February 28, 2009

February Is Gone, Spring Has Come

【2月は去り、春がやってくる】

秒速。

なんか、秒速で時が過ぎていく。ついこの間、新年になったと思ったら、もう2月が終わる。明日からは3月だ。ふ~。

マーヴィン・ゲイが1974年、一冊の本を読んでいた。それは、マーヴィンについて書かれた本だった。とはいっても、それはフィクションの形をとった小説だ。タイトルは、「ナンバー・ワン・ウィズ・ア・ボレット(1位赤丸付き)」というもので、エレーン・ジェスマーという作家が書き1974年5月に出版したもの。

主人公の名前は、ダニエル・ストーン。黒人の人気シンガーだ。ダニエルは、レコード会社ファイネスト・レコードを持ち経営しているボブ・ヴェールという人物の姉と結婚し、ボブと義理の兄弟の関係になっている。もちろん、このファイネスト・レコードは、モータウンであり、ボブなる人物はベリー・ゴーディーを想定している。

マーヴィンによれば、この本は半分は本当だ、という。で、一時期この本を元にして映画化の話が持ち上がった。すると、ベリー・ゴーディーが映画化権を買った。しかし、映画はまったく手付かずで製作の話さえ消えた。つまり、ベリー・ゴーディーがこの小説からの映画が公開されることを嫌い、いわば「握りつぶした」のだ。『ドリーム・ガールズ』よりも数年前の話だ。

日本版は出ていないが、アメリカのアマゾンで見ると中古が何冊も出ている。マーヴィン終わったら、読んでみようかな。

Number One With a Bullet; A Novel.
Elaine Jesmer
Farrar Straus & Giroux (T)

ENT>ARTIST>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 08:10 AM | コメント (0)

February 27, 2009

Marvin Gaye's Another Masterpiece "Let's Get It On"

【マーヴィン・ゲイのもうひとつの傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』】

詩人。

マーヴィン自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』翻訳作業は遅々としてなんとか進んでいるが…。カンパケ作業が36章中18章まで一応終わった。ページでは340ページ分の185ページまで。

しかし、この18章がたぶん全36章中最大の難関だった。時代はマーヴィンが『レッツ・ゲット・イット・オン』を出した1973年。著者のデイヴィッド・リッツが、マーヴィンのこのエロティック・ソウルの傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』を16世紀あたりの詩人たちと比較するのだ。これがやっかいで、普段、詩などを読まない僕には超難易度高い。(苦笑)

最初はイタリアの詩人・哲学者ダンテ(1265年~1321年)。その詩集『新星』から1行引用。また、ダンテの『神曲』の一部。次がT.S.エリオット(1888年~1965年)。そして難解なイギリスの17世紀の詩人、アンドリュー・マーヴェル(1621年~1678年)。彼の「To His Coy Mistress(内気な恋人に贈る、はにかむ恋人へ)」という詩から6行ほど。続いて、イギリスの詩人トマス・カリュー(1595年~1640年)の『ラプチャー』(アニタ・ベイカーではありません)という詩から2行。イギリスの詩人ジョン・ダン(1572年~1631年)は1610年頃の作品『ホリー・ソネッツ(聖なる14行詩)』から4行ほど。

なんとなく雰囲気でわかるところもあるのだが、単語自体が辞書にでてなかったり、おそらく、古い英語なんだろう、わけわからない。(笑) いろいろ調べているのだが、邦訳がでているものも少ないか、絶版だ。ものによってはヤフオクで何万円もする全集みたいのがあった。あとは大きな図書館に行くしかないかな。

興味深いのは、13世紀、ダンテが9歳のときに、同じ年の美少女ベアトリーチェ(ビーチェ)と出会い、一目惚れする。それは創作の大いなる原動力となるのだが、マーヴィンは33歳のときに16歳の美少女ジャンと出会い、衝撃を受け一目惚れする。著者デイヴィッド・リッツは、これを結びつけて論じるのだ。そして、マーヴィンもそれに興味を持っていく。このあたりが、デイヴィッドらしい。

どなたか、英文学に精通されている方でひょっとしたら手助けできるかもしれないという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。大感謝いたします。

アドレスは ebs@st.rim.or.jp です。

それにしても、ここを訳しながら、ずっと『レッツ・ゲット・イット・オン』をかけていたのだが、改めていいアルバムだという思いを新たにした。

■ レッツ・ゲット・イット・オン(2枚組み)(デモ・ヴァージョンなども収録されているお勧め盤)

Let's Get It On
Let's Get It On
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Marvin Gaye
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売り上げランキング: 99466

ENT>BOOK>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 06:48 AM | コメント (0)

February 26, 2009

"Okuribito [Departures]" Saga Continues: 

【「おくりびと」誕生へのご縁】

縁。

この「おくりびと」誕生までは本当にいろいろな話があるようだ。それらは一言で、「ご縁」という言葉でつながる。

いろいろ見てておもしろいな、と思ったのが、本木さんが奥さんとなる内田也哉子さんと知り合うきっかけが、1993年のアカデミー賞のテレビ中継だったらしい。それから16年後、彼らは夫婦でロスに行き、本木さんはそのアカデミー賞を受賞するのだから、すごい縁だ。

また、監督の滝田洋二郎氏は、もともといわゆるピンク映画(成人映画)からキャリアを積み上げた人で、その彼は1986年、『コミック雑誌なんかいらない!』から一般映画を監督し始める。彼が一般映画を撮り出す最大のターニング・ポイントとなったのがこの『コミック…』なのだが、この映画を撮るにあたって滝田監督を抜擢したのが、そもそもこの映画の発案者だった内田裕也さんだった。

内田さんは、成人映画の監督だった滝田氏を一般映画の世界に招きいれ、その滝田さんは以後、一般映画で着実に実績を積み上げ、今回の『おくりびと』へつながる。その企画案が内田さんの義理の息子、本木さんから出ているわけだ。これまたすごいご縁だ。

本木さんはこの映画の成功の要因に脚本の小山薫堂さんの名前をあげているが、本木さん、小山さん、そして、滝田さんのつながりは、いつ頃、どのようにしてできたのだろうか。

そしてなにより、本木さんが出会った『納棺夫日記』。これこそ最大のご縁だろう。

いろいろなテレビなどで本木さんのインタヴューが出ていたが、ひじょうに真摯なまじめな映画人という印象を受けた。ひょっとして、映画プロデューサー兼俳優として日本のクリント・イーストウッドみたいになれるのではないか。

■ ざっと不完全な年表

1986年 『コミック雑誌はいらない!』(滝田氏、一般映画へ進出。内田裕也氏の抜擢)
1993年 本木氏、インド旅行
1993年3月 青木新門氏 『納棺夫日記』上梓
1993年3月? アカデミー賞で本木氏、内田也哉子さんと知り合う。
1993年10月 本木氏、自身の写真集に『納棺夫日記』からの引用許諾をもらうため、青木氏にコンタクト
1993年12月 本木氏 『天空静座 - HILL HEAVEN』上梓
1995年5月 本木氏、内田也哉子さんと結婚
2005年頃? 映画『おくりびと』企画、産声をあげる
2008年9月 『おくりびと』ロードショー公開
2009年2月 アカデミー賞「外国語映画賞」受賞

抜けているところを徐々にでも埋めていきたい。

■ 「おくりびと」関連記事

February 25, 2009
Roots Of "Okuribito [Departures]" : Aoki Shinmon's Book
【青木新門氏の『納棺夫日記』は『おくりびと』の原点本】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002841.html

February 24, 2009
Real Departures For Soul: Motoki's Soul Searchin Journey To India
【ソウルの真の出発】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002840.html

ENT>AWARD>ACADEMY


投稿者 吉岡正晴 : 03:51 PM | コメント (0)

February 25, 2009

Roots Of "Okuribito [Departures]" : Aoki Shinmon's Book

【青木新門氏の『納棺夫日記』は『おくりびと』の原点本】

原点本。

昨日付け本ブログでアカデミー賞「外国語映画部門」を獲得した日本映画『おくりびと』とそのアイデアの元になった『納棺夫日記』について書いた。さっそく複数の方からこれに関してメールをいただいた。どちらの方も青木さんと間接的に接点がある方たちで媒体には出ていない内容を知らせてくださった。ありがとうございます。

さらに、その後も、さまざまな媒体で青木さん自身がコメントをだされたりしている。そうした情報を読むと、昨日速攻で書いた文章『Real Departures For Soul: Motoki's Soul Searchin Journey To India~ソウルの真の出発』は、もう一度改めて書き直さなければならない。(近いうちにやります)

僕や多くの人が持っている一番の疑問。それはなぜ青木さんの『納棺夫日記』はオフィシャルな原作本となっていないのか。一番端的な理由は、2009年2月24日付け毎日新聞の次の記事に明らかになっている。

毎日新聞2009年2月24日付け朝刊
http://mainichi.jp/enta/cinema/archive/news/2009/02/24/20090224ddm041200157000c.html

~しかし、封切り直前、「原作者」とされることは拒んだ。一番描いてほしかった「『おくりびと』が(死者を)どこに送るのか」が描かれていなかったからだ。~

当初、映画化したいと本木さんが青木さんに言ったときには、「これは映画化できる話ではない」と断ったという。しかし、それでも本木さんは諦めずに、青木さんのところに足を運んだり、手紙を書いたりした。最初の脚本を見たときはやはり青木さんにとっては不本意で、映画化の話は一度振り出しに戻った。しかし、本木さんは諦めずに、タイトルも変え、脚本も書き直して持っていった。すると、その熱意に負けたのか青木さんから、原作と青木さんの名前を出さないという条件なら映画化してもいいという言葉をもらったという。


書き出し。

書き出しは、全ての出発点。文章で一番重要だ。僕は小学校の国語の先生(藤本先生)にそう習った。そして、『納棺夫日記』の書き出しは、実に見事だ。

「今朝、立山に雪が来た。
全身に殺気にも似た冷気が走る。~」(『納棺夫日記』青木新門・著)

映画の舞台、ロケはさまざまな事情があったのだろう。山形県庄内市になる。青木さんは、富山に大変こだわりのある方だった。この冒頭の一文からして、映画の舞台が立山でなくては、原作者としては譲れないだろう。

また、青木さんは「納棺夫」という言葉にこだわりがあったようだ。映画では「納棺師」とされている。これは、最近では女性でもこの仕事をするために、業界的には、「納棺師」という言い方が一般的らしい。だが、この物語は「納棺夫」の物語だ。

納棺の仕事は宗教性と無縁ではなく、そのあたりが省かれている点も気になったらしい。とはいうものの、映画は映画としてエンタテインメントにしなければならないので、そのあたりのさじ加減は実にむずかしい。

2月24日日本テレビ系『みやねや』(午後2時~)で青木さん本人がインタヴューに答えられていた。それによると、本木さんが映画がほぼできて「やはり、原作として名前をいれさせてください」と懇願しにきた。食事処で本木さんは出されたものに箸もつけず、1時間半ずっと正座したまま、懇願し続けたという。青木さんはその真摯な姿勢に打たれたが、『納棺夫日記』は『納棺夫日記』、『おくりびと』は『おくりびと』でいいではありませんか、と言ったという。

僕はこの話を聞いて、どちらも立派だと感動した。青木さんは青木さんで筋を通し、この本を映画化することを許可した。そして本木さんは本木さんで、最後の最後まで原作クレジットをいれることにこだわった。だが、こうして原作クレジットは入らずとも、本木さんがこの本についてあちこちで話したことで、この映画の原点がここにあるということが明らかにされ、これは十分に恩返し(クレジットを与えている)しているように思える。しかも、アカデミーという超ど級の御礼がついた。

青木さんは原作本としては名前を貸さなかったが、ふたりの関係はひじょうに良好で、青木さんは本木さんに大変好印象を持っている。『~それでも先月末、本木さんからノミネートの知らせを受けた時は、素直に「おめでとう。蛆(うじ)の光はオスカーの黄金の光とつながっています」と伝えた。~』(上記・毎日新聞・記事)

『納棺夫日記』はほとんど自費出版に近いもので、初版は500部(毎日新聞の記事では2500部)とかなりの少部数だったそうだ。しかし、そんな本を、本木さんは一体どこでどのようにして手に入れたのだろう。新たな疑問が浮かびあがった。

「映画と本は別物だ」と青木さんは言う。まったくその通りだと思う。しかし、僕は、これについて映画の原作本ではなく、新たな呼称を授けたい。『納棺夫日記』は、『おくりびと』の「原点本」だ、と。映画と書籍の新しいいい関係だと思う。

■ 参考記事

なんと糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」で昨年、『おくりびと』についての糸井氏、学者の中沢新一氏、本木さんの3人の深い対談がでていました。よくわかる読み応えある対談です。
http://www.1101.com/okuribito/index.html

February 24, 2009
Real Departures For Soul: Motoki's Soul Searchin Journey To India
【ソウルの真の出発】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002840.html

++

ちなみに、「納棺夫」という言葉に英語の定訳はないようだが、Coffin's ManとかCasket Manあたりでいいのだろうか。

ENT>AWARDS>Oscar>81st, Winners
ENT>MOVIES>Okuribito, Departures


投稿者 吉岡正晴 : 05:54 AM | コメント (0)

February 24, 2009

Real Departures For Soul: Motoki's Soul Searchin Journey To India

【ソウルの真の出発】

出発。

第81回アカデミー賞・外国語映画部門で日本の映画『おくりびと(英語タイトルDepartures)』が受賞した。今回これを機にいろいろ調べたら、なかなか興味深かったので、簡単にまとめてみたい。

+++

インド。

1993年、俳優本木雅弘(1965年12月21日生まれ)は『メメントモリ(ラテン語/死を想え)』(藤原新也・著=情報センター出版局刊)などの影響もあり、プライヴェートでインドに旅行した。悠久のガンジス川で彼が見たものは、そこをゆったりと流れる遺体だった。その横で日常を送る人々、生と死の共存を垣間見る。そのとき、彼は死生観というもので大きなカルチャー・ショックを受けた。日本に帰り彼はそうしたものについての書籍をむさぼるように読み出す。上野正彦氏の「死体は語る」や、熊田紺也氏の「死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い」などだった。そんな中に、富山県の一地方出版社から発売された『納棺夫日記』(青木新門・著=桂書房、1993年)があった。

本木はこれを読んで感銘。本木は言う。「その本で納棺師という仕事を知りまして、そのときに、見知らぬ男が見知らぬご遺体を前にふき清め、仏着を着せて棺に納めるという一連の作業が職業として存在するということに大変衝撃を受けました。そしてそれがとてもミステリアスである種エロチックで、何だかとても映画的だと感じたことを覚えています」(シネマトゥデイのインタヴュー・文・平野敦子)

シネマトゥデイ・本木雅弘インタヴュー↓
http://cinematoday.jp/page/A0001898

本木はこのインドの旅を一冊の作品にまとめようと、写真と文で作品を作る。その中で彼は、『納棺夫日記』で感銘を受けた文章を引用したく、著者の青木氏(1937年生まれ)に連絡をいれる。青木氏は快諾、彼が引用した文章は「蛆(うじ)も命なのだ。そう思うと蛆(うじ)たちが光って見えた」というものだった。インド・ベナレスのガンジス川岸辺で送り火を手にした上半身裸の本木の写真の横にこの一文をいれた。

青木氏の著作『納棺夫日記』は、死去した遺体を洗い清め、納棺することを仕事にする納棺夫を描いたもので、これは青木氏本人の自伝的著作でもあった。彼が引用するほど感銘を受けたのはこのシーンだ。

「目の錯覚のせいか、少し盛り上がった布団が動いたような気がした。それよりも、部屋の中に豆をばらまいたように見える白いものが気になった。
よく見ると、蛆(うじ)だと分かった。蛆が布団の中から出てきて、部屋中に広がり、廊下まで這い出している。─(略)─
お棺を置き、布団をはぐった瞬間、一瞬ぞっとした。後ろにいた警察官は顔をそむけ後退りし、箒(ほうき)を届けに来た男などは、家の外まで飛び出していった。
無数の蛆が肋骨の中で波打つように蠢いていたのである。
蛆を掃き集めているうちに、一匹一匹の蛆が鮮明に見えてきた。そして、蛆たちが捕まるまいと必死に逃げているのに気づいた。柱をよじ登って逃げようとしているのまでいる。 
蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた。」
(青木新門・著『納棺夫日記 増補改訂版』=文藝春秋、1996年)

本木の写真集は『天空静座 - HILL HEAVEN』として、1993年12月に発売される。MARCのデータベースによると、この本は「暗黒の"死"が\"幸福\"の頂点となる。生と死が1つに溶け合う。巨大で不可解なインドの風土の写真、文学の一文、詩、フィルム・メモワール、寄稿、投稿などが混然となって伝える、\"天国"のかたち」ということだ。インドで受けた強烈な死生観を余すことなく彼は写真集と文で表現した。彼はこのインドの旅、そして、この『納棺夫日記』以来、これを映画化したいと漠然と思うようになる。僕は本木がこのインドの旅、そして、こうした本を読むことによって相当深いソウル・サーチンをしたと思う。

この経緯について、青木氏は本人のホームページでも触れている。

青木氏ウェッブ↓
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shinmon/news.htm

『納棺夫日記』は、地方発信の書籍として評判を呼び、その約3年後、文芸春秋社から1996年7月発売。さらにベストセラーとなった。

熱望。

本木は、依然この物語を映画化したいと熱望し続けた。しかし題材が地味であることなどからなかなかゴー・サインはでなかった。さまざまな紆余曲折を経て、2005年頃、制作準備が始まった。インドへの旅からすでに12年の歳月が流れていた。

監督に滝田洋二郎(1955年12月4日生まれ)氏、脚本に売れっ子放送作家小山薫堂(1964年6月23日生まれ)氏などがあたり、さらに広告代理店、放送局などが集まった製作委員会が結成され、映画製作が始まった。当初は原作が『納棺夫日記』になる雰囲気だったが、映画の脚本の第一稿を読んだ青木氏がどうやら自分の本のイメージと違うということ、また青木氏が住む富山ではなく、映画の舞台・ロケ地が山形県庄内市になることなどで、原作からは降りることになったらしい。このあたりの事情はさまざまなことがあるのだろう。推測でしかない。しかし、原作クレジットはなくとも、この映画を作るきっかっけとなった作品は『納棺夫日記』であることにはまちがいない。

映画は2008年夏までに完成し、9月に全国で公開された。映画は静かにヒット。すぐに第32回モントリオール世界映画祭でグランプリを獲得するなど、さまざまな賞を総なめにしていく。約半年で日本で250万人が映画を見たという。『納棺夫日記』とは別の映画脚本を元にした映画のノヴェライズという手法で『おくりびと』という本も出た。そして2009年2月20日、日本アカデミー賞10部門獲得。勢いがついていた。

そして、2009年2月22日(現地時間)。ロス・アンジェルス・コダック・シアター。「外国語映画賞」発表。日本時間23日午後1時07分。プレゼンターが封を切って、言う。「オスカー・ゴーズ・トゥー…。…デパーチャーズ! ジャパン!」

本木雅弘、広末涼子らと壇上に上がった滝田監督は喜びをかみしめながらカタカナ英語で挨拶した。「Thank you to all the Academy. Thank you to everybody who help this film. I am very happy. Thank you. I am here because of film. This is a new departure for me. I will, we will be back, ... I hope. Thank you, arigatou!」

授賞式はその後も今年のハイライト「スラムドッグ&ミリオネア」の大量受賞とともに進んでいった。ライヴ・ショーの最後、「ベスト・ピクチャー(最優秀映画)」の発表となった。5本のノミネートから選ばれたのは、この日8部門目の獲得となった圧勝の「スラムドッグ」だった。

この映画もまたインドを舞台にした作品だった。ステージには多くのインド人出演者も上がった。「スラムドッグ」に「おくりびと」。どちらも言ってみればインドにルーツを持つ作品だ。「おくりびと」のすべては本木雅弘のインドへの旅から始まり、これを何が何でも映画化したいという強い彼の気持ちがすべてを動かした。そうして、インドにおけるソウル・サーチンが生み出したまったく別の2本の映画に、同じ日、同じ場所で、同じ瞬間、世界が見つめる中、世界の栄光と映画の神様が微笑んだ。ソウルを知っている人たちは素晴らしい。

