして、最新作『ウォーキング・ミラクル』はアメリカで出たばかり。「これは、私のこれまでの人生の浮き沈み、様々な戦いなどを描いている。私の息子が病気になったり、私にも嫌なことが起こったりとか。私の姉妹が病気になったりとか。そうしたものを、私は神様のおかげで乗り越えることができたというものよ」 

「私自身が書いた曲に『イッツ・オーヴァー・ナウ(もう終わったわ)』がある。これは、そうした人生のストラッグル(戦い)が終わったということを歌っているの」 

『ウォーキング・ミラクル』は、奇跡の道を歩いて、といったニュアンスだろうか。

ENT>MUSIC>ARTIST>Armstrong, Vanessa Bell

投稿者 吉岡正晴 : 03:19 AM | コメント (0)

March 10, 2007

Vanessa Bell Armstrong Live At Mizuho Sky Hall

【ヴァネッサ・ベル・アームストロング・ライヴ】

迫力。

いやあ、しかし、遠かった。都心から約2時間。迷うこと3回ほど道行く人に場所を尋ね、たどり着いた会場。中には、8割方が黒人で、ほとんど外国のような感じ。雰囲気がゴスペルだ。

牧師たちの話に、あちこちから、いちいち声がかかる。エイメン!

瑞穂町は、福生の隣町。途中で米軍横田基地を横に見た。何度か来たことはあったが、やはりアメリカの街だ。ザッツライト!

3組のアーティスト(ジョイフル・ノイズ・シンガーズ、グレイス・フィールズ、サウンズ・オブ・ジョイ・ゴスペル・クワイヤー)が出た後にひじょうにユニークなレスリー・ハードウェイ&レヴィティカル・ブレイズという黒人女性3人組のゴスペル曲にあわせたパントマイムのパフォーマンスがあった。これは、正直、意味がつかめなかったが、けっこうおもしろかった。この時に使われた曲は、後で本人たちに聞いたところゴスペル・アーティスト、バイロン・ケージの最新作から「アイ・キャン・リシーヴ」という曲だという。その曲のメッセージに合わせて、振り付けをしているそうだ。こういうのは初めて見た。オーライト!

そして、ヴァネッサ登場。その歌声はさすがに力強い。おもしろかったのが、3曲目に歌われた最新作『ウォーキング・ミラクル』からの「ソー・グッド・トゥ・ミー」。最初はトラック(カラオケ)で歌っていたのだが、後半アドリブ部分になったら、生のキーボード奏者が演奏し、自由に歌っていた。グッゴー! 

それにしても、あの小さな体、150センチくらいか、よくあれだけの声が出るものだ。少し高めの声だが、迫力満点。酔える声だ。 セットリストで下記6曲、スローあり、アップテンポあり、歌はほとんどトラック(カラオケ)にあわせて歌うが、お見事。余談だが、僕はステージ上のパフォーマンスに熱狂する観客の反応ぶりがたまらなく楽しかった。そして、ヴァネッサが話す英語を訳す通訳の人の日本語も熱くて、おもしろかった。ライドオ~~ン!

ライヴ終了後、すぐに玄関付近に出て、ポスター、Tシャツ、CDを売ってサイン会。次回はぜひ、都心でお願いします。

■インタヴュー記事

らっこ・アーティスト:ヴァネッサ・ベル・アームストロング “奇跡”のゴスペル(毎日新聞、2007年3月8日付け夕刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/music/news/20070308dde012070025000c.html

Setlist

Levitical Praise Mime Ministry

01. I Can Receive (Byron Cage=CD)

Vanessa Bell Armstrong : Mizuho Sky Hall : March 8, 2007
ヴァネッサ・ベル・アームストロング セットリスト

show started 21:14
01. Jesus, I'll Never Forget It (Sam Cooke & Soul Stirrers)
02. Somebody Prayed For Me (Donnie McClurkin)
03. So Good To Me (From latest album "Walking Miracle")
04. Til The Victory's Won (From latest album "Walking Miracle")
05. It's Over Now (From latest album "Walking Miracle")
06. Peace, Be Still (Vanessa Bell Armstrong, James Cleaveland)
show ended 22:13

(2007年3月9日金曜、東京都西多摩郡瑞穂町・瑞穂スカイホール=ヴァネッサ・ベル・アームストロング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Armstrong, Vanessa Bell
2007-29

投稿者 吉岡正晴 : 02:16 AM | コメント (0)

