March 31, 2009

Proof Reading Continues: "Divided Soul": Release Date Is Set

【『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』発売日、正式タイトル決定】 

初校。

昨日のブログの続きで、ギャヴィン・クリストファーの話を書く予定だったが、ちょっとまとめるのに時間がかかりそうだったので、軽く、マーヴィン・ネタを。

現在初校がでて、その校正を急ピッチでやっているところ。ざっくりいって半分くらいまで目を通し、紙に赤入れをする作業が続いている。木曜朝までに戻すことになっている。これがすめば、文字データを本の形に流し込んで、最終校正。そうするとページが決まるので、索引作り。同時にあとがき、登場人物一覧作り、ディスコグラフィー作り、それから90年に刊行されたヴァージョンについている前書き(初版にはないもの)(2ページ)の翻訳、写真のキャプションなどの作業にかかる。う~~ん、こうやってリストアップすると、まだまだ山頂が見えないなあ。

とはいうものの、半分は終わっている感じはある。(笑)ところで、出版の正式な邦題と正式な発売日が決まった。

『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』、2009年5月20日(水)発売。ブルース・インターアクションズから。いわゆる書籍の奥付の日にちはもう少し遅くなり、一方、実際書店に並ぶ日にちは、5月20日より前になる。

カヴァーはまだ最終決定ではないのだがマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』の頃の顔写真が使われることになりそうだ。

さあ、もう後には引けない。(笑) 不退転の決意で臨みます。

+++++

今後のネタとしては、ギャヴィン・クリストファーの話し、ブレンダが話してくれたオバマ就任式に参加したときの話し、彼女のこれまでの軌跡、ハリー・ワインガーの話し、4月1日(命日)、2日(誕生日)のマーヴィン・ネタなどなどです。あと、しばらく前の「Old Tape Was Found(Part 1)」(2008年12月16日付)の続きも書かないと…。今週はマンハッタンズ、ナチュラリー・セヴン、週末からはもうナイル・ロジャースが来てしまう…。さてどこまで行けるか。


投稿者 吉岡正晴 : 07:11 AM | コメント (0)

March 30, 2009

Jane Z With Bobby Watson And Gavin Christopher

【ジェーン・Z(ズィー)・ショーケース】

上陸。

中国では大人気のシンガー、ジェーン・Z(ジェーン・ジー、ジェーン・ズィー)が日本にお披露目するために業界関係者らを呼んでショーケース・ライヴをした。観客の中には中国の人たちもけっこういた。

アーティスト表記は、張靚穎(ジェーン・チャン、簡体字: 张靓颖ジャン・リャンイン、英語表記Jane Zhang)となるようで、英語表記がJane Zhangから日本ではJane Zとするという。これまでは、カタカナではジェーン・チャン、ジャン・リャンインなどと表記されていたようだ。

なんでその場に僕が行ったかというと、このバックバンドに、ベースにボビー・ワトソン、コーラスのひとりにギャヴィン・クリストファーがいたからだ。中国ではスタジアム・クラス(数万人規模)のところでライヴをするというから大変な人気シンガーだが、このほど日本進出を狙って、日本のレコード会社などに売り込みをかけようとショーケースが行われた。

さすがに中国語で歌われると、皆目見当がつかないのだが(笑)、英語の歌、下記セットリストでミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」とか、マライア、ジャクソン・ファイヴでおなじみの「アイル・ビー・ゼア」(ギャヴィンとのデュエット)などを聴くと、けっこううまいかもしれないと思う。前者の一番最後、もっとも高い音を歌うところなど、なかなかいい感じ。英語曲だけを聴いていると、中国のマライア風のイメージもなくはない。比較的話し声が低く、逆に低い声が魅力的に感じられる。

ただし12曲目の日本語の歌は、ちょっと厳しい。もっと日本語の発音をコーチかなにかに教わったほうがいい。だが、なによりも彼女がとてもかわいくてチャーミングなので、そのヴィジュアル面でアピールできれば話題になるかもしれない。どのようなコンセプトで売り出すか、そのあたりの戦略がしっかり必要だろう。

それにしてもバックバンドがタイトで驚いた。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、サックス、コーラス(女性3、男性1)。中国で売れているだけに、日本のショーケースにもけっこうお金をかけている。ギターは中国の人だが、かなりファンキーなカッティングを聴かせる。ジェームス・ブラウンなどが好きらしい。ドラムは、ジョディー・ワトリー、ルーファス(トニー・メイデンのほう)などでおなじみのドネル・スペンサー、そして、ベースがルーファスのボビー・ワトソン、そして、コーラスが中国人女性2人にギャヴィン、キーボードは北京に住むオランダ人、サックスはギャヴィンの友人で現在大阪在住のアメリカ黒人トニーという、人種メルティング・ポットのバンドだ。これだけソウルフルなバンドを従えれば、バックは堅い。

聞けば、彼女は中国でこうしたソウルっぽい、R&Bぽい歌手としてやって成功した初めてのシンガーだという。なるほど。それでこういう黒いバンドを使うわけだ。全然関係ないが、この日のMCの子(日本人)の「ジェーン・ジー」の発音が何度も「ジェイ・ジー」に聴こえて、ラップ界の帝王Jay Zを思い浮かべた。(笑)

彼女が衣装チェンジの間、バンドをバックにギャヴィンがソロで1曲歌ったが、これが彼の盟友ハービー・ハンコックと一緒に作ったという「スターズ・イン・ユア・アイズ」。いきなり雰囲気がソウルフルになり、シカゴ・ソウルの空気感が漂った。彼の声はどこかボビー・ウーマック風でなかなかよかった。

そして、ライヴ後ゆっくりとギャヴィンと話をすることになった。彼と会うのは22年ぶりである。

(ギャヴィンについて、この項つづく)

■ セットリスト

Setlist: Jane Z @ Duo, Shibuya, March 29, 2009

show started 18:18
MC
01. Celebrate 我的音乐让我说
02. Ruguo Ai Xiaqu 如果愛下去
03. Loving You [Minnie Riperton]
04. To Be Loved
05. Weinan为难
06. I'll Be There [Jackson Five, Mariah Carey] (duet with Gavin Christopher)
Talk
07. Stars In Your Eyes [Herbie Hancock] (Gavin Christopher and band)
08. Haizide Yanjing 孩子的眼睛
09. Na Buhui Shi Ai Ba 那不会是愛吧
10. Below My Radar [Beverly Knight]
11. What's Up
12. Heiyelide Guang 黒夜里的光 (日本語も)
Enc. Simply The Best [Tina Turner]
Enc. 独上西楼 (Climbing Up To The West Tower Alone) [Teresa Teng] (Acapella)
show ended 19:41

(2009年3月29日日曜、渋谷デュオ=ジェーン・Z・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jane Z
2009-20


投稿者 吉岡正晴 : 04:21 AM | コメント (0)

March 29, 2009

Brenda Vaughn Rocks The House @ Nirvana

【ブレンダ・ヴォーン、「ナバーナ」で大爆発】

炸裂。

「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが、六本木ディスコ「ナバーナ」のイヴェント・パーティーでソウルフルな歌声を聴かせ、超満員の観客を躍らせた。この日はあいにくサッカーのワールドカップ予選と重なったが、試合が終わったあとからのライヴとなったため、いつもの土曜日より多くのお客さんが集まったという。

ブレンダはサウンドチェックで会場に着くなり、「ディスコなら、ディスコっぽい曲を歌いましょう」と事前のリストを変更。驚いたのが、3曲目の「どうにも止まらない」。なんでこんな曲を知ってるんだろう。(笑) 山本リンダのヒットを英語と日本語をまぜて歌ったが、「どうにも止まらない…」の部分をみんなに歌わせたりして、盛り上げた。選曲はどれもディスコの定番だけに、ブレンダは客あしらい、盛り上げ方がさすがにうまい。

最初にラインアップされていた曲は、ブレンダによれば、「結婚式用の曲」が多かったとのこと。いわゆるカラオケ(トラック)でのショーなのだが、そんなことを思わせないほどの存在感を見せる。このあたりシンガーとしての底力だろう。

音あわせ、サウンドチェックをした後、本番まで楽屋となった場所でゆっくり話をしたが、彼女の生い立ちなどをいろいろ聞いたり、1月のオバマの就任式パーティーでのライヴの話しなど、トークも炸裂でおもしろかった。このあたりの話も近いうちにまとめよう。

■メンバー

Brenda Vaughn (Vocal)

■セットリスト ブレンダ・ヴォーン、ナバーナ六本木
Setlist : Brenda Vaughn @ Nirvana, March 28, 2009

show started 21:46
01. Amazing Grace
02. Boogie Oogie Oogie [A Taste Of Honey]
03. Donimo Tomaranai [Yamamoto Linda]
04. Hey Mr. DJ [Zhane]
05. Got To Be Real [Cheryl Lynn]
06. Can't Take My Eyes Off Of You [Boys Town Gang, Four Seasons]
Enc. September [Earth Wind & Fire]
show ended 22:17

(2009年3月28日土曜、六本木ナバーナ=ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Vaughn, Brenda
2009-19

投稿者 吉岡正晴 : 02:22 AM | コメント (0)

March 28, 2009

Ruthie Foster Live @ Cay: Tasty Melting Pot Of Southern Soul, Blusey Food

【ルーシー・フォスター・ライヴ@カイ】

メルティング・ポット。

まさに1人のミュージシャンの中にさまざまな音楽がごった煮のごとくはいっていた。音楽のメルティング・ポットとはこのことだろう。テキサス出身のルーシー・フォスターの初来日ライヴ。前日横浜でライヴをやってこの日は東京。ルーシーがギター(エレキとアコースティック)を持ち替えながら歌い、他にベースとドラムス(ともにブラック女性)のトリオで実にファンキーな味わいのある音を聞かせた。

「サム・クックとオーティス・レディングの間に私(ルーシー・フォスター)がいるような感じの曲です」と言ってルーシーが紹介した2曲目「アナザー・レイン・ソング」は、確かにサム・クックが歌いそうな曲だった。歌を張り上げる時に彼女が体を後ろにのけぞらせるのが印象的だ。全体的にソウル調の曲にはこのあたりにルーツを持つ色香が漂う。

ゴスペル、ブルーズ、ソウル、そして、カントリー、さらにレゲエ、そうした要素を自由自在に取り入れ、自分のポットの中にいれて十分に煮込む。ソリッドなリズム隊が安定してボトムを支え、それにのるルーシーの声がソウルフルに響く。おそらくニューヨーク出身では出てこない、まさにテキサス出身だから出せるブルージーな南部フィーリング満載のサウンドだ。ちょっとトレイシー・チャップマンをより泥臭くした印象を持った。それはさておき、ゴスペル風、ブルーズ風の声が印象的。どの曲もはっきりしたディクションがいい。

カイで通常のライヴを見るのはいつぶりか。この日は席を作りほぼ満席だが、なぜか外人率、喫煙率高し。会場に入ると、ライター佐藤英輔氏に遭遇。彼はライナーを書いていた。それからすぐに元祖ソウルマン安井さんが登場。「意外と3枚のアルバム、ヘヴィーローテーションで聴いてるんだよね」とのコメントにびっくり。ニューオーリンズで見たという守島さんによると、アメリカでは4人(キーボードを含め)でやっているそうだが、日本はおそらく予算の関係で3人のエコノミカル・ヴァージョンになったのではないかとのこと。それでも3人でこのしっかりしたサウンドはたいしたもの。おそらくCDよりはるかにライヴのほうが客を掴むのではないだろうか。そんなタイプのアーティストに思えた。

本編はほぼCDやオリジナルだったが、アンコールで2曲有名曲をカヴァー。最初がスピナーズの「アイル・ビー・アラウンド」、次がボブ・マーリー「ノー・ウーマン、ノー・クライ」。スピナーズには驚いた。1972年のヒット。ライヴ後3人が客席に出て軽くサイン会をしていたので、なぜこのスピナーズを、と尋ねると、「なぜって、別に理由はないけど。ちょっとみんなに踊ってもらおうと思って。グルーヴのある曲をやりたかったの。子供の頃よく聴いていて、この曲が好きだからよ。懐かしいでしょう」とのこと。

地味ながらしっかり地に足をつけて音楽をやっているところがとてもいい。こういうアーティストにグラミーの光が当たってもいいと思う。

ライヴ始まる前に今回の招聘の仕切りなどをやり、CDも出しているダグラスさんにごあいさつし、「セットリストありますか」と尋ねたら、「終わったら用意できると思います」との返事。するとそれを横で聞いていた佐藤氏、「ブログ書く気満々だな」と。(笑) だがライヴ後に会ったマネージャーによれば、事前にはセットリストを決めておらず、その場ののりで次の曲を決めているという。ライヴ終了後に僕のメモと照らし合わせて正しい曲名を聞いた。ということは日によってセットリストは変わりそう。あ、そういえば、OVライトの「ニックル&ネイル」が聴きたかったなあ。またぜひ来日してください。今度はキーボードも連れて。

■ 過去記事

March 09, 2009
Ruthie Foster; Coming To Japan For Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/002853.html

■ ルーシー・フォスター『ザ・トゥルース』

The Truth According to Ruthie Foster
Ruthie Foster
Proper (2009-02-03)
売り上げランキング: 13044

■ルーシー・フォスター・オフィシャル(英語)
http://www.ruthiefoster.com/

■ ルーシー・フォスター「ザ・トゥルース」ジャパン・ツアー

2009年3月26日(木)横浜サムズアップ 045-314-8705
3月27日(金)東京・青山カイ(Cay) 03-314-8705
3月28日(土)京都・磔磔(たくた)075-351-1321
3月30日(月)名古屋トクゾー(Tokuzo) 052-733-3709

問い合わせ先=バッファロー・レコード0467-61-1398 あるいは各店に。

バッファロー・レコードのサイト↓
http://www.buffalo-records.com/special.asp?id=547&category=1

■ メンバー

Ruthie Foster (Vocal / Guitar)
Samantha Banks (Drums)
Tanya Richardson (Bass)

■ セットリスト ルーシー・フォスター
Setlist : Rothie Foster@ Aoyama, Cay, 3/27/2009

show started 19:46
01. Up Above My Head (I Hear Music In The Air)
02. Another Rain Song
03. Runaway Soul
04. Stone Love
05. Fruits Of My Labor
06. Smalltown Blues
07. Real Love
08. When It Don't Come Easy
09. Richland Women's Blues
10. Hole In My Pocket
11. Stayed On Freedom
12. People Grinnin' In Your Face
13. Truth
14. Travelling Shoes
15. Walk On
Enc. I'll Be Around [Spinners]
Enc. No Woman, No Cry [Bob Marley]
show ended 21:30

(2009年3月27日金曜、青山カイCAY=ルーシー・フォスター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Foster, Ruthie
2009-18


投稿者 吉岡正晴 : 01:31 AM | コメント (0)