■ 第81回オスカー・アカデミー賞
February 23, 2009
OSCAR, 81st Academy Awards Final: New Departure For Japanese Film
http://blog.soulsearchin.com/archives/002839.html

■ おくりびと[DVD] はやくも2009年3月18日発売

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■ 定本『納棺夫日記』

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■ その文庫版

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■ おくりびと(映画のノヴェライズ版)

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ENT>AWARDS>Oscar>81st, Winners


投稿者 吉岡正晴 : 02:40 AM | コメント (0)

February 23, 2009

OSCAR, 81st Academy Awards Final: New Departure For Japanese Film

【第81回アカデミー賞~「おくりびと」「つみきのいえ」受賞~日本映画に新たな出発】

日本。

アメリカ映画業界最大のイヴェント、アカデミー賞の授賞式が2009年2月22日(日=東部時間午後8時=日本時間2月23日月曜午前10時)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われた。日本からの映画「おくりびと」が、外国語映画賞を、短編アニメ賞で「つみきのいえ」が堂々と獲得した。「つみきのいえ」の加藤久仁生監督は、「サンキュー・マイ・ペンシル、どうもありがとうミスター・ロボット」などと挨拶。さらに「おくりびと(デパーチャー)」を受賞した滝田洋二郎監督は壇上で「サンキュー・トゥ・オール・ジ・アカデミー。サンキュー・トゥ・エヴリバディー・フー・ヘルプ・ディス・フィルム。アイ・アム・ヴェリー・ヴェリー・ハッピー。サンキュー。アイ・アム・ヒア・ビコーズ・オブ・フィルム。ディス・イズ・ア・ニュー・デパーチャー・フォー・ミー。アイ・ウィル、ウイ・ウィル・ビー・バック、アイ・ホープ、サンキュー、ありがとう」と英語で挨拶した。

日本映画はこれまでに1956年に正式に「外国語映画賞」が設立されてから12本ノミネートされ初の獲得となった。なお正式な「外国語映画賞」以前に、同様の賞として「名誉外国語映画賞」があり、1951年度「羅生門」(黒澤明監督)、1954年度「地獄門」(衣笠貞之助監督)、1955年度「宮本武蔵」(稲垣浩監督)が獲得しているので、53年ぶり、4本目ということになる。また外国語映画賞では、日本映画ではないが1975年度ソ連映画「デルス・ウザーラ」で黒澤明監督が獲得している。これはまさに日本映画の快挙だ。(日本映画関係は、下記資料参照)

今年は、「ベンジャミン・バトン」と「スラムドッグ」の一騎打ちの様相を呈していた。ソウル・サーチャーは、9部門10ノミネートの「スラム」が「ベスト・ピクチャー」など計7部門獲得を予想したが、8部門を獲得。「スラム」が受賞を逃したのは「サウンド・エディティング(音響賞)」の部門のみ。13部門でノミネートの「ベンジャミン」が「アート・ディレクション」など4部門を予想したが、3部門を獲得した。「ベンジャミン」は有力視された「コステューム(衣装)部門」を「ある公爵夫人の生涯(ダッチェス)」に奪われた。

主演男優賞は、ショーン・ペンが5度目のノミネートで「ミスティック・リヴァー」(2003年)で同賞を受賞して以来、同賞2度目の受賞。本命ミッキー・ロークを破っての受賞。助演女優賞は、ペネロペ・クルースが2006年に「主演女優」でノミネートされており、2度目のノミネートで見事受賞。主演女優はケイト・ウィンストレットが6度目のノミネートで初受賞。「監督」「作品」は予想通り「スラム」になった。

予想24部門で本命が17部門的中、対抗で5部門、はずれが2部門。9割1分7厘。はずれたのは、「サウンド・ミキシング」が「スラムドッグ」を、「ドキュメンタリー・ショート」で「スマイル・ピンキ」が獲得したところ。かなりいい成績だった。

全24部門の各受賞者は次の通り。

オスカー予想は今年で5年目。過去の的中率は次の通り。

第81回 2008年度 予想24部門 本命的中17 対抗5 .917
第80回 2007年度 予想24部門 本命的中13 対抗4 .708
第79回 2006年度 予想24部門 本命13 対抗8 .875
第78回 2005年度 予想10部門 本命7 対抗2 .900
第77回 2004年度 予想10部門 本命7 対抗3 1.000

アカデミーのオフィシャル・ウェッブ
http://www.oscar.com/

中継をするWOWOWのサイト
http://www.wowow.co.jp/extra/academy2009/nomination/list.html

■第81回オスカー・アカデミー賞 結果

01. ACTOR, LEADING

Richard Jenkins in “The Visitor”
Frank Langella in “Frost/Nixon”
勝者 対抗Sean Penn in “Milk”
Brad Pitt in “The Curious Case of Benjamin Button”
本命Mickey Rourke in “The Wrestler”

02. BEST PICTURE

対抗“The Curious Case of Benjamin Button”
“Frost/Nixon”
“Milk”
“The Reader”
勝者 本命“Slumdog Millionaire”

03. ACTOR, SUPPORTING

Josh Brolin in “Milk”
Robert Downey Jr. in “Tropic Thunder”
Philip Seymour Hoffman in “Doubt”
勝者 本命 Heath Ledger in “The Dark Knight”
対抗 Michael Shannon in“Revolutionary Road”

04. SHORT FILM, ANIMATED

勝者 対抗“La Maison en Petits Cubes” 「つみきのいえ」
“Lavatory - Lovestory”
“Oktapodi”
本命“Presto” 「マジシャン・プレスト」
+“This Way Up” 

05. ACTRESS, LEADING

+ Anne Hathaway in“Rachel Getting Married”
Angelina Jolie in “Changeling”
Melissa Leo in “Frozen River”
対抗 Meryl Streep in “Doubt”
勝者 本命 Kate Winslet in “The Reader”

06. SHORT FILM, LIVE ACTION

“Auf der Strecke (On the Line)”
“Manon on the Asphalt”
本命“New Boy”
“The Pig”
勝者 対抗“Spielzeugland (Toyland)”

07. ACTRESS, SUPPORTING

Amy Adams in “Doubt”
勝者 本命 Penélope Cruz in“Vicky Cristina Barcelona”
+Viola Davis in “Doubt”
対抗 Taraji P. Henson in “The Curious Caseof Benjamin Button”
Marisa Tomei in “The Wrestler”

08. SOUND EDITING

勝者 本命“The Dark Knight”
“Iron Man”
“Slumdog Millionaire”
対抗 “WALL-E”
“Wanted”

09. ANIMATED FEATURE

“Bolt”
対抗 “Kung-Fu Panda”
勝者 本命 “WALL-E”

10. SOUND MIXING

“The Curious Case of Benjamin Button”
本命“The Dark Knight”
勝者 “Slumdog Millionaire”
対抗 “WALL-E”
“Wanted”

11. ART DIRECTION

“Changeling”
勝者 本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“The Duchess”
“Revolutionary Road”

12. VISUAL EFFECTS

勝者 本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Iron Man”

13. CINEMATOGRAPHY

“Changeling”
“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗 “The Dark Knight”
“The Reader”
勝者 本命“Slumdog Millionaire”

14. SCREENPLAY, ADAPTED

対抗 “The Curious Case of Benjamin Button”
“Doubt”
“Frost/Nixon”
“The Reader”
勝者 本命 “Slumdog Millionaire”

15. COSTUME DESIGN

“Australia”
本命“The Curious Case of Benjamin Button”
勝者 対抗“The Duchess”
“Milk”
“Revolutionary Road”

16. SCREENPLAY, ORIGINAL

“Frozen River”
“Happy-Go-Lucky”
“In Bruges”
勝者 本命“Milk”
対抗“WALL-E”

17. DIRECTING

対抗“The Curious Case of Benjamin Button”
“Frost/Nixon”
“Milk”
“The Reader”
勝者 本命 “Slumdog Millionaire”

18. DOCUMENTARY FEATURE

“The Betrayal (Nerakhoon)”
対抗“Encounters at the End of the World”
“The Garden”
勝者 本命“Man on Wire”
+“Trouble the Water”

19. DOCUMENTARY SHORT

本命“The Conscience of Nhem En”
“The Final Inch”
勝者 “Smile Pinki”
対抗“The Witness - From the Balcony of Room 306”

20. FILM EDITING

“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Frost/Nixon”
“Milk”
勝者 本命“Slumdog Millionaire”

21. FOREIGN LANGUAGE FILM

“The Baader Meinhof Complex” (ドイツ)
+“The Class” (フランス)
勝者 対抗“Departures" 「おくりびと」(日本)日本「「おくりびと」 日本
“Revanche”(オーストリア)
本命“Waltz with Bashir” 「戦場でワルツを」(イスラエル)

22. MAKEUP

勝者 本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Hellboy II: The Golden Army”

23. ORIGINAL SCORE

“The Curious Case of Benjamin Button”
“Defiance”
“Milk”
勝者 本命“Slumdog Millionaire”
対抗“WALL-E”

24. ORIGINAL SONG

対抗“Down to Earth” from “WALL-E”
勝者 本命“Jai Ho” from “Slumdog Millionaire”
“O Saya” from “Slumdog Millionaire”

+++

(資料)

過去の主な日本関係のアカデミー賞

年度

1951 名誉賞(最優秀外国語映画)=「羅生門」(黒澤明監督)
1954 同=「地獄門」(衣笠貞之助監督)
1954 衣装デザイン賞=和田三造「地獄門」
1955 名誉賞(最優秀外国語映画)=「宮本武蔵」(稲垣浩監督)
1957 助演女優賞=ナンシー梅木「サヨナラ」
1975 外国語映画賞=「デルス・ウザーラ」(黒澤明監督のソ連映画)
1977長編ドキュメンタリー映画賞=「愛のファミリー」(日本、アメリカの合作)
1985 衣装デザイン賞=ワダ・エミ「乱」
1987 音楽(作曲)賞=坂本龍一「ラストエンペラー」
1989 名誉賞=黒澤明
1992 衣装デザイン賞=石岡瑛子「ドラキュラ」
1998 ドキュメンタリー短編賞=「ザ・パーソナルズ--たそがれのロマンス」(伊比恵子監督)
1999 短編アニメーション賞=「老人と海」(日本、ロシア、カナダ合作)
2002 長編アニメーション賞=「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)
2008 短編アニメーション賞=「つみきのいえ」(加藤久仁生監督)
2008 外国語映画賞=「おくりびと」(滝田洋二郎監督)

外国語映画賞 日本映画ノミネート

ACADEMY AWARDS HISTORY
This is the twelfth Academy Award nomination for Japan. Previous nominations were:

THE TWILIGHT SAMURAI (2003) -- Nominee, Foreign Language Film
MUDDY RIVER (1981) -- Nominee, Foreign Language Film
KAGEMUSHA (THE SHADOW WARRIOR) (1980) -- Nominee, Foreign Language Film
SANDAKAN NO. 8 (1975) -- Nominee, Foreign Language Film
DODES'KA-DEN (1971) -- Nominee, Foreign Language Film
PORTRAIT OF CHIEKO (1967) -- Nominee, Foreign Language Film
KWAIDAN (1965) -- Nominee, Foreign Language Film
WOMAN IN THE DUNES (1964) -- Nominee, Foreign Language Film
TWIN SISTERS OF KYOTO (1963) -- Nominee, Foreign Language Film
IMMORTAL LOVE (1961) -- Nominee, Foreign Language Film
HARP OF BURMA (1956) -- Nominee, Foreign Language Film

Additionally, Japan received three Special/Honorary Awards prior to the establishment of Foreign Language Film as a regular category in 1956:

SAMURAI, THE LEGEND OF MUSASHI (1955) -- Honorary Foreign Language Film Award
GATE OF HELL (1954) -- Honorary Foreign Language Film Award
RASHOMON (1951) -- Honorary Foreign Language Film Award

ENT>AWARDS>Oscar>81st, Winners

投稿者 吉岡正晴 : 02:48 PM | コメント (0)

Street Cafe Closed Its Door

【三茶ストリート・カフェ・クローズ】

閉店。

三軒茶屋のソウル・バー、ストリート・カフェが店主の事情のために一時休店する。2月22日、閉店イヴェントとしてワンダラーズのメンバーらがライヴを行った。店主長野さんは、この日もワンダラーズのメンバーとして、のりのいいベースを聞かせた。「ミッキーズ・モンキー」「アイ・リアリー・ガット・ア・ホールド・オン・ミー」「ハウ・スゥイート・イット・イズ」「トライ・ア・リトル・テンダーネス」「ユール・ネヴァー・ファインド・アナザー・ラヴ・ライク・マイン」「ブルーズ・アドリブ曲」「ホワット・ダズ・イット・テイク」「シャウト」「夜汽車よジョージアへ」などを思う存分歌った。

バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボード、サックスに4人のヴォーカル。大所帯だ。途中、長野さんの一人娘ミーが3ヶ月前に生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて、挨拶。やんやの喝采を浴びた。ミーにベイビーが生まれたということは、長野さん夫妻は、そうだ、もうおじいちゃん、おばあちゃん、なのだ。こんなに若くて。ミーとだんなさんのかずやさんがステージにひっぱりだされ、MCから「かずやクンはミーになんてプロポーズしたの?」と聞かれると、ミーが「されてないよ」と答え、大爆笑。すると、彼がおどおどしつつ「いや、したと思いますけど…」。ミーは20になったばかりだが、生まれたときは、19歳。いやあ、アムロちゃんより早く子供生まれたらしい。

長野さんは、「また、しばらくしたら、このあたりでやりますんで、そのときはよろしく」と挨拶した。しかし、ワンダラーズ、MC、おもしろすぎ。(笑)みんなファミリーって感じでいいですねえ。僕も途中でいじられ、一言挨拶。わけわからず、思わず「おめでとうございます」と言ってしまったが、よく考えると、これは閉店パーティーだった。(笑) するとどこからともなく、「翻訳、終わったんですかあ?」 振り返ると毎度おなじみ、ツナさんであった。

■ 過去記事

February 13, 2009
Soul Bar "Street Cafe" Will Be Closing On Feb 22nd For Temporary
http://blog.soulsearchin.com/archives/002828.html

April 11, 2008
Soul Bar “Street Cafe” Will Be Open April 14
【ソウル・バー『ストリート・カフェ』三茶へ移転しオープン】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_11.html

April 12, 2008
James Fujiki & Friends @ Street Café
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_12.html

ストリート・カフェに訪れたマーチンこと鈴木雅之さん
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/streetcafe20020327.html

■ストリート・カフェ・オフィシャル・ウェッブ
http://stcafe.soul-star.net/

SOUL BARS>Street Cafe


投稿者 吉岡正晴 : 12:29 AM | コメント (0)

February 22, 2009

Marvin Gaye's Biography "Divided Soul" Will Be Out On April

【マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』4月17日発売】

予告。

マーヴィン・ゲイの自伝の翻訳はかなり大詰め。残り50ページ(本文・全340ページ)の第一訳を残しつつ、頭の1ページ目から見直し作業をして、カンパケにする作業へ。じっくり翻訳文を手直しするのだが、これが意外に時間がかかる。だいたいできていたと思っても、時間を空けると思わぬ解釈違いを発見したり、最初の訳だとかなり直訳調であまり読みやすい日本語ではなかったり、ということが多々発見される。そういうのを読みやすい日本語に直すのだが、手間隙かかる。

編集者から2009年4月17日発売予定でのスケジュールをもらい、これに沿ってがんばりましょう、と尻を叩かれた。ということで最終コーナーに入ったかに見える翻訳作業だが、最後の最後まで息は抜けない。

それにしても、マーヴィン・ゲイという人物は、なんでこんなに繊細で、もろくて、そしてプライドが高いのか。多重人格で、さまざまな顔を持ち、性と聖が同一人物の中に存在する。生まれたときから存在した父親との確執。父との確執によってマーヴィンのソウルは引き裂かれた。引き裂かれたソウルが生み出す過酷なソウルフル・ライフ。これが生涯続き、最後の予期せぬエンディングに。

本書が英語以外の言語で刊行されるのは、日本が初めて。世界初翻訳版だ。しかもマーヴィン本人と約5年弱にわたり密着取材を敢行して、さらに彼の家族など多数の関係者を取材したマーヴィンの本はこの世にこれしかない。彼の言葉が文字の中に生き、そしてメロディーとして飛び出してくるマーヴィン・ゲイ・バイオグラフィーの決定版。

そんなこんなで、次のような告知が出た。

http://diskunion.net/black/ct/detail/50B090217701

マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル / デイヴィッド・リッツ 著/吉岡正晴 訳
ブルースインターアクションズ / JPN / BOOK / 86020318 / 2009年04月17日 / 2,940円(税込)
2009年4月17日発売 デイヴィッド・リッツ著/吉岡正晴訳 四六版 350頁

世界初翻訳!

読めば映画化したくなる!音楽ファン待望の傑作バイオグラフィー!

モータウン50周年記念出版!激動のアメリカに、癒しを与えたNo.1ソウルシンガーの壮絶な人生。マーヴィンとの親交の厚い著者(「セクシュアル・ヒーリング」作詞)だから描けた真実の姿。ナット・キング・コールのようなバラード・シンガーになりたかったマーヴィンの失意とは?「ホワッツ・ゴーイング・オン」がどう生まれ、「レッツ・ゲット・イット・オン」がどうできたか?実父に射殺されるという衝撃的な死の真相とは?ソウルファンのみならず全音楽ファン必読の書。

BOOK>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 04:51 AM | コメント (0)

February 21, 2009

About Haruki Murakami's Speech For Jerusalem Award

【村上春樹氏の「エルサレム賞」受賞について】

インパクト。

村上春樹氏の「エルサレム賞」受賞については、さまざまな意見が出ている。まさに賛否両論だ。僕は、彼がイスラエルに行って、このスピーチをしたことが最大のインパクトを持ったと思う。彼にしてみれば、「エルサレム賞」など受賞しようが、辞退しようが彼の作家生命においてたいして関係ないだろう。受賞したからイスラエルをエンドース(支持)したと取る人は取るし、取らない人は取らない。別にただの賞のひとつ(just another award)にすぎないのだから。賞自体にはそれほどの意味はない。経歴にそれが一行加わる程度のことだ。

それよりも、彼が何かメッセージを発信しようと思ったとき、「辞退して東京の海外特派員クラブで記者会見して英語でスピーチをする」のと、「イスラエルに行き、国の元首の前でスピーチをする」のとどちらがインパクトがあるか考えれば、当然後者のほうが圧倒的にあるに決まっている。

だから村上氏のイスラエルへ行ってスピーチをしたということが一番重要なのだ。極端な話し、「なんとか賞」を受賞したかどうかなどどうでもよろしい。

影響力のある人物が、何がしかのメッセージを発信したいときに、あるいは、発信せざるを得ないときに、どこで、どのようなタイミングで、どのような環境で発信するかは、大変重要だ。この場合、彼のさまざまな選択肢の中で僕は完璧だったと思う。

そしてこのスピーチだ。イントロもよければ、中のちょっといい話の入れ方も実にうまい。職人・匠、文章のプロフェッショナルならではのものだ。「壁と卵」の隠喩もうまい。読む者に大幅なスペースを与えている。考える余地がたくさんあるのだ。隠喩について、その解釈のひとつも披露する。そして、パレスチナでもイスラエルの立場にも立たない。

村上氏は、このスピーチの中で「soul」という単語を7回使った。人間の魂、心の奥深くにあるソウル、本質、感情、精神の深み…。「我々はお互いのソウルをひとつにしなければならない。我々にはみな生きたソウルがある。だが、システム(壁)にはソウルはない…」 彼もきっと「ソウル」の意味を深く知っていて、たくさんのソウル・サーチンをして、イスラエルに足を運んだのだと思う。ソウルを知っている人は素晴らしい。

■【村上春樹氏「エルサレム賞」スピーチ全文】

February 20, 2009
Murakami Haruki's " Always On The Side Of Egg " or Simply "Egg & Wall" (Full Text): Speech At Jerusalem Award
http://blog.soulsearchin.com/archives/002835.html

SPEECH>Murakami, Haruki


投稿者 吉岡正晴 : 04:51 AM | コメント (0)

February 20, 2009

Murakami Haruki's " Always On The Side Of Egg " or Simply "Egg & Wall" (Full Text): Speech At Jerusalem Award

【村上春樹氏「エルサレム賞」スピーチ全文】

全文。

2009年2月15日イスラエルで行われた「エルサレム賞」受賞の席での村上春樹氏のスピーチ、おとといの本ブログでも『村上春樹著』の英文原稿をご紹介した。その後の報道などで、これは村上氏本人のスピーチ用草稿ということで、これを元に当日ご本人がスピーチをしたことが判明した。その場でいくつか文言を変えたり、アドリブで付け加えたようだ。その現場にいた共同通信エルサレム支局の長谷川健司特派員(支局長)がこの草稿原稿を元にスピーチの録音で確認し、当日の講演原稿を英文でアップしたという。ぜひご紹介したい。

英語全文・翻訳全文のオリジナル・サイト↓
http://www.47news.jp/47topics/e/93880.php

【英語全文】村上春樹氏「エルサレム賞」授賞式講演全文


“Jerusalem Prize” Remarks:
Always On The Side Of Egg

By Haruki Murakami

Good evening. I have come to Jerusalem today as a novelist, which is to say as a professional spinner of lies.