March 09, 2007

Kubota Toshinobu: MTV Icon TV Shooting Live

【久保田利伸~MTVアイコン・ライヴ】

アイコン。

「アイコン(icon)」とは、肖像、偶像を意味する。音楽を24時間流すことで有名になったケーブルテレビ局MTVが、音楽界で大きな足跡を残したアーティストにトリビュートするイヴェントがMTVアイコン。アメリカではすでに何本か制作されているが、日本でその第一弾となったのがこの久保田利伸。久保田の音楽を聞いて育った若手のミュージシャンらが集まり、久保田作品を自由自在に歌った。

バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボード2、DJ、そしてコーラス3人という布陣。ここにさまざまなプレゼンターやアーティストが登場した。間には、久保田の過去20年の歴史を振り返るインタヴュー・ビデオが挿入され、完全に番組収録を、現場で見ている雰囲気だった。

渋谷AXは、ものすごい熱気で2階席も下から上がってくる人いきれで蒸し暑いほど。大きなスクリーンに映されたインタヴューと編集ビデオでアーティストの20年間がコンパクトにまとめられていたが、これを見ると改めて彼のこの20年間のブラック・ミュージックへの打ち込みぶりに感銘を受けた。

またプレゼンターのスピーチの中ではブラザー・トムの「彼(久保田)の旅はまだ途中だ。一度だけ『おめでとう』といったことがある。それは、彼が『ソウルトレイン』に出たときだ」というものが印象的だった。

ライヴは、AIから始まり、久保田本人まで全12曲。個人的に特に印象に残ったのは、平井堅の「ミッシング」とイグザイルのアツシといっしょに歌った「インディゴ・ワルツ」。アツシとのデュオはまさに歌声と歌声のバトルになり、それぞれが相手にその瞬間に影響を与え、まさに化学反応のようなものが起こっていた。

約90分の本編が終わって、マーヴィン・ゲイの「アフター・ザ・ダンス」が静かにかかり、「本日はご来場ありがとうございました・・・」のアナウンスも流れたが、しばらくして、久保田本人がステージに残していった帽子を取りにきて、予期せぬアンコールが始まった。バンドメンバーも聞かされていなかったようで、その場で適当にあわせたジャムセッションぽくなった。平井堅で歌われた「ミッシング」をもう一度、自分ヴァージョンで、さらにプレゼンテイターとして登場していたソンミンとともに『日本沈没』のテーマを歌った。ここには、トランペットでトクも飛び入り。飛び入りが得意なトクがいいパフォーマンスを見せた。

■この模様は2007年4月1日(日)22:00-23:30(初回)を皮切りに、4月2日(月)16:30~、4月5日(木)27:30~、4月7日(土)13:00~、24:00~にMTVで放送されます。

■メンバー
Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Ishinari Masato (Guitar)
Carlos Henderson (Bass)
Felicia Graham (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
Kamino Yuri (Vocal)
Kakizak Yoichiro (Keyboard)
Scott Melker(DJ)

Setlist: MTV Icon; Kubota Toshinobu, 03/08/2007
久保田利伸 MTV Icon セットリスト 

01. La La La Love Song / AI & Verbal (m-flo)
02. The Sound Of Carnival / bird & Toku
03. You Were Mine / 椎名純平
04. Rapper Show / Afra, Kreva, DJ
05. Timeシャワーに討たれて・・・ / Kreva & 加藤ミリヤ & Afra
06. 夢with you / 森大輔
07. Just The Two Of Us / Double & 久保田利伸
08. Missing / 平井堅
09. Dance If You Want It ~ 流星のサドル ~ Dance If You Want It / Soulhead
10. Breaking Through / 久保田利伸
11. Indigo Waltz / 久保田利伸 & Atsushi (Exile) &Toku
12. Oh, What A Night / 久保田利伸
show ended 20:38
BGM CD After The Dance / Marvin Gaye

Enc. Missing / 久保田利伸
Enc. Keep Holding U / 久保田利伸 & ソンミン
show ended 21:01

(2007年3月8日木曜、渋谷アックス=AX=久保田利伸~MTVアイコン収録ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
ENT>MUSIC>TV>MTV Icon
2007-28

投稿者 吉岡正晴 : 02:31 AM | コメント (0)

March 08, 2007

After Champagne Party...