March 27, 2009

Funk Brother, Drummer, Uriel Jones Dies At 74

【モータウン・サウンドのドラマー、ユーリエル・ジョーンズ死去】

訃報。

1960年代に多くのヒットを放ったモータウン・サウンドの要であるドラムスを担当していたひとりであり、ファンク・ブラザースのメンバー、ユーリエル・ジョーンズ(ウリエルなどの表記も見られるが、ユーリエルが正しい発音。ユーレルのように聴こえることもある)2009年3月24日(火曜)、デトロイト郊外ディアボーンのオウクウッド・ホスピタル&メディカル・センターで死去した。74歳だった。2002年公開の映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』撮影時にすでに心臓に病気があり、バイパス手術を受けていたがそれを隠していた。2009年2月に心臓発作を起こし入院。一時期快方に向かったが、24日容態が変わり死去した。

ユーリエル・ジョーンズは、1934年6月13日生まれ。1950年代からドラムスをプレイしだしたが、マーヴィン・ゲイのツアー・バンドのドラマーになったことから、1963年頃にモータウンのスタッフ・ドラマーとなる。それまでモータウンではベニー・ベンジャミンがメインのドラマーだったが、彼がドラッグ中毒でレコーディングにしばしば穴を開けたりするようになり、徐々にユーリエルの仕事が増えていった。モータウンにはもうひとり強力なドラマー、リチャード・ピストル・アレンがおり、ユーリエルとピストル・アレンが両巨頭となった。

ユーリエルの代表作は多数あるが、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、ダイアナ・ロスの同曲のカヴァー、マーヴィンの「エイント・ザット・ペキュリアー」、「アイ・ハード・イット・スルー・ザ・グレイプヴァイン(悲しいうわさ)」、テンプテーションズの「クラウド・ナイン」「アイ・キャント・ゲット・ネクスト・トゥ・ユー」「エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ」、ミラクルズの「アイ・セカンド・ザット・エモーション」、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」、スティーヴィー・ワンダーの「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」など。

また、彼はモータウンが1972年に本拠をロス・アンジェルスに移動しても、デトロイトに残り地元でミュージシャンとして活動していた。デトロイトの他のレーベル、ウェストバウンドやその他のインディ・レーベルでの録音も多数ある。モータウン時代の盟友でもあるギタリスト、デニス・コフィーのヒット「スコーピオ」のドラムもユーリエルだ。また、パーラメンツの「アイ・ウォナ・テスティファイ」のドラムスもユーリエルだという。

デニス・コフィーによれば「ユーリエルにとってモータウンは彼の人生だった。最終的に(映画の成功によって)多くの人に認められたことを彼は誇りに思っていた」という。またアレンジャーで多くの仕事をともにしたポール・ライザーは「ユーリエルのドラム・サウンドは3人のドラマーの中で(他にベニー、ピストル)もっともオープンでレイドバックしたものだった。そして、3人の中でもっともファンキーだった。同時にさまざまなタイプの音も作り出せた」と語る。

ユーリエルを始めとするファンク・ブラザースは2002年秋、映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』でフィーチャーされ、一躍脚光を浴びた。その勇姿やインタヴューが同映画で見られる。

ジョーンズは、彼の妻ジューンと3人の子供たちによって送られるが、葬儀は3月31日火曜にグレイター・グレイス・テンプルで行われる予定。

■ ファンク・ブラザース関連記事。

ファンク・ブラザースの快進撃は2002年秋、アメリカで映画が公開されたニュースから始まった。

1)  2002年12月2日付け日記。全米で映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン』が公開されたというニュース。ファンク・ブラザースに関する第一報。もう4年も前のことになる。

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200212/diary20021202.html 

2) 2003年4月29日付け日記。ファンク・ブラザース・ライヴ評。そのファンク・ブラザースがニューヨークで行ったライヴのライヴ評。

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030429.html

3) 2003年10月24日付け日記。日本でも映画の公開が決まり、『永遠のモータウン』の字幕付き試写を見ての映画評。

"Standing In The Shadows Of Motown": Motown's Sparkle & Shadow
「モータウンの光と影」

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200310/diary20031024.html

4) 2004年3月28日付け日記。ファンク・ブラザースの音源をCD化。

The Funk Brothers' Album Released 
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040328.html

5) 2004年3月29日付け日記。『ソウルブレンズ』でモータウン特集。

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040329.html

6) 2004年5月6日付け日記。モータウン・ニュースいろいろ。 

Motown, Motown, Motown: "To Be Loved" Would Be TV Mini-Series
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200405/diary20040506.html

7) 2004/05/08 (Sat)
"Standing In The Shadows Of Motown" : Story Of Unsung Heroes
映画『永遠のモータウン』関連記事・特集

http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200405/diary20040508.html

8)ベリー・ゴーディー自伝 『モータウン、わが愛と夢』 (原題 To Be Loved)(東京FM出版より発売中)

モータウンレコード創始者、ベリー・ゴーディーの唯一の自伝。ゴーディーがいかにしてモータウンを設立し、これを世界的な大レーベルにしたか。ダイアナ・ロス、スティーヴィー、マーヴィン、スモーキーらとの知られざるエピソード満載。映画に感動したら、この本でさらに感動を増幅させてお楽しみください。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/492488068X/soulsearchiho-22/ref=nosim

9) その書籍『モータウン、わが愛と夢~ベリー・ゴーディー・トリビュート 』のサウンドトラック

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FMTW/soulsearchiho-22/ref%3Dnosim/249-2275356-8019517

10) 2004/11/28 (Sun)
DVD "Standing In The Shadows Of Motown" On "Soul Blends": The Brothers Are Family
国内盤DVD発売。特典映像の紹介。

http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200411/diary20041128.html

11) April 11, 2006
The Funk Brothers Live: Don't Forget To Bring Lyrics Of "My Girl" ファンク・ブラザース初来日。そして、そのライヴ評。

http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_11.html

12) April 16, 2006
The Funk Brothers Again: Standing In The Light Of Motown
ファンク・ブラザース:モータウンの栄光に立って

http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_16.html

13)April 17, 2006
The Funk Brothers: Larry Johnson Story
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_17.html

14)February 04, 2007
Funk Brother Joe Hunter Dies Quietly At 79
【ファンク・ブラザー、ジョー・ハンター死去】

http://blog.soulsearchin.com/archives/001561.html

■ 新聞記事

Joe Hunter: 1927-2007
Motown's first Funk Brother dies at age 79
http://www.detnews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2007702020459

Motown drummer Uriel Jones dies in Michigan
Wed Mar 25, 2009 1:12am
http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSTRE52O0Q520090325?feedType=RSS&feedName=entertainmentNews&rpc=22&sp=true

■ DVD 永遠のモータウン

永遠のモータウン [DVD]
東北新社 (2004-11-25)
売り上げランキング: 17006

ENT>MUSIC>OBITUARY>Jones, Uriel June 13,1934 - March 24, 2009, 74


投稿者 吉岡正晴 : 01:24 AM | コメント (0)

March 26, 2009

Jino Jam: Yeah, Yeah, Jamming At The House

【ジーノ・ジャム・ライヴ・アット・ブルース・アレイ】

家。

炸裂のベース・プレイヤー、日野賢二(ジーノ)のジーノ・ジャムのライヴが目黒のブルース・アレイで行われ、久々にセカンドだけ見に行った。この日はマルがゲスト・ヴォーカルで、マルのヴォーカルを見るのもかなり久しぶり。メンバーも気心知れた仲間たちで、ゆったりした中にもタイトな演奏が繰り広げられる。

フユのドラムス、ジーノ・ベース、そして、マサ小浜ギター、さらにふたりのK(ペニーKとノブK)のキーボードというリズム隊は相当強力で、世界のどこにもっていっても問題ない感じだ。

最初がジーノとマサの2人でジーノが歌う。2曲目3曲目でバンド・インスト、そして4曲目からマルが参加。あいかわらずいい喉を聴かせる。マルはやせたようで、さらに魅力が増していた。

ジーノが「イエー!(Yeah!)」というときに二本の腕で三角形の家の形を作る。それが「イエー」と「家」のジョークだということをジーノのMC説明で理解した。相変わらずオヤジギャグ炸裂中だ。ジーノはなんでも炸裂するのが好き。

なんとアンコールでピアノの国府弘子さんとリリコ改め露崎春女さんが登場して、シャカ・カーンなどでおなじみの「チュニジアの夜」をその場でみんなでやった。何も練習なしでさくっと出来てしまうところが、すごい。マルとリリコによるヴォーカルかけあいも大炸裂。いいものを見せてもらった。

ジーノ、露崎春女さん、国府弘子さんらは来る4月13日と14日、ブルース・アレイでジーノ・セッションとしてライヴを行う。

◎ JINO SESSION featuring 国府弘子スペシャルゲスト 露崎春女
日時 2009年4月13日(月)、4月14日(火)19時半~
場所 ブルース・アレイ 03-5740-6041・03-5496-4381
メンバー (B)日野JINO賢二 (Pf)国府弘子 (Ds)FUYU ★Special Guest (Vo)露崎春女
前売券 テーブル席(指定)\5,500 立見(自由)\5,000当日券は各料金\500UP (各税込)

■ メンバー

(B)日野“JINO”賢二 (Key)NOBU-K、Penny-K (Ds)FUYU (G)マサ小浜 (Sax)Andy Wulf (Vo)MARU

■ セットリスト
Setlist : Jino Jam @ Blues Alley, 2009/03/25

show started 21:35
01. While My Bass (Guitar) Gently Weep [Beatles] (Jino & Masa only)
02. Why Don't You Call Me [Macy Gray]
03. Driving Force [Jino & Masa's original]
maru joined
04. Tyron [Jino]
05. If I Ain't Got You [Alicia Keys]
06. Rock Steady [Aretha Franklin]
Enc. A Night In Tunisia (And The Melody Still Lingers On) (+Kokubu Hiroko on keyboards, Tsuyuzaki Harumi on vocal)
show ended 22:58

(2009年3月25日水曜、目黒ブルース・アレイ=ジーノ・ジャム・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jino Jam
2009-17


投稿者 吉岡正晴 : 01:38 AM | コメント (0)

March 25, 2009

"Soul Galaxy : In The Magic Of Motown": Another Standing In The Shadows Of Motown Story

【『ソウル・ギャラクシー~モータウン編』~モータウン栄光の陰に隠れた男たちの物語】

陰。

昨日ご紹介した4月にリリースされるレア・シングル盤コレクション『ソウル・ギャラクシー』のモータウンものだが、このライナーがまたまた難航した。(笑) ほとんどのアーティストがシングルのみしかないということで、苦労しているが、ポリグラム・ニューヨークで多くのコンピレーションをてがけているハリー・ワインガーに助けを求めると、いくつかの曲の詳細貴重情報を教えてくれた。そのあたりは、すべてライナーに書き込むが、ハリーはさすがである。昨日書いたミラクルズのサンプルのみの「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」については彼が教えてくれたもの。

たとえば、今回シングルのみアーティストのスタイリスツ(18曲目=セットリストは昨日のブログをご参照ください)とナチュラルズ(9曲目)は、実は同じグループだったそうだ。スタイリスツは、その名前からわかるように、ちょうど同じ頃、フィラデルフィアからスタイリスティックスというグループが登場し、大ブレイクしたので、とてもじゃないがこんな名前ではできないと、グループ名を変更せざるを得なかったらしい。

今回のコンピにはファンタスティック・フォーの曲が4曲収録されているが、どれもグループものとしてはいい楽曲。彼らは元々デトロイトのリック・ティックというマイナー・レーベルにいてそこそこヒットを放っていた。ところが、このレーベルが資金繰りがうまくいかなくなり、レーベル自体をベリー・ゴーディーに売却する。より大きなモータウン入りを彼らが喜ぶかと思いきや、実際はそうではなかった、などということがメンバーのインタヴューで明らかにされる。彼らによれば、モータウンにはそれこそテンプス、フォー・トップス、ミラクルズ、コントゥアーズなど多くの男性ヴォーカル・グループがいたので、とても彼らまでプッシュしてくれず、結局、埋もれてしまったというわけだ。彼はそこに大変不満を持ち、モータウンとの契約が切れると、また別のデトロイトのレーベル、イーストバウンド=ウエストバウンドに移籍する。

21曲目に入っている「ブラックメール」という曲は、ボビー・テイラーが歌っているが、これはもともとスティーヴィー・ワンダーを想定して作られたという。ところがスティーヴィーは録音せず、ボビーが録音、しかしこのヴァージョンもなかなかリリースされず、これと同じカラオケ(トラック)を使って、デイヴィッド・ラッフィンが録音した。

1960年代のモータウン作品にはR&B、ソウルを彷彿とさせていてすばらしいものが多数ある。モータウンとは、シュープリームス、テンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイなどのスーパースターだけではない。実は、無数の無名の埋もれたアーティストの上に、そうしたスーパースターが存在しているということを痛切に感じさせられる。そして、そうしたアーティストも、ほんのちょっとしたきっかけでスーパースターになるチャンスがあったのだ。だが、スーパースターになれるアーティストの枠は限られている。たまたま彼らはその枠の中に入り込むことができなかっただけなのである。これをご縁がなかった、というか、運命のいたずらだったというか。スターになる者はそういう星の下にいたのだ。

まさにもうひとつのStanding In The Shadows Of Motown(モータウンの栄光の陰に立ったアーティストたち)の物語がここにある。ひょっとしてファンク・ブラザースの次に注目すべきはこうしたシングルだけで日の目を浴びなかった現在行方の知れないアーティストたちかもしれない。

■ソウル・ギャラクシー~イン・ザ・マジック・オブ・モータウン

ソウル・ギャラクシー~イン・ザ・マジック・オブ・モータウン~
オムニバス
USMジャパン (2009-04-22)
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ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown


投稿者 吉岡正晴 : 03:33 AM | コメント (0)

March 24, 2009

"Soul Galaxy: Vol 2~Motown" Will Be Released In April

【『ソウル・ギャラクシー』第二弾はモータウン・レア・シングル集】

入魂。

昨年秋にリリースされ大好評を得たレア・ソウル・シングルのコンピレーション『ソウル・ギャラクシー』の第二弾が4月に出ることになった。今回は、モータウン・レーベルからのレア・シングルを中心に集めたもの。

今回も例によってソウル・バー業界今年で30周年を迎える川畑満男氏選曲で、5-60曲の候補から最終的に23曲が選ばれた。当初収録予定だったものが権利関係がクリアできずにボツになったものがあり、下記23曲が最終的なラインアップとなった。(一部のネットCDショップなどに公開されている選曲リストは権利などがクリアになる前のもので、その後変更され下記23曲が確定曲です)

いずれもほぼシングル盤からの収録だが、モータウンからシングル盤が一般リリースされなかったプロモーション用シングルのみのリリースなども入っている。それが、下記リスト3のスモーキー・ロビンソン&ミラクルズの1968年の作品。