Of course, novelists are not the only ones who tell lies. Politicians do it, too, as we all know. Diplomats and generals tell their own kinds of lies on occasion, as do used car salesmen, butchers and builders. The lies of novelists differ from others, however, in that no one criticizes the novelist as immoral for telling lies. Indeed, the bigger and better his lies and the more ingeniously he creates them, the more he is likely to be praised by the public and the critics. Why should that be?

My answer would be this: namely, that by telling skilful lies--which is to say, by making up fictions that appear to be true--the novelist can bring a truth out to a new place and shine a new light on it. In most cases, it is virtually impossible to grasp a truth in its original form and depict it accurately. This is why we try to grab its tail by luring the truth from its hiding place, transferring it to a fictional location, and replacing it with a fictional form. In order to accomplish this, however, we first have to clarify where the truth-lies within us, within ourselves. This is an important qualification for making up good lies.

Today, however, I have no intention of lying. I will try to be as honest as I can. There are only a few days in the year when I do not engage in telling lies, and today happens to be one of them.

So let me tell you the truth. In Japan a fair number of people advised me not to come here to accept the Jerusalem Prize. Some even warned me they would instigate a boycott of my books if I came. The reason for this, of course, was the fierce fighting that was raging in Gaza. The U.N. reported that more than a thousand people had lost their lives in the blockaded city of Gaza, many of them unarmed citizens--children and old people.

Any number of times after receiving notice of the award, I asked myself whether traveling to Israel at a time like this and accepting a literary prize was the proper thing to do, whether this would create the impression that I supported one side in the conflict, that I endorsed the policies of a nation that chose to unleash its overwhelming military power. Neither, of course, do I wish to see my books subjected to a boycott.

Finally, however, after careful consideration, I made up my mind to come here. One reason for my decision was that all too many people advised me not to do it. Perhaps, like many other novelists, I tend to do the exact opposite of what I am told. If people are telling me-- and especially if they are warning me-- “Don’t go there,” “Don’t do that,” I tend to want to “go there” and “do that”. It’s in my nature, you might say, as a novelist. Novelists are a special breed. They cannot genuinely trust anything they have not seen with their own eyes or touched with their own hands.

And that is why I am here. I chose to come here rather than stay away. I chose to see for myself rather than not to see. I chose to speak to you rather than to say nothing.

Please do allow me to deliver a message, one very personal message. It is something that I always keep in mind while I am writing fiction. I have never gone so far as to write it on a piece of paper and paste it to the wall: rather, it is carved into the wall of my mind, and it goes something like this:

“Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg.”

Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg. Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will do it. But if there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?

What is the meaning of this metaphor? In some cases, it is all too simple and clear. Bombers and tanks and rockets and white phosphorus shells are that high wall. The eggs are the unarmed civilians who are crushed and burned and shot by them. This is one meaning of the metaphor.

But this is not all. It carries a deeper meaning. Think of it this way. Each of us is, more or less, an egg. Each of us is a unique, irreplaceable soul enclosed in a fragile shell. This is true of me, and it is true of each of you. And each of us, to a greater or lesser degree, is confronting a high, solid wall. The wall has a name: it is “The System.” The System is supposed to protect us, but sometimes it takes on a life of its own, and then it begins to kill us and cause us to kill others--coldly, efficiently, systematically.

I have only one reason to write novels, and that is to bring the dignity of the individual soul to the surface and shine a light upon it. The purpose of a story is to sound an alarm, to keep a light trained on the System in order to prevent it from tangling our souls in its web and demeaning them. I truly believe it is the novelist’s job to keep trying to clarify the uniqueness of each individual soul by writing stories--stories of life and death, stories of love, stories that make people cry and quake with fear and shake with laughter. This is why we go on, day after day, concocting fictions with utter seriousness.

My father passed away last year at the age of ninety. He was a retired teacher and a part-time Buddhist priest. When he was in graduate school in Kyoto, he was drafted into the army and sent to fight in China. As a child born after the war, I used to see him every morning before breakfast offering up long, deeply-felt prayers at the small Buddhist altar in our house. One time I asked him why he did this, and he told me he was praying for the people who had died in the battlefield. He was praying for all the people who died, he said, both ally and enemy alike. Staring at his back as he knelt at the altar, I seemed to feel the shadow of death hovering around him.

My father died, and with him he took his memories, memories that I can never know. But the presence of death that lurked about him remains in my own memory. It is one of the few things I carry on from him, and one of the most important.

I have only one thing I hope to convey to you today. We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, and we are all fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong--and too cold. If we have any hope of victory at all, it will have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others’ souls and from our believing in the warmth we gain by joining souls together.

Take a moment to think about this. Each of us possesses a tangible, living soul. The System has no such thing. We must not allow the System to exploit us. We must not allow the System to take on a life of its own. The System did not make us: we made the System.

That is all I have to say to you.

I am grateful to have been awarded the Jerusalem Prize. I am grateful that my books are being read by people in many parts of the world. And I would like to express my gratitude to the readers in Israel. You are the biggest reason why I am here. And I hope we are sharing something, something very meaningful. And I am glad to have had the opportunity to speak to you here today. Thank you very much.

(1427 word)

【日本語全訳】村上春樹氏「エルサレム賞」授賞式講演全文


 こんばんは。わたしは今日、小説家として、つまり嘘を紡ぐプロという立場でエルサレムに来ました。

 もちろん、小説家だけが嘘をつくわけではありません。よく知られているように政治家も嘘をつきます。車のセールスマン、肉屋、大工のように、外交官や軍幹部らもそれぞれがそれぞれの嘘をつきます。しかし、小説家の嘘は他の人たちの嘘とは違います。小説家が嘘を言っても非道徳的と批判されることはありません。それどころか、その嘘が大きければ大きいほど、うまい嘘であればいっそう、一般市民や批評家からの称賛が大きくなります。なぜ、そうなのでしょうか?

 それに対する私の答えはこうです。すなわち、上手な嘘をつく、いってみれば、作り話を現実にすることによって、小説家は真実を暴き、新たな光でそれを照らすことができるのです。多くの場合、真実の本来の姿を把握し、正確に表現することは事実上不可能です。だからこそ、私たちは真実を隠れた場所からおびき出し、架空の場所へと運び、小説の形に置き換えるのです。しかしながら、これを成功させるには、私たちの中のどこに真実が存在するのかを明確にしなければなりません。このことは、よい嘘をでっち上げるのに必要な資質なのです。

 そうは言いながらも、今日は嘘をつくつもりはありません。できる限り正直になります。嘘をつかない日は年にほんのわずかしかないのですが、今日がちょうどその日に当たったようです。

 真実をお話しします。日本で、かなりの数の人たちから、エルサレム賞授賞式に出席しないように、と言われました。出席すれば、私の本の不買運動(ボイコット)を起こすと警告する人さえいました。これはもちろん、ガザ地区での激しい戦闘のためでした。国連の報告では、封鎖されたガザ市で1000人以上が命を落とし、彼らの大部分は非武装の市民、つまり子どもやお年寄りであったとのことです。

 受賞の知らせを受けた後、私は何度も自問自答しました。このような時期にイスラエルへ来て、文学賞を受けることが果たして正しい行為なのか、授賞式に出席することが戦闘している一方だけを支持しているという印象を与えないか、圧倒的な軍事力の行使を行った国家の政策を是認することにならないか、と。私はもちろん、このような印象を与えたくありません。私は戦争に反対ですし、どの国家も支持しません。もちろん、私の本がボイコットされるのも見たくはありません。

 しかしながら、慎重に考慮した結果、最終的に出席の判断をしました。この判断の理由の一つは、実に多くの人が行かないようにと私にアドバイスをしたことです。おそらく、他の多くの小説家と同じように、私は人に言われたことと正反対のことをする傾向があるのです。「行ってはいけない」「そんなことはやめなさい」と言われると、特に「警告」を受けると、そこに行きたくなるし、やってみたくなるのです。これは小説家としての私の「気質」かもしれません。小説家は特別な集団なのです。私たちは自分自身の目で見たことや、自分の手で触れたことしかすんなりとは信じないのです。

 というわけで、私はここにやって参りました。遠く離れているより、ここに来ることを選びました。自分自身を見つめないことより、見つめることを選びました。皆さんに何も話さないより、話すことを選んだのです。

 ここで、非常に個人的なメッセージをお話しすることをお許しください。それは小説を書いているときにいつも心に留めていることなのです。紙に書いて壁に貼ろうとまで思ったことはないのですが、私の心の壁に刻まれているものなのです。それはこういうことです。

 「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」ということです。

 そうなんです。その壁がいくら正しく、卵が正しくないとしても、私は卵サイドに立ちます。他の誰かが、何が正しく、正しくないかを決めることになるでしょう。おそらく時や歴史というものが。しかし、もしどのような理由であれ、壁側に立って作品を書く小説家がいたら、その作品にいかなる価値を見い出せるのでしょうか?

 この暗喩が何を意味するのでしょうか?いくつかの場合、それはあまりに単純で明白です。爆弾、戦車、ロケット弾、白リン弾は高い壁です。これらによって押しつぶされ、焼かれ、銃撃を受ける非武装の市民たちが卵です。これがこの暗喩の一つの解釈です。

 
 しかし、それだけではありません。もっと深い意味があります。こう考えてください。私たちは皆、多かれ少なかれ、卵なのです。私たちはそれぞれ、壊れやすい殻の中に入った個性的でかけがえのない心を持っているのです。わたしもそうですし、皆さんもそうなのです。そして、私たちは皆、程度の差こそあれ、高く、堅固な壁に直面しています。その壁の名前は「システム」です。「システム」は私たちを守る存在と思われていますが、時に自己増殖し、私たちを殺し、さらに私たちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させ始めるのです。

 私が小説を書く目的はただ一つです。個々の精神が持つ威厳さを表出し、それに光を当てることです。小説を書く目的は、「システム」の網の目に私たちの魂がからめ捕られ、傷つけられることを防ぐために、「システム」に対する警戒警報を鳴らし、注意を向けさせることです。私は、生死を扱った物語、愛の物語、人を泣かせ、怖がらせ、笑わせる物語などの小説を書くことで、個々の精神の個性を明確にすることが小説家の仕事であると心から信じています。というわけで、私たちは日々、本当に真剣に作り話を紡ぎ上げていくのです。

 私の父は昨年、90歳で亡くなりました。父は元教師で、時折、仏教の僧侶をしていました。京都の大学院生だったとき、軍に徴兵され、中国の戦場に送られました。戦後に生まれた私は、父が朝食前に毎日、長く深い仏教の祈りを捧げているのを見るのが日常でした。ある時、私は父になぜそういったことをするのかを尋ねました。父の答えは、戦場に散った人たちのために祈っているとのことでした。父は、敵であろうが味方であろうが区別なく、「すべて」の戦死者のために祈っているとのことでした。父が仏壇の前で正座している輝くような後ろ姿を見たとき、父の周りに死の影を感じたような気がしました。

 父は亡くなりました。父は私が決して知り得ない記憶も一緒に持っていってしまいました。しかし、父の周辺に潜んでいた死という存在が記憶に残っています。以上のことは父のことでわずかにお話しできることですが、最も重要なことの一つです。

 今日、皆さんにお話ししたいことは一つだけです。私たちは、国籍、人種を超越した人間であり、個々の存在なのです。「システム」と言われる堅固な壁に直面している壊れやすい卵なのです。どこからみても、勝ち目はみえてきません。壁はあまりに高く、強固で、冷たい存在です。もし、私たちに勝利への希望がみえることがあるとしたら、私たち自身や他者の独自性やかけがえのなさを、さらに魂を互いに交わらせることで得ることのできる温かみを強く信じることから生じるものでなければならないでしょう。

 このことを考えてみてください。私たちは皆、実際の、生きた精神を持っているのです。「システム」はそういったものではありません。「システム」がわれわれを食い物にすることを許してはいけません。「システム」に自己増殖を許してはなりません。「システム」が私たちをつくったのではなく、私たちが「組織」をつくったのです。

 これが、私がお話ししたいすべてです。

 「エルサレム賞」、本当にありがとうございました。私の本が世界の多くの国々で読まれていることはとてもうれしいことです。イスラエルの読者の方々にお礼申し上げます。私がここに来たもっとも大きな理由は皆さんの存在です。私たちが何か意義のあることを共有できたらと願っています。今日、ここでお話しする機会を与えてくださったことに感謝します。ありがとうございました。(仮訳=47NEWS編集部)

3261字

以上、

ENT>SPEECH>Murakami, Haruki


投稿者 吉岡正晴 : 01:19 AM | コメント (0)

February 19, 2009

OSCAR, 81st Academy Awards Predictions:

【アカデミー予想】

予想。

アメリカ映画業界最大のイヴェント、アカデミー賞の授賞式が来る2009年2月22日(日=東部時間午後8時=日本時間2月23日月曜午前10時)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われる。ソウル・サーチンの恒例アカデミー賞予想をお送りする。今年は、「ベンジャミン・バトン」と「スラムドッグ」の一騎打ちの様相を呈している。ソウル・サーチャーの予想では、9部門10ノミネートの「スラム」が「ベスト・ピクチャー」など計7部門、13部門でノミネートの「ベンジャミン」が「アート・ディレクション」など4部門を獲得するのではないかとみる。全24部門の各予想は次の通り。

オスカー予想は今年で5年目。過去の的中率は次の通り。

第81回 2008年度 予想24部門
第80回 2007年度 予想24部門 本命的中13 対抗4 .708
第79回 2006年度 予想24部門 本命13 対抗8 .875
第78回 2005年度 予想10部門 本命7 対抗2 .900
第77回 2004年度 予想10部門 本命7 対抗3 1.000

アカデミーのオフィシャル・ウェッブ
http://www.oscar.com/

中継をするWOWOWのサイト
http://www.wowow.co.jp/extra/academy2009/nomination/list.html

■第81回オスカー・アカデミー賞予想

01. ACTOR, LEADING

Richard Jenkins in “The Visitor”
Frank Langella in “Frost/Nixon”
対抗Sean Penn in “Milk”
Brad Pitt in “The Curious Case of Benjamin Button”
本命Mickey Rourke in “The Wrestler”

02. BEST PICTURE

対抗“The Curious Case of Benjamin Button”
“Frost/Nixon”
“Milk”
“The Reader”
本命“Slumdog Millionaire”

03. ACTOR, SUPPORTING

Josh Brolin in “Milk”
Robert Downey Jr. in “Tropic Thunder”
Philip Seymour Hoffman in “Doubt”
本命 Heath Ledger in “The Dark Knight”
対抗 Michael Shannon in“Revolutionary Road”

04. SHORT FILM, ANIMATED

対抗“La Maison en Petits Cubes” 「つみきのいえ」
“Lavatory - Lovestory”
“Oktapodi”
本命“Presto” 「マジシャン・プレスト」
+“This Way Up” 

05. ACTRESS, LEADING

+ Anne Hathaway in“Rachel Getting Married”
Angelina Jolie in “Changeling”
Melissa Leo in “Frozen River”
対抗 Meryl Streep in “Doubt”
本命 Kate Winslet in “The Reader”

06. SHORT FILM, LIVE ACTION

“Auf der Strecke (On the Line)”
“Manon on the Asphalt”
本命“New Boy”
“The Pig”
対抗“Spielzeugland (Toyland)”

07. ACTRESS, SUPPORTING

Amy Adams in “Doubt”
本命 Penélope Cruz in“Vicky Cristina Barcelona”
+Viola Davis in “Doubt”
対抗 Taraji P. Henson in “The Curious Caseof Benjamin Button”
Marisa Tomei in “The Wrestler”

08. SOUND EDITING

本命“The Dark Knight”
“Iron Man”
“Slumdog Millionaire”
対抗 “WALL-E”
“Wanted”

09. ANIMATED FEATURE

“Bolt”
対抗 “Kung-Fu Panda”
本命 “WALL-E”

10. SOUND MIXING

“The Curious Case of Benjamin Button”
本命“The Dark Knight”
“Slumdog Millionaire”
対抗 “WALL-E”
“Wanted”

11. ART DIRECTION

“Changeling”
本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“The Duchess”
“Revolutionary Road”

12. VISUAL EFFECTS

本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Iron Man”

13. CINEMATOGRAPHY

“Changeling”
“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗 “The Dark Knight”
“The Reader”
本命“Slumdog Millionaire”

14. SCREENPLAY, ADAPTED

対抗 “The Curious Case of Benjamin Button”
“Doubt”
“Frost/Nixon”
“The Reader”
本命 “Slumdog Millionaire”

15. COSTUME DESIGN

“Australia”
本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Duchess”
“Milk”
“Revolutionary Road”

16. SCREENPLAY, ORIGINAL

“Frozen River”
“Happy-Go-Lucky”
“In Bruges”
本命“Milk”
対抗“WALL-E”

17. DIRECTING

対抗“The Curious Case of Benjamin Button”
“Frost/Nixon”
“Milk”
“The Reader”
本命 “Slumdog Millionaire”

18. DOCUMENTARY FEATURE

“The Betrayal (Nerakhoon)”
対抗“Encounters at the End of the World”
“The Garden”
本命“Man on Wire”
+“Trouble the Water”

19. DOCUMENTARY SHORT

本命“The Conscience of Nhem En”
“The Final Inch”
“Smile Pinki”
対抗“The Witness - From the Balcony of Room 306”

20. FILM EDITING

“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Frost/Nixon”
“Milk”
本命“Slumdog Millionaire”

21. FOREIGN LANGUAGE FILM

“The Baader Meinhof Complex” (ドイツ)
+“The Class” (フランス)
対抗“Departures" 「おくりびと」(日本)
“Revanche”(オーストリア)
本命“Waltz with Bashir” 「戦場でワルツを」(イスラエル)

22. MAKEUP

本命“The Curious Case of Benjamin Button”
対抗“The Dark Knight”
“Hellboy II: The Golden Army”

23. ORIGINAL SCORE

“The Curious Case of Benjamin Button”
“Defiance”
“Milk”
本命“Slumdog Millionaire”
対抗“WALL-E”

24. ORIGINAL SONG

対抗“Down to Earth” from “WALL-E”
本命“Jai Ho” from “Slumdog Millionaire”
“O Saya” from “Slumdog Millionaire”

ENT>AWARDS>Oscar>81st, Predictions

投稿者 吉岡正晴 : 02:33 AM | コメント (0)

February 18, 2009

Haruki Murakami's Jerusalem Award Accepting Speech

【村上春樹氏エルサレム賞受賞スピーチ】


スピーチ。

2009年2月15日、作家の村上春樹氏がイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞し、それを受け取る席でスピーチをした。その中で、イスラエルを批判する内容のスピーチをしたことが一部伝えられた。しかし、日本の報道では、オバマ大統領の就任スピーチのように全文が掲載されることもなく、全容がよくわからない。報道によれば、村上氏は15分もスピーチしたという。イスラエルの新聞に出たものはせいぜい400ワード。これだと、読んでも5分にも満たない。そこでいろいろ探したが全文テキストはまだ発見できていない。

ひとつ、やはりイスラエルのサイトに村上春樹著ということで英文が載っていた。これだと1500ワードで、読みの速さにもよるが音読してみると12-3分くらいになる。しかし、伝えられた文章と少し語句が違ったりする。いずれ、スピーチ全文がどこかに出るとは思われるが、速報としてこれをアップしておきたい。下記の文章は、大変感動的だ。今、全部は訳せないので、スピーチの部分訳は他の方がヴォランティアで訳されているものにリンクをはった。

僕は過去の歴史を詳しく知らないのでイスラエル寄りでも、パレスチナ寄りでもない。だが、最近のイスラエルのガザでの攻撃はどう考えてもやりすぎだと感じている。

それにしても、日本の報道は、酩酊大臣のもうろう会見の様子は何度も繰り返し流すが、この件に関する報道はほとんどない。僕は毎日新聞の2009年2月16日付け夕刊1面70行ほどの記事(それでも扱いは大きいほうか)を読んだが、これだけでは彼が語ったことや、その意味は何もわからない。その後ネットでいろいろなブログなどを見て、スピーチの内容が少しずつわかってきた。

彼が話したスピーチ全編をyoutubeでもいいので見てみたい。そして、そのテキスト全文を早く読んでみたい。仮タイトルは、壁と卵。これはとてもよく練られた名スピーチだと思う。酩酊映像を流す時間があったら、こっちに存分に時間を割いて、村上氏のスピーチ全編をノーカットで流して欲しい。これだけのものを英語で人前で話せるということだけでも、日本人の誇りだ。(スピーチはオバマのほうがうまいが…(笑)) 今週、我々日本人は、世界に誇れる日本人と、世界の恥さらし日本人の両方を同時に見せられたのだ。

■ Always on the side of the egg (いつも卵の気持ちで)(仮タイトル)

出典http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html

Always on the side of the egg

By Haruki Murakami

So I have come to Jerusalem today as a novelist, which is to say as a professional spinner of lies.