【シャンパーン・パーティーのあとに~】

飛ぶ。

鈴木雅之さんのパーティーは、かなり派手なものだった。招待状には、ドレスアップでと書かれていた。会場には松尾潔さん、ブラザーコーンさんらも。ライヴ後、マーチンの楽屋へ。松尾さんとコーンさんは、1990年代初期にNHK-BSの『ソウル・トレイン』でいっしょに仕事をされていた。彼らも『ソウル・トレイン』以来とのこと。

コーンさんは、僕も久々だったので、改めて名刺を交換。彼が「僕、昔の吉岡さんの名刺持ってますよ」と言ってくれたので、恐縮。コーンさんの名刺には「魂同組」と書かれている。これで、「こんどうぐみ」と読むのだそうだ。さすが。ブラザー・コーンの苗字は近藤。そこからきているわけだ。 

話は飛ぶ。マーチンさんは、「コンチャンが来てくれたのが何よりうれしいねえ」と歓待。ちょうどそれから二日前の日曜、このイヴェントを仕切ったマイ・ソウル・メイト、ハセヤンから高井戸倶楽部で行われていた「ニックズ・ナイト」に誘われていたのだが、そこにコンチャンも来ていたらしい。「毎回、あれは行ってるんですよ」とコンチャン。昔ディスコをやっていた医者の息子H君の話がぽっとでて、驚いた。「今度みんなで会いましょう」ってことに。

その後、松尾さんと軽く飲みに行こうということになり、恵比寿方面へ。それにしても、松尾さん、よくしゃべる。移動中の車の中でもエイント・ノー・ストッピン・ヒム・ナウって感じ。しかも、話が飛ぶ。そして、どれもおもしろい。

マーチン新作ネタ。「日本語の表記、(「シェーム」のヒットで有名な)イヴリン・キングは、イヴリン・シャンペン・キングなんですね。それから「ハウ・アバウト・アス」の大ヒットのイリノイ州出身のヴォーカル・グループは、シャンペーンですね。ヨーロッパのディスコのグループかなんかでシャンペーンみたいなのもありましたねえ。今回のマーチンさんのアルバムの日本語表記、どうしようか、けっこう迷ったんです。シャンペインなのか、シャンペーンなのか。シャンパーンか、シャンパンか・・・」と松尾さん。おお、そうなんだ。そんなにいろんな書き方、あったか。確かに、よく見てみると、そうだ。結局はシャンペーン・ロワイヤルで落ち着く。

ジャケットの裏面にキラキラした王冠が映っている。これは、まさにキング・マーチンの王冠ということで、特注したそう。

話は飛ぶ。実は前から『ソウル・サーチン:ザ・セッション。VOL.2~アレサ・フランクリン』への出演を松尾さんに打診していた。当初は3月末に海外出張が入りそうなので、待ってくれ、という感じだったのだが、結局3月26日は、彼がDJを担当しているラジオ番組『ユニヴァース』の最終回の録音がその時間帯に入ってしまって『ソウル・サーチン』のほうにはご出席いただけないことになった。 

なんと、この日は最終回ということで、大瀧詠一さんがゲストに出演されるという。大滝さんは、「最初から、(その番組の)最終回なら出る」と松尾さんに言っていたという。

しかも、当日の夜に録音して、その日の深夜に放送する。通常は前週の水曜あたりに収録しているそうだが、「どうも、編集されることを嫌って」当日収録を希望されたらしい。まさに大瀧さんらしい話だ。

「じゃあ、松尾さん、8時過ぎに終わったら、大瀧さんと(『ソウル・サーチン』に)来ればいいじゃない(笑)」と言っておいた。松尾さんが「大瀧さんとアレサって結びつかないですよねえ・・・」と言うので、「いや、アリフ・マーディンとか、つながるんじゃないですか」と強引につなげると、「そうかあ・・・」とビミョーな返事。『スイート・ベイジル』、おいしいお食事もできますよ!」と追い討ち。果たして、どうなるか。

話は飛ぶ。雑談の中で9日(金曜)のヴァネッサ・ベル・アームストロングのライヴ話になった。いっしょに行きます?とたずねると、「吉岡さんのブログ見て、行きたいなと思ったんですよ。それで、金曜、行けたんですよ、本当だったら!」と手を叩く。おや? 「さっき、マーチンさんのマネージャーから7日の収録を9日にしてください、ゴメンナサイと言われたんです」 

話は飛ぶ。入ったカフェで「シーザー・サラダ」をオーダーすることになったが、「これ、何で『シーザー・サラダ』っていうんだっけなあ」と松尾さん。「携帯でウィッキペディアでしょう」と言うと、もう携帯を操作。しばらくして、答えが出て、読み上げる・・・。(シーザーサラダについて詳細お知りになりたい方は、ウィッキペディアでどうぞ)(笑)