この「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」は、1968年6月26日に録音され、7月10日にオーヴァーダビングされ、同月にラジオ局に対してプロモーション用シングルのみでリリースされた。B面はなくこの1曲だけ。これは前年に起こった暴動で破壊されたデトロイトを復興しようという目的で録音された作品。ちょうどマーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺(1968年4月)からわずか3ヶ月というタイミングでリリースされた。

これを書いたジミー・ソウル・クラークは社会的な出来事を多く書くソングライターで、他にブレンダ・ハロウェイの「プレイ・イット・クール、ステイ・イン・スクール」(これもプロモ・オンリー)などを書いている。共作者のジャック・コムはデトロイトの広告代理店に勤めていた人物。

この曲は、その後、1971年『スターリング・ボール・ベネフィット』というパーティー参加者だけに配られたアルバムにステレオ・ヴァージョンが収録されたがこれも非売品。さらにその後、同ヴァージョンはミラクルズの35周年記念でリリースされたボックス・セットに収録され、ようやく一般発売となった。今回はこれがこのCDに収められる。

といった曰く因縁つきのレア曲満載の『ソウル・ギャラクシー』、選曲も入魂なら、ライナーも入魂執筆しています。お楽しみに。

曲目リストは次の通り。

『ソウル・ギャラクシー イン・ザ・マジック・オブ・モータウン』

01. The Contours / It's So Hard Being Loser
02. The Contours / It's Growing
03. Smokey Robinson & The Miracles / I Care About Detroit
04. The Fantastic Four / I Love You Madly
05. The Fantastic Four / On The Brighter Side Of A Blue World
06. The Monitors / Step By Step
07. Eric & The Vikings / I'm Truly Yours
08. Bottom & Company / Spread The News
09. The Naturals / The Good Things
10. The Sisters Love / My Love's Yours (Till The End Of Time)
11. The Different Shades Of Brown / When The Hurt Is Put Back On You
12. Edwin Starr / There You Go
13. Bottom & Company / Gonna Find A True Love
14. G.C.Cameron / Don't Wanna Play Pajama Games
15. Eric & The Vikings / It's Too Much For Man To Take Too Long
16. Art & Honey / The Best Years Of My Life
17. The Fantastic Four / Just Another Lonely Night
18. The Stylists / What Is Love
19. The Courtship / It's The Same Old Love
20. G.C.Cameron / Act Like A Shotgun
21. Bobby Taylor / Blackmail
22. The Fantastic Four / I'm Gonna Carry On
23. Third Creation / Rolling Down A Mountainside
24. The Temptations / Take Me Away

ソウル・ギャラクシー~イン・ザ・マジック・オブ・モータウン~
オムニバス
USMジャパン (2009-04-22)
売り上げランキング: 379528

ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown


投稿者 吉岡正晴 : 07:54 AM | コメント (0)

March 23, 2009

Metropolis Meets Hino Terumasa With Omar Edwards @ Landmark Hall

【無声映画『メトロポリス』に日野皓正、オマー・エドワーズの即興ライヴ】

圧巻。

1926年(昭和元年)に当時としては破格の予算で製作された無声映画『メトロポリス』は、SF映画の原点、傑作として映画関係者の間で高く評価されてきたが、その映像に、ジャズ界のカリスマ日野皓正と魂のタップ・ダンサー、オマー・エドワーズの即興的ライヴ演奏を共演させるという前代未聞のイヴェントが2009年3月20日から22日まで3日間、横浜のランドマーク・ホールで行われた。

この案内をもらってすぐに本ブログでもご紹介したが(2009年1月28日付け)、3日間全部見たいと思ったほど。なによりもオマーがこういう映像をバックに何をやるのか、そして、日野さんがどんな演奏を聴かせるのか、毎日、そのパフォーマンスは違うのか、などあらゆる点で興味をそそられたからだ。

始まる20分くらいまえに着いて楽屋に行くと、なんとまだオマーは来ていなかった。すると、奥にプロデューサーの立川直樹さんがいらっしゃったので話を聞いた。こんなことどうやって思いついたんですか。「いやあ、なんか思いついちゃったんだよ。以前ね、日野さんでチャップリンの映画のバックをやってもらったことがあって、あれはあれでまあ、よかったんだけど」というと、横の日野さんが「ちょっと甘かったけどね…。でも、これ(今回のもの)はいい」と。立川さん。「それでこのランドマークのプロデューサーに何かコラボレーションはできないかと相談されたときに、映画と日野さんとオマーを結びつけることを思いついたんだ」 このフィルムはかなりきれいになってるんですか。「なってる、劇場にかけても問題ないよ。デジタル処理されてるんだ。で、かなり復元されてきれいになったものを借りてきてね。これをドイツとかヨーロッパにもってきたいね」  

僕はもちろんこの映画は見たことがない。ミュンヘンのジョルジオがこの映画のマニアでフィルムを集め、サントラ風のものを作ったのはおぼろげに知っていたが、実際のものは知らなかった。今回使用したものは2002年にデジタル編集されたものだそうだ。

舞台左に日野皓正クインテット、正面と舞台右に一段高くなってタップ台。正面にスクリーン。6分ほど押して暗転。日野皓正クインテットの演奏が始まると、スクリーンにフィルム上映。フィルムにはドイツ語の文字が出て、その日本語訳字幕が出る。最初の説明があり、本編にはいると、そのモノクロの映像の前にオマー・エドワーズがおもむろに登場。オマー用、バンドメンバー用にも映像が見えるようモニターが置いてある。オマーは、大きなスクリーンを見ながらタップを踏むが、これが見事。ちょうど何十人という工場労働者風の人たちが列を成して歩いていくシーンがあるのだが、そこにオマーが効果音を重ねるがごとくタップを踏む。もうこれは無声映画ではない。有声映画、有音映画といっていい。映像もクリーン。イメージが膨らむ映像だ。しかし、こんな未来を描いた映像が83年も前に製作されていたなんて、『2001年宇宙の旅』も真っ青だ。

冒頭の5分を見ただけでやられた。映像に音が生で演奏され、タップが生でやられ、一体どこにフォーカスしてみればいいのだろう。こっちも見たい、あっちも見たい。目が三つ欲しい。かつて無声映画にはその語り部たる弁士がいた。いま、この21世紀、日野皓正とオマー・エドワーズは見事にこの『メトロポリス』の弁士になっている。三位一体とはまさにこのこと。

これを見ていて思ったのは、日野皓正とオマーのコラボレーションだけでも十分おもしろいということだ。この『メトロポリス』があると、どうしても演奏もタップもある程度の枠組みができてしまい、自由度に限界がでてしまう。だが、もし映像がなく日野皓正の演奏とオマーのタップだけだったら、ジャズのアドリブのような完璧なインプロヴィゼーションができると思う。日野オマーのコール&レスポンスも、なんでもありだ。このセットだったら、たとえば90分程度のものにして、5曲くらいセットリストをつくっておいて、オマーの演目に日野さんがアドリブで演奏をつけるもの、逆に日野さんの演奏曲にオマーがアドリブで演奏をつけるものなどをやればとてもスリリングなものになると思う。

オマーがスクリーンを見ながらタップをするところなど、本当に圧巻だ。10分もしないうちに、彼の背中の半分くらいに汗がにじみ出ていた。

日野さんは、「これは一ヶ月くらいやってみたい」と言っていたそうだが、なるほど、ぜひお願いしたい。それにしても3日間、キャパ400席(しっかり映像が見えるように階段状の座席を組んである)完売というからランドマーク・ホール、すごい集客力。一月くらいはできそうな感じがした。

ただ一点戸惑ったのが、途中ですばらしい演奏やパフォーマンスがあっても、どうやって拍手すればいいのかわからなかった。なかなかできない…。(笑)これが日野&オマー・即興ライヴだったら、途中でいくらでも歓声やら拍手が巻き起こるのだろうが。

再演強く希望です。

■ オマー、日野皓正、過去関連記事

August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!

October 23, 2008
Omar Is Rhythm, Omar Is Music, Omar Is Singer: We Hear Omar's Songs
【オマーのタップからオマーの歌が聴こえてくる】 
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_23.html

October 25, 2008
Omar Edwards Talks (Part 2) : After The Dance
【オマー、電撃的タップ・ダンスの後に語る】  
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_25.html

October 26, 2008
Omar Edwards (Part 3) : Talks About His Life: I Am Soul Dancer
【オマー(パート3)、人生を語る】 
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_26.html
これは4パートの中でも、特にいいストーリーだ。

October 27, 2008
Omar (Part 4): I Am Singing, Space Is Most Important Thing
【オマー・エドワーズ(パート4)~足と体で歌うオマー】  
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_27.html
タップ・ダンサー、オマー・エドワーズ一連の4部作。読み応えたっぷり。

January 28, 2009
Omar Will Be Coming To Japan March To Collaborate With Hino Terumasa
http://blog.soulsearchin.com/archives/2009_01_28.html

■ メンバー
 

日野皓正(トランペット)、多田誠司(サックス)、石井彰(ピアノ)、金沢英明(ベース)、和丸(ドラムス)、オマー・エドワーズ(タップ)

(2009年22日日曜、横浜ランドマーク・ホール=日野皓正、オマー・エドワーズ、映画『メトロポリス』ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Terumasa / Edwards, Omar
ENT>MOVIE>Metropoli
2009-16

投稿者 吉岡正晴 : 01:43 PM | コメント (0)

March 22, 2009

Joe Sample & Randy Crawford: Finally, Joe Saw End Of The Line After More Than A Hour Of Signing Autographs

(前日からのつづき。ライヴの内容に触れます。これからごらんになる方で事前に情報を知りたくない方はご注意ください)

【ジョー・サンプル、サイン会で1時間以上サインを続ける】

集中。

何か前日よりはるかに集中してしまった。あっという間に終わった感じがした。ライヴは生もの、まったく同じことは2度とないことは百も承知なのだが、それでも、たとえば観客ののり、ミュージシャンの気持ち、テンション、自身がうまくいいパフォーマンスをできているかどうかなど、さまざまな要素によって、その日の出来も、また感じ方も千差万別だ。

ジョーのピアノを見ていると、この70歳のピアニストには定年などまるでないかのようだ。そして、彼の端々に感じられる謙虚さが美しい。ジョーのピアノは、最初のメロディーが叩かれた瞬間からやられる。そして、10本の指から奏でられるメロディーは愛にあふれる。Melodies Of Love...

そして、ランディーの歌は曲の最初の歌詞の、最初の一語、その最初の一文字が発声された瞬間、やられる。ステージのバックは無地の何も描かれていない単なるバックドロップだが、そこにジョーとランディーが自由自在に絵を描いていくようだ。彼らが作る音が、聴く者にあたかもバックドロップに映像があるかのように思わせる。彼らは、ドラムスの名手スティーヴ・ガッド、ベースのニック・サンプルのサポートを得て、白いキャンヴァスに絵を描くアーティストのようだ。

この日は前日のピアノと別のものに入れ替え、ジョーはかなりご機嫌になっていた。「こっちのほうがマッチ・ベターだ!」 終わった後のスタンディング・オヴェーションは大変なものだった。ピアノを変えたためもあるのだろう。1階のほとんどの人が立ち上がっていたのではないだろうか。

ライヴ後、前日も行ったサイン会。この日も行われたが、もともと色紙に何枚かサインして抽選でファンにあげようかという話しだったのが、「それならサイン会やるよ、そうすればCDも売れるんだろ」ということで急遽決まったらしい。オーチャードのキャパからすると、大変な人数が並ぶ。150人以上の人たちが並んだらしい。それぞれに名前を丁寧に書くので、かなり時間がかかる。この日も1時間10分以上かかっていた。マネージャーのパット氏が「あそこが、列の最後だ(That's the end of line)」と言った。End Of The Line...

ジョー・サンプル、定年なきピアニスト。生涯ピアニスト。

(この項続くかも)

■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ今日最終日

2009年3月22日(日)   Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm  全席指定¥6,825(税込) 当日券7500円
(当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp

■ メンバー

ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)

■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 21, 2009

show started 17:06
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop [George Benson CD "Absolute Benson", 2000]
02. Spellbound [From Joe's CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe's CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe's CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe's "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain't I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD, 2006]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody's Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD, 2008]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I'll Fly Away [From "Now We May Begin", 1980]
18. Street Life [From "Street Life", 1979]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions", 1986]
Enc. Last Night At The Danceland [From "Feeling Good" CD, "Now We May Begin", 1980]
show ended 18:52

(2009年3月21日土曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-15


投稿者 吉岡正晴 : 04:34 AM | コメント (0)

March 21, 2009

Joe Sample & Randy Crawford & Steve Gadd: The Music That Has Space

(ライヴの内容に触れます。これからごらんになる方で事前に情報を知りたくない方はご注意ください)

【ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ~スペースがある音楽】

天衣無縫。

すでに2枚のアルバムを出した名匠ジョー・サンプルとディーヴァ、ランディー・クロフォードのライヴ、これに巨匠スティーヴ・ガッドとジョーの息子ニック・サンプルが加わり、珠玉の休日を演出してくれた。ジョー&ランディーとしては2007年9月の東京ジャズ以来約1年半ぶりのもの。前回はトータルで1時間程度だったが今回は1時間40分ほどのフル・ショーだ。

この大きなホール(収容約2150)がほぼ満員。年齢層もかなり高く、また、ピアノをやっています風のひとたちも多く見受けられた。前半6曲ほどをトリオで(1曲だけ純粋ソロで「メロディーズ・オブ・ラヴ」!)、そして、ランディーを招いてのショー。

前半でジョーの解説の中で、「この曲をライヴで初めてやったのは、札幌だった。お聴きになればわかると思います」と言って「メロディーズ・オブ・ラヴ」を始めたのには驚いた。なるほど、そう言われると本編に入る前のイントロのいつもアドリブをやる部分は、粉雪でも降ってきそうな雰囲気を醸し出す。

ジョーのパフォーマンスは、いつでも「スペース」があるところが実に気持ちいい。それは聴く者にイマジネーションを与えるスペースと言ってもいい。聴く側が自由にそのジョーの音と戯れることができるのだ。

そしてランディーが登場。あの震えるような声が天井の高いオーチャード・ホールに響き渡る。それにしても、音が小さい。ふだん、ビルボードやブルーノートなどの小さい会場で聴くのに慣れてしまったせいか、音圧感がなく、まるでレコード(CD)を聴いているかのよう。名匠スティーヴ・ガッドが恐ろしく、抑えたトーンでプレイする。

天衣無縫、天真爛漫、自由奔放…。ランディーはまさにそんな風に形容できる。ランディーは、ジョーとの最近作2枚からの曲を中心に歌う。「エンド・オブ・ザ・ライン」では、ステージを右に左に動き、ラインの最後(端)で歌う。ときおり、マイクを口元から離し、生声で歌ったりもする。ランディーの歌声は歌心があり、そして暖かい。彼女の歌声にもスペースがある。それは宇宙と言い換えてもいいかもしれない。