Of course, novelists are not the only ones who tell lies. Politicians do it, too, (sorry, Mr. President) as we all know. Diplomats and military men tell their own kinds of lies on occasion, as do used car salesmen, butchers and builders. The lies of novelists differ from others, however, in that no one criticizes the novelist as immoral for telling them. Indeed, the bigger and better his lies and the more ingeniously he creates them, the more he is likely to be praised by the public and the critics. Why should that be?

My answer would be this: Namely, that by telling skillful lies - which is to say, by making up fictions that appear to be true - the novelist can bring a truth out to a new location and shine a new light on it. In most cases, it is virtually impossible to grasp a truth in its original form and depict it accurately. This is why we try to grab its tail by luring the truth from its hiding place, transferring it to a fictional location, and replacing it with a fictional form. In order to accomplish this, however, we first have to clarify where the truth lies within us. This is an important qualification for making up good lies.

Today, however, I have no intention of lying. I will try to be as honest as I can. There are a few days in the year when I do not engage in telling lies, and today happens to be one of them.

So let me tell you the truth. A fair number of people advised me not to come here to accept the Jerusalem Prize. Some even warned me they would instigate a boycott of my books if I came.

The reason for this, of course, was the fierce battle that was raging in Gaza. The UN reported that more than a thousand people had lost their lives in the blockaded Gaza City, many of them unarmed citizens - children and old people.

Any number of times after receiving notice of the award, I asked myself whether traveling to Israel at a time like this and accepting a literary prize was the proper thing to do, whether this would create the impression that I supported one side in the conflict, that I endorsed the policies of a nation that chose to unleash its overwhelming military power. This is an impression, of course, that I would not wish to give. I do not approve of any war, and I do not support any nation. Neither, of course, do I wish to see my books subjected to a boycott.

Finally, however, after careful consideration, I made up my mind to come here. One reason for my decision was that all too many people advised me not to do it. Perhaps, like many other novelists, I tend to do the exact opposite of what I am told. If people are telling me - and especially if they are warning me - "don't go there," "don't do that," I tend to want to "go there" and "do that." It's in my nature, you might say, as a novelist. Novelists are a special breed. They cannot genuinely trust anything they have not seen with their own eyes or touched with their own hands.

And that is why I am here. I chose to come here rather than stay away. I chose to see for myself rather than not to see. I chose to speak to you rather than to say nothing.

This is not to say that I am here to deliver a political message. To make judgments about right and wrong is one of the novelist's most important duties, of course.

It is left to each writer, however, to decide upon the form in which he or she will convey those judgments to others. I myself prefer to transform them into stories - stories that tend toward the surreal. Which is why I do not intend to stand before you today delivering a direct political message.

Please do, however, allow me to deliver one very personal message. It is something that I always keep in mind while I am writing fiction. I have never gone so far as to write it on a piece of paper and paste it to the wall: Rather, it is carved into the wall of my mind, and it goes something like this:

"Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg."

Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg. Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will decide. If there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?

What is the meaning of this metaphor? In some cases, it is all too simple and clear. Bombers and tanks and rockets and white phosphorus shells are that high, solid wall. The eggs are the unarmed civilians who are crushed and burned and shot by them. This is one meaning of the metaphor.

This is not all, though. It carries a deeper meaning. Think of it this way. Each of us is, more or less, an egg. Each of us is a unique, irreplaceable soul enclosed in a fragile shell. This is true of me, and it is true of each of you. And each of us, to a greater or lesser degree, is confronting a high, solid wall. The wall has a name: It is The System. The System is supposed to protect us, but sometimes it takes on a life of its own, and then it begins to kill us and cause us to kill others - coldly, efficiently, systematically.

I have only one reason to write novels, and that is to bring the dignity of the individual soul to the surface and shine a light upon it. The purpose of a story is to sound an alarm, to keep a light trained on The System in order to prevent it from tangling our souls in its web and demeaning them. I fully believe it is the novelist's job to keep trying to clarify the uniqueness of each individual soul by writing stories - stories of life and death, stories of love, stories that make people cry and quake with fear and shake with laughter. This is why we go on, day after day, concocting fictions with utter seriousness.

My father died last year at the age of 90. He was a retired teacher and a part-time Buddhist priest. When he was in graduate school, he was drafted into the army and sent to fight in China. As a child born after the war, I used to see him every morning before breakfast offering up long, deeply-felt prayers at the Buddhist altar in our house. One time I asked him why he did this, and he told me he was praying for the people who had died in the war.

He was praying for all the people who died, he said, both ally and enemy alike. Staring at his back as he knelt at the altar, I seemed to feel the shadow of death hovering around him.

My father died, and with him he took his memories, memories that I can never know. But the presence of death that lurked about him remains in my own memory. It is one of the few things I carry on from him, and one of the most important.

I have only one thing I hope to convey to you today. We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong - and too cold. If we have any hope of victory at all, it will have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others' souls and from the warmth we gain by joining souls together.

Take a moment to think about this. Each of us possesses a tangible, living soul. The System has no such thing. We must not allow The System to exploit us. We must not allow The System to take on a life of its own. The System did not make us: We made The System.

That is all I have to say to you.

I am grateful to have been awarded the Jerusalem Prize. I am grateful that my books are being read by people in many parts of the world. And I am glad to have had the opportunity to speak to you here today.

1503word

■ 参考

池田信夫氏ブログ↓
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/26ca7359e6d2d15ba74bcdf9989bee56
部分訳が村上春樹風に訳されています。↓
http://ahodory.blog124.fc2.com/blog-entry-201.html
部分訳がかなり詳しくでています。↓
http://d.hatena.ne.jp/nakamu1973/20090217/1234789406

SPEECH>Murakami, Haruki

投稿者 吉岡正晴 : 01:54 AM | コメント (0)

February 17, 2009

The Sound Of Philadelphia (Part 2) : Ebonys & Johnny Williams

【エボニーズとジョニー・ウィリアムス】

ジョージ。

今回のこのフィラデルフィア・サウンドの4枚組みCDには、これまでのフィリー・ソウルのコンピレーションにあまり入っていない曲も収録されている。

たとえば、ディスク1の17曲目、ジョニー・ウィリアムスの「スロー・モーション」。1972年初夏にでたフィラデルフィア・インターナショナルがまだブレイクする前のシングルだ。正確にはレコード番号は、PIRの3518.この一枚前、PIRの3517がPIR初のミリオンとなるオージェイズの「バック・スタバーズ」。ほぼ同時にでたが、オージェイズは瞬く間に大ヒットしていくが、こちらはソウル・ステーションでかかる程度でポップへクロスオーヴァーしない。

当時、ジョニー・ウィリアムスはこの頃もちろんアルバムがなく、シングル盤しかなかった。FENのソウル・ショーでかかって、気に入ったのだが、日本盤も当然出る予定などないから、シングルの輸入盤でしか手に入らない。

もちろんソウルの輸入盤シングルなんて、滅多なところでは入手できない。そんなところで、僕が知るのが六本木のソウル・バー、ジョージズだ。ここのジュークボックスは強力で、当時のソウル・ヒットがシングルで80枚はいっていてこの「スロー・モーション」もあったと記憶している。しかし、このシングル、当時欲しくて欲しくてしょうがなかった。

僕が初めてジョージに足を踏み入れるのが1972年の秋くらいだったような記憶がある。そこで、このシングルを聴いた。同じくエボニーズの「ユーアー・ザ・リーズン・ホワイ」、「イッツ・フォーエヴァー」も、ジョージのジュークに入っていてよくかけた。

エボニーズもアルバムがない頃だったので、シングル盤が貴重だった。ソウルのシングル盤が、まさに黄金の輝きを持っていた時代だった。これら3枚は特に、PIRのあのレーベル・ロゴとともに、ジョージでの記憶が染み付いている。

今回ジョニー・ウィリアムスを調べたら、なんと彼は1942年1月15日アラバマ州生まれ。1月15日という誕生日はマーチン・ルーサー・キングと同じ日だ。しかし、1986年12月に44歳で死去していた。その後の噂を聴かないわけだ。

■ ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て

ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て
オムニバス エボニーズ ジョー・サイモン スタイリスティックス ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ オージェイズ スピナーズ ジョニー・ウィリアムス ビリー・ポール ソウル・サヴァイヴァーズ ヒューチャーズ
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ENT>MUSIC>ARTISTS>

投稿者 吉岡正晴 : 02:54 AM | コメント (0)

February 16, 2009

Some Memories On The Sound Of Philadelphia: (Part 1) "Didn't I" On "Jackie Brown"

【『ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て』を聴いて】

フラッシュバック。

昨日、『ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て』についてご紹介したが、このCDを流しながらマーヴィン・ゲイをやっていたら、それぞれの曲について何か書きたくなった。まず、「ディドゥント・アイ」。

http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/high-hopes/release/love_train/index.html

DISC 1

01. エクスプレスウェイ・トゥ・ユア・ハート / ソウル・サヴァイヴァーズ
02. ララは愛の言葉 / デルフォニックス
03. カウボーイズ・トゥ・ガールズ / イントルゥダーズ
04. ヘイ・ウエスタン・ユニオン・マン / ジェリー・バトラー
05. レディ・オア・ノット・ヒア・アイ・カム / デルフォニックス
06. オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ / ジェリー・バトラー
07. ディドゥント・アイ / デルフォニックス
08. 永遠にあなたと / ダスティ・スプリングフィールド
09. グリーン・グラス・フール・ユー / ウィルソン・ピケット
10. ユーア・ザ・リーズン・ホワイ / エボニーズ
11. ドローイング・イン・ザ・シー・オブ・ラヴ / ジョー・サイモン
12. 愛のとりこ / スタイリスティックス
13. アイ・ミス・ユー / ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
14. 裏切り者のテーマ / オージェイズ
15. サンシャイン / オージェイズ
16. アイル・ビー・アラウンド / スピナーズ
17. スロウ・モーション / ジョニー・ウィリアムス
18. ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ / ビリー・ポール
19. 二人の絆 / ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
20. ラヴ・イズ・ヒア / ×ヒューチャーズ → ○フューチャーズ

昨日も書いたが、1から9まではギャンブル&ハフがフィラデルフィア・インターナショナル・レコードを設立する以前のヒットだ。7曲目の「ディドゥント・アイ」は、最近では映画『ジャッキー・ブラウン』(1997年)にもうまいポイントで使われていたのが印象的だった。

保釈金融業者のマックス・チェリー(ロバート・フォースター) と武器密売人オデール・ロビー(サミュエル・L・ジャクソン)の2人が、一緒にマックスのオフィースに行く時、車の中でたまたまデルフォニックスのカセットテープ(!)が流れる。ちょうど「ディドゥント・アイ」だった。

ちょっと記憶で書くので、確かではないかもしれないが、マックス(白人)がデルフォニックスなどというソウル・ミュージックを聴いてて、黒人のオデール(サミュエル・ジャクソン)が驚いた顔をする。あそこの瞬間には「お前、なんで白人のくせに黒人が聴くソウルのデルフォニックスなんか聴いてるんだ?」という驚き、意外さが含まれていたと思う。

マックスはもちろんデルフォニックスなどを知らなかったのだが、その直前にジャッキー・ブラウン(パム・グリア=黒人)と会って、オデールをはめる計画を打ち合わせているときに、そのBGMで流れていたのがデルフォニックスで、それが気にいってレコード屋に行きデルフォニックスのテープを買い求め、車で聴いていたのだ。つまり、マックスはジャッキーからこのデルフォニックスの存在を教わっていた。

だから、マックスは、サミュエルにデルフォニックスを聴いているのかと言われ、どきっとしたはずなのだ。つまり、このデルフォニックスをキーワードに、マックスとジャッキーのつながりを推測されたら、すべてがパーになってしまうというシーンなのである。

あの「ディドゥント・アイ」の使われ方が絶妙だった。タランティーノらしい天才的うまさだと思った。

というわけで、「ディドゥント・アイ」は、黒人・白人間の微妙な緊張度合いを描いたシーンで使われた1曲でした、というお話でした。(この話、前にどこかでしたか、書いたかしたような気がするのですが、ホームページ開設以前だったような気がするので、書きました)

ENT>MUSIC>Delfonics
ENT>MOVIE>Jackie Brown


投稿者 吉岡正晴 : 02:30 AM | コメント (0)

February 15, 2009

"Love Train: The Sound Of Philadelphia" 4CD Box Set

【『ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て』4枚組みCD限定発売】

ボックス。

1971年に始まり、1980年ごろまで多くのヒットを放ったフィラデルフィアを本拠にしたフィラデルフィア・インターナショナル・レコードの作品群を中心にしたいわゆる「フィリー・ソウル」の4枚組みボックスセットがリリースされた。

■ ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て

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4枚組み全71曲。ソウル・サヴァイヴァーズの「エクスプレスウェイ・トゥ・ユア・ハート」、デルフォニックスの「ララは愛の言葉」から次々とフィリーの名曲が出てくる。ディスク1の最初の9曲は、フィリー・インターナショナル創立以前のフィリーのヒット。プロデューサー、ギャンブル&ハフがインディ・プロデューサーとして作っていたころの作品だ。

またディスク2~4でも、アトランティックに残されたスピナーズ作品、コロンビアのマンハッタンズ作品、スタイリスティックス、ジョー・サイモン、ウィルソン・ピケットなども収録され、フィラデルフィア・サウンドの全貌を網羅しようとしている。ここまでレーベルを超えて作ったコンピはなかっただけに、その力のいれようもすごい。

60ページを超えるカラーのブックレットもかなり内容が濃く、ギャンブル&ハフのインタヴューなども収録されている。さらに全曲歌詞対訳付き。これで、各曲ごとのミュージシャン・クレジットまで調べて掲載されていたら、完璧だった。

限定発売ということなので、CDショップへ直行です。

そうそう、最新号アメリカ版ワックスポエティックスの表紙、カヴァー・ストーリーがギャンブル&ハフだ。まだ手にいれてないが、これもかなり読みでがある重厚なインタヴューになっている模様。

ENT>ALBUM>Love Train

投稿者 吉岡正晴 : 04:24 AM | コメント (0)

February 14, 2009

Merry Clayton's 3 Ode Albums Will Be Released April

【メリー・クレイトンの幻のオード・レーベル作品3枚4月に】

名盤。

しばらく前に、デイヴィッド・T・ウォーカーのオード・レーベル時代の作品が日本初CD化されたが、同じレーベルでアルバムを残したブラック・シンガー、メリー・クレイトンの作品3枚が、2009年4月22日、ビデオアーツからリリースされる。

今回リリースされるタイトルは『ギミー・シェルター』(1970年作品)、『メリー・クレイトン』(1971年作品)、『キープ・ユア・アイ・オン・スパロウ』(1975年作品)。いずれの作品も1970年代初期のロス・アンジェルス・スタジオ・シーンの人気ミュージシャンたちが勢ぞろいしているもので、参加ミュージシャンは、デイヴィッドT、ジョー・サンプル、ボビー・ハンフリー、ウィルトン・フェルダー、ビリー・プレストンなど。3枚目の『キープ…』は、ジーン・マクダニエルズ・プロデュースでニューヨーク録音だけに、スティーヴ・ガッド、ボブ・ジェームス、ラルフ・マクドナルドなどが参加している。

メリー・クレイトンの当時のブラック・ミュージック・シーンにおける立ち位置はユニークで、いわゆるアレサ・フランクリン、グラディス・ナイトなどを頂点とするソウル・シンガーの世界とは一線を画するところにいた。ちょうど、ロバータ・フラックやダニー・ハザウェイらのニュー・ソウル・アーティスト、また、ジャズ的アプローチもあるシンガーといったところだった。ソウル・ファンというよりも、むしろジャズ・ファン、のちに誕生するフュージョン系のファンなどから支持された。

メリー・クレイトンは、1948年12月25日ルイジアナ州ニューオーリーンズ生まれ。ゴスペルからソウルに転じ、シンガーとして活躍。ボビー・ダーリンとデュエットを歌ったり、レイ・チャールズのバックコーラス、レイレッツにいたこともあった。1969年、ローリング・ストーンズとともに「ギミー・シェルター」を歌い注目を集めた。これはストーンズは、もともとボニー・レイットで録音しようとおもっていたものの、ボニーが病気か何かで録音できず、彼女が代役を務めた。その後、ライナード・スキナードの「スイート・ホーム・アラバマ」でもコーラスをつけている。1970年、オード・レコードと契約、上記3枚のアルバムを出した。

長らくこれらの作品は流通しておらず、今回の3枚はすべて世界初CD化、しかも紙ジャケットで出るという。

当時聴いたときは、それほど黒いとは思わなかったが、今改めて聴くとずいぶん黒かったんだなあ、と感じた。時代、取り巻く環境が変わっているわけだ。

ギター・シェルター
ギター・シェルター
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メリー・クレイトン
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売り上げランキング: 37716

ENT>ARTIST>Clayton, Merry

投稿者 吉岡正晴 : 03:17 AM | コメント (0)

February 13, 2009

Soul Bar "Street Cafe" Will Be Closing On Feb 22nd For Temporary

【三軒茶屋「ストリート・カフェ」2月22日で一時クローズへ】

休業。

昨年(2008年)4月、現在の三軒茶屋で再スタートをはかったソウル・バー「ストリート・カフェ」が来る2009年2月22日(日曜)で、一時休業することになった。2月22日は最終日ということで、ストリート・カフェ・オールスター・ライヴと題してワンダラーズ、イクミ・リーサウェイ&ザ・フィーヴァーズなどのライヴを行う。DJに自由が丘のソウル・バー「オハイオ」のキンヤさんが入ることになった。

「ストリート・カフェ」は1997年11月に世田谷通り沿いにオープン。2007年4月、水道管の事故で閉店を余儀なくされ、2008年4月、心機一転三軒茶屋に物件を見つけ、再オープンした。今回はマスター長野さんの個人的事情で一時休業することになった。また長野さん夫婦の一人娘ミーこと未聖(みさと)さんは昨年結婚し、2008年11月29日に女の子が誕生。現在子育てのため、マスターの後をすぐには引き継げないという。

長野さんによれば、「ストリート・カフェ」は一度クローズし、事情が一段落したら再び、オープンしたいという。

「ストリート・カフェ」は、シャネルズをきっかけにドゥー・ワップ好きになったマスターの長野さんがほとんど手作りで作り上げたソウル・バー。この三軒茶屋の店もほとんど全部の工事を自分でてがけた。この店のクローズ後は、別のオーナーに譲って、形態・名前も変わるという。

+++++

「ストリート・カフェさよならライヴ」
Street Cafe All Starts Live
2009年2月22日(日)開場19時~
チャージ3000円(1ドリンク付き、以後すべて500円)
出演 ワンダラーズ、イクミ・リーサウェイ&ザ・フィーヴァーズ他
DJ キンヤ(自由が丘ソウル・バー「オハイオ」)
ストリート・カフェ
東京都世田谷区太子堂2-23-5 B1
電話 03-3487-4886