話は、つながってるが、飛ぶ。「このウィッキペディア、どうなんですか? 僕の項目もあるんですが・・・。ちょっと違っててね」

ウィッキペディアの著作権の話から森進一「おふくろさん」ネタへ。きりがないので、この項目、書きかけということで、続くかもしれない・・・。話の飛び方は、シャンパーンの泡が飛ぶ如く。パ~~~ン。(←シャンパーン・ボトルを開けた音)

ENT>MUSIC>ESSAY

投稿者 吉岡正晴 : 01:08 AM | コメント (0)

March 07, 2007

"Champagne Royale" Is Name Of Martin's Latest Album

【『シャンペーン・ロワイヤル』は鈴木雅之新作タイトル】

ライヴ。

マーチンが新作アルバム『シャンペーン・ロワイヤル』を今日(2007年3月7日)リリースする。これを記念して、6日、丸の内コットンクラブでマスコミ関係者らを集めたショーケース・ライヴを行った。今回のショーケース、ただのショーケースではない。新作アルバムのタイトルが『シャンペーン・ロワイヤル』ということで、新しいシャンペーン・ブランド、ラスール・グロワールが主催するシャンペーン・パーティーの一環のスペシャル・ライヴとして鈴木雅之ライヴが行われた。

このシャンペーン、フランスで初めて日本人オウナーが畑から管理し、生産しているもので、高級シャンペーンとして売り出し中。日本人のための日本人によるシャンぺーンというのが大きなポイント。マーチンもまた、日本人による日本語のラヴソングを歌いつづけているという点で意気投合、さらに常に最高級のものを求めるマーチンの方向性ともマッチし、コラボレーションが実現した。

ライヴは、ギター、ベース、キーボード、パーカッションにマーチン。新作から4曲、そして、アンコールで「恋人」を熱唱。シャンペーンで酔わせた観客をさらに、マーチンのラヴソングで酔わせた。また、新作制作についての思いを1曲ごとにかなり熱く語った。

今度の新作は、久々に全体のプロデュースに外部プロデューサーである松尾潔氏を迎えて作ったマーチンの意欲作。新旧さまざまなクリエイターたちと、ヴァリエーションのあるサウンドに挑戦している。

ところで、マーチン・松尾潔対談をしばらく前に行い、その模様はマーチンの会報「ラヴァーズ」で、さらに4月13日から始まる全国ツアー用のパンフレットで紹介することになっている。

マーチンは、3月11日(日曜)の『ソウル・ブレンズ』(午後2時から5時、インターFM76.1mhz)にゲスト出演予定。出演時間は4時ころから。また、3月12日(月曜)深夜の『ユニヴァース』(深夜3時~5時、正確には13日午前3時~5時、Jウェイヴ81.3mhz)にもゲストで登場する。これは、プロデューサーでもある松尾潔氏の番組。

Setlist Cotton Club, March 6th, 2007
鈴木雅之 セットリスト

show started 21:06
01. いびつな夜
02. Champagne
03. Nothing's Gonna Change
04. 53F
05. 恋人
show ended 21.56

(2007年3月6日火曜、丸の内コットンクラブ=鈴木雅之ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki, Masayuki
2007-27

投稿者 吉岡正晴 : 03:52 AM | コメント (0)

March 06, 2007

Aretha Franklin Live At Montreux

【アレサ・フランクリン・アット・モントルー】

1971年。

3月26日に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッション VOL.2~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』のために、いろいろ資料を集めて見たり、読んだりしているが、ニューヨークのソウルメイトK氏から、アレサの1971年のライヴ映像を送ってもらった。このころのアレサはどれもすごいのだが、これもすごい。

1971年6月12日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴを撮ったもの。収録されている曲は、次のとおり。

Aretha Franklin: Montreux Jazz Festival
(June 12, 1971)

00. Backstage scene (01:50)
01. You Make Me Feel Like A Natural Woman (04:16) (1967)
02. I Say A Little Prayer For You (03:30) (1968)
03. Call Me (06:20) (1970)
04. Brand New Me (04:05) (1972- LP Young Gifted And Black)
05. Share Your Love With Me (03:55) (1969)
06. Don't Play That Song (02:55) (1970)
07. Bridge Over Troubled Water (05:35) (1971)
08. Dr. Feel Good (07:00) (1967)
09. Spirit In The Dark (06:20) (1970)
10. Reach Out And Touch Somebody' Hand (04:30)(1971)