ひときわ大歓声があがったのが、ジョーがピアノを最初の数音を弾きランディーが「I still hang around…」と歌いだした瞬間。「ストリート・ライフ」のイントロ、1979年、ちょうど30年前のヒットだ。 

映画は2時間かけて人々を感動させるが、音楽というものは1曲だけでも、人を感動させられる。その曲に何か思い入れでもあれば、3分で泣かせられるのが音楽だ。ジョーやランディーの音楽にはそうした要素がふんだんにある。

ライヴ後、CD即売会、そしてなんとサイン会が行われた。ライヴ後一瞬だけ会い、ジョーに「ものすごい人たちが並んでますよ」と言うと、「サイン会はクルセイダーズ時代にはいつもやってたことだよ」とこともなげに言った。彼がかつて言っていた「お客さんを絶対に見下ろしてはいけない」という言葉を思い出した。

(この項続くかも)

■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴあと今日と明日

2009年3月21日(土)   Bunkamura オーチャード・ホール
開場4:30pm/開演5:00pm  全席指定¥6,825(税込)
3月22日(日)   Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm  全席指定¥6,825(税込)
(どちらも当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp

■ ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード、クルセイダーズ過去関連記事

October 03, 2008
Joe Sample Talks (Part 1) : No Regrets Is Second Piece Of Potato Chips
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_03.html
『ノー・リグレッツ』についてのインタヴュー

October 04, 2008
Joe Sample Talks (Part 2): Dave Koz Live: The Most Choreographed Sax Player In The Jazz
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_04.html

October 05, 2008
Joe Sample Talks (Part 3) : Historian Joe Lectured Us
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_05.html
(ここに膨大な量のジョー関連過去記事一覧)

October 06, 2008
Joe Sample (Part 4) : Sample At Le Sample
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_06.html

September 22, 2007
Tokyo Jazz 2007: Joe Sample & Randy Crawford, Candy, Etc.
http://blog.soulsearchin.com/archives/002038.html

■ ジョー&ランディー最新作『ノー・リグレッツ』

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■ メンバー

ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)

■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 20, 2009

show started 17:05
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop (with Nick & Steve)[George Benson CD "Absolute Benson"]
02. Spellbound [From Joe's CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe's CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe's CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe's "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain't I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody's Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I'll Fly Away [From "Now We May Begin"]
18. Street Life [From "Street Life"]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions"]
Enc. Happiness Is A Thing Called Joe [Ella, Judy, Woody Herman, etc]
show ended 18:45

(2009年3月20日金曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-14


投稿者 吉岡正晴 : 02:23 AM | コメント (0)

March 20, 2009

Cheryl Lynn Live At Billboard Live: Ray Parker & Greg Phillinganes On The Stage

【シェリル・リン・ライヴ】

入稿。

とりあえず、昨日の朝、マーヴィン自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』の原書本文340ページまでの第一稿を完成させ、出版社に送った。この後は2回の校正、索引、あとがき、キャプションなどの作業だが、とりあえず、一段落。ということで、プチ解放感で急遽ビルボードにシェリル・リンを見に。

シェリル・リンは、1977年、テレビの『ゴング・ショー』というシロウト参加番組で優勝しレコード契約をものにした。デビュー作「ガット・トゥ・ビー・リアル」が1978年に大ヒットし一躍スターダムにのし上がった。日本では「ガット・トゥ・ビー・リアル」「イン・ザ・ナイト」などがディスコを中心に大ヒットし、大変根強い人気がある。ポップな歌唱が魅力のシンガーだ。その後、この「ガット・トゥ・ビー・リアル」のリズム・パターンは多くのアーティストに影響を与え、似たような作品やサンプリングされたものも登場し、ダンス・クラシックとして今日まで人気を持っている。

ちょうど前回見たのが2008年の3月18日、ほぼ1年前。今回の大きな目玉は、ギターにレイ・パーカー、さらに昨年飛び入りで入ったキーボードのグレッグ・フィリンゲインズが正式に参加しているところ。レイ・パーカーは途中で「ジョージー・ポージー」を歌ったり、あちこちでかっこいいギター・ソロを聴かせた。

レイは、シェリルの「イン・ザ・ナイト」「シェイク・イット・アップ・トゥナイト」をプロデュースしているので、その本人をバックにシェリルが歌うという姿はなかなかぜいたくな感じ。また、バックコーラスのひとり、ドナルド・ミッチェルは、レコードではルーサーとデュエットしていた「イフ・ディス・ワールド・ワー・マイン」をシェリルと熱々でデュエット。あそこまでいちゃいちゃしてくれると、こういうラヴ・ソングがほんとにいいエンタテインメントになる。

レイ・パーカーは、メンバー紹介のところでシェリルに紹介されると、すかさず「ゴーストバスターズ」のリフを。観客層は圧倒的に当時ディスコでシェリル・リンで踊った風の年代が多く、途中から立ち上がって踊っていた。

■ ベスト・オブ・シェリル・リン

ベスト・オブ・シェリル・リン
シェリル・リン
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■ 過去関連記事

March 20, 2008
Cheryl Lynn : Keep Her Hot: ”Encore” Wasn’t Played
【シェリル・リン・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_20.html

■ メンバー

シェリル・リン/Cheryl Lynn(Artist
レイ・パーカー Jr./Ray Parker Jr.(Guitar
グレッグ・フィリンゲインズ/Greg Phillinganes(Keyboards)
ドナルド・ミッチェル/Donald Mitchell(Background Vocals)
ヴァーライン・ベアード/Verline Beard(Background Vocals)
シャロン・ウォレス/Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス/Tia Wallace(Background Vocals)
ロイド・トルバート/Lloyd Tolbert(Keyboards)
アル・ターナー/Al Turner(Bass)
ロン・オーティス/Ron Otis(Drums)

■セットリスト シェリル・リン
Setlist : Cheryl Lynn @ Billboard Live Tokyo, March 19,2009

Show started 21:34
01. Intro –
02. Say You’ll Be Mine
03. Good Times
04. If This World Were Mine
05. I'm Thinking About Tonight (New Song)
06. Georgy Porgy (Featuring Ray Parker)
07. Shake It Up Tonight ~ Introducing members ~ including a riff of "Ghostbusters"
08. Got To Be Real
Enc. In The Night
show ended 22:46

(2009年3月19日木曜、ビルボード・ライヴ・東京=シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2009-13

投稿者 吉岡正晴 : 03:42 AM | コメント (0)

March 19, 2009

Curtis Mayfield: People Never Give Up

【カーティス・メイフィールド『ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』】

中毒。

昨日カーティスの紙ジャケの話を軽く書いた。そのとき思ったのだが、ライナーノーツがだいたい昔出たものの二次使用で、10年くらい前に書かれたのがそのまま使われているのが残念。カーティス自身は亡くなっているので彼の言葉は新しくでてこないかもしれないのだが、やはり10年もあると、新事実が意外とでてくるもの。一番大きかったのが、2003年に出版された『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』(ピーター・バーンズ著=サンクチュアリー出版・イギリス)という自伝。予算がなくて、書き下ろしライナーが使えないという事情もわからなくはないのだが、やはりファンとして新しく、より正確な情報は知りたいところ。

そこで、この『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』と題された本を軽くご紹介。これは日本語版はなく、このイギリス版だけ。著者のピーター・バーンズは1960年代後期からイギリスで「イアーショット(Earshot)」というソウル・ミュージックのファンジン(マニア向けの同人誌)を出し始めた人物。で、その取材過程でカーティスにも1971年から1996年まで4回ほどインタヴューしている。この96年のインタヴューは、カーティスが『ニュー・ワールド・オーダー』を出したときのもの。

それだけでなく、30年以上にわたってカーティス周辺、シカゴ・ソウル周辺のアーティスト、プロデューサーに多数インタヴューし、それらをまとめて一冊にした。そこで本編は270ページほどなのだが、そうした関連アーティスト関係者をABC順に簡単に紹介するページが50ページもある。ジョン・アビー、ギル・アスキー、ケニー・バーク、ダニー・ハザウェイなどなど、その取材ぶりはかなりのもの。

ただし、全体的なトーンは徹底してレコード・レヴューを中心にしたもので、カーティスの生き様、プライヴェート、どのようにしてこの社会派シンガー・ソングライターが生まれ、成長したかはそれほど詳しくない。たぶん、カーティスにもさまざまな心の暗部、葛藤があったはずなのだが、そのあたりをじっくりと読んでみたい。たとえば、カーティスは70年代後期、1979年からカートム・レコードの配給を、ワーナーからRSOに変更する。RSOはもちろん、『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』で当てたレーベルだ。そして、カーティス作品も徐々にディスコに軸足を置くようになる。あれだけ社会派のカーティスがなぜディスコに。そのあたりの真相は聞いてみたかった。今年はカーティスが1999年12月26日に亡くなってはや10周年。時が流れるのは早い。

ところで、著者ピーター・バーンズは、この書籍で書ききれなかったものをウェッブサイトに公開している。

http://www.soulmusichq.com/index.htm

そして、このサイトを見に行ったら、バーンズはヴォーカル・グループ、ドリフターズの本も書いていた。これも読みたし、時間は足りなし。あ~~悲し。しかし、カーティス作品を聴きながら、こうやって原稿を書いていると、カーティスの声っていうのは、本当に中毒になりますねえ…。そか、ジョン・アビーに一度カーティスの話をじっくり聞く手があるな…。

■ カーティス・メイフィールド『ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』~ピーター・バーンズ著

Curtis Mayfield: People Never Give Up
Peter Burns
Sanctuary Pub Ltd
売り上げランキング: 303542

■ カーティス・メイフィールド 『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』(紙ジャケ)

(やはり、この中では「ソー・イン・ラヴ」でしょうか。カーティスの「ムーヴ・オン・アップ」(上昇志向)から「ハング・オン」(現状にしがみつけ、がんばれ)がコンセプトのアルバム)

ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ+1(紙ジャケット仕様)
カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
売り上げランキング: 31985

ENT>MUSIC>ARTIST>Mayfield, Curtis

投稿者 吉岡正晴 : 03:24 AM | コメント (0)

March 18, 2009

Curtis Mayfield Papersleeve CD With SHM CD Will Be Out On March 25

【カーティス・メイフィールド作品10作品紙ジャケ、SHMCDでリリース】

カーティス。

奇才カーティス・メイフィールドのカートム・レコードからの作品9枚が紙ジャケット仕様SHM-CDで2009年3月25日発売される。

カーティスは60年代インプレッションズというヴォーカル・グループで活躍した後ソロに転向。1972年、ブラック映画『スーパーフライ』の音楽をてがけたことで一躍知名度を上げた。良質の音楽と独特のファルセット系の声と社会に目を向けた詞で唯一無比の世界を作り上げた。インプレッションズ時代の「ピープル・ゲット・レディー」、1975年のアルバム『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』など重厚な作品が多い。

+++

個人的にはカーティスといえば、1994年、電話インタヴューしたときのこと、それから1984年3月の来日、渋谷ライヴ・イン82でのライヴが記憶に残る。そして、やはり『スーパーフライ』。正直、今回紙ジャケ化されるアルバムは当時ほとんど輸入盤で買っていたので、真剣に歌詞カードを読んだりすることはなかった。だから、こうして日本盤で歌詞カードなどが、字が小さいながらも入っていると思わず読んでしまう。

■ カーティス・メイフィールド関連記事

カーティス・メイフィールド・インタヴュー『ベッドからの電話』(1994年5月)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/curtis19940329.html

『車窓を奏でるメロディー』(3)
『その列車は、希望の灯火 その列車の乗車券は、信念』(1999年6月)
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g03.html

■今回紙ジャケになる9タイトル・リスト
3/25発売 国内盤 カーティス・メイフィールド SHM-CD紙ジャケット・コレクション

○ スーパーフライ +11 (VICP-70093)
○ ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ +1 (VICP-70094)
○ ギヴ・ゲット・テイク・アンド・ハヴ +1 (VICP-70095)
○ ネヴァー・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ +1 (VICP-70096)
○ ショート・アイズ +1 (VICP-70097)
○ ドゥ・イット・オール・ナイト +1 (VICP-70098)
○ ハートビート (VICP-70099)
○ サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン (VICP-70100)
○ ラヴ・イズ・ザ・プレイス +1 (VICP-70101)

4枚ほどピックアップ。

スーパーフライ+1(紙ジャケット仕様)
カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
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サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1(紙ジャケット仕様)
カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
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ショート・アイズ+1(紙ジャケット仕様)
カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
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ラヴ・イズ・ザ・プレイス+1(紙ジャケット仕様)
カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
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ENT>ALBUM>Mayfield,. Curtis


投稿者 吉岡正晴 : 01:31 AM | コメント (0)

March 17, 2009

"My Brother Marvin" Play

【劇『マイ・ブラザー・マーヴィン』】

演劇。

マーヴィンの自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』は、彼の人生がいよいよあと1年をきったところ。あと15ページ。これを訳すにあたって、いろいろなことを調べることになるが、そんな中で、マーヴィンの妹ジオラ・ゲイ(愛称スイーツィー)が、『マイ・ブラザー・マーヴィン』という本を書き、またプレイ(劇)を公開していることを知った。

最初にデトロイトあたりで2001年ごろ行われたのだろうか、2007年にはニュー・ジャージーで行われている。いくつか、あちこちでやっているのだろう。他にもシカゴ、メンフィスなどでやっている。

そして、なんとこの劇でマーヴィン役を演じているのが、キース・ワシントンだというのだ。「キッシング・ユー」の大ヒットで知られるセクシーなソウル・シンガー。マーヴィンの母アルバータ役は、これまた、なんとアリソン・ウィリアムス! マーヴィンの父親役は映画『レイ』などにもでているクリフトン・パウエル。

また、この『マイ・ブラザー・マーヴィン』をベースにしたドキュメンタリーが2009年3月に公開されるらしい。さらにこのほかに、マーヴィンの姉であるジニー・ゲイもマーヴィンの母の自伝『ザ・ライフ・ストーリー・オブ・アルバータ・ゲイ』を書いたそうで、これもいずれ出るらしい。

ちょっと時系列がはっきりしないのだが、本が出たのは2008年ごろなのか。劇が先なのかもしれない。

いずれにせよ、このプレイは見てみたいところ。

(もう少し詳細を調べて後日報告します)

ENT>MUSIC>ARTIST>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 07:22 AM | コメント (0)

March 16, 2009

Waxpoetics Japan#3 Out Now: Digging It To Death

【ワックスポエティックス誌第3号発売】

特化。

クラブ、DJ系、熱いレコード・コレクターズ向け、ワックスポエティックス誌第3号が2009年3月15日発売された。すでに有名CDショップ、レコード店、書店などでも発売中。写真も厳選されていてヴィジュアル的にもグッド。表紙はワッツタックスのバーケイズだ。