■ 過去記事

April 11, 2008
Soul Bar “Street Cafe” Will Be Open April 14
【ソウル・バー『ストリート・カフェ』三茶へ移転しオープン】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_11.html

April 12, 2008
James Fujiki & Friends @ Street Café
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_12.html

http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/streetcafe20020327.htmlストリート・カフェに訪れたマーチンこと鈴木雅之さん

■ストリート・カフェ・オフィシャル・ウェッブ

http://stcafe.soul-star.net/

SOUL BARS>Street Cafe

投稿者 吉岡正晴 : 02:45 AM | コメント (0)

February 12, 2009

Bill Withers & Ohno Yuji Will Be Featuring On Next Waxpoetics Vol.3

【ビル・ウィザース~大野雄二インタヴュー~ワックスポエティックス第3号】

A&R。

マーヴィン・ゲイの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』の翻訳作業が続く中、ワックスポエティックス第3号の原稿も佳境に。今回僕が手がけるのは、先日ここでも少し書いた大野雄二さんインタヴューと、ビル・ウィザースのロング・インタヴューの翻訳。大野さんのほうは、指定は当初5800字程度だったが、削って起こしてそれでも12000字くらい。結局、7000字の枠でまとめさせてもらうことになった。まあ、とにかく5時間半ですから、それでも4分の1くらいでしょうか。(笑) これぞまさに「エディット」(編集)だ。テープを起こすのも地獄、削るのも地獄だあ。(笑)エディットする人=エディターとは、うまいことを言ったもんです。

ビル・ウィザースは、以前、デイヴィッド・リッツが書いたビルのCDのライナーノーツを翻訳したことがあったが、実に朴訥(ぼくとつ)とした自然派の素晴らしい人物。その彼らしさがよく出たインタヴューだ。原文が5500ワードくらいあるので、15000字くらいになりそう。これは全文掲載できるはず。

読みどころは満載だが、彼のインタヴューの中で、CBS時代のA&Rマン(担当ディレクター)に2年間電話をし続けたが、無視されたという話がでてくる。A&Rというのは、アーティストとレパートリーの略。アーティストとそのアーティストが歌う楽曲を選んだり、管理したり、アーティスト周辺の仕事を全部やる、日本で言うところの担当ディレクターのことだ。しかし、詩人でヴォキャブラリー豊富なビル・ウィザースはこのA&Rとは、次のような単語の略だと、こう言い放った。

antagonistic & redundant。 antagonisticとは、対立のこと。redundantとは不要なもの、必要ないもの、転じて窓際族。うまいことを言う。そのディレクターは、どうやらビルにディスコ曲を歌わせ、ディスコ・ヒットを狙ったらしい。当然、ビルはそんなことは絶対に受け入れない。二人は決裂し、二年間、話もしなくなる。このA&Rマンは、心底、馬鹿ではなかろうか。(笑) そこでビルはすっかり音楽業界に嫌気が差し、しばらく一線から身を引くのだ。

立ち読みできないほどの文章量なので(笑)、ぜひ発売されたら入手してください。第3号には、ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドのインタヴューやシドニー・ポワチエの記事も掲載されます。ワックスポエティックス第3号は、3月15日発売予定。

ENT>MAGAZINE>Waxpoetics


投稿者 吉岡正晴 : 04:28 AM | コメント (0)

February 11, 2009

Grammy (Part 3) The Most Impressive Moments of 51st Grammy For Soul Searcher

【第51回グラミー賞、ソウル・サーチャー的にもっとも印象に残った瞬間】

印象。

これも、昨年一度書いてみてちょっと好評だったので、第51回グラミー賞、ソウル・サーチャー的印象に残った10のモーメンツ。

1. ジェニファー・ハドソンの歌い終えた後の声にならない「サンキュー」と言った瞬間。感動…。(これについては昨日書きました)冒頭のホイットニー・ヒューストンからの受賞(ベスト・R&Bアルバム部門)もよかった。

2.ライヴ・パフォーマンスを見るサー・ポール・マッカートニーの、心なしか、「なぜNARASは僕にグラミーをくれないの」という寂しげな様子。

3.フォー・トップス・トリビュートのバックで、キーボードにグレッグ・フィリンゲーンズを発見した瞬間。

4.同じくフォー・トップス・トリビュートのバックで、マイ・バディー、バシリ・ジョンソンらしき人物を発見した瞬間。バシリはニューヨークのトップ・パーカッション奏者。ホイットニー・ヒューストンやスティーヴ・ウィンウッドなどでも来日し、個人的にいつのまにか仲良くなったグッド・ガイ。あのフォー・トップスは誰がバンマスだったんだろう。何度かこのシーンを見たら、わかった。リッキー・マイナーがバンマスだった。

http://www.youtube.com/watch?v=eeAjwnQUUrs

5.ジャスティン・ティンバーブレイクとアル・グリーンの家がものすごく近かったということを知った瞬間。

6.レコード・オブ・ジ・イヤーを獲得したアリソン・クラウスが、ロバート・プラントと会わせてくれた人物として、ビル・フラナガンの名前を口にした瞬間。ビルはビルボードなどにも記事を寄稿していた音楽評論家。自身の体験を元に「A&R」(新潮文庫)という小説も書いている。調べてみたら、彼自身にはグラミーのトロフィー自体はいかないようだが、少なくとも、ステージには上がっていた。とても光栄なはず。

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さて、レコードを受賞したロバート・プラントらの作品は、なんとインディペンデント系のラウンダー・レコードからリリースされていた。それを考えると、グラミーをこれだけ取ったというのは、さらに快挙と言える。普通、インディ系のものは、なかなか票を集められないからだ。メジャー作品は、投票権を持つメジャーの社員などが自社作品に投票する可能性が高いので、票を集めやすい。ラウンダーはいい良質のルーツ的な音楽を出しているレーベル。そうした音楽が認められたということでもある。

7.毎度CMタイムとなるNARAS会長ニール・ポートナウがその怠惰なスピーチの中で、何度もオバマ大統領の「イエス・ウィ・キャン」を言うものの、まったく「イエス・ウィ・キャン(私たちは、出来る!)」な感じがしなくて、「イエス・ウィ・キャント」な雰囲気が漂った瞬間。同じ言葉を発するだけでも、オバマが言うと、「イエス・ウィ・キャン」な感じなんだよなあ。(笑)ニールが言うと、思わず、「No, you can't」と相槌を打ってしまいそうな瞬間。

8.同じくフォー・トップスの紹介のところで、スモーキー・ロビンソンが、Duke Fakirの発音をデューク・フェイカーと言っていたこと。僕はずっとファキールだと思っていたので、これ以後はフェイカーと表記するようにしようかと思ったら、別のビデオなどでファキールと言ってるのもあった。でも近いスモーキーが言うのであれば、フェイカーが正しそうに思える…。

9.同じくフォー・トップスのところで、ニーヨがトップスのオリジナル・メンバー、オービー・ベンソンに一瞬見えてしまった瞬間。乗り移ったかと思った。

10.一番最後のスティーヴィーの歌が時間切れで途中で終わってしまった瞬間。あれは残念でした。(笑)

ENT>AWARD>GRAMMY>51st


投稿者 吉岡正晴 : 03:51 AM | コメント (0)

February 10, 2009

Grammy (Part 2) : Clive Davis's Pre-Grammy Bash; Jennifer Hudson's Another Showstopper

【クライヴ・デイヴィスのグラミー前夜祭~ジェニファー・ハドソン感動のショー・ストッパー】

伝説。

毎年恒例の音楽業界最大のお祭り、第51回グラミー賞のショーは日曜(2009年2月8日夜=LA時間夕方5時から、NY時間夜8時、日本時間9日午前10時)から始まったが、レコード会社はその前後にパーティーを主催する。各社競い合って派手なパーティーをするのが通例だが、中でも毎年大きな注目を集めているのが、業界の大物クライヴ・デイヴィス主催の前夜祭。その様子が入ってきているのでご紹介しよう。

クライヴのプレ・グラミー・パーティーは7日夜にビヴァリー・ヒルズのホテルで行われた。この日のハイライトは、ホイットニー・ヒューストンで、いよいよカンバックが期待されているところ。パーティーのフィナーレを飾り、ヒット曲のメドレーで満員の業界関係者を圧倒した。出席者によれば、彼女は、完璧にシラフで、ドラッグもまったくやっていないようで、健康的だった、という。母であるシシー・ヒューストンも帯同していたが、シシーは足を悪くしたためか杖をついていた、という。

このパーティーではクライヴのレーベル所属のジェニファー・ハドソン、ケリー・クラーク、レオナ・ルイス、ロッド・スチュワート、バリー・マニロウ、ジョシュ・グローバン、キングス・オブ・レオン、ショーン・パフィー・コムス・フィーチャリング・フェイス・エヴァンスなどもパフォーマンスを見せた。

このパーティーに顔を出したのは、ポール・マッカートニー、プリンス、また、スライ・ストーン、『アメリカン・アイドル』の審査員、ポーラ・アブドゥル、ランディー・ジャクソンなども。もちろん、音楽界以外からも、ロザンナ・アークゥエット、ジョン・ヴォイト、クリス・タッカーなど、また、モータウンの伝説的創始者、ベリー・ゴーディーの姿もあったという。他にハービー・ハンコック、バート・バカラック&ハル・ディヴィス(彼らも伝説)、リチャード・ペリー、ベイビーフェイス&LAなどのプロデューサーも顔を見せた。

そして、このパーティーに参加したリアーナとクリス・ブラウンのカップルは、パーティーを出た後に、ブラウンの愛車ランボルギーニの中か、その近くで喧嘩をしたらしく、クリスがリアーナを殴打。クリスは一時警察に身柄を拘束された。5万ドルの保釈金によって保釈されたが、これによって、8日夜のグラミー賞でのパフォーマンスをキャンセルすることになった。

+++++

困難。

グラミー賞授賞式では今年も様々なライヴ・パフォーマンスを見せた。ショーの前半で登場したジェニファー・ハドソンは、「ベスト・R&Bアルバム」を受賞したが、歌った曲はデビュー・アルバムにも収録されている「ユー・プールド・マイ・スルー」という曲。

I was in the darkness I was out in the cold
Seems nothing could heal this, This hole in my soul
You reached out your arms to me, Held out your heart to me
Pulled me back from the edge Thought I'd reach the end

私は真っ暗闇の中に、私は寒空の元にいた
何もこの気持ちを癒してくれそうもない
私の魂(ソウル)にぽっかりと空いた穴
あなたは私に手を伸ばしてくれ、あなたの心を私に授けてくれた
もうすべての終わりかと思ったぎりぎりのところから、
あなたは私を引っ張りあげてくれた

(訳詞ソウル・サーチャー)

この4行のイントロをジェニファーはたったひとりでアカペラで歌い始める。スポットライトが舞台の向こうからこちら側に照らし出され、彼女がシルエットになって登場してきた。曲のタイトルは、あなたが私の困難を乗り越えさせてくれた、といった意味。昨年10月の彼女に起こった悲劇をかみ締め、そこから立ち直ることを宣言するかのような作品だ。もちろん、アルバム収録時には、そんなことなど起こるなど誰も予想だにしていない。しかし、今、このグラミーのステージで堂々たる歌唱で、彼女の人生をあまりに象徴する歌が歌われた。彼女が歌い終えると、ステイプルセンターの観客が全員立ち上がってスタンディング・オヴェーションを送り、ジェニファーは、涙をこらえたかのように、声にならない声で一言「サンキュー」と言った。

ジェニファーのこれから何年も続くキャリアの中で、このグラミーでの歌唱は、伝説のパフォーマンスとして刻まれることだろう。まさにショー・ストッパーだった。

グラミー賞授賞式ではときとして、こうしたことが起こるから目が離せない。

ENT>AWARD>GRAMMY>51st


投稿者 吉岡正晴 : 03:04 AM | コメント (0)

February 09, 2009

51st Grammy Winners: (Final) (Part 1): Robert & Alison Are Big Winners

【第51回グラミー賞・受賞結果(パート1)】

結果。

2008年度、第51回グラミー賞が2009年2月8日(日曜=午後5時=日本時間9日・月曜午前10時から)、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われた。主要4部門で、「レコード」と「アルバム」は、ロバート・プラント&アリソン・クラウス(対抗予想)、「新人賞」は、アデル(本命予想)、「ソング」でコールドプレイ(対抗予想)になった。結局、ロバート・プラント&アリソン・クラウス対コールドプレイの一騎打ちとなった形で、ロバートたちの2勝1敗。(ロバートたちは、「ソング」にはノミネートされていなかった) ロバートたちは5部門ノミネート全部での受賞となり、この夜最大の勝者となった。ロバートたちの受賞は、昨年のハービー・ハンコック的なある意味グラミーらしいということかもしれない。いずれにせよ、主要4部門はすべてイギリス関係(ロバート・プラントはイギリスだが、アリソンはアメリカ)というのも印象的だ。

ソウル・サーチャー的にライヴ・パフォーマンスで印象に残ったのはフォー・トップスのシーン。昨年リード・シンガー、リーヴァイ・スタッブスが亡くなり、オリジナル・メンバーはアブドゥール・デューク・ファキールだけになってしまった。そのアブドゥールを囲み、旧友のスモーキー・ロビンソン、そして、若手のニーヨ、ジェイミー・フォックスがその場のフォー・トップスを結成して、「リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア」、「スタンディング・イン・ザ・シャドーズ・オブ・モータウン」、「アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ」を披露した。ジェニファー・ハドソンもよかった。

今年はリル・ウェインがノミネート8部門中4部門、コールドプレイが7部門中3部門を受賞。

ソウル・サーチャーの予想は44部門中、本命で19、対抗で15、はずれが10。本命・対抗で7割7分3厘。昨年の8割7分にはおよばなかった。一応自分なりの合格ライン6割は超えているのでよしとしよう。R&B、ラップ部門13部門予想は、本命で8、対抗で5とすべてきたので面目躍如か。(笑)

2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696

(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)

完全なリストは、グラミーの公式ページに。(英語)

http://content.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx

■ 51回グラミー賞受賞者(最終確定) 2009年2月8日発表

General Field

Category 1

Record Of The Year
(Award to the Artist and to the Producer(s), Recording Engineer(s) and/or Mixer(s), if other than the artist.)

Chasing Pavements: Adele
本命 Viva La Vida: Coldplay
Bleeding Love:Leona Lewis
Paper Planes:M.I.A
勝者 対抗 Please Read The Letter: Robert Plant & Alison Krauss

Category 2

Album Of The Year
(Award to the Artist(s) and to the Album Producer(s), Recording Engineer(s)/Mixer(s) & Mastering Engineer(s), if other than the artist.)

本命 Viva La Vida Or Death And All His Friends : Coldplay
Tha Carter III: Lil Wayne
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
勝者 対抗 Raising Sand : Robert Plant & Alison Krauss
In Rainbows: Radiohead

Category 3

Song Of The Year
(A Songwriter(s) Award. A song is eligible if it was first released or if it first achieved prominence during the Eligibility Year. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

American Boy: William Adams, Keith Harris, Josh Lopez, Caleb Speir, John Stephens, Estelle Swaray & Kanye West, songwriters (Estelle Featuring Kanye West)
本命 Chasing Pavements: Adele Adkins & Eg White, songwriters (Adele)
I'm Yours:Jason Mraz, songwriter (Jason Mraz)
Love Song:Sara Bareilles, songwriter (Sara Bareilles)
勝者 対抗 Viva La Vida: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay)

Category 4

Best New Artist
(For a new artist who releases, during the Eligibility Year, the first recording which establishes the public identity of that artist.)

勝者 本命 Adele
Duffy
対抗 Jonas Brothers
Lady Antebellum
Jazmine Sullivan

Field 6 — R&B

Category 23

Best Female R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

Me, Myself And I:Beyoncé
Heaven Sent:Keyshia Cole
本命 Spotlight:Jennifer Hudson
勝者 対抗 Superwoman: Alicia Keys
Need U Bad:Jazmine Sullivan

Category 24

Best Male R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

You're The Only One:Eric Benét
Take You Down:Chris Brown
勝者 本命 Miss Independent:Ne-Yo
Can't Help But Wait:Trey Songz
対抗 Here I Stand:Usher

Category 25

Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

Ribbon In The Sky:Boyz II Men
Words:Anthony David Featuring India.Arie
勝者 対抗 Stay With Me (By The Sea):Al Green Featuring John Legend
本命 I'm His Only Woman:Jennifer Hudson Featuring Fantasia
Never Give You Up:Raphael Saadiq Featuring Stevie Wonder & CJ Hilton

Category 26

Best Traditional R&B Vocal Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

対抗 A Change Is Gonna Come: Wayne Brady
勝者 本命 You've Got The Love I Need:Al Green Featuring Anthony Hamilton
Baby I Know:(Linda Jones) With Helen Bruner & Terry Jones
Love That Girl:Raphael Saadiq
In Love With Another Man: Jazmine Sullivan

Category 27

Best Urban/Alternative Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

対抗 Say Goodbye To Love: Kenna
Wanna Be: Maiysha
勝者 本命 Be OK: Chrisette Michele Featuring will.i.am
Many Moons: Janelle Monae
Lovin You (Music): Wayna Featuring Kokayi

Category 28

Best R&B Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

Bust Your Windows: Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Deandre Way, songwriter) (Jazmine Sullivan)
Customer: I. Barias, Raheem DeVaughn, C. Haggins, K. Oliver & J. Smith, songwriters (Raheem DeVaughn)
Heaven Sent: Keyshia Cole, Jason Farmer & Alex Francis, songwriters (Keyshia Cole)
勝者 本命 Miss Independent: M.S. Eriksen, T.E. Hermansen & S. Smith, songwriters (Ne-Yo)
対抗 Spotlight: Mikkel S. Eriksen, Tor Erik Hermansen & Shaffer Smith, songwriters (Jennifer Hudson)

Category 29

Best R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

Love & Life: Eric Benét
Motown: A Journey Through Hitsville USA: Boyz II Men
対抗 Lay It Down: Al Green
勝者 本命 Jennifer Hudson: Jennifer Hudson
The Way I See It: Raphael Saadiq

Category 30

Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

勝者 対抗 Growing Pains: Mary J. Blige
Back Of My Lac': J. Holiday
First Love : Karina
本命 Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Fearless: Jazmine Sullivan

Field 7 — Rap

Category 31

Best Rap Solo Performance
(For a solo Rap performance. Singles or Tracks only.)

本命 Roc Boys (And The Winner Is)...Jay-Z
勝者 対抗 A Milli: Lil Wayne
Paris, Tokyo: Lupe Fiasco
N.i.*.*.e.r. (The Slave And The Master): Nas
Sexual Eruption: Snoop Dogg

Category 32

Best Rap Performance By A Duo Or Group
(For duo, group or collaborative performances of Rap only. Singles or Tracks only.)

Royal Flush: Big Boi Featuring Raekwon And Andre 3000
勝者 本命 Swagga Like Us : Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne
Mr. Carter: Lil Wayne Featuring Jay-Z
Wish You Would: Ludacris Featuring T.I.
対抗 Put On: Young Jeezy Featuring Kanye West

Category 33

Best Rap/Sung Collaboration
(For a Rap/Sung collaborative performance by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)

勝者 本命 American Boy: Estelle Featuring Kanye West
Low: Flo Rida Featuring T-Pain
対抗 Green Light: John Legend & Andre 3000
Got Money: Lil Wayne Featuring T-Pain
Superstar:Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos

Category 34

Best Rap Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

勝者 対抗Lollipop:D. Carter, S. Garrett, D. Harrison, J. Scheffer & R. Zamor, songwriters (Lil Wayne Featuring Static Major)
LowT :. Dillard, M. Humphrey & T-Pain, songwriters (Flo Rida Featuring T-Pain)
Sexual Eruption: Calvin Broadus, S. Lovejoy & D. Stewart, songwriters (Snoop Dogg)
Superstar: Lupe Fiasco & Soundtrakk, songwriters (Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos)
本命 Swagga Like Us: D. Carter, S. Carter, Clifford Harris & Kanye West, songwriters (M. Arulpragasam, N. Headon, M. Jones, J. Mellor, T. Pentz & P. Simonon, songwriters) (Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne)

Category 35

Best Rap Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

対抗 American Gangster: Jay-Z
勝者 本命 Tha Carter III: Lil Wayne
The Cool: Lupe Fiasco
Nas: Nas
Paper Trail: T.I.