メンバーは次のとおり。

Aretha Franklin (vocal, piano)
King Curtis (musical director)
Cornell Dupree (guitar + large brass)
Jerry Jemmott (bass)
Truman Thomas (organ)
Bernard Purdie (drums)
Sweethearts Of Soul : Margaret Branch, Ann Clark, Pat Smith (chorus)

ご存知のように「モントルー・フェス」は、比較的多数の映像資料が残っている。そのすべてが、一般発売されているわけではないが、資料映像として、かなりの量があるようだ。順に権利がクリアされれば、リリースされるのだろう。これまでにマーヴィン・ゲイやジェームス・ブラウンのものなどがリリースされている。

さてこの時のライヴの見所は、音楽ディレクターにキング・カーティスがいる点だ。もちろんファンキーなサウンド作りには定評があり、アレサもすっかりカーティスが作る音を気に入っていたわけだが、そのキング・カーティスはこれから2ヵ月後の8月14日、ニューヨーク自宅前で、暴漢に刺殺されてしまう。ちょうど、キング・カーティスは、彼のアパートでアレサとサム・ムーアとともにレコーディングの打ち合わせをすることになっていたが運命的な事件となった。一説によると、サムとアレサはその事件の直後に現場にいて、病院に搬送したとか。

重いドラムスは、バーナード・パーディー、ギターはコーネル・デュプリー。これから4ヶ月前の1971年2月に行われた『ライヴ・アット・フィルモア』のメンバーとほぼ同じ。なによりも、アレサの自信に満ち溢れたライヴ・パフォーマンス、その若々しさもありながら、風格にも驚かされる。このとき、アレサはまだ29歳である。

4曲目で歌われる「ブラン・ニュー・ミー」はそれほど有名な曲ではないが、もともとシングル「明日に架ける橋」のB面に収録された作品。1970年11月2日に録音された。シングルは1971年3月にリリースされるが、この曲がアルバムに収録されるのは、1972年1月発売の傑作『ヤング・ギフテッド・アンド・ブラック』である。いい曲だ。

映像は約50分だが、圧巻。『ソウル・サーチン』でも、なんとかここから1、2曲映像をご紹介できればいいなあと考えている。正式なDVD化も望みたいところ。

ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session
ENT>ARTISTS>Franklin, Aretha

投稿者 吉岡正晴 : 03:47 AM | コメント (0)

March 05, 2007

Takayama Hiroshi Will Be On "Soul Searchin: The Session Vol.2"

【一人芝居、高山広さん、ソウル・サーチンに再登場決定】

再度。

前回の『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.1~ア・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』で、見事なルーサー・ヴァンドロスの一人芝居を演じたアクター・ディレクトライター、高山広さんが再び『ソウル・サーチン』(3月26日=月曜=六本木スイートベイジル139)に登場することが決まった。(予約のしかたなど詳細は、http://blog.soulsearchin.com/まで)

高山さんは、これまで長く一人芝居を演じてきており、的確な人物描写とそのキャラクターになりきった演技が大変高い評価を得ている。前回の『ソウル・サーチン』では、ルーサーの父とルーサー本人の二役を見事な構成とともに演じきり、最後の「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」が流れるシーンでは、多くの観客を泣かせた。

しばらく前からアレサに関する資料などを検討していただき、このほど、快諾を得た。

今回も、いったいどのようにアレサ・フランクリンの人となりを紹介するのか、演じるのか、大変注目される。

+++++

女装。

ミュージシャンの物語を紹介するときに、どうしても、僕などは説明的になってしまうが、そこを高山さんのような物語の「語り部」のプロに語ってもらうと、わかりやすさとはいりこみやすさが圧倒的に違ってくる。たとえ、ルーサーのことを何も知らない人が見ても、高山さんの演じた「ヘヴンズ・スタジオ~ルーサー物語」を見れば、ルーサーがどんなタイプの人物で、どんな生き方をしてきたかわかる。また、より記憶に残ることだろう。ルーサー物語のメイキングについて書いたブログがこれだ。

July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_07.html

今回の演目は、もちろん、アレサ・フランクリンなのだが、高山さんには「女装はしなくてもいいですよね」と言われている。前回同様、CD音源と若干の紙資料第一弾をお送りしてあるが、まだ、量的には十分ではないので、これからさらに資料をお渡しする予定だ。