今回は目次をご紹介。

Earl Palmer / Norman Whitfield / Alton Ellis / Mulatu Astatke / Re:Generations / Q-Tips / Bill Withers / quasimode / Les McCann / Wattstax / Yuji Ohno / Clyde Stubblefield / MF Doom / Daniele Baldelli / Guillermo Scott Herren / Emi Tawata / King Tubby / 12x12 with Danny Krivit / Steph Pockets / Alf Alpha / How To Clean Dirty Records / On The Blackhand Side~Sidney Poitier / ヴァイナル駅伝(DJ Muro)

どれも重厚な記事で、ここまでマニアックなアーティストに特化した音楽雑誌というのは、日本では今はないと思う。ビル・ウィザースで写真も含めて13ページもの記事なんて、日本の雑誌ではありえない。ワッツタックスも10ページ。この記事はパブリック・エネミーのチャックD、『スタックス物語』を書いたロブ・ボウマン、スタックスのヘッド、アル・ベルらのインタヴューが読める。ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドはパート1で最後にシングル盤のレーベルの写真が並んでコレクターズ・マインドをそそる。

上記ダニエル・バルデッリは僕はまったく知らなかったがイタリアのディスコで活躍したDJでそのインタヴュー。これを読むと、イタリアでディスコが流行りだした1970年代の状況など、まるで日本のディスコ事情と同じようなもので、けっこう日本のほうが進んでいたのではないかと思わせられる。ターンテーブルにフエルトを敷いてレコードを滑らせるという方法など、たぶん、これを読むと日本のほうが早かったのでは。

毎号の定期コラム「12x12(トゥエルヴ・バイ・トゥエルヴ)」は、12枚のレコードを選者が選んで、それについてのうんちくや思い出を語るもの。今回はダニー・クリヴィット。トップにジェームス・ブラウンの「ゲット・オン・ザ・グッド・フット」の白盤(テスト盤)が選ばれ、その思い出が書かれている。いい話だ。ジェームス・ブラウン関連だとこういう話が無限にありそう。そういう話ばっかり集めても面白いなあ。たとえば「マイ・メモリーズ・アバウト・ジェームス・ブラウン」とかね。いいな、これ。どこかでやろう。(笑)

もうひとつ定期的なコラムで、レコード盤自体に関するもの。前号(2号)ではカット・アウト盤の話を、これでもかこれでもかと掘り下げていたが、今回のテーマは、「いかに汚いレコードを綺麗にするか」というもの。レコード・コレクターの永遠のテーマである。レコード洗浄液のレシピまで書かれている。(笑)

きっと次のテーマは、反ったレコードの直し方とか、傷がついたレコードの修復の仕方とかだろうなあ。

この内容、立ち読みには適していませんので、ぜひお買い求めの上じっくりお読みください。それから50歳以上の方は、老眼鏡をお手元に~。(とにかく字が小さい) なんでも特化することはよいことです。

■ワックスポエティックス・ジャパン・オフィシャル・ブログ
http://www.waxpoetics.jp/blog/

■同マイ・スペース
http://profile.myspace.com/waxpoeticsjapan

■ ワックスポエティックス・ジャパン(第3号)

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■ワックスポエティックス・ジャパン(第1号)

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■ワックスポエティックス・ジャパン(第2号)

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■ ワックスポエティックス関連記事

February 12, 2009
Bill Withers & Ohno Yuji Will Be Featuring On Next Waxpoetics Vol.3
【ビル・ウィザース~大野雄二インタヴュー~ワックスポエティックス第3号】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002827.html

February 01, 2009
Ohno Yuji Talks To Waxpoetics Vol.3
【大野雄二さん、ワックスポエティックス3号のために語り倒す】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002814.html

November 02, 2008
Waxpoetics (Part 2) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 1)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート1】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002721.html

November 03, 2008
Waxpoetics (Part 3) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 2)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート2】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002722.html

November 01, 2008
Magazine "Waxpoetics" Japanese Version Just Released (Part 1)
【音楽雑誌・ワックスポエティックス誌日本版登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002720.html

ENT>MAGAZINES>Waxpoetics

投稿者 吉岡正晴 : 03:50 AM | コメント (0)

March 15, 2009

Nirvana House Party 2 Days

【六本木ナバーナ・ハウス・パーティー2日間】 

プレゼント。

六本木に2008年11月にオープンしたディスコ「ナバーナ」が3月末に2日間にわたってハウス・パーティーを行う。3月27日(金)と3月28日(土)。27日のほうは、プレゼント総額101万円の大盤振る舞い。ハワイ往復ペア航空券、グアム報復ペア航空券などが当たる。また、28日にはブレンダ・ヴォーンのミニ・ライヴが行われる。入場料などは通常と同様。\n

■ ナバーナ・ハウス・パーティー

日時2009年3月27日(金) 19時~25時 DJアトム、アキラ

日時2009年3月28日(土)19時~25時 ライヴ:ブレンダ・ヴォーン (ライヴは22時ころからの予定)DJヒロシ、オサ、オッシー、アキラ

ナバーナ 港区六本木3-13-12-B1電話03-5771-2760

■ ナバーナ・オープンの記事

November 27, 2008
80's Disco Nirvarna Will Open November 28th
【80年代サーファー・ディスコの「ナバーナ」明日オープン】

http://blog.soulsearchin.com/archives/002748.html

■オフィシャル・ウェッブ

http://www.nirvana08.net/index.html(ここにシステム、DJ予定表なども)

■ディスコ・ナバーナ Disco Nirvana

郵便番号106-0032 東京都港区六本木3-13-12 B1 電話番号03-5771-2760

六本木交差点から東京タワー方向へ向かい、二つ目、佐世保バーガーの角を左折。突き当たりの右手地下。

入場料金は、月曜から木曜と土曜が女性1500円、男性2500円、金曜と祝日前日が女性2500円、男性3500円。18時~25時の営業。

2008年11月28日(金)19時オープン。

ENT>DISCO>Nirvana


投稿者 吉岡正晴 : 04:10 AM | コメント (0)

March 14, 2009

"I Also Left Home On This Train. Goodbye." Said Taketa Shin-ichi On NHK News 7

【「私もこの列車でふるさとを後にしました。さようなら」~武田アナ、名コメントで締める】

ひとこと。

何気なく昨日(2009年3月13日金曜)、NHK夜7時のニュース番組『ニュース7』をつけていたら、番組の最後で、今日で最後になったJRのブルートレインの話題を流していた。東京駅から出発する最終のブルートレインを上から撮った映像に、武田アナがこう締めたのだ。

「私もこの列車でふるさとを後にしました。さようなら」

思わずPCの手を休めて、テレビの画面に見入りましたよ。すばらしいなあ。僕は日本のニュース番組司会者が、ニュースにいちいちコメントするのが大嫌いなのだが、こういうのはとてもいい。アメリカのニュース・ショーでは基本、自分の意見は言わない。事実をありのまま伝える。NHKも基本的にそうだ。

CBSで長い間夜のニュースを担当していた名キャスター、ウォルター・クロンカイトはまず自身の意見など言わなかったが、一度だけヴェトナム戦争に対して反対の意見を述べた。それが大変な影響を与えたという。ニュースは、編集の仕方で十分意見を出しているのだ。複雑なニュースにわかりやすい解説をつけるのはともかく、安っぽいコメントなど押し付けがましい。ニュース司会者が意見を言うなんて10年に一度でいい。

古舘伊知郎は局アナ時代から基本的には好きなアナだったが、『ニュース・ステーション』の古館はよろしくない。なんであんなどうでもいいようなコメントを全部のニュースにつけるのだろうか。そういうことを言わないと視聴者が理解できないものだと、バカにしているとしか思えない。視聴者に考えさせる『スペース』を与えて欲しいところだ。

そんな中で、普段自分のコメントをしない武田(たけた、が正しいそうです)アナが放った一言コメントは強烈だった。そうかあ、ひょっとして、九州出身なのかなと思い、ウィッキペディアで調べると、じゃ~~ん、なんと熊本出身。さらっと見ると、なんと、もうこのコメントのことが書かれているではないか。おそるべきウィッキ。(笑)

コメントなんてまさにLess is more(より言わないほうが、多くを語る)。

武田氏の名コメント、歴史に残ります。

ENT>TV>NEWS


投稿者 吉岡正晴 : 12:19 AM | コメント (0)

March 13, 2009

Michael Jackson London Show Will Continue Till February, Up To 50 Shows

【マイケル・ジャクソン・ロンドン公演50本に】

100万人。

マイケル・ジャクソンの2009年7月8日からロンドン・O2アリーナ(オー・ツー・アリーナ)で行われる公演のチケットがプリセールで発売され、同時に当初の10本以外の日程が発表された。それによると、来年2月まで45本、最終的には50本になるという。マイケル・ジャクソン・ライヴ・ドット・コムによれば、一般発売のプリセールで18時間で36万枚のチケットが売れたという。1時間あたり2万枚、1分間で33枚という計算だ。一般発売は、ロンドン時間2009年3月13日午前7時(日本時間3月13日午後4時)。

一般チケットは、50ポンド(約7000円)から70ポンド(9800円)、「スリラー・パッケージ」というプレミアム・フロア・チケット(いわゆるアリーナ席のステージに近い席と、ショーの前後にパーティーなどが付くもの)が、770~795ポンド(約11万2000円=いずれも1ポンド140円で概算)。

日程を見ると、基本的にはすべて1日おき。1日やって、1日休む、というもの。また、チケットにはいくつかパッケージもあり、ウェルカム・シャンパーンやアフター・パーティーあるいは、ホテル宿泊がついたものまである。50本のライヴがすべて行われると100万人動員ということになる。

■マイケル・ジャクソン・ライヴ・オフィシャル(英語)
http://www.michaeljacksonlive.com/

■マイケル・ジャクソン『ディス・イズ・イット・ツアー』
Michael Jackson Live At London O2 Arena : This Is It Tour
July 8th to February 12, 2010

01. Wed., 8 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
02. Fri., 10 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
03. Sun., 12 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
04. Tue., 14 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
05. Thu., 16 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
06. Sat., 18 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
07.Wed., 22 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
08. Fri., 24 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
09. Sun., 26 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
10. Tue., 28 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
11. Thu., 30 July 2009 London, United Kingdom O2 Arena
12. Sat., 1 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
13. Mon., 3 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
14. Mon., 10 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
15. Wed., 12 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
16. Mon., 17 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
17. Wed., 19 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
18. Mon., 24 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
19. Wed., 26 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
20. Fri., 28 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
21. Sun., 30 August 2009 London, United Kingdom O2 Arena
22. Tue., 1 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
23. Thu., 3 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
24. Sun., 6 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
25. Tue., 8 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
26. Thu., 10 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
27. Mon., 21 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
28. Wed., 23 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
29. Sun., 27 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
30. Tue., 29 September 2009 London, United Kingdom O2 Arena
31. Thu., 7 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
32. Sat., 9 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
33. Tue., 12 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
34. Thu., 14 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
35. Sat., 16 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
36. Mon., 18 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
37. Sat., 23 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
38. Mon., 25 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
39. Wed., 27 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
40. Fri., 29 January 2010 London, United Kingdom O2 Arena
41. Mon., 1 February 2010 London, United Kingdom O2 Arena
42. Mon., 3 February 2010 London, United Kingdom O2 Arena
43. Mon., 8 February 2010 London, United Kingdom O2 Arena
44. Wed., 10 February 2010 London, United Kingdom O2 Arena
45. Fri., 12 February 2010 London, United Kingdom O2 Arena

ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael


投稿者 吉岡正晴 : 07:18 AM | コメント (0)

March 12, 2009

What's Up 15th Anniversary; Virtus 11th Anniversary

【ワッツ・アップ、ヴィルタス周年パーティー】

周年。

六本木のソウル・バー、ワッツ・アップとヴィルタスが近く周年パーティーを行う。

ワッツ・アップは、15周年で2009年4月12日(日)に銀座ケントスでリアル・ブラッドを向かえ、さらに、翌日13日(月)に六本木ナヴァーナでブラザー・トムを向かえ、2日連続でイヴェントを行う。リアル・ブラッドはワッツ・アップの7周年、8周年、10周年イヴェントに出演したが再度登場。今回初日はリアル・ブラッド全員で、2日目はブラザー・トムのソロとピアノの2人ステージ。

ヴィルタスは11周年記念パーティー。2009年3月25日(水)六本木ヴィルタスで。

詳細は次の通り。

『ワッツ・アップ15周年パーティー』

日時:2009年4月12日(日)19時~26時
会場:銀座ケントス 中央区銀座8-2-1 9F  電話03-3572-9161
出演:ライヴ: リアル・ブラッド DJ: 川畑、アトム、キヨミ、オサ
ライヴ:ファースト21時~、セカンド22時半~ 入れ替えなし
料金:前売り座席指定5500円 立ち見5000円 当日6000円(いずれも1ドリンク付き)

2009年4月13日(月)19時~25時
会場:六本木ナヴァーナ 港区六本木3-13-12-B1 電話03-5411-7227
出演:ライヴ: ブラザー・トム(ヴォーカル)&橋本啓一(ピアノ) DJ:アキラ、オッシー、ヒロシ
ライヴ:22時半~
料金:前売り4000円 当日4500円 (いずれも1ドリンク付き)

問い合わせ:ワッツ・アップ 03-5411-7227

『ヴィルタス11周年パーティー』

日時:2009年3月25日(水) 19時~
会場:六本木ヴィルタス 港区六本木4-6-4 1F&B1F 03-5410-6155 / 03-5410-5577
料金:3500円(3時間飲み放題)
問い合わせ:ヴィルタス 03-5410-6155 / 03-5410-5577

ENT>ANNOUNCEMENT>Anniversary

投稿者 吉岡正晴 : 06:33 AM | コメント (0)

March 11, 2009

Grab CD From CD Shelves: Nate James

【棚束(たなつか)でネイト・ジェームス】

需要。

こもりきりだと新鮮なネタはなかなかないが、こういうときに、山下達郎さんの真似をしてブログネタも「棚束(たなつか)~CD・レコード棚からひとつかみ」することにした。達郎さんも『サンデー・ソングブック』はこのところ、曲作りがお忙しく、すっかり棚束のようで。(笑) 最近はロスコー・ロビンソン(2009年3月8日放送分)、LJジョンソン(2009年3月1日放送分)など、マニアックなソウル曲がでて、棚束大好きです。

さて、こちらの棚束は、ほんとはまだ棚に入る前の届きたてほやほやだが、なんと、イギリスのネイト・ジェームスの新譜がまたまたソウルのカヴァー集。最近だと、タワー・オブ・パワー、シールとあいついでソウル・カヴァー集を出しているが、みんな考えることは同じか。(笑)

ネイトはさすがに1979年生まれということもあり選曲が若い。おもしろいのは、サルソウル・オーケストラの「ランアウェイ」や、ほかにデズリーとかローリン・ヒル、ブレンダ・K・スターあたりの女性が歌った曲を男性シンガーにも関わらず選んでいる点。後者2曲などはなんかついこないだのヒット曲という感じがするが、もう「カヴァーされる時期」に来ているのか、と妙に感慨深い。マーヴィン曲はここでは「セクシュアル・ヒーリング」。しかし、マクファーデン&ホワイトヘッドの「エイント・ノー・ストッピン・アス・ナウ」を1曲目に持ってくるところなんか、いいセンスだ。だけど、ここまでカヴァーに需要があるんだったら、ケイリブとかブレンダとかフィリップ集めて、いいソウル・アルバムが出来る気がします。(笑)