Field 1 — Pop

Category 5

Best Female Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

勝者 本命 Chasing Pavements: Adele
Love Song:Sara Bareilles
Mercy:Duffy
Bleeding Love:Leona Lewis
対抗 I Kissed A Girl:Katy Perry
So What:Pink

Category 6

Best Male Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

All Summer Long:Kid Rock
勝者 Say:John Mayer
That Was Me:Paul McCartney
対抗 I'm Yours:Jason Mraz
本命 Closer:Ne-Yo
Wichita Lineman:James Taylor

Category 7

Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For established duos or groups, with vocals. Singles or Tracks only.)

勝者 本命 Viva La Vida:Coldplay
Waiting In The Weeds:Eagles
Going On:Gnarls Barkley
Won't Go Home Without You:Maroon 5
対抗 Apologize:OneRepublic

Category 8

Best Pop Collaboration With Vocals
(For a collaborative performance, with vocals, by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)

本命 Lesson Learned:Alicia Keys & John Mayer
4 Minutes:Madonna, Justin Timberlake & Timbaland
勝者 対抗 Rich Woman:Robert Plant & Alison Krauss
If I Never See Your Face Again:Rihanna & Maroon 5
No Air:Jordin Sparks & Chris Brown

Category 9

Best Pop Instrumental Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, without vocals. Singles or Tracks only.)

本命 Love Appetite:Steve Cropper & Felix Cavaliere
勝者 I Dreamed There Was No War:Eagles
Fortune Teller:Fourplay
Steppin' Out:Stanley Jordan
対抗 Blast!:Marcus Miller

Category 10

Best Pop Instrumental Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

対抗 Sax For Stax:Gerald Albright
本命 Greatest Hits Rerecorded Volume One:Larry Carlton
勝者 Jingle All The Way:Béla Fleck & The Flecktones
The Spice Of Life:Earl Klugh
A Night Before Christmas:Spyro Gyra

Category 11

Best Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

対抗 Detours:Sheryl Crow
勝者 本命 Rockferry:Duffy
Long Road Out Of Eden:Eagles
Spirit: Leona Lewis
Covers: James Taylor


Field 3 — Traditional Pop
Category 14

Best Traditional Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

勝者 本命 Still Unforgettable:Natalie Cole
対抗 The Sinatra Project:Michael Feinstein
Noël:Josh Groban
In The Swing Of Christmas:Barry Manilow
Rufus Does Judy At Carnegie Hall:Rufus Wainwright

Field 4 — Rock

Category 15

Best Solo Rock Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

勝者 対抗 Gravity:John Mayer
I Saw Her Standing There:Paul McCartney
本命 Girls In Their Summer Clothes:Bruce Springsteen
Rise:Eddie Vedder
No Hidden Path:Neil Young

Category 16

Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

Rock N Roll Train AC/DC [Columbia]
本命 Violet Hill Coldplay Track from: Viva La Vida Or Death And All His Friends [Capitol Records]
Long Road Out Of Eden Eagles Track from: Long Road Out Of Eden [Eagles Recording Company II]
勝者 Sex On Fire Kings Of Leon [RCA Records]
対抗 House Of Cards adiohead rack from: In Rainbows TBD Records]

Category 20

Best Rock Song
(A Songwriter(s) Award. Includes Rock, Hard Rock & Metal songs. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

勝者 対抗 Girls In Their Summer Clothes: Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen) Track from: Magic [Columbia; Publisher: Bruce Springsteen]

House Of Cards Colin: Greenwood, Jonny Greenwood, Ed O'Brien, Philip Selway & Thom Yorke, songwriters (Radiohead) Track from: In Rainbows [TBD Records; Publisher: Warner Chappell Music]

I Will Possess Your Heart: Benjamin Gibbard, Nicholas Harmer, Jason McGerr & Christopher Walla, songwriters (Death Cab For Cutie) Track from: Narrow Stairs [Atlantic; Publishers: EMI Blackwood Music/Where I'm Calling From Music/Shove It Up Your Songs/Giant Beat Songs/Please Pass The Songs]

Sex On Fire : Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon) [RCA Records; Publishers: Martha Street Music/Songs of Combustion Music/Music of Windswept, Followill Music/Songs of Combustion Music/Music of Windswept, McFearless Music/Bug Music, Coffee, Tea or Me Publishing/Bug Music]

本命 Violet Hill: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay) Track from: Viva La Vida Or Death And All His Friends [Capitol Records; Publisher: Universal Music-MGB Songs]

Category 21

Best Rock Album
(Vocal or Instrumental. Includes Hard Rock and Metal.)

勝者 本命 Viva La Vida Or Death And All His Friends: Coldplay [Capitol Records]
Rock N Roll Jesus: Kid Rock [Atlantic]
Only By The Night: Kings Of Leon [RCA Records]
対抗 Death Magnetic: Metallica [Warner Bros.]
Consolers Of The Lonely : The Raconteurs [Third Man/Warner Bros.]

Category 90

Best Album Notes

Art Of Field Recording Volume I: Fifty Years Of Traditional American Music Documented By Art Rosenbaum
Art Rosenbaum, album notes writer (Various Artists)
[Dust-To-Digital]

Debate '08: Taft And Bryan Campaign On The Edison Phonograph
Patrick Feaster & David Giovannoni, album notes writers (William Jennings Bryan & William Howard Taft)
[Archeophone Records]

勝者 対抗 Kind Of Blue: 50th Anniversary Collector's Edition
Francis Davis, album notes writer (Miles Davis)
[Columbia/Legacy Recordings]

本命 Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul
David Ritz & Jerry Wexler, album notes writers (Aretha Franklin)
[Rhino/Atlantic]

The Unsung Father Of Country Music: 1925-1934
Henry "Hank" Sapoznik, album notes writer (Ernest V. Stoneman)
[5-String Productions]

Category 93

Producer Of The Year, Non-Classical
(A Producer's Award. (Artists names appear in parentheses.))

Danger Mouse

Attack & Release (The Black Keys) (A)
Modern Guilt (Beck) (A)
The Odd Couple (Gnarls Barkley) (A)

Nigel Godrich

In Rainbows (Radiohead) (A)

Johnny K

Big Bad World (Plain White T's) (A)
The Illusion Of Progress (Staind) (A)
Light From Above (Black Tide) (A)
3 Doors Down (3 Doors Down) (A)

勝者 対抗 Rick Rubin

Death Magnetic (Metallica) (A)
Home Before Dark (Neil Diamond) (A)
Mercy (Dancing For The Death Of An Imaginary Enemy) (Ours) (A)
Seeing Things (Jakob Dylan) (A)
Weezer (Red Album) (Weezer) (A)

本命 will.i.am

American Boy (Estelle Featuring Kanye West) (T)
Encanto (Sergio Mendes) (A)
Funky Bahia (Sergio Mendes Featuring will.i.am & Siedah Garrett) (T)
In The Ayer (Flo Rida Featuring will.i.am) (T)
Pick It Up (Fergie) (T)
Picture Perfect (Chris Brown Featuring will.i.am) (T)
What's Your Name (Usher Featuring will.i.am) (T)

Category 110

Best Long Form Music Video
(For video album packages consisting of more than one song or track. Award to the Artist and to the Video Director/Producer of at least 51% of the total playing time.)

Where The Light Is — Live In Los Angeles: John Mayer:Danny Clinch, video director; Lindha Narvaez, video producer [Columbia]

勝者 Runnin' Down A Dream: Tom Petty & The Heartbreakers: Peter Bogdanovich, video director; Skot Bright, video producer [Warner Bros.]

Good Girl Gone Bad Live: Rihanna: Paul Caslin, video director; John Paveley, Ruth Paveley & Rupert Style, video producers: [Def Jam/SRP Records/Mercury Music Group/Universal Music]

本命 Respect Yourself — The Stax Records Story (Various Artists): Robert Gordon & Morgan Neville, video directors; Mark Crosby, Robert Gordon & Morgan Neville, video producers [Stax/Tremolo Productions/Concord Music Group]

対抗 Amazing Journey: The Story Of The Who: The Who: Paul Crowder & Murray Lerner, video directors; Robert Rosenberg & Nigel Sinclair, video producers [Universal Home Entertainment]

Field 10 — Jazz

Category 45

Best Contemporary Jazz Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

勝者 Randy In Brasil: Randy Brecker [MAMA Records]
Floating Point: John McLaughlin [Abstract Logix]
対抗 Cannon Re-Loaded: All-Star Celebration Of Cannonball Adderley: (Various Artists): Gregg Field & Tom Scott, producers [Concord Jazz]
本命 Miles From India (Various Artists) : Bob Belden, producer [4Q/Times Square Records]
Lifecycle: Yellowjackets Featuring Mike Stern: [Heads Up International]

Category 46

Best Jazz Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

Imagina: Songs Of Brasil: Karrin Allyson [Concord Jazz]
対抗 Breakfast On The Morning Tram: Stacey Kent [Blue Note]
If Less Is More...Nothing Is Everything: Kate McGarry [Palmetto Records]
勝者 本命 Loverly: Cassandra Wilson [Blue Note]
Distances: Norma Winstone (Glauco Venier & Klaus Gesing) [ECM]

Category 47

Best Jazz Instrumental Solo
(For an instrumental jazz solo performance. Two equal performers on one recording may be eligible as one entry. If the soloist listed appears on a recording billed to another artist, the latter's name is in parenthesis for identification. Singles or Tracks only.)

勝者 Be-Bop: Terence Blanchard, soloist: Track from: Live At The 2007 Monterey Jazz Festival (Monterey Jazz Festival 50th Anniversary All-Stars) [Monterey Jazz Festival Records]

Seven Steps To Heaven: Till Brönner, soloist Track from: The Standard (Take 6) [Heads Up International]

対抗 Waltz For Debby: Gary Burton & Chick Corea, soloists Track from: The New Crystal Silence [Concord Records]

Son Of Thirteen: Pat Metheny, soloist : Track from: Day Trip [Nonesuch Records]

本命 Be-Bop: James Moody, soloist Track from: Live At The 2007 Monterey Jazz Festival (Monterey Jazz Festival 50th Anniversary All-Stars) [Monterey Jazz Festival Records]

Category 48

Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

勝者 対抗The New Crystal Silence: Chick Corea & Gary Burton [Concord Records]
History, Mystery : Bill Frisell: [Nonesuch Records]
Brad Mehldau Trio: Live: Brad Mehldau Trio [Nonesuch Records]
本命 Day Trip: Pat Metheny With Christian McBride & Antonio Sanchez [Nonesuch Records]
Standards: Alan Pasqua, Dave Carpenter & Peter Erskine Trio: [Fuzzy Music]

Category 49

Best Large Jazz Ensemble Album
(For large jazz ensembles, including big band sounds. Albums must contain 51% or more INSTRUMENTAL tracks.)

対抗 Appearing Nightly: Carla Bley And Her Remarkable Big Band [WATT]
Act Your Age: Gordon Goodwin's Big Phat Band [Immergent]
Symphonica: Joe Lovano With WDR Big Band & Rundfunk Orchestra [Blue Note]
Blauklang : Vince Mendoza [Act Music and Vision (AMV)]
勝者 本命Monday Night Live At The Village Vanguard: The Vanguard Jazz Orchestra
[Planet Arts Recordings]

Field 11 — Gospel

Category 51

Best Gospel Performance
(For solo, duo, group as collaborative performances. Singles or tracks with vocal containing Gospel lyrics. All genres of Gospel music are eligible.)

対抗 I Understand : Kim Burrell, Rance Allen, Bebe Winans & Mariah CareyTrack from: Randy Jackson's Music Club, Volume One[Concord Records/Dream Merchant 21 Ent.]

East To West: Casting Crowns: Track from: The Altar And The Door Live [Beach Street/Reunion Records]

勝者 Get Up: Mary Mary: Track from: The Sound [Columbia]

本命 Shall We Gather At The River: Take 6: Track from: The Standard [Heads Up International]

Waging War: CeCe Winans: Track from: Thy Kingdom Come: [PureSprings Gospel/EMI Gospel]

Category 52

Best Gospel Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

Cover Me: James L. Moss, songwriter (21:03 With Fred Hammond, Smokie Norful & J Moss): [Verity/Zomba Gospel; Publisher: Millenni-era Music]

対抗 Get Up: Erica Campbell, Tina Campbell, Warryn Campbell & Eric Dawkins, songwriters (Mary Mary): Track from: The Sound [Columbia; Publishers: Wet Ink Red Music/That's Plum Song/It's Tea Tyme/EMI April/E.D. Duz-It Music/Irving Music/Underdog Songs]

Give Me Your Eyes: Brandon Heath & Jason Ingram, songwriters (Brandon Heath): Track from: What If We [Reunion Records; Publishers: Sitka6 Music/Peertunes/Grange Hill Music/Windsor Way Music]

勝者 本命 Help Me Believe: Kirk Franklin, songwriter (Kirk Franklin): Track from: The Fight Of My Life [Fo Yo Soul Ent./Zomba Gospel ; Publishers: Universal Music-Z Songs/Kerrion Publishing]

You Reign: Jim Bryson, Steven Curtis Chapman, Nathan Cochran, Barry Graul, Bart Millard, Mike Scheuchzer & Robby Shaffer, songwriters (MercyMe): Track from: All That Is Within Me [INO Records; Publishers: Simpleville Music/Wet As A Fish Music, Sparrow Song/Peach Hill Songs]

Category 57

Best Contemporary R&B Gospel Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

本命 Reflections: Jason Champion [EMI Gospel/Brooks Entertainment]
勝者 対抗 The Fight Of My Life: Kirk Franklin [Fo Yo Soul Entertainment/ Zomba Gospel]
The Sound: Mary Mary [Columbia]
Donald Lawrence Introduces: Family Prayer: The Murrills [Quiet Water/ Verity]
Stand Out: Tye Tribbett & G.A. [Columbia]

Field 13 — Blues

Category 66

Best Traditional Blues Album
(Vocal or Instrumental.)

対抗 The Blues Rolls On: Elvin Bishop [Delta Groove Music, Inc.]
Skin Deep: Buddy Guy [Silvertone Records]
All Odds Against Me: John Lee Hooker Jr.[Steppin' Stone Records/CC Entertainment]
勝者 本命 One Kind Favor: B.B. King [Geffen Records]
Pinetop Perkins & Friends: Pinetop Perkins & Friends[Stoneagle Music/Telarc]

Category 67

Best Contemporary Blues Album
(Vocal or Instrumental.)

Peace, Love & BBQ: Marcia Ball [Alligator Records]
本命 Like A Fire: Solomon Burke [Shout! Factory]
勝者 City That Care Forgot: Dr. John And The Lower 911 [429 Records]
Maestro: Taj Mahal [Heads Up International]
対抗 Simply Grand: Irma Thomas [Rounder Records]

Field 2 — Dance

Category 12

Best Dance Recording
(For solo, duo, group or collaborative performances. Vocal or Instrumental. Singles or tracks only.)

勝者 Harder Better Faster Stronger: Daft Punk: Thomas Bangalter & Guy Manuel de Homem-Christo, producers; Thomas Bangalter & Guy Manuel de Homem-Christo, mixers: Track from: Alive 2007
[Virgin Records]

Ready For The Floor: Hot Chip: Hot Chip, producers; Dan Carey, mixer: Track from: Made In The Dark [Astralwerks/DFA]

Just Dance: Lady Gaga & Colby O'Donis: RedOne, producer; Robert Orton, mixer: [Streamline/Interscope/Kon Live]

本命Give It 2 Me: Madonna: Madonna & The Neptunes, producers; Andrew Coleman & Spike Stent, mixers: Track from: Hard Candy [Warner Bros.]

対抗 Disturbia: Rihanna: Brian Kennedy, producer; Phil Tan, mixer: Track from: Good Girl Gone Bad: Reloaded: [Def Jam]

Black & Gold: Sam Sparro: Jesse Rogg & Sam Sparro, producers; Jeremy Wheatley, mixer: Track from: Sam Sparro [Universal Republic Records]

Category 13

Best Electronic/Dance Album
(For vocal or instrumental albums. Albums only.)

New York City: Brazilian Girls: [Verve Forecast]
勝者 本命 Alive 2007: Daft Punk [Virgin Records]
対抗 Bring Ya To The Brink: Cyndi Lauper [Epic]
X: Kylie Minogue [Capitol/Astralwerks]
Last Night: Moby [Mute]
Robyn: Robyn [Konichiwa/Cherrytree/Interscope]

ENT>AWARD>GRAMMY>51st, Final


投稿者 吉岡正晴 : 01:48 PM | コメント (0)

51st Grammy Award: (Part 3)

【第51回グラミー賞予想 パート3】

イギリス。

今回のグラミー賞主要4部門は、イギリス勢の活躍が目立つ。主要3部門15ノミネートのうちのべ11 作品がイギリス系。昨年は、エイミー・ワインハウスがいいところを持っていったが、その勢いでイギリス勢が今年も獲得していくのだろう。

コールドプレイは、3部門独占も十分あると思うが、アデルもいいところでノミネートされている。アデルがもし取るとすると、取りそうなのは「ソング」で、一番メインの「レコード」はやはり、コールドプレイという気がする。アデルは「新人賞」もいけそうなので、アデルとコールドプレイで2個ずつわけることになる。また、コールドプレイ3、新人アデルも十分あり。アデルのサウンド、曲調は昨年のエイミーを思わせるものがあり、エイミーを好んだグラミー投票者を考えると意外といいところにいくのかもしれない。「レコード」「アルバム」でヴェテランのロバート・プラントがノミネートされているが、これは、昨年のハービー・ハンコック的な大穴的獲得の可能性はある。また、レオナ・ルイスはグラミー投票者好みの王道シンガー。どこまで支持を伸ばすか。だが、今年はコールドプレイが大本命だろう。

新人はアデルかダフィーが日本では人気が高いが、アメリカではアデルのほうが前評判がよい。調査にもよるのだが、アメリカで一番人気があるのは、ジャスミン、続いてアイドル・グループのジョナス・ブラザースのようだ。さすがに、新人賞にアイドル・グループはないと思うのだが…。

なお、ライヴで出演するアーティストは、順不同で、ケニー・チェスニー、コールドプレイ、ジェニファー・ハドソン、ジョナス・ブラザース、リル・ウェイン、ケイティ・ペリー、キャリー・アンダーウッド、ジェイZ、ポール・マッカートニー、レディオヘッド、T.I.、ジャスティン・ティンバーレーク、カニエ・ウェストなど。

今年は第51回。発表は日本時間9日午前10時から。

ENT>AWARDS>Grammy, 51st

投稿者 吉岡正晴 : 01:42 AM | コメント (0)

February 08, 2009

51st Grammy Predictions (Part 2)

【第51回グラミー賞・予想パート2】

予想。

2008年度、第51回グラミー賞のノミネートは全部で110部門。恒例その大予想、パート2。ジャズ、ブルーズ部門など。

発表は2009年2月8日(日曜=午後5時=日本時間9日・月曜午前10時から)、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。中継はCBS。日本では有料衛星放送WOWOW。12月17日までに投票権のある会員に投票用紙が郵送され、会員は1月14日までに返送、その後集計され、2月8日に発表される。ノミネート対象作品は2007年10月1日から2008年9月30日までに全米でリリースされたものとなっている。

本ソウル・サーチンでは今年は44部門で予想を立てた。目標は本命で5割、本命対抗合わせて8割といったところ。ちなみに直近過去の予想と的中率は次のとおり。 なお予想に関しては、82年くらいからずっと音楽業界紙に発表していてそのデータがどこかにあるのだが、いつか探したいと思う。87年以降のものは、原稿がデジタル化されているので残っているはず。

2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696

(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)

完全なリストは、グラミーの公式ページに。(英語)

http://content.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx

■ 51回グラミー賞ノミネート 予想 パート2

Field 3 — Traditional Pop
Category 14

Best Traditional Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

本命 Still Unforgettable:Natalie Cole
対抗 The Sinatra Project:Michael Feinstein
Noël:Josh Groban
In The Swing Of Christmas:Barry Manilow
Rufus Does Judy At Carnegie Hall:Rufus Wainwright

Field 4 — Rock

Category 15

Best Solo Rock Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

対抗 Gravity:John Mayer
I Saw Her Standing There:Paul McCartney
本命 Girls In Their Summer Clothes:Bruce Springsteen
Rise:Eddie Vedder
No Hidden Path:Neil Young

Category 16

Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

Rock N Roll Train AC/DC [Columbia]
本命 Violet Hill Coldplay Track from: Viva La Vida Or Death And All His Friends [Capitol Records]
Long Road Out Of Eden Eagles Track from: Long Road Out Of Eden [Eagles Recording Company II]
Sex On Fire Kings Of Leon [RCA Records]
対抗 House Of Cards adiohead rack from: In Rainbows TBD Records]

Category 20

Best Rock Song
(A Songwriter(s) Award. Includes Rock, Hard Rock & Metal songs. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

対抗 Girls In Their Summer Clothes: Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen) Track from: Magic [Columbia; Publisher: Bruce Springsteen]

House Of Cards Colin: Greenwood, Jonny Greenwood, Ed O'Brien, Philip Selway & Thom Yorke, songwriters (Radiohead) Track from: In Rainbows [TBD Records; Publisher: Warner Chappell Music]

I Will Possess Your Heart: Benjamin Gibbard, Nicholas Harmer, Jason McGerr & Christopher Walla, songwriters (Death Cab For Cutie) Track from: Narrow Stairs [Atlantic; Publishers: EMI Blackwood Music/Where I'm Calling From Music/Shove It Up Your Songs/Giant Beat Songs/Please Pass The Songs]

Sex On Fire : Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon) [RCA Records; Publishers: Martha Street Music/Songs of Combustion Music/Music of Windswept, Followill Music/Songs of Combustion Music/Music of Windswept, McFearless Music/Bug Music, Coffee, Tea or Me Publishing/Bug Music]

本命 Violet Hill: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay) Track from: Viva La Vida Or Death And All His Friends [Capitol Records; Publisher: Universal Music-MGB Songs]

Category 21

Best Rock Album
(Vocal or Instrumental. Includes Hard Rock and Metal.)