高山フランクリン、どうなってでてくるのだろう。今から本当に楽しみだ。

◎高山広オフィシャルウェッブ
http://www.schop.jp/

ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session Vol.2

投稿者 吉岡正晴 : 03:13 AM | コメント (0)

March 04, 2007

Maru Live At Alfie: Whatever Happen To Maru Who Was Dating With A Guy At Sushi Bar

【男の人においしい寿司に誘われたマルの運命は】

ストーリーテラー。

しばらく前にチャチャ・ハウスで行われたライヴに行けなかったので、僕としては11月末以来のシンガー、マルのライヴ。六本木アルフィーでの2回目のワンマン。年末にニューヨークに行ってきてかなり刺激を受けてきたという。ドラムにニューヨークをベースに活躍する菊地真(きくち・まこと=女性)さんを迎えた。バンド全体の音がかなり大きく彼女の歌声が若干聞きにくかったが、後半はどんどんマル節全開になっていた。ファースト最後の「少しだけ」でのメロディーにのったナレーションは毎回、ストーリーがおもしろく楽しませてもらえる。

「男の人から寿司に誘われた。でも、なによ、その男。なんで、寿司屋のテーブルの下で私の足に触るのよ。彼が金持ちで独身ならいいかもしれないけれど、結婚して子供もいるのよ。I'm not your woman... 」 おもしろ~~~い。なかなかのストーリーテラーだ。お見事。これ、毎回ネタ作ってるの? それともリアル話なのかな。(笑) 

◎マルは、3月26日(月曜)に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2~ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』に出演します。マルの解釈によるアレサ・フランクリンはいったいどうなるでしょうか。お楽しみに。

■ 過去関連記事

November 26, 2006
Maru: Her First Headliner Show At Alfie
http://blog.soulsearchin.com/archives/001411.html(前回ライヴ評)

October 14, 2006
Queen Of Japanese Neo Soul Maru's Live: How To Compensate For Loss Of Tokyo Soul Scene
http://blog.soulsearchin.com/archives/001325.html
(前々回のライヴ評、および過去記事一覧も)

◎マル・ウェッブ
http://www.marudiva.com/live/index.html

■ メンバー

maru(vo)/林田pochi裕一(k)/伊原広志(g)/坂本竜太(b)/菊地真(ds)

Setlist : maru @ Alfie, Roppongi
March 3, 2007
First set

show started 20:14
01. Intro
02. For You
03. Can't Stop This Love
04. Walking
05. Hiding
06. Love Is All Around (Adriana Evans)
07. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
08. 少しだけ
show ended 21:02

(2007年3月3日土曜、六本木アルフィー=マルmaruライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maru
2007-26

投稿者 吉岡正晴 : 03:53 AM | コメント (0)

March 03, 2007

Ty Stephens Will Sing Day And Night In Tokyo, Next Week

【タイ・スティーブンス、昼も夜も歌う】

昼夜。

久保田利伸の3月8日に行われるMTV-Icon(MTVアイコン)のイヴェント・ライヴに出演するために来日中のシンガー、タイ・スティーブンスがMTVライヴ後東京に残り、2本のソロ・ライヴを行うことになった。前回の来日時に、いくつか遊びでライヴをやったのが楽しかったので、今回もそれを再現する。日程は、3月11日(日曜)昼吉祥寺のチャチャ・ハウス、3月14日(水曜)夜に赤坂Bフラットで行う。メンバーは、フィリップ・ウーらおなじみのメンバー。

11日は日曜日、この日はスケジュール的に昼間しかあいていなかったので、昼間のデイ・セッション。そして、14日は赤坂でナイト・セッション。タイは、昼も夜も歌うことになる。

タイ・スティーブンスは、特に70年代のソウル・ミュージックがひじょうに得意。昨年のライヴのセットリストなどをごらんになればわかるように、そのころの作品は何でも歌える。フィリップ・ウーを「彼(タイ)は、ソウルのエンサイクロペディア(生きる百科辞典)だよ。たいがいの曲の歌詞は知ってる」と驚嘆させた。特にスティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハザウエイの作品を歌わせると白眉のできを見せる。約8ヶ月ぶりのタイ、そして、フィリップ&ヒズ・バンドのライヴが楽しみだ。

 
■タイ・スティーブンス・ライヴ

2007年3月11日(日曜)
開場13時(昼1時)、演奏14時30分から 
場所:吉祥寺チャチャ・ハウス
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14武蔵野フォーラムⅢ B1F
電話 0422-20-6730
チャージ3000円+ドリンク
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page007.html
地図→http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page011.html