■ 棚束の山下達郎氏関連記事

December 29, 2008
Yamashita Tatsuro @ Osaka Festival Hall Final
【山下達郎~フェスティヴァル・ホール最後の日】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_12_29.html

May 07, 2008
Yamashita Tatsuro Live At Hamarikyu Asahi Hall
【山下達郎~素晴らしき人生】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_05_07.html

May 11, 2008
Yamashita Tatsuro Acoustic Mini Live @ Hamarikyu Asahi Hall
【山下達郎・アコースティック・ミニ・ライヴ・セットリスト】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_05_11.html

達郎さんバンド、ドラマー小笠原氏が入ったバンドのライヴ評
December 31, 2008
The Last Day Of Martano: Kajiwara Jun Live
【マルターノ、梶原順ライヴで幕を閉じる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_12_31.html

◎元祖・棚束 TFM系『サンデー・ソングブック』毎週日曜午後2時~
http://www.smile-co.co.jp/tats/pg/ssb.html
(早くアーカイブもいれて欲しいです(笑))

■ ネイト・ジェームス 最新作3作目『リバイバル』

リバイバル~アフロ・カヴァーズ
ネイト・ジェームス ヒンダ・ヒックス
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) (2009-03-18)
売り上げランキング: 1796

曲目リスト
1. エイント・ノー・ストッピング・アス・ナウ
2. レイバー・オブ・ラヴ
3. FAITH(フェイス)
4. ビコーズ・アイ・ラヴ・ユー
5. ファミリー・アフェア (Featuring ヒンダ・ヒックス)
6. ハイアー・グラウンド
7. フィール・ソー・ハイ
8. セクシャル・ヒーリング
9. ギヴ・ミー・ザ・ナイト
10. ランナウェイ
11. エックス-ファクター

ENT>ALBUM>James, Nate



投稿者 吉岡正晴 : 05:46 AM | コメント (0)

March 10, 2009

Marvin Gaye Autobiography "Divided Soul": Final Touch

【マーヴィン・ゲイ自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』~翻訳大詰め進行中】

助け舟。

とりあえず、288ページ(=28章、全340ページ36章中)までの見直し作業を終えて、あと約50ページ。舞台は、イギリス・ロンドンからいよいよベルギーのオステンドへ。オステンドはフランスの港町。ここにいるプロモーターのフレディー・クーサートを頼ってマーヴィンはロンドンを離れこの地に引っ越す。1981年のことだ。マーヴィンの逃亡生活は依然続いている。

彼がアメリカに帰れないのは、税金問題、慰謝料問題などがあり、もしアメリカに戻ると逮捕されてしまうのではないかという恐怖心があったためだ。オステンドはひじょうに居心地がよく、ここで彼はかなり英気を養う。街にある大きなスタジオでピアノを弾いたり、現金を稼ぐためにヨーロッパでツアーをやろうとして、そのリハーサルをする。徐々に彼のメンタルは復活しそうだった。

彼は常に戦う男だった。妻たちと争い、父と争い、レコード会社社長で義理の兄であるベリー・ゴーディーと争い、アメリカ合衆国と戦い、あちこちに争いの種があった。どんどんと追い詰められ、行き場がなくなり、彼は自殺さえ考える。プロモーターとやりあい、マネージャーとも議論し、マーヴィンの周囲には衝突があふれていた。

そして、ベルギーのオステンドまではるかロスアンジェルスからひとりのディレクターがやってくる。CBSレコードのラーキン・アーノルドだ。彼はマネージャーのカーティス・ショーからの誘いで、マーヴィンをCBSへ迎えることを検討し始める。しかし、そこには問題が山積していた。

まずモータウンとの契約。残っていたモータウンとの契約をどのように解消するのか。次に税金滞納問題。アメリカに入国するには、それらをクリアにしておかなければならない。そして、妻への慰謝料。ラーキンとカーティスは、この複雑に絡み合った糸を1本1本丁寧にほぐす。

そして、周囲の誰もが彼にはまだ才能が残っているのかどうか、疑問に思う。いかにして奇跡の復活は起こるのか。彼がどん底に落ちれば落ちるほど、どこからとも助け舟が手を差し伸べてくる。

あるとき10年来の友人、ジェフ・ウォルドがロンドンのマーヴィンのアパートを訪れる。彼は音楽関係の仕事をしている人物で、前妻はシンガーのヘレン・レディーだ。そのアパートは本当にひどいものだった。

ジェフが言う。「マーヴィンは私に言ったよ、10セントも持ってないんだ、って。彼の不渡り小切手も出回っていた。彼は、私にフェーマス・エイモス・クッキーの彼の持分の株を買ってくれないかと頼んできた。彼と私とヘレンは、最初の投資家だったんだ。私は彼に言った。『聞いてくれ、マーヴィン、これから大きな仕事があるんだ。いま、少し金を渡す。でも君の株はいらない。君が自分をそうやってだめにしていると、君はそこの息子のために何も残してやれなくなるぞ。その株は息子のためにとっておきなさい。たくさんのキャッシュを持っていた。7000ドルから17000ドルかあるいは、ポンドだったか、でも、それを彼に手渡したんだ。私は彼に言った。彼は自分自身の人生を台無しにしている本当にくそったれの馬鹿野郎だってね。(中略) 彼はコカインをやっているだけでなく、フリーベースもやっていた。私は彼に言った。『なんてひどい話だ。恥ずかしい。もし君がちゃんとクリーンになったら、君こそ「ブラック・シナトラ」になれる、唯一の人物だろう』って」

マーヴィンは告白した。「もう本当に僕の人生は行き詰って終わっていた。僕のレコードは出たけど、僕はそれが大嫌いで、ベリーは僕の作品はずっと何年ももう売れなくなった、と言っていた。モータウンと僕は、もう終わったんだ。僕は(歩いてきた)後ろの橋を燃やしてしまった。でももう気にはしてない。BGと僕は、もはや取り返しのつかないところまで来てしまった」(『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』から)

さあ、もう一息です。しばしお待ちを。

■ マーヴィン・ゲイ唯一の本人語り下ろしの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、吉岡正晴翻訳監修=ブルース・インターアクションズ、2009年4月17日発売予定)

■ マーヴィン・ゲイ~ベスト

ザ・ベスト・オブ・マーヴィン・ゲイ
マーヴィン・ゲイ マーヴィン・ゲイ with タミー・テレル マーヴィン・ゲイ with キム・ウェストン マーヴィン・ゲイ with ダイアナ・ロス マーヴィン・ゲイ with メアリー・ウェルズ タミー・テレル キム・ウェストン ダイアナ・ロス メアリー・ウェルズ
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投稿者 吉岡正晴 : 12:58 AM | コメント (0)

March 09, 2009

Ruthie Foster; Coming To Japan For Tour

【ルーシー・フォスター初来日~ルーツ・ミュージックのシンガー・ソングライター~新作ひっさげ】

メンフィス・コネクション。

アメリカ南部出身の女性シンガー・ソングライター、ルーシー・フォスターが最新作『ザ・トゥルース』を発表し、2009年3月、日本のライヴ・ハウス・ツアーを行う。

ルーシーはテキサス州生まれ。1970年代前半の生まれと見られる。南部を中心にフォーク、ルーツ・ミュージック的な音楽を中心に歌ってきたが、家族にはゴスペルがあった。最新作(6作目)『ザ・トゥルース・アコーディング・トゥ・ルーシー・フォスター』は昨年アメリカのインディからリリースされ、日本では今年の1月に鎌倉にあるインディ・レーベル、バッファロー・レコードからリリースされた。

このアルバムは昨年8月、メンフィスの名門スタジオ、アーデント・スタジオで同地のハイ、スタックス・レコードなどのセッションで活躍したミュージシャンとともにレコーディングされた。しかも、レコーディングの初日は、なんと奇しくもアイザック・ヘイズの葬儀があった日だという。参加ミュージシャンは、ウェイン・ジャクソン、チャールズ・ホッジス、ジミー・ロバーツ、ジーナ・マレルなどのメンフィス軍団に加え、ゲストでロベン・フォードなども参加している。今回のアルバムに限って言えば、まさにメンフィス・コネクションで生まれたということになる。南部ソウル、ブルーズ、フォーク、ゴスペルなどの要素も含んだルーツ・ミュージックのアーティストだ。

アルバム中、「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」と「ニックル&ネイル」というサザン・ソウル・クラシックをカヴァー。これが実にいい。前者は、シュープリームス、ヴァニラ・ファッジの曲とは違ういわゆる同名異曲。これは、元々はカントリー畑のレイ・サンダーズ&アイリーン・ベルが1964年にだしたもの。1967年ゴスディン・ブラザースというカントリー・アーティストが中ヒットさせた。その後この作品は、カントリー系アーティストだけでなく、ジョー・サイモン、アン・ピーブルズ、さらに、オヴェーションズなどのソウル・シンガー/グループたちが取り上げ、隠れた名曲として知られている。

後者はもちろん、OVライトの文句なしのクラシック。これなど、やはりメンフィス・ソウル的なニュアンスで聴いてしまい、個人的には嬉しくなってしまう。

■ アルバム『ザ・トゥルース』

ザ・トゥルース
ザ・トゥルース
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ルーシー・フォスター
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そのルーシー・フォスター、早くも初来日。東京では青山のカイで行われる。

■ ルーシー・フォスター「ザ・トゥルース」ジャパン・ツアー

2009年3月26日(木)横浜サムズアップ 045-314-8705
3月27日(金)東京・青山カイ(Cay) 03-314-8705
3月28日(土)京都・磔磔(たくた)075-351-1321
3月30日(月)名古屋トクゾー(Tokuzo) 052-733-3709

問い合わせ先=バッファロー・レコード0467-61-1398 あるいは各店に。

バッファロー・レコードのサイト↓

http://www.buffalo-records.com/special.asp?id=547&category=1

メンバーはルーシーのほかに2名(本人のギターのほかにベースとドラム=いずれも女性)がバックに付くという。

ENT>MUSIC>LIVE>ANOUNCEMENT>Foster, Ruthie

投稿者 吉岡正晴 : 05:59 AM | コメント (0)

March 08, 2009

Kishita Kohshi: Do The Soul Vol 4

【木下航志~ドゥ・ザ・ソウル第4回】

裏声。

木下航志くんのブルース・アレーでの定期ライヴ、はやくも第4弾。毎回新曲を何かしらそろえてくるが、今回もほとんどが新曲になった。今回驚いたのは、航志くんがブルーズに挑戦したり、裏声で歌ったりさまざまな声に挑戦したこと。たとえば、ブルーズの「ストーミー・マンディ」では、ブルージーなヴォーカル・フレージングからところどころ演歌の如くこぶしをきかせたりする。最後のブルージーな「ロード・ハヴ・マーシー…」あたりのうなりも、地響きを起こしそう。フィリップのオルガン・ソロもいい。

かと思えば、ドゥービーズの「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」ではファルセットのようなハイヴォイスで歌う。さらに、「ステイン・アライヴ」では、ファルセットに挑戦だ。なるほど、まだ完成の域には達してないが、この手もそこそこできるとなると、ヴォーカルのヴァリエーションがかなりでてきて、いずれ録音でひとりアカペラなんかもできるかもしれない。

選曲もかなりヴァリエーションに富んでいて、CCR、シンプリー・レッドなども。また、途中の「ルッキング・フォー・ア・ラヴ」では、ブレンダの司会で、「航志は今、愛を求めてるの。25歳以下で独身の女性はいる?」と観客に声をかけ、ステージにあげる演出も見せた。

また、だいたいファースト2曲目は、「達郎セレクション」という感じで、山下達郎さん楽曲が歌われるようになっている。今回は土曜日ということで、「土曜日の恋人」。バックではギターのマサ小浜さんが、ブルージーな曲も、ジャジーな曲もグルーヴ感あふれる演奏を聴かせてかなりいい。以前にもやったレイ・チャールズの「ナイト・タイム」ではブレンダとデュエット。これはいつもながら、強力だ。思ったのだが、1曲歌ってMCをいれるが、話はおもしろいが、2-3曲に1度のトークでもいいかもしれない。メドレーで客を持っていくというパターンが航志くんならできそうだ。

●木下航志・次回ライヴ

2009年5月9日(土曜)@ブルース・アレー
『ドゥ・ザ・ソウルVOL5』

■ 関連記事(一部)

December 06, 2008
Kishita Kohshi Live At Blues Alley : Kohshi Believes To His Soul
【木下航志ライヴ@ブルース・アレー】(第3回)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002757.html

September 12, 2008
Kishita Kohshi Live At Blues Alley: Started With "Sun Goddess" With Sunglass
http://blog.soulsearchin.com/archives/002669.html

June 09, 2008
Kishita Koushi First Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002562.html(ここに過去記事一覧リンクがあります)


■ メンバー

(Vo/Pf/Fender Rhodes1971)木下航志
(HAMMOND A-100)Philip Woo (B)名村武 (G)マサ小浜 (Ds)マイケル河合  (Vo)Brenda Vaughn (Cho)Yuki (Vo/Per/Sax)Pierre Andre

■セットリスト
Setlist: Kishita Kohshi @ Blues Alley, March 7th, 2009
[ ] indicates original artists

First set

show started 19:40
01. Watermelon Man (Instrumental) [Herbie Hancock]
02. 土曜日の恋人[山下達郎]
03. Love's In Need Of Love Today [Stevie Wonder]
04. Stormy Monday [T-Bone Walker]
05. Don't Let Me Be Lonely Tonight [James Taylor, Isley Brothers]
06. Looking For A Love [Bobby Womack]
07. Stars [Simply Red]
08. We Got Rhythm [Original]
show ended 20:33

Second set

show started 21:00
01. 6 To 4 (Instrumental) [George Benson]
02. What A Fool Believes [Doobie Brothers]
03. Have You Ever Seen The Rain [CCR]
04. I'm In Love [Wilson Pickett, Aretha Franklin](せつないソロ・コンテスト)
05. The Night Time Is The Right Time (With Brenda Vaughn) [Ray Charles]
06. Shine A Light [Rolling Stones]
07. 心の鳥 [Original]
08. How Sweet It Is [Marvin Gaye]
09. Don't You Worry 'Bout A Thing [Stevie Wonder]
Enc. Will You Still Love Me Tomorrow (With Yuki) [Carol King, Roberta Flack]
Enc. Stayin' Alive [Bee Gees]
Enc. You Are The Sunshine Of My Life [Stevie Wonder]
show ended 22:25

(2009年3月9日土曜、目黒ブルース・アレー=木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2009-11