本命 Viva La Vida Or Death And All His Friends: Coldplay [Capitol Records]
Rock N Roll Jesus: Kid Rock [Atlantic]
Only By The Night: Kings Of Leon [RCA Records]
対抗 Death Magnetic: Metallica [Warner Bros.]
Consolers Of The Lonely : The Raconteurs [Third Man/Warner Bros.]


Category 90

Best Album Notes

Art Of Field Recording Volume I: Fifty Years Of Traditional American Music Documented By Art Rosenbaum
Art Rosenbaum, album notes writer (Various Artists)
[Dust-To-Digital]

Debate '08: Taft And Bryan Campaign On The Edison Phonograph
Patrick Feaster & David Giovannoni, album notes writers (William Jennings Bryan & William Howard Taft)
[Archeophone Records]

対抗 Kind Of Blue: 50th Anniversary Collector's Edition
Francis Davis, album notes writer (Miles Davis)
[Columbia/Legacy Recordings]

本命 Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul
David Ritz & Jerry Wexler, album notes writers (Aretha Franklin)
[Rhino/Atlantic]

The Unsung Father Of Country Music: 1925-1934
Henry "Hank" Sapoznik, album notes writer (Ernest V. Stoneman)
[5-String Productions]

Category 93

Producer Of The Year, Non-Classical
(A Producer's Award. (Artists names appear in parentheses.))

Danger Mouse

Attack & Release (The Black Keys) (A)
Modern Guilt (Beck) (A)
The Odd Couple (Gnarls Barkley) (A)

Nigel Godrich

In Rainbows (Radiohead) (A)

Johnny K

Big Bad World (Plain White T's) (A)
The Illusion Of Progress (Staind) (A)
Light From Above (Black Tide) (A)
3 Doors Down (3 Doors Down) (A)

対抗 Rick Rubin

Death Magnetic (Metallica) (A)
Home Before Dark (Neil Diamond) (A)
Mercy (Dancing For The Death Of An Imaginary Enemy) (Ours) (A)
Seeing Things (Jakob Dylan) (A)
Weezer (Red Album) (Weezer) (A)

本命 will.i.am

American Boy (Estelle Featuring Kanye West) (T)
Encanto (Sergio Mendes) (A)
Funky Bahia (Sergio Mendes Featuring will.i.am & Siedah Garrett) (T)
In The Ayer (Flo Rida Featuring will.i.am) (T)
Pick It Up (Fergie) (T)
Picture Perfect (Chris Brown Featuring will.i.am) (T)
What's Your Name (Usher Featuring will.i.am) (T)

Category 110

Best Long Form Music Video
(For video album packages consisting of more than one song or track. Award to the Artist and to the Video Director/Producer of at least 51% of the total playing time.)

Where The Light Is — Live In Los Angeles: John Mayer:Danny Clinch, video director; Lindha Narvaez, video producer [Columbia]

Runnin' Down A Dream: Tom Petty & The Heartbreakers: Peter Bogdanovich, video director; Skot Bright, video producer [Warner Bros.]

Good Girl Gone Bad Live: Rihanna: Paul Caslin, video director; John Paveley, Ruth Paveley & Rupert Style, video producers: [Def Jam/SRP Records/Mercury Music Group/Universal Music]

本命 Respect Yourself — The Stax Records Story (Various Artists): Robert Gordon & Morgan Neville, video directors; Mark Crosby, Robert Gordon & Morgan Neville, video producers [Stax/Tremolo Productions/Concord Music Group]

対抗 Amazing Journey: The Story Of The Who: The Who: Paul Crowder & Murray Lerner, video directors; Robert Rosenberg & Nigel Sinclair, video producers [Universal Home Entertainment]

Field 10 — Jazz

Category 45

Best Contemporary Jazz Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

Randy In Brasil: Randy Brecker [MAMA Records]
Floating Point: John McLaughlin [Abstract Logix]
対抗 Cannon Re-Loaded: All-Star Celebration Of Cannonball Adderley: (Various Artists): Gregg Field & Tom Scott, producers [Concord Jazz]
本命 Miles From India (Various Artists) : Bob Belden, producer [4Q/Times Square Records]
Lifecycle: Yellowjackets Featuring Mike Stern: [Heads Up International]

Category 46

Best Jazz Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

Imagina: Songs Of Brasil: Karrin Allyson [Concord Jazz]
対抗 Breakfast On The Morning Tram: Stacey Kent [Blue Note]
If Less Is More...Nothing Is Everything: Kate McGarry [Palmetto Records]
本命 Loverly: Cassandra Wilson [Blue Note]
Distances: Norma Winstone (Glauco Venier & Klaus Gesing) [ECM]

Category 47

Best Jazz Instrumental Solo
(For an instrumental jazz solo performance. Two equal performers on one recording may be eligible as one entry. If the soloist listed appears on a recording billed to another artist, the latter's name is in parenthesis for identification. Singles or Tracks only.)

Be-Bop: Terence Blanchard, soloist: Track from: Live At The 2007 Monterey Jazz Festival (Monterey Jazz Festival 50th Anniversary All-Stars) [Monterey Jazz Festival Records]

Seven Steps To Heaven: Till Brönner, soloist Track from: The Standard (Take 6) [Heads Up International]

対抗 Waltz For Debby: Gary Burton & Chick Corea, soloists Track from: The New Crystal Silence [Concord Records]

Son Of Thirteen: Pat Metheny, soloist : Track from: Day Trip [Nonesuch Records]

本命 Be-Bop: James Moody, soloist Track from: Live At The 2007 Monterey Jazz Festival (Monterey Jazz Festival 50th Anniversary All-Stars) [Monterey Jazz Festival Records]

Category 48

Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

対抗The New Crystal Silence: Chick Corea & Gary Burton [Concord Records]
History, Mystery : Bill Frisell: [Nonesuch Records]
Brad Mehldau Trio: Live: Brad Mehldau Trio [Nonesuch Records]
本命 Day Trip: Pat Metheny With Christian McBride & Antonio Sanchez [Nonesuch Records]
Standards: Alan Pasqua, Dave Carpenter & Peter Erskine Trio: [Fuzzy Music]

Category 49

Best Large Jazz Ensemble Album
(For large jazz ensembles, including big band sounds. Albums must contain 51% or more INSTRUMENTAL tracks.)

対抗 Appearing Nightly: Carla Bley And Her Remarkable Big Band [WATT]
Act Your Age: Gordon Goodwin's Big Phat Band [Immergent]
Symphonica: Joe Lovano With WDR Big Band & Rundfunk Orchestra [Blue Note]
Blauklang : Vince Mendoza [Act Music and Vision (AMV)]
本命Monday Night Live At The Village Vanguard: The Vanguard Jazz Orchestra
[Planet Arts Recordings]

Field 11 — Gospel

Category 51

Best Gospel Performance
(For solo, duo, group as collaborative performances. Singles or tracks with vocal containing Gospel lyrics. All genres of Gospel music are eligible.)

対抗 I Understand : Kim Burrell, Rance Allen, Bebe Winans & Mariah CareyTrack from: Randy Jackson's Music Club, Volume One[Concord Records/Dream Merchant 21 Ent.]

East To West: Casting Crowns: Track from: The Altar And The Door Live [Beach Street/Reunion Records]

Get Up: Mary Mary: Track from: The Sound [Columbia]

本命 Shall We Gather At The River: Take 6: Track from: The Standard [Heads Up International]

Waging War: CeCe Winans: Track from: Thy Kingdom Come: [PureSprings Gospel/EMI Gospel]

Category 52

Best Gospel Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

Cover Me: James L. Moss, songwriter (21:03 With Fred Hammond, Smokie Norful & J Moss): [Verity/Zomba Gospel; Publisher: Millenni-era Music]

対抗 Get Up: Erica Campbell, Tina Campbell, Warryn Campbell & Eric Dawkins, songwriters (Mary Mary): Track from: The Sound [Columbia; Publishers: Wet Ink Red Music/That's Plum Song/It's Tea Tyme/EMI April/E.D. Duz-It Music/Irving Music/Underdog Songs]

Give Me Your Eyes: Brandon Heath & Jason Ingram, songwriters (Brandon Heath): Track from: What If We [Reunion Records; Publishers: Sitka6 Music/Peertunes/Grange Hill Music/Windsor Way Music]

本命 Help Me Believe: Kirk Franklin, songwriter (Kirk Franklin): Track from: The Fight Of My Life [Fo Yo Soul Ent./Zomba Gospel ; Publishers: Universal Music-Z Songs/Kerrion Publishing]

You Reign: Jim Bryson, Steven Curtis Chapman, Nathan Cochran, Barry Graul, Bart Millard, Mike Scheuchzer & Robby Shaffer, songwriters (MercyMe): Track from: All That Is Within Me [INO Records; Publishers: Simpleville Music/Wet As A Fish Music, Sparrow Song/Peach Hill Songs]

Category 57

Best Contemporary R&B Gospel Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

本命 Reflections: Jason Champion [EMI Gospel/Brooks Entertainment]
対抗 The Fight Of My Life: Kirk Franklin [Fo Yo Soul Entertainment/ Zomba Gospel]
The Sound: Mary Mary [Columbia]
Donald Lawrence Introduces: Family Prayer: The Murrills [Quiet Water/ Verity]
Stand Out: Tye Tribbett & G.A. [Columbia]

Field 13 — Blues

Category 66

Best Traditional Blues Album
(Vocal or Instrumental.)

対抗 The Blues Rolls On: Elvin Bishop [Delta Groove Music, Inc.]
Skin Deep: Buddy Guy [Silvertone Records]
All Odds Against Me: John Lee Hooker Jr.[Steppin' Stone Records/CC Entertainment]
本命 One Kind Favor: B.B. King [Geffen Records]
Pinetop Perkins & Friends: Pinetop Perkins & Friends[Stoneagle Music/Telarc]

Category 67

Best Contemporary Blues Album
(Vocal or Instrumental.)

Peace, Love & BBQ: Marcia Ball [Alligator Records]
本命 Like A Fire: Solomon Burke [Shout! Factory]
City That Care Forgot: Dr. John And The Lower 911 [429 Records]
Maestro: Taj Mahal [Heads Up International]
対抗 Simply Grand: Irma Thomas [Rounder Records]

Field 2 — Dance

Category 12

Best Dance Recording
(For solo, duo, group or collaborative performances. Vocal or Instrumental. Singles or tracks only.)

Harder Better Faster Stronger: Daft Punk: Thomas Bangalter & Guy Manuel de Homem-Christo, producers; Thomas Bangalter & Guy Manuel de Homem-Christo, mixers: Track from: Alive 2007
[Virgin Records]

Ready For The Floor: Hot Chip: Hot Chip, producers; Dan Carey, mixer: Track from: Made In The Dark [Astralwerks/DFA]

Just Dance: Lady Gaga & Colby O'Donis: RedOne, producer; Robert Orton, mixer: [Streamline/Interscope/Kon Live]

本命Give It 2 Me: Madonna: Madonna & The Neptunes, producers; Andrew Coleman & Spike Stent, mixers: Track from: Hard Candy [Warner Bros.]

対抗 Disturbia: Rihanna: Brian Kennedy, producer; Phil Tan, mixer: Track from: Good Girl Gone Bad: Reloaded: [Def Jam]

Black & Gold: Sam Sparro: Jesse Rogg & Sam Sparro, producers; Jeremy Wheatley, mixer: Track from: Sam Sparro [Universal Republic Records]

Category 13

Best Electronic/Dance Album
(For vocal or instrumental albums. Albums only.)

New York City: Brazilian Girls: [Verve Forecast]
本命 Alive 2007: Daft Punk [Virgin Records]
対抗 Bring Ya To The Brink: Cyndi Lauper [Epic]
X: Kylie Minogue [Capitol/Astralwerks]
Last Night: Moby [Mute]
Robyn: Robyn [Konichiwa/Cherrytree/Interscope]


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ENT>AWARD>GRAMMY>51st, Nomination

投稿者 吉岡正晴 : 02:45 AM | コメント (0)

February 07, 2009

51st Grammy Predictions (Part 1)

【第51回グラミー賞・予想パート1】

予想。

2008年度、第51回グラミー賞のノミネートは全部で110部門。恒例その大予想パート1。発表は2009年2月8日(日曜=午後5時=日本時間9日・月曜午前10時から)、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。中継はCBS。日本では有料衛星放送WOWOW。12月17日までに投票権のある会員に投票用紙が郵送され、会員は1月14日までに返送、その後集計され、2月8日に発表される。ノミネート対象作品は2007年10月1日から2008年9月30日までに全米でリリースされたものとなっている。

今年の最多はリル・ウェインの「アルバム」を含む8部門、コールドプレイが7部門、さらに、カニエ・ウェスト、ジェイZ、ニーヨが6部門でノミネートされている。

今年は、かなりむずかしい。よくわからないことが多い。なんとなく、コールド・プレイが軸になるような気がする。

完全なリストは、グラミーの公式ページに。(英語)

http://content.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx

■ 51回グラミー賞ノミネート

General Field

Category 1

Record Of The Year
(Award to the Artist and to the Producer(s), Recording Engineer(s) and/or Mixer(s), if other than the artist.)

Chasing Pavements: Adele
本命 Viva La Vida: Coldplay
Bleeding Love:Leona Lewis
Paper Planes:M.I.A
対抗 Please Read The Letter: Robert Plant & Alison Krauss

Category 2

Album Of The Year
(Award to the Artist(s) and to the Album Producer(s), Recording Engineer(s)/Mixer(s) & Mastering Engineer(s), if other than the artist.)

本命 Viva La Vida Or Death And All His Friends : Coldplay
Tha Carter III: Lil Wayne
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
対抗 Raising Sand : Robert Plant & Alison Krauss
In Rainbows: Radiohead

Category 3

Song Of The Year
(A Songwriter(s) Award. A song is eligible if it was first released or if it first achieved prominence during the Eligibility Year. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

American Boy: William Adams, Keith Harris, Josh Lopez, Caleb Speir, John Stephens, Estelle Swaray & Kanye West, songwriters (Estelle Featuring Kanye West)
本命 Chasing Pavements: Adele Adkins & Eg White, songwriters (Adele)
I'm Yours:Jason Mraz, songwriter (Jason Mraz)
Love Song:Sara Bareilles, songwriter (Sara Bareilles)
対抗 Viva La Vida: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay)

Category 4

Best New Artist
(For a new artist who releases, during the Eligibility Year, the first recording which establishes the public identity of that artist.)

本命 Adele
Duffy
対抗 Jonas Brothers
Lady Antebellum
Jazmine Sullivan

Field 6 — R&B

Category 23

Best Female R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

Me, Myself And I:Beyoncé
Heaven Sent:Keyshia Cole
本命 Spotlight:Jennifer Hudson
対抗 Superwoman: Alicia Keys
Need U Bad:Jazmine Sullivan

Category 24

Best Male R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

You're The Only One:Eric Benét
Take You Down:Chris Brown
本命 Miss Independent:Ne-Yo
Can't Help But Wait:Trey Songz
対抗 Here I Stand:Usher

Category 25

Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

Ribbon In The Sky:Boyz II Men
Words:Anthony David Featuring India.Arie
対抗 Stay With Me (By The Sea):Al Green Featuring John Legend
本命 I'm His Only Woman:Jennifer Hudson Featuring Fantasia
Never Give You Up:Raphael Saadiq Featuring Stevie Wonder & CJ Hilton

Category 26

Best Traditional R&B Vocal Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

対抗 A Change Is Gonna Come: Wayne Brady
本命 You've Got The Love I Need:Al Green Featuring Anthony Hamilton
Baby I Know:(Linda Jones) With Helen Bruner & Terry Jones
Love That Girl:Raphael Saadiq
In Love With Another Man: Jazmine Sullivan

Category 27

Best Urban/Alternative Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)

対抗 Say Goodbye To Love: Kenna
Wanna Be: Maiysha
本命 Be OK: Chrisette Michele Featuring will.i.am
Many Moons: Janelle Monae
Lovin You (Music): Wayna Featuring Kokayi

Category 28

Best R&B Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

Bust Your Windows: Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Deandre Way, songwriter) (Jazmine Sullivan)
Customer: I. Barias, Raheem DeVaughn, C. Haggins, K. Oliver & J. Smith, songwriters (Raheem DeVaughn)
Heaven Sent: Keyshia Cole, Jason Farmer & Alex Francis, songwriters (Keyshia Cole)
本命 Miss Independent: M.S. Eriksen, T.E. Hermansen & S. Smith, songwriters (Ne-Yo)
対抗 Spotlight: Mikkel S. Eriksen, Tor Erik Hermansen & Shaffer Smith, songwriters (Jennifer Hudson)

Category 29

Best R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

Love & Life: Eric Benét
Motown: A Journey Through Hitsville USA: Boyz II Men
対抗 Lay It Down: Al Green
本命 Jennifer Hudson: Jennifer Hudson
The Way I See It: Raphael Saadiq

Category 30

Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

対抗 Growing Pains: Mary J. Blige
Back Of My Lac': J. Holiday
First Love : Karina
本命 Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Fearless: Jazmine Sullivan

Field 7 — Rap

Category 31

Best Rap Solo Performance
(For a solo Rap performance. Singles or Tracks only.)

本命 Roc Boys (And The Winner Is)...Jay-Z
対抗 A Milli: Lil Wayne
Paris, Tokyo: Lupe Fiasco
N.i.*.*.e.r. (The Slave And The Master): Nas
Sexual Eruption: Snoop Dogg

Category 32

Best Rap Performance By A Duo Or Group
(For duo, group or collaborative performances of Rap only. Singles or Tracks only.)

Royal Flush: Big Boi Featuring Raekwon And Andre 3000
本命 Swagga Like Us : Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne
Mr. Carter: Lil Wayne Featuring Jay-Z
Wish You Would: Ludacris Featuring T.I.
対抗 Put On: Young Jeezy Featuring Kanye West

Category 33

Best Rap/Sung Collaboration
(For a Rap/Sung collaborative performance by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)

本命 American Boy: Estelle Featuring Kanye West
Low: Flo Rida Featuring T-Pain
対抗 Green Light: John Legend & Andre 3000
Got Money: Lil Wayne Featuring T-Pain
Superstar:Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos

Category 34

Best Rap Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)

対抗Lollipop:D. Carter, S. Garrett, D. Harrison, J. Scheffer & R. Zamor, songwriters (Lil Wayne Featuring Static Major)
LowT :. Dillard, M. Humphrey & T-Pain, songwriters (Flo Rida Featuring T-Pain)
Sexual Eruption: Calvin Broadus, S. Lovejoy & D. Stewart, songwriters (Snoop Dogg)
Superstar: Lupe Fiasco & Soundtrakk, songwriters (Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos)
本命 Swagga Like Us: D. Carter, S. Carter, Clifford Harris & Kanye West, songwriters (M. Arulpragasam, N. Headon, M. Jones, J. Mellor, T. Pentz & P. Simonon, songwriters) (Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne)

Category 35

Best Rap Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

対抗 American Gangster: Jay-Z
本命 Tha Carter III: Lil Wayne
The Cool: Lupe Fiasco
Nas: Nas
Paper Trail: T.I.