2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分~ セカンド 21時15分~ 
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00~23:00)
チャージ5000円+ドリンク

http://www.bflat.jp/home/index.html
地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html

メンバー
Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archery (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、

◎フィリップ・ウー・オフィシャル・サイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html
フィリップの飼っている猫ちゃん、ピンク・パンサーが大人気のブログ
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/

■タイ・スティーブンスに関するライヴ、過去記事

July 13, 2006
Philip Woo Band: So Tight, So Funky
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html

July 20, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don't Leave Me This Way
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_20.html

July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don't Leave Me This Way (Japanese Version)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_21.html

August 03, 2006
Tonight Is Ty Night: Philip Woo & New York All Stars Final
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_03.html


ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Stephens, Ty

投稿者 吉岡正晴 : 12:56 AM | コメント (0)

March 02, 2007

Vanessa Bell Armstrong Will Be Coming To Japan

【ゴスペル界の大物ヴァネッサ・ベル・アームストロング突然の来日決定】

急遽。

コンテンポラリー・ゴスペル界の大物シンガーで、グラミー賞に7回ノミネートされているヴァネッサ・ベル・アームストロングの突然の来日が決まった。今回は横田基地内の牧師グループの招聘で来日し、3月9日(金)横田基地近くの瑞穂スカイホールでライヴを行う。

ヴァネッサは1953年10月2日デトロイト生まれ。幼少の頃からゴスペルに親しみ、地元の教会などで歌ってきた。1983年レコード・デビュー。2作目の『チューズン』がビルボード誌ゴスペル・アルバム・チャートで1位に輝き、コンテンポラリー・ゴスペル・アーティストとして一躍注目されるようになった。

その後コンスタントにアルバムを発表、1991年にはブロードウェイに進出、ミュージカル『ドント・ゴット・ゲット・スターテッド』に出演注目された。

2007年、EMIゴスペルに移籍し、新作『ウォーキング・ミラクル』をリリースする。

+++++

ライヴ。

今回の来日は、突然決まり、通常のいわゆるエンタテインメント系のライヴではない。教会関係者の尽力で来日、元々は横田基地内の教会で「牧師の説教と歌」ということで企画されたが、さすがにヴァネッサという大物ということもあり、ヴァネッサのライヴが基地外の比較的大きなホール(収容・約1000人)で行われることになった。ただし、チケットを買えば、教会関係者でなくとも誰でも入れる。またチケット代が安いことも特長。ただ、都心からは場所がかなり遠い点はネックといえばネックかもしれない。

なお、ヴァネッサに来週急遽インタヴューできることになったので、その模様もいずれご紹介できると思う。

来日について

http://www.gospeltree.jp/?pid=2903033

2007年3月9日(金)
瑞穂スカイホール
http://www.town.mizuho.tokyo.jp/shisetsu/skyhall.html
20:00開演(開場19:00)
前売り2500円
当日3000円
いずれも全席自由

最新作について (英語)
http://www.emigospel.com/

ENT>ANNOUNCEMENT>Armstrong, Vanessa Bell

投稿者 吉岡正晴 : 12:15 AM | コメント (0)

March 01, 2007

Stevie Wonder Japan Tour: It Was A Mini "Innervisions" Tour

【スティーヴィー・ツアー終了~それはミニ・インナーヴィジョンズ・ツアー】


ヴィジョンズ。

2月17日(土)さいたまスーパー・アリーナからスタートした「スティーヴィー・ワンダー・ジャパン・ツアー2007」が、2月28日(土)、大阪市中央体育館で6本目のライヴを行い終了した。再び原口レポートをご紹介する。

スティーヴィーは本編最後の曲「アズ」の中で、「このツアー全体を今は亡き母親の思い出に捧げる」といって締めた。

6回全部を追っかけてみた原口さんはこう語っている。「ツアーをしている人たちは、本当に大変だな、と思いました。また、スティーヴィーの調子がどんどんよくなっていくというのが如実にわかってよかったという感じでした。もちろん、大阪のオーディエンスのせいもあると思うんですが、リアクションがよくなると、お客さんとのからみが増える。そして、結果、曲数は減るが、時間は長くなるという感じです」

「今までとちょっと違って感じたのは、MC(お話)がほとんどないというところでしょうか。日本だからかもしれません。また、今回のツアーを総括すると、アルバム『インナーヴィジョンズ』から何曲(全ツアーで6曲=日によって違う)かやって、これ自体がひょっとしたら今のスティーヴィーのメッセージなのかなあ、とも感じました」