投稿者 吉岡正晴 : 03:55 AM | コメント (0)

March 07, 2009

Michael Jackson Will Do London Concerts: This Is It

【マイケル・ジャクソン、7月にロンドンでライヴ10回】

記者会見。

マイケル・ジャクソンが2009年3月5日、ロンドンで記者会見し、7月に同地O2(オーツー)アリーナでコンサートを行うことを発表した。初日は7月9日で、まず10回の公演が予定されている。O2アリーナは約23000席。チケットは50ポンド(約7000円)から70ポンド(10600円)で3月13日から売り出される。売り出し方などの詳細は後日発表される。

記者会見にはマイケル・ジャクソン本人が登場し、「This is it」を連呼し、これが「ロンドンにおける最後のコンサートになる」と宣言した。この「ディス・イズ・イット」は、今回のライヴのキャッチフレーズのようで、意味は「いよいよ来るぞ、さあいよいよだ。/これがそうだ。/これだ。/来るものが来た」といったニュアンス。ロンドンの地下鉄にはすでにこのコピーのポスターが貼られているという。

マイケルはこの日予定より1時間半遅れて、午後5時半O2アリーナに登場。一般のファンとメディアをいれての記者会見となった。

記者会見の模様↓

http://www.michaeljacksonlive.com/video.php

ビルボード誌の報道によれば、この10本を含めて最大で25本ほどのライヴをO2アリーナで行う可能性があるという。マイケルは、「ファンが聴きたい曲をやるつもりだ。僕がディス・イズ・イット、というときは、本当にそういうことなんだ。これは最後のカーテン・コールになる」と語った。

今回のプロモーターとなったAEGの社長、CEOティム・レイウェイクは「過去2年、マイケルと交渉してきた」と明かした。マイケル・ジャクソンの公におけるライヴは、2001年9月10日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで多くのアーティストがトリビュートしたときが最後。またメジャーなツアーとしては、1996年~97年の『ヒストリー・ツアー』以来。12年ぶりとなる。

チケット販売サイトはここ↓(英語です)

http://www.michaeljackson.com/tickets/

+++++

ファイナル。

マイケル・ジャクソンのロンドン公演が急遽発表された。チケットの値段もリーズナブル、2万キャパで10回の公演なら瞬く間に売り切れるような気がする。「ロンドンでの最後」と言っているが、それだと「ヨーロッパでのライヴ」、その他の地域でのライヴの可能性も示唆しているとも受け取れる。7月スタートだと4月か遅くとも6月までにはミュージシャン、ダンサーを集合させてリハーサルが始まることになるかと思うが、果たして誰が音楽ディレクターになるのか。ふたたび、グレッグ・フィリンゲーンズか? しばらくこのニュースには注目だ。

■マイケル・ジャクソン (最近は赤がマイケル・カラーの様)

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■マイケル・ジャクソン観察日誌\n
bottom:0px;">

マイケル・ジャクソン観察日誌\
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おすすめ度の平均: 5.0
5 とても面白かったです!
5 「世界」とは何か。
5 暴露本ではなく・・・

ENT>LIVE>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael
ENT>LIVE>Jackson, Michael


投稿者 吉岡正晴 : 04:57 AM | コメント (0)

March 06, 2009

Phillip Ingram Talks (Part 3): After Switch Changed

(昨日からの続き)

【フィリップ・イングラム(パート3)、スイッチを変えた後に~】

売れっ子。

「ローレンス、そこのフード、片付けないでくれ」とフィリップが言った。ファーストとセカンドの間に、ミュージシャンは軽く食事をする。この日は、フィリップが食事もそっちのけで話をしてくれたのだ。

モータウンの人気グループとなったスイッチは、1978年のデビュー作『スイッチ』から、1981年リリースの5作目『スイッチV』までコンスタントにアルバムを出した。モータウンを離れ、フィリップはグループを脱退、ソロへ。ロスでスタジオ・シンガーとして、他のシンガーのバック、コーラス、デュエットの相手、CM、また、映画の仕事などを幅広くするようになった。

グループ自体は1984年、ロニー・シモンズの持つトータル・エクスペリエンス・レコード(ギャップ・バンドで売出したレーベル)に移籍。また、グループのデバージ兄弟の別の兄弟たちが「デバージ」としてデビュー。スイッチをしのぐ人気となった。

フィリップが後でこれまでにスイッチ後にクレジットされたアーティストのリストをメールで送ってくれたが、これが膨大な量にのぼる。カニエ・ウェスト、セリーヌ・ディオン、ルーサー・ヴァンドロス、ベット・ミドラー、スターシップ(「セイラ」)、ワン・チャン(「エヴリバディー・ハヴ・ファン・トゥナイト」)ダイアン・リーヴス、サンタナ…。ポップ、ソウル、ジャズあらゆるジャンルを網羅している。

フィリップが言う。「映画もいろいろやったよ。ジュリア・ロバーツの『マイ・ベスト・フレンドズ・ウエディング』(1997年)は覚えているかい? あの中の最後の結婚式のシーンで『アイ・セイ・ア・リトル・プレヤー(小さな願い)』を歌ってるんだよ。(といって少し歌う)」 「えええっ? ほんと」と松尾さんと僕。「あの映画では、キャメロン・ディアスが変な声、出して歌うのが印象に残ってた(といって少し歌う)」 「そうそう、あれで、僕は歌ってたんだよ。他にも、『リトル・マーメイド』のヴォイス・オーヴァー(声優)やったよ。『ハッピー・フィート』や『シュリック』なんか(のサントラ)でも歌ってる」

映画のリストもすごい。他に『プリンス・オブ・エジプト』、『プリティー・ウーマン』『フライド・グリーン・トマト』、『コリーナ・コリーナ』、『ボディーガード』などなど。

松尾さん。「アリソン・ウィリアムスの『ジャスト・コール・マイ・ネーム』も大好きなんですよ」 「おお、あれはケン・カリーとデンジル・ミラーと一緒に書いた」 そして松尾さん。「ちょっとご紹介したい本があるんです。これはモータウンのボックスセットで1995年に日本で出たもので、彼(吉岡)もベスト10を選んで原稿を書いたりしてるんですが、この中で僕もモータウンのオールタイム・フェヴァリット、ベスト10をそれぞれ選んでいます。見てください。この僕のベスト10を。アルバムの1位、『スイッチ』!! そして、ソングの1位、スイッチの「アイ・ウォナ・ビー・クローサー」、2位、スイッチの「ゼール・ネヴァー・ビー」にしてるんですよ!!」 「ワオ、これはすごいね!」とフィリップ。「ゴメンね、僕はアルバムの1位に『ワッツ・ゴーイング・オン』(マーヴィン・ゲイ)選んでて(笑)」と僕。

で、このブックレット、よく見ると、松尾さんと一緒に対談もしてた。10枚組みで立派なブックレット付き、まだ商品としては売られているようだ。

http://www.u-canshop.jp/motown/index_gad.htmlad=adw162&gclid=CO_71pXn5pgCFUUwpAodpUISdQ

フィリップが言う。「あと、僕は日本人の杏里、角松敏生もやってるよ。杏里は89年から95年くらいまでツアーやレコーディングも一緒にやった。1曲『ヴォイス・オブ・ハート』という曲でデュエットもしてる」 どうやら、スイッチ後もロスの売れっ子シンガーになったようだ。

松尾さんが3枚目のアルバム『リーチン・フォー・トゥモロー』にもサインをもらっている。フィリップが言う。「この『リーチン・フォー・トゥモロー』は僕のスイッチの曲の中でもフェヴァリットなんだ。(といって少し歌う)」 さらさらとマジックでサインをしているが、このアルバムの上に「My friend in Japan」と書き添えた。そう、このアルバムには「My Friend In The Sky」という曲が入っていたのだ。それにひっかけて書いたのだが、やはりここでもそのサビのところを歌う。

「スイッチ・リユニオンはデトロイトあたりでやるとブラックばかりでものすごい反応なんだよ。圧倒的だ。だけど、白人のいるところはいまひとつかな。僕たちはクロスオーヴァーしなかったからね。ある意味、R&Bグループなんだ。トム・ジョイナーが70年代(78年)『ゼアル・ネバー・ビー』をブレイクさせてくれたんだ。その彼が今度のリユニオンを誘ってくれてね。最初デトロイトでやって、それからシカゴとかいくつかの都市に行って、SOSバンドやメリー・ジェーン・ガールズと一緒にやったこともあるよ」 「じゃあ、日本にもそのリユニオン・スイッチで、ここビルボードでやったらどう?」 フィリップが冷静に答える。「客は集まるかなあ。R&Bヒットはあるけど、トップ40ヒットがないからなあ。一番のヒットは、『ゼール・ネヴァー・ビー』『アイ・コール・ユア・ネーム』『ラヴ・オーヴァー・アンド・オーヴァー・アゲイン』といったところかなあ」 松尾さん。「あ、でも、アメリカでライヴやるときは僕見に行きますよ!」 

フィリップは最近週一回、ウェイン・ヘンダーソンがコーディネートして、日本から来た人物がやっている音楽学校的なところでヴォーカル・クラスを持って、教えているという。

「君たち、セカンド・ショーにも残るかい?」 「いやあ、もう行かないと…(苦笑)」。いやいや、話は尽きない。松尾さんは、新プロジェクトのレコーディングの途中、中抜けしてやってきた。僕は、マーヴィンを中抜けしてやってきた。そして、フィリップはまもなくセカンド・ショーが始まる。

ENT>MUSIC>ARTIST>Ingram, Phillip

投稿者 吉岡正晴 : 07:47 AM | コメント (0)

March 05, 2009

Phillip Ingram Talks: About Switch, After Switch (Part 2)

(パート1は昨日のシーナ・イーストン・ライヴ評です)

【フィリップ・イングラム、スイッチについて語る(パート2)】

スイッチ。

ライヴが終わりメンバーがはけるときに、僕と松尾さんは通路のところでスイッチのアナログを掲げた。それを見たフィリップが大笑いしながら、近づいてきた。松尾さんはモータウンの中で、スイッチが一番好きなグループと言ってもいいほど。

モータウンから1978年アルバム『スイッチ』でデビュー。さらに79年『スイッチ2』も大ヒット。最初の2枚のアルバムはゴールド・ディスクに輝き、一躍人気グループとなったスイッチ。ヒットとしては、「ゼール・ネヴァー・ビー」、「アイ・ウォナ・ビー・クローサー」、「アイ・コール・ユア・ネーム」などがある。そのメンバーのひとり、フィリップ・イングラムがシーナ・イーストンのバックコーラスの一員として来日。シーナのライヴの後、松尾さんとスイッチのアナログ・レコードをバッグにいれて楽屋を訪ねた。

フィリップは雄弁でよくしゃべった。まず驚いたのが、スイッチをしばらく前の2003年に再結成して何箇所かでライヴをやったというニュース。ボビーは1995年8月16日、36歳の若さでエイズのため死去しているが、グループを作ったグレッグ・ウィリアムス、フィリップ、そのほかのメンバーでやったという。

スイッチはもともと1974年オハイオ州アクロンで、グレッグ・ウィリアムスが中心になってジョディー・シムズ、ボビー・デバージ、そして、トミー・デバージ、エディー・フルーエレン、フィリップ・イングラムらが入ってできたホワイト・ヒートが母体になっている。このグループは1975年、バリー・ホワイトに認められバリーのプロデュースでRCAから一枚『White Heat』というアルバムを出した。フィリップとエディーはその前から知り合いで、他の何人かとアクロンでロウ・ソウルというグループをやっていたという。

こんなアルバム↓
http://cgi.ebay.com/White-Heat-S%2FT-1975-RCA-Funk-LP-Barry-White_W0QQitemZ270351739875QQcmdZViewItemQQimsxZ20090302?IMSfp=TL090302145001r14578

オハイオ州アクロンからは、ハワード・ヒューイットも登場。ハワードとエディーは高校が同級生だという。このグループは残念ながらヒットしなかったが、その後グレッグ、フィリップらは本格的に音楽活動をするために、1976年頃、LAに引っ越した。デモ・テープなどを作ったりライヴハウスに顔を出していた1977年1月、彼らが別のレコーディングでモータウン・ビルディングに行く用事があった。

彼らがエレヴェーターに乗ると、なんと同じエレヴェーターにジャーメイン・ジャクソンが乗ってきた。フィリップが言う。「そうなんだ。ジャーメインが乗ってきて、僕たちは舞い上がった。で、エレヴェーターを出て、彼を追いかけていき、ちょうど持っていたデモ・テープを彼に『よかったら聞いてください』と言って渡したんだよ。ジャーメインは、車に乗ってそのカセットをかけたらしい。その翌日、彼から電話がかかってきた。興味がある、っていうんだ。そこで、彼はモータウンのスザンヌ・ドゥ・パッセの前でオーディションをすることになった。僕たちはうまくできたと思う。僕たちがなんで、グループ名をスイッチにしたか知ってるかい?」

「いや、知りません」 「そのときは、グループに名前がなかったんだ。ショーケースの席上で、スザンヌが言った。『あなたたちみたいに、(メンバーが)楽器をスイッチするグループは今まで見たことがないわ』ってね。それで、僕たちはグループ名をスイッチってすることにしたんだよ!」

「ジョディーがドラムだけど、実は僕もドラムができる。エディーはキーボードとトロンボーンもやる。グレッグはキーボードだけど、トランペットもやる。だからみんな楽器をとっかえひっかえできるんだ」

ほおお、それは知らなかったなあ。松尾さんと一緒にその由来を聴いて驚く。そして1977年5月頃契約して、アルバムは1978年8月にリリースされた。ちょうどこのモータウンとの契約が決まったとき、やはりLAに来ていた兄のジェームス・イングラムにそのことを話すと、兄はものすごく驚いたという。

ジェームスは、フィリップの6歳年上。ちょうどこの頃はレオン・ヘイウッドのバンドでキーボードを弾いたり、レイ・チャールズのバンドにいた時期。クインシーに見出される前のことだ。彼もインディでジンガラというバンドでレコードを出すがあくまでインディ。フィリップが言う。「たぶん、兄のジンガラと同じか、スイッチのほうが早かったかと思う。僕が音楽の世界に入ったのは、兄貴のおかげだよ。彼が一足先にバンド活動を始めていて、それを見に行っていて、うらやましく思ってね」

イングラム兄弟は6人で、音楽業界に入ったのはジェームス・イングラムとフィリップ・イングラムだけ。上から順にヘンリー、ジョイス、ジェームス、ジャニス、デイヴィッド、そして、フィリップだ。フィリップは1958年7月11日生まれ。今年の7月で51歳になる。58年は昭和33年、戌年(いぬどし)です。マイケル、プリンス、マドンナと同じ年だ。

スイッチはモータウンで5枚アルバムを出し、フィリップはモータウンを離れると同時にグループを抜け、ソロ活動に転じた。

松尾さんはアナログ・アルバムを3枚とCDを1枚、僕は2枚目のアナログを持ってきた。彼も2枚目を持ってきていたが、それはアメリカ盤。僕のは当時ビクターから出た帯びつき日本盤のしかも見本盤だった。