Field 1 — Pop

Category 5

Best Female Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

本命 Chasing Pavements: Adele
Love Song:Sara Bareilles
Mercy:Duffy
Bleeding Love:Leona Lewis
対抗 I Kissed A Girl:Katy Perry
So What:Pink

Category 6

Best Male Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)

All Summer Long:Kid Rock
Say:John Mayer
That Was Me:Paul McCartney
対抗 I'm Yours:Jason Mraz
本命 Closer:Ne-Yo
Wichita Lineman:James Taylor

Category 7

Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For established duos or groups, with vocals. Singles or Tracks only.)

本命 Viva La Vida:Coldplay
Waiting In The Weeds:Eagles
Going On:Gnarls Barkley
Won't Go Home Without You:Maroon 5
対抗 Apologize:OneRepublic

Category 8

Best Pop Collaboration With Vocals
(For a collaborative performance, with vocals, by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)

本命 Lesson Learned:Alicia Keys & John Mayer
4 Minutes:Madonna, Justin Timberlake & Timbaland
対抗 Rich Woman:Robert Plant & Alison Krauss
If I Never See Your Face Again:Rihanna & Maroon 5
No Air:Jordin Sparks & Chris Brown

Category 9

Best Pop Instrumental Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, without vocals. Singles or Tracks only.)

本命 Love Appetite:Steve Cropper & Felix Cavaliere
I Dreamed There Was No War:Eagles
Fortune Teller:Fourplay
Steppin' Out:Stanley Jordan
対抗 Blast!:Marcus Miller

Category 10

Best Pop Instrumental Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)

対抗 Sax For Stax:Gerald Albright
本命 Greatest Hits Rerecorded Volume One:Larry Carlton
Jingle All The Way:Béla Fleck & The Flecktones
The Spice Of Life:Earl Klugh
A Night Before Christmas:Spyro Gyra

Category 11

Best Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)

対抗 Detours:Sheryl Crow
本命 Rockferry:Duffy
Long Road Out Of Eden:Eagles
Spirit: Leona Lewis
Covers: James Taylor

ENT>AWARD>GRAMMY>51st, Prediction


投稿者 吉岡正晴 : 03:56 AM | コメント (0)

February 06, 2009

NHK-FM: "The Soul Music": Touching Selection Of Soul Songs

【NHK-FM『ソウル・ミュージック』~感動の選曲】

泣き。

NHK-FMで尾臺順子さんの『ソウル・ミュージック』(2009年2月5日=木曜・夜11時から)をマーヴィン・ゲイの翻訳作業をしながら聴いた。先週の中尾さんの訃報を、このソウル・サーチンのブログ(2009年1月29日付け)で知った方がお便りをたくさん番組にお寄せになったようだ。微力ながら力添えできてよかったと思う。

葬儀後初の収録となった尾臺さん、さすがにこの日は、きっと相当つらかったのではないかと思う。たぶん、収録も何度も録音をストップさせてやり直したのではないだろうか。編集されたかのようで、声のトーンが何度も違っていた。「ああ、ここで(録音を一旦)止めたのかな」などと思うと、いたたまれなくなった。彼女の中尾さんへの言葉は、優しさと愛情にあふれたもので、本当に胸に響いた。

表向きは、「スウィート・ソウル・ヴァレンタイン特集」と銘打たれたが、全曲、中尾さんへ捧げる選曲のようだった。特に、「マイ・フォーエヴァー・ラヴ(私の永遠の愛)」、「ユーアー・ナンバー・ワン(あなたは私の中でナンバーワン)」、そして最後の3連発「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラヴ・イズ(私の愛はそれほど強いのよ)」、そして「ウィズ・ユー」。この並びの選曲でも泣かされる。特にOVライトは染みた。

2009.2.5 on Air NHK FM SOUL MUSIC
スウィート・ソウル・ヴァレンタイン特集 第一夜

01. Material Things / Avant
02. My Forever Love / Levert
03. You're Number One (In My Book) / Gladys Knight & The Pips
04. Love Jones / Johnny Guitar Watson
05. Angel / Aretha Franklin
06. Ebony Eyes / Rick James feat. Smokey Robinson
07. You've Got A Friend / Donny Hathaway
08. That's How Strong My Love Is / O.V. Wright with The Keys
09. With You / The Moments

中尾さんのソウルは、必ずや、この『ソウル・ミュージック』という番組に永遠に降り注ぐ。この番組があと10年、いや、20年、いやもっともっとずっと続くことを願う。

■ 関連記事

January 29, 2009
Nakao Kouichi, Writer Of "Soul Music" Dies At 42
【NHK『ソウル・ミュージック』構成作家、中尾浩一さん死去】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002811.html

■ NHK-FM SOUL MUSIC
http://www.nhk.or.jp/soul/

ENT>RADIO>Soul Music


投稿者 吉岡正晴 : 07:00 AM | コメント (0)

February 05, 2009

Corteo: Cirque Du Soleil

【コルテオ~シルク・ド・ソレイユ】

ゲネプロ。

2月4日から始まったシルク・ド・ソレイユの出し物『コルテオ』の公開ゲネプロを見た。昨年『ドラリオン』を見ていたので、時間をやりくりし行ってしまった。舞台が360度になっていて、その両サイドからちゃんと見られる構図でよく出来ている。いろいろな演目があり、それぞれおもしろかった。それぞれは、言葉やストーリーがわからなくても、圧倒させられる。「コルテオ」とはイタリア語で「行列」のことだそう。

その場で見たときはストーリーがわからなかった。言葉も英語やイタリア語、たまに日本語なども飛び出すが、あんまりよくわからなかった。しかし、パンフレットを読んでみると、後からなるほどと思った。なので、これから行かれる方はぜひ始まる前にパンフを熟読されるといいと思う。

やはり人間というのは、練習すれば何でもできるんだな、すごいなあと思う。一番印象に残ったのは、下記セットリストで第二部7の「デュオ・ストラップス」というもの。2人が天井から吊るされた紐にからみついて空中で踊るというもの。その後の、天井でETみたいに自転車が空を飛ぶのもよかった。第一部の「ヘリウム・ダンス」も楽しい。

Setlist :

Part 1
performance started 17:36
01. シャンデリア Chandeliers
02. バウシング・ヘッド Bouncing Beds
03. シル・ホイール Cyr Wheel
04. リトル・ホース Lit tle Horses
05. タイトワイヤー Tightwire
06. ゴルフ Golf
07. アクロ・デュエット Acrobatic Duet
08. マリオネット Artist Marionette
09. ヘリウム・ダンス Hellum Dance
10. ティーターボード Teeterboard
performance ended 18:36

Part 2

performance started 19:06
01. パラダイス Paradise
02. クリスタル・グラスとチベタン・ボール Crystal Glasses & Tibetan Bowls
03. アダージョ・デュエット Adagio Duet
04. ジャグリング Juggling
05. ラダー Ladder
06. テアトロ・インティモ Teatro Intimo
07. デュオ・ストラップス Duo-Straps
08. ツアーニク Tournik
performance ended 20:00
talk session ended 20:15

(2009年2月3日火曜=原宿新ビッグトップ=コルテオ・ライヴ)

ENT>LIVE>Corteo


投稿者 吉岡正晴 : 05:58 AM | コメント (0)

February 04, 2009

Marvin Gaye 's Biography "Divided Soul": Countdown To Final Day

【マーヴィン・ゲイ自伝翻訳・遅々として…進む…】

カウントダウン。

2009年4月に発売予定のマーヴィン・ゲイ唯一の自伝『ディヴァイデッド・ソウル~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著=ブルース・インターアクションズから発売)の翻訳作業に没頭している。現在、本文340ページのうち、昨日までで288ページまで来た。あと52ページ、もうひといきだ。

マーヴィンが『離婚伝説』を出し、なんとか、最初の妻アンナとの離婚が成立し、しかし二度目の妻ジャンともうまくいかず、ジャンはテディー・ペンダーグラスとできてしまい、マーヴィンは失意のうちにロンドンにいつく。このロンドンでのマーヴィンは廃人同様で、どうしようもなく落ちぶれており、そこからどうやって這い上がっていくことができるのか。日々ドラッグに溺れ、しかし、そのドラッグ代はなく、彼は一文無し。新作の録音もままならないために、モータウンからの一銭ももらえず、まさに路頭に迷っていると言ってもいいどん底状態だ。

彼の人生には問題が山積している。税金・経済問題(自宅は没収され、滞納の税金の支払いを迫られている)、女性問題(一番愛しているジャンとうまくいかない)、ドラッグ問題(ずっとドラッグ中毒で、そこから抜け出せない)で八方塞り、自ら死を望むかのような状況にさえ陥る。

マーヴィンはこの後ベルギーのオステンドへ逃避行。そこで、かの「セクシュアル・ヒーリング」の原型が生まれるが、モータウンとの契約をどのように切るのか。ベリー・ゴーディーとの確執をどのように解決するのか。

マーヴィンの人生、そしてキャラクターには、すべて二面性がある。神的存在と、超俗人としての存在、音楽に没頭する男と、ドラッグに溺れる男、クリエイティヴでは完璧なアーティストだが、自堕落なだめ人間。プライドは誰よりも高いが、実は気がものすごく小さく、嫉妬深い。すべて彼の魂は2つに引き裂かれているのだ。だから、ディヴァイデッド・ソウル。幼少の頃からの実父との確執、父に愛されたいと思いつつも、一度も愛されなかったことが、大きなトラウマとなっているその人生。そして、2人は最後までお互い相容れることはなかった。

この本を読んだ映画人なら、だれでもこれを映画化したいと思うことがよくわかる。これほど、劇的な、しかも状況なども完璧なドラマなどなかなかない。事実は小説より奇なりとはよくいったものだ。

ちょうど今翻訳が進んでいるところは、マーヴィンの人生が「セクシュアル・ヒーリング」、そして凱旋公演へと一歩一歩進むあたりだ。それは、まさにマーヴィンの終焉へのカウントダウンだ。そして、翻訳作業もいよいよカウントダウン。ご期待ください。

ENT>ARTIST>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 02:42 PM | コメント (0)

February 03, 2009

Tower Of Power's New Album Is Also Soul Cover CD

【タワー・オブ・パワーもソウル・カヴァー・アルバム】

カヴァー。

サンフランシスコ・ベイエリアの超ヴェテラン、タワー・オブ・パワーの最新作、その名も『アメリカン・ソウルブック』が2009年2月4日、リリースされる。ロッド・スチュワートの大ヒット作『グレイト・アメリカン・ソングブック』にヒントを得たタイトルで、タワーのものは、ソウル・ソングでまとめた。

昨日ご紹介したシールは、かなり有名どころのソウル曲を選んでいるが、このソウル・カヴァー集は、けっこう珍しい曲を選んでいる。たとえば、1曲目「ユー・メット・ユア・マッチ」は、1968年のスティーヴィー・ワンダーの小ヒット。「ラヴ・ランド」は、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103RD(ハンドレッド・サード)・ストリート・リズム・バンドの1970年のヒットといった具合。日本盤ボーナスとなっている「バックフィールド・イン・モーション」は、メル&ティムのヒットだ。これなんか、実にタワー・サウンドになじむ。

また、サム&デイヴの「アイ・サンキュー」をトム・ジョーンズが歌ったり、そのサム・ムーアが、オーティス・レディングの曲を歌ったりと憎い演出もある。マーヴィン&タミーの名唱をジョス・ストーンが歌うのも興味深い。

次回の来日時には、このアルバムからの曲の演奏が増えるかもしれない。楽しみだ。

■タワー・オブ・パワー 『グレイト・アメリカン・ソウルブック』

01  You Met Your Match (Stevie Wonder)
02  I Thank You (Sam& Dave) (Tom Jones)
03  Love Land (Charles Wright & Watts 103rd Street Rhythm Band)
04  It Takes Two (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
05  Me And Mrs. Jones (Billy Paul)
06  Star Time(メドレー):It’s A New Day ~Mother Popcorn~There It Is~I Got The Feeling (James Brown)
07  Mr. Pitful (Otis Redding) (Sam Moore)
08  Heaven Must Be Missing An Angel (Tavares)
09  Since You’ve Been Gone (Aretha Franklin)
10  Your Precious Love (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
11  634-5789:Soulville, USA (Wilson Pickett) (Huey Lewis)
12  Who Is He and What Is He To You (Bill Withers, Creative Source)
13  Backfield in Motion(Bonus Track) (Mel& Tim)

アメリカン・ソウル・ブック
タワー・オブ・パワー
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ENT>ARTIST>Tower Of Power
ENT>ALBUM>Tower Of Power


投稿者 吉岡正晴 : 03:18 AM | コメント (0)

February 02, 2009

Seal's New Album Is "Soul"

【シール最新作は、ソウル・カヴァー集】

ソウル。

ロンドン生まれのナイジェリア人というユニークな出自を持つシンガー・ソングライター、シールの最新作、スタジオ・アルバムとしては6作目が出たが、このタイトルが、ずばり『ソウル』というもの。なんと、全14曲(日本盤ボーナストラック2曲含む)、ソウルの大ヒットのカヴァー集だ。

どんな曲が入っているかというと全14曲は次の通り。


1. ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
2. アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン
3. マンズ・マンズ・ワールド
4. ヒア・アイ・アム(カム・アンド・ゲット・ミー)
5. 愛しすぎて (I've Been Loving You Too Long)
6. イッツ・オーライト
7. 二人の絆 (If You Don't Know Me By Now)
8. ノック・オン・ウッド
9. アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
10. フリー
11. スタンド・バイ・ミー
12. ピープル・ゲット・レディ
13. イン・ザ・ミッドナイト・アワー* Bonus Track
14. マイ・ガール* Bonus Track

いやいや、この選曲には参った。これを昨日『ソウル・ブレンズ』「山野ミュージック・ジャム」でご紹介したが、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」と「愛しすぎて」をかけた。前者などかけると、その冒頭から、DJマーヴィンはもう泣き崩れる。(笑) 僕が聞く。「これは、そんなに教会で歌われるの? ゴスペルとして」 「歌われるよ。こんな太ったおばちゃんなんかが、みんな涙ボロボロになるよ~~。これは、ゴスペルだよ~~」

サム・クックの名曲、オバマ登場の2009年にはどんぴしゃだ。ヘッドフォンで、歌詞カードを見ながら聴いていると、本当に胸に来る1曲だ。そして、もう一曲はオーティスの「愛しすぎて」。これなんぞ、オーティスをよく研究しているというか。実に味わい深い。シールの歌声って聴きやすいという印象があったのだが、この作品だけは、いやいやどうして、すごいディープだ。ということは、やはり楽曲がディープということなのだろうか。

しかも、驚いたことにこれをプロデュースしたのがデイヴィッド・フォスターという事実。

全14曲、アル・グリーン曲が2曲(4と9)、カーティス・メイフィールド曲が2曲(6と12)とこの2人だけ2曲選曲されているのがおもしろい。

ふと思ったのが、アレサ、マーヴィン、アイズレー、ボビーあたりが入っていないこと。まあ、候補は何十曲とあったのだろう。3週間でレコーディングが終わったそうなので、これなら、また第2作もすぐにできるにちがいない。彼に歌って欲しい曲リストならたちどころに作れます。ソウル・カヴァーだけのライヴなんてやらないのかなあ…。

■シール 『ソウル』

ソウル
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ENT>ARTIST>Seal


投稿者 吉岡正晴 : 02:12 AM | コメント (0)

February 01, 2009

Ohno Yuji Talks To Waxpoetics Vol.3

【大野雄二さん、ワックスポエティックス3号のために語り倒す】

エネルギッシュ。

日本の音楽シーンで独自の地位を築いているジャズ・ミュージシャン、作曲家、CM音楽制作者、映画音楽制作者、大野雄二さんに先日インタヴューした。この模様は、次号のワックスポエティックス第3号(2009年3月15日発売予定)に掲載されるが、これがすごかった。

ワックスポエティックスでは基本はアメリカ版の翻訳記事を紹介しているのだが、毎号1-2本、日本発の記事を掲載している。DJムロさんが、実はこの大野雄二さんのアナログをけっこう集めていて、その広範な音楽ジャンルをして、大野さんのことを「日本のボブ・ジェームス」と呼んでいるそうだ。そこで、クラブでも人気となっている大野さんに、もし可能であれば、インタヴューしようということになった。

あちこち巡って、結局、急遽インタヴューをさせていただくことになったのだが、準備期間がなく、ちょっと僕自身不安があったのだが、大野さんが書かれている本『ルパン三世 ジャズノート&DVD』を入手、これをじっくり読んで、インタヴューに臨んだ。なんとおもしろいことに、大野さんの自宅でインタヴューが行われることになったが、そこがうちから徒歩7分くらいのところ。普段、車で移動するときはその横の道をほとんど毎日のように通っているあたりだった。

いやあ、しかし、なんとインタヴュー5時間半ですよ。本当に、エネルギッシュです。次から次へと話が尽きない。この長さは、僕が大滝(大瀧)詠一&鈴木雅之・対談の6時間超に継ぐもの。僕の長いインタヴュー歴史の中でも、ベスト5に入るすばらしいものになった。

詳しくは、ワックスポエティックス誌をごらん頂くとしても、順に熱海に生まれた少年時代から、慶應高校に入ってカルチャー・ショック以上の劇的な衝撃を受け、ジャズにのめりこみ、ひょんなご縁からCM音楽を作り出すようになり、さらに、テレビ番組の音楽(「ルパン三世」ほか)、映画音楽(「野生の証明」ほか多数の角川映画作品)をてがけ、そして、ここ10数年は再びジャズに戻っているというその音楽変遷はドラマ以上のドラマだ。話は、必ずひとつの答えから次へ脱線する。それが実におもしろい。学生時代、ピアノを弾き出したときに当時のキャバレーで演奏しだすようになったときの話など、実に楽しい。

そして、大野さんが、これほどソウル、ブラック・ミュージック好きとは知らなかった。シカゴ・チェスのリチャード・エヴァンス、ラムゼイ・ルイス、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、グラント・グリーン、プロデューサーとしてのアリフ・マーディン、クインシー・ジョンーンズ、クリード・テイラー、トミー・リピューマなどなど、話は尽きない。

最近は、「引き算のプレイ」を覚えたという大野さんは、「ファンキー」「グルーヴ」に関しても一家言ある。ジャズの娯楽性という点において、「エンタテインメント」と「アート」のギリギリの境界線を歩むという話、自分は裏方なのでテレビには演奏させてくれない限り出ない、という話など、音楽談義は止まらなかった。

ワックスポエティックス第3号、要チェック。

■ 大野雄二ライヴ・ツアー

2009年4月23日(木)~25日(土)目黒・ブルーズアレイ 3デイズ
問い合わせ 電話03-5740-6041
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live_body.html

2009年5月3日(日)名古屋ブルーノート
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/200905.html
2009年5月7日(木)~8日(金)ビルボード・ライヴ大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=2
2009年5月10日(日)~11日(月) ビルボード・ライヴ福岡
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=3
2009年5月13日(水)~14日(木)ビルボード・ライヴ東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1

■大野雄二オフィシャル・ウェッブ(ブログもあります)

http://www.vap.co.jp/ohno/index2.html

■ 大野雄二『ルパン三世 ジャズノート&DVD』

ルパン三世 ジャズノート&DVD
大野雄二
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売り上げランキング: 91194

■ CDはあまりに多すぎて…。しかし、「ホワッツ・ゴーイング・オン』をカヴァーしているこの作品を。

LUPIN THE THIRD「JAZZ」 ~What’s Going On~
Yuji Ohno & Lupintic Five
VAP,INC(VAP)(M) (2007-11-21)
売り上げランキング: 30791

■ ジョー・サンプル「引き算のピアノ」

2003/12/11 (Thu)
Joe Sample: Abstract Subtraction
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031211.html

ENT>ARTIST>Ohno, Yuji


投稿者 吉岡正晴 : 04:19 AM | コメント (0)