アルバム『インナーヴィジョンズ』は、1973年8月3日に全米リリースされた。オープニングを飾る「トゥー・ハイ」は、ドラッグのやりすぎでハイになりすぎ、死んでいってしまった子のことを歌い、続く「ヴィジョンズ」は現状の世界に問いかけ、「リヴィン・フォー・ザ・シティー」は、現実のスラム街での生活を描く。「ハイアー・グラウンド」も、現実の世界からより高みのある世界への誘いを歌う。このあたりの曲が持つメッセージは、『キー・オブ・ライフ』収録の「アズ」「ラヴズ・イン・ニード・オブ・ラヴ・トゥデイ」などと主軸は同じだ。戦争、貧困がなくならない2007年の今のアメリカ、今の世界へのスティーヴィーなりの主張でもある。

「ヴィジョンズ」の歌詞をじっくり読むと、こんなラインがある。

But what I d like to know
Is could a place like this exist so beautiful
Or do we have to find our wings and fly away
To the vision in our mind ?

僕は知りたいんだ
この惑星・地球号はこのままの美しさを保てるのか
あるいは、もはや翼を見つけ、心の幻想の地に飛んで逃げださなければならないのか

ここまで温暖化が進み、テロと戦争が起こり、地球をいじめている人類たち。その地球はどうなってしまうのだろう、という内容だが、これが今から34年前の作品である。今出たとしてもなんら違和感がない作品だ。本当に時代の先を行っているとしかいいようがない。まさにこれぞ、スティーヴィーのヴィジョン(洞察力、視力、先見の明)である。

アルバム『インナーヴィジョンズ』から歌われた6曲(「トゥ・ハイ」「ヴィジョンズ」「リヴィング・フォー・ザ・シティー」「ゴールデン・レディー」「ハイアー・グラウンド」「ドンチュー・ウォーリー・アバウト・ア・シング」)は、時代を映し出し、アルバム自体もスティーヴィーにグラミー賞アルバム・オブ・ジ・イヤーを与えた。

そして、劇的だったのが、このアルバムの発売後たった3日の1973年8月6日、スティーヴィーは移動中のノースキャロライナ州ダーハムで交通事故にあい、意識不明の重態に陥るのである。しかし、その後約2ヶ月弱を経て奇蹟の復活を果たす。

今回のツアーは、それほどコンセプトらしいコンセプトは打ち出されていなかったが、結果的に「ミニ・インナーヴィジョンズ・ツアー」あるいは「ヴィジョンズ・ツアー」などと名づけてもいいかな、と思った。

(原口さん、ケニーさん総力取材ありがとうございます)

■ セットリスト スティーヴィー・ワンダー 
Setlist: Stevie Wonder @ Osaka-shi Chuou Taiikukan
February 28, 2007 Wednesday)
[Special thanks to Mr.Haraguchi Makoto, Mr. Kenny Gould]

01. Too High (From "Innervisions")
02. Visions (From "Innervisions")
03. Living For The City (From "Innervisions")
04. Golden Lady (From "Innervisions")
05. You Are The Sunshine Of My Life (From "Talking Book")
06.Higher Ground (From "Innervisions")
07. Superstition (総立ち) (From "Talking Book")
08. Don't You Worry About A Thing (From "Innervisions")
09. If You Really Love Me including a riff of "It's Alright"
--. "Acoustic Piano Ballad Section" (10-13)
10. Never Dreamed You'd Leave In Summer (Stevie solo)
11. Lately (From "Hotter Than July")
12. Stay Gold
13. Overjoyed (social dancers) (From "In Square Circle")
14. Go Home (From CD "In Square Circle") (first time)
15. Part Time Lover (From "In Square Circle")
16. My Cherie Amour (voice teacher)
17. Sir Duke (総立ち) (From "Songs In The Key Of Life")
18. I Wish (From "Songs In The Key Of Life")
19. I Just Called To Say I Love You (From "The Woman In Red")
20. Master Blaster (From "Hotter Than July")
21. So What The Fuss (From "Time To Love")
22. As (introducing members) (From "Songs In The Key Of Life")
Enc. Another Star (From "Songs In The Key Of Life")
show ended

(2007年2月28日水曜、大阪市中央体育館=スティーヴィー・ワンダー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie

投稿者 吉岡正晴 : 12:58 AM | コメント (0)