ちょうどビルボード・ライヴのスタッフ、ローレンスがやってきた。「彼がいたスイッチはすごいグループなんだよ」と松尾さん。「このハンサム・ガイは誰だかわかるかい?」と言って、ローレンスにジャケットに映ってるフィリップの若い時の写真を指差す。ローレンス。「ワオッ、若いな」 フィリップ。「髪の毛もあるし、髭もあるな。(笑) 『アイ・ウォナ・ビー・クローサー』って知ってる? (と言って歌いだす)」「おおっ、知ってる、知ってる!」「ちょっとばかり長くやってるんだよ」(爆笑)

(まだまだ続く)

ENT>MUSIC>ARTIST>Ingram, Phillip

投稿者 吉岡正晴 : 07:39 AM | コメント (0)

March 04, 2009

Sheena Easton Live At Billboard; Phillip Ingram Sung On Background (Part 1)

【シーナ・イーストン・ライヴ~フィリップ・イングラム・コーラス(パート1)】

気分転換。

マーヴィン・ゲイ翻訳で煮詰まっているところに、ブラザーKCから「気分転換に、今晩シーナ・イーストンでもいかがですか。フィリップ・イングラムも来てますし。ファーストでさくっと見て、さくっと帰りましょう」という嬉しいお誘い。さくっとなら行っちゃおうということで、午後7時、ミッドタウン・ビルボード。入るなり、すでに「ザ・ラヴァー・イン・ミー」が始まっていた。ドラムス、ギター、サックス、キーボード、バックヴォーカルの5人にシーナ・イーストンという編成。観客は、さすがに80年代に彼女のヒットを親しんだ風の年齢層高めの落ち着いた雰囲気。

そういえば、去年、松尾さんと一緒にいく予定になっていたシーナだが、その日なんとファーストを終えた後、シーナの声がでなくなり急遽キャンセルの連絡が入り、行くのを取りやめた。だが翌日、シーナはキャンセルになったが、バンドだけでしかもほぼフィリップ・イングラムがリードを歌ったショーを来たお客さんに無料で披露した、ということを聴いて驚愕した。そんなこんなでの1年振りのリヴェンジでもある。

ほぼヒット曲の構成だが、曲間でよくしゃべる。しかも、いかにもブリティッシュな感じの英語で、しかし、はっきりと聞き取りやすい英語でゆっくりしゃべってくれる。かわいらしい感じは、80年代そのものだが、それでも年輪は重ねた。メンバー紹介した後、ビルボードの照明、音響スタッフ、ホールからキッチンのスタッフまで感謝の気持ちを述べて、もちあげるもちあげる。さすが、ここ何年もラスヴェガスで定期的にショーをやっていて、エンタテインメントの真髄を知り尽くしているだけのことはある。

僕がシーナの曲で一番好きなのは、プリンスが作った「シュガーウォールズ」。それから「ユー・ガット・ザ・ルック」あたりも。やっぱりファンキーなのが好きだ。と思っていたら、なんと「ふだんはめったに歌わない曲を歌います。たぶん、20年ぶりくらいかしら。私の初期のアルバム、1枚目か2枚目に入っているジャニス・イアンの曲です。イン・ザ・ウィンター(調べたら3枚目のアルバムに収録でした)」と言ってしっとりしたバラードを歌った。いかにもジャニス風でなかなかよかった。

それにしても、トークが台本でもあるのかというほどしっかりしていて、滑らかで滑舌もよく、ストーリー展開もちゃんとしてる。

さて、お目当てのフィリップはもちろん、元モータウンのグループ、スイッチのメンバー。「ユー・ガット・ザ・ラヴ」、さらに、レコードではケニー・ロジャースとのデュエットだった「ウイヴ・ガット・トゥナイト」、バカラック・メドレーなどを歌った。バカラックの「ディス・ガイ」など、ずいぶんとルーサーっぽくてかなりいい。

アンコールが終わり、フィリップがステージを降りてくるとき、通路で松尾さんと僕はスイッチのアナログを見せたら、「おおおっ」と受けた。

(フィリップとのお話は、明日に続く)

■メンバー

シーナ・イーストン/Sheena Easton(Vocals)
フィリップ・イングラム/Phillip Ingram(Background Vocals)
ジョー・スプレイカー/Joe Spraker(Keyboards/Music Director)
エリック・ティウォルト/Eric Tewalt(Saxophone/Flute)
デイヴ・ハート/Dave Hart(Guitar)
アール・キャンベル/Earl Campbell(Drums)

■セットリスト シーナ・イーストン 

Setlist : Sheena Easton @ Billboard, March 3rd, 2009

show started 19:00
01. The Lover In Me
02. Almost Over You
03. U Got The Look (Phillip)
04. ~Sugar Walls ~A Riff of Glamorous Life~U Got The Look
05. We've Got Tonight (Phillip + Sheena)
Ø Band introducing
06. Strut
07. In The Winter (Janis Ian song)(from third album)
08. Burt Bacharach Medley: This Guy's In Love With You (Phillip)
~Anyone Who Had A Heart (Sheena)
~Going Out Of My Head (Phillip + Sheena)
09. Telefone (Long Distant Love Affair)
10. Morning Train (9 to 5)
11. For Your Eyes Only
Enc. Modern Girl
show ended 20:14

(2009年3月3日火曜、ビルボード・ライヴ=シーナ・イーストン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Easton, Sheena

投稿者 吉岡正晴 : 06:59 AM | コメント (0)

March 03, 2009

"Okuribito"; Aoki Shinmon Interview & Murakami Haruki Speech On Mainichi Shinbun

【毎日新聞が「おくりびと」青木氏インタヴュー、村上春樹氏「卵と壁」スピーチ全文を掲載】

掲載。

このところマーヴィン・ゲイの自伝にかかりきりなので、外にでてライヴを見ることが少なくなっているので、このブログも一般ネタばかりになってしまっていて申し訳ないが、それでも興味を持つニュースは出てくるもの。

ここ一か月だと、オバマ大統領就任スピーチ、村上春樹氏のエルサレム賞授賞式のスピーチ、そして、「おくりびと」のアカデミー受賞が僕には圧倒的に興味深かった。これでずいぶんブログ記事も書いた。

村上氏のスピーチ全文は本ブログでもすでに2009年2月20日付けでご紹介したが、その日本語と英語全文を毎日新聞が2009年3月2日付け夕刊で掲載した。(翌3月3日付けとで2回に分けての掲載) ネットでさまざまなブログを閲覧している方にはすでにおなじみのスピーチだが、紙面だとほぼ一ページの半分を使う。左横には解説も載っている。

僕も昔は何紙か購読していたが、今は古新聞が貯まる一方なので、宅配は毎日だけ。こういう特集記事になると各紙の色というか、個性が出て楽しい。一応簡単に調べてみたが、村上スピーチの日本語全文は毎日が初めてかな。青木さんへのインタヴュー内容は一番毎日がいい。

■毎日新聞2009年3月2日付け夕刊

村上春樹さん:イスラエルの文学賞「エルサレム賞」授賞式・記念講演全文/上
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090302mog00m040057000c.html?link_id=TT003

同英文
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/news/20090302p2a00m0na004000c.html

■ソウル・サーチン・ブログ
February 20, 2009
Murakami Haruki's " Always On The Side Of Egg " or Simply "Egg & Wall" (Full Text): Speech At Jerusalem Award
【村上春樹氏「エルサレム賞」スピーチ全文】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002835.html

February 21, 2009
About Haruki Murakami's Speech For Jerusalem Award
【村上春樹氏の「エルサレム賞」受賞について】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002836.html

+++++

「おくりびと」関連、青木新門さんインタヴュー

もうひとつ、たぶん相当数インタヴューは露出しているのだろうが、毎日新聞2009年3月2日付け朝刊で「おくりびと」受賞の解説と青木新門さんのインタヴューが掲載され、読んだ。これも一ページの半分をどーんと使った記事。僕は一度薫堂さんにゆっくり話が聞きたいなあ。

■ 毎日新聞2009年3月2日付け朝刊(ウェッブではパート3まで)

おくりびと:「納棺夫日記」との違いは?なぜ原作ではない?(1)宗教色薄めて家族を描く
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20090302mog00m200033000c.html

おくりびと:「納棺夫日記」との違いは?なぜ原作ではない?(2) 多くの共通点も
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20090302mog00m200034000c.html

おくりびと:「納棺夫日記」との違いは?なぜ原作ではない?(3止)「納棺夫日記」著者・青木さんに聞く
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20090302mog00m200035000c.html

■ 朝日新聞2009年2月25日付

「おくりびと」オスカー受賞の陰に…青木新門さん~「納棺夫日記」映画のもとに ブックインが94年に功労賞
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000902250002

この朝日の記事も、なかなかおもしろかった。なんだか新聞切り抜き、やってるみたいです。(笑) 

■ ソウル・サーチン・ブログ「おくりびと」関連

February 24, 2009
Real Departures For Soul: Motoki's Soul Searchin Journey To India
【ソウルの真の出発】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002840.html

February 25, 2009
Roots Of "Okuribito [Departures]" : Aoki Shinmon's Book
【青木新門氏の『納棺夫日記』は『おくりびと』の原点本】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002841.html

February 26, 2009
"Okuribito [Departures]" Saga Continues: 
【「おくりびと」誕生へのご縁】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002842.html

ENT>MOVIE>Okuribito
SPEECH>Murakami, Haruki

投稿者 吉岡正晴 : 06:03 AM | コメント (0)

March 02, 2009

"Divided Soul": Marvin Gaye's Biography: Why It Took So Long To Translate?

【マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』~予想外の時間】 

言い訳。

どうもこうもないんだが、なんでこんなに時間がかかるんだ、というのが正直なところなのだが…。レイ・チャールズ自伝のときは、同じデイヴィッド・リッツの作品なのに、比較的すいすいできて、かなりの集中で映画公開に間に合った。だが、今回は出足がちょっとおそかったこともあるのだが、それ以上に難航しているというのが正直なところ。

その理由は、まあ、いくつかあるのだが、第一に英語が難しいということがある。デイヴィッド・リッツが書いた地の文章が、彼の観察や論評、意見などがはいってきていて実に難しい。たとえば、レイ・チャールズの場合は、ほとんどレイ・チャールズの言葉を聞き書きしたと言ってもいいのだが、そのため、レイの言葉をどんどん訳していくことになる。話言葉ということもあって比較的なんとかなる。レイの言葉はわかりやすい。もちろんマーヴィンのコメントも多数あって、それはいいんだが、なにしろリッツの文が大変だ。

先日も、イギリスの詩人のところでつっかかってしまった話を書いたが、彼がインテリで教養がある分、こちらの苦労が多い。こっちは英文学など専攻してないからなあ。(苦笑) 引用も多く、それらの引用先の文献など資料に当たっていると、それでまた時間を取られる。それはそれで楽しいんだが。それだけ、彼なりの深い分析や観察があって大変やりがいがあるのだが、日本語がどうしても理屈っぽくなってしまって、何度も何度も日本語を読み直し、もっと砕けた言い方はないだろうかと考えていると、即、夜が明ける。どんぴしゃな日本が浮かんだときは、ほんとやったあ、という感じになるが、訳としては間違ってないとしても、直訳調で理屈っぽかったりすると、どうにも気持ちが浮かない。

あと、第二に僕自身の集中力が弱まっているのかなあ。(泣) ま、これは情けないと言えば情けないんだが。すぐコーヒーいれたり、たべっこ動物食べたり、ポテチに手が伸びたり、よろしくない。(笑)

今日はアルバム『アイ・ウォント・ユー』制作のあたりです。当然BGMはそれをかけながら…。

さあ、もう一息です。しばしお待ちを。

■ アイ・ウォント・ユー(デラックス・エディション)

アイ・ウォント・ユー+17〈デラックス・エディション〉\
マーヴィン・ゲイ
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■ マーヴィン・ゲイ唯一の本人語り下ろしの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、吉岡正晴翻訳監修=ブルース・インターアクションズ、2009年4月17日発売予定)

ENT>BOOK>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 01:32 AM | コメント (0)

March 01, 2009

"Divided Soul": Marvin Gaye's Biography: Why His Soul Was Divided?

【マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』予告編】

予告編。

まあ、翻訳の苦労はあるのだが、この原書は本当におもしろい物語だ。映画の予告編の如く、本の予告編を。

著者デイヴィッド・リッツはマーヴィン・ゲイ不慮の死の前4~5年をマーヴィンと一緒に過ごし、ベルギーのオスタンデにも行き、多くの時間を過ごしている。そこからたくさんの事実を集め、そうして集めた事実をジグゾーパズルのピースをはめていくようにひとつひとつ埋めていきながら、ストーリーを構築し、ヴィヴィッドにマーヴィンの真実を浮かび上がらせる。

一体マーヴィンとはどんな人物なのか。どのような性格で、何を恐れ、何に喜びを感じていたのか。神と愛についてどう考えていたのか。交錯する性と聖と生と死。自分より17歳年上の最初の妻、アンナ。そして、自分より17歳年下の二人目の妻、ジャン。彼は二人の妻とどのように接していたのか。その野心と夢はいかに熟成し、彼の猜疑心と嫉妬はどのように大きくなっていくのか。

アイドルからアーティストへの成長。社会に目を向けた世紀の傑作『ホワッツ・ゴーイング・オン』はいかにして誕生したか。対照的に性をあからさまに歌った傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』は誰に向けたメッセージだったのか。

なぜマーヴィンはこんなでたらめな生活を送るのか、なぜ彼はこんなに精神的に弱いのか、なぜ彼はライヴが嫌いなのか、なぜ彼は家に引きこもるのか。なぜ彼の心はこれほどまでにもろく、そのソウルはこんなにも簡単に引き裂かれてしまうのか。そのルーツにある幼少の頃からの父との壮絶な確執。父を憎み、しかし、最後の最後までずっと父に愛されたいと思い続けたマーヴィン・ゲイ。その愛と憎しみに引き裂かれたソウルが、父親に銃弾を発射させることになっていく。知られざる激動のそして壮絶な44年のマーヴィンの人生が明らかになる。

「セクシュアル・ヒーリング」の共同作者でもあるデイヴィッド・リッツがソウル作家として渾身のソウルを込めて書いた超力作。

マーヴィン・ゲイ、本人が語った唯一のオフィシャル自伝。マーヴィン生誕70周年、没後25周年記念発売。世界初翻訳、『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』!! ついに日本発売間近!! 

(映画の予告編みたいですね。読みたくなったでしょう?(笑))

■ マーヴィン・ゲイ唯一の本人語り下ろしの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、吉岡正晴翻訳監修=ブルース・インターアクションズ、2009年4月17日発売予定)

ENT>BOOK>Gaye, Marvin


投稿者 吉岡正晴 : 01:34 AM | コメント (